ユーザ用ツール

サイト用ツール


田村ゆり

田村ゆり

基本情報

tamura.jpg
本名 田村ゆり(たむらゆり)
あだ名   田村さん ゆり ゆりちゃん
英語表記 Yuri Tamura
初登場   喪69
肩書き   高校生
家族  不明
所属 原宿教育学園幕張秀英高等学校
2年4組
修学旅行4班
3年5組
名前の由来 田村龍弘

概要

原宿教育学園幕張秀英高等学校の女子生徒で黒木智子の2・3年次のクラスメイト。黒髪のおさげが特徴で、常にイヤフォンで音楽を聴いている。田中真子と親友。性格は淡白で、親友の真子以外の人物に対しあまり感情を露わにすることがなく、必要以上に誰かとつるむ事もしないので友達は少ないが、後述の喪115(後編)喪117喪123のように気遣いのできる人物でもある。その一方で、喪112喪124喪133喪134などではラフな言動も見られる。

普段は感情を露わにすることがなく表情にも乏しいが、自身が面白い・嬉しいと感じた時には自然と笑顔になれる。ただ、笑顔や嬉しいといった感情を相手に見せることを好んでいない様で、その時は誤魔化してしまう(喪117「知らない顔」、喪122)。しかし怒り、嫉妬、羞恥等により感情的になると時には手が出る事もある(後述の喪124喪126喪130(上))。

登場人物の中では一見普通の人に見えるが、喪112でチョコを作る際余り物を使ってしまおうと提案したり、喪114で智子からうんこ型のチョコを吉田さんにあげようか相談された際も「大丈夫だと思うけど」と答えたり等、普通の人からすると若干ずれた感性を持っている。また、普段の行動から周囲の人に誤解を与える場合もある(喪118岡田茜喪123小宮山琴美喪126喪132根元陽菜等)。

智子の側から見るとLINEを交換する、昼食に誘われる、一緒に下校する、友チョコを貰う等、高校に入って初めてできた友達である。

智子と共に行動することが多い事から周囲の人からは智子の友達と認識されている描写が多い(喪124の小宮山琴美と成瀬優、喪130(上)の荻野先生、喪130(下)の根元陽菜、喪137の加藤明日香)。

2年時は真子とともに何らかの委員会に入っていたことが喪95のセリフから分る。

小物を集めるのが趣味なのか自室の窓辺に小物を置き飾っている(喪121喪136)。

コーヒーと牛乳をブレンドした飲み物が好みのようで、作中でもコーヒー牛乳(喪132)、カフェオレ(喪137)を飲んでいる。

南小陽とは仲が悪く、打ち上げや教室で隣の席になっても全く会話をせず目を合わせようともしない。遠足回では真子を気遣ってか「行けば」と促しているがゆり自身は行動を共にしなかった(喪129)。よほど嫌っているのか、独白ではあるが南さんに対しては「これ」と呼称している(喪136)。

修学旅行前

初登場喪69では修学旅行の班分けのことで真子と喧嘩をしていた。荻野先生の計らいで黒木智子・吉田茉咲内笑美莉と同じ班になる。 真子と別々の班になり、班長の智子から旅行の事で相談を受けた時は、イヤフォンを付けたまま智子の方を向かずに「別になんでもいいよ…」となげやりな返事をして半ばふてくされた態度を取っていた。

修学旅行中

1日目は班のメンバーと積極的に交流を持とうとせず、真子に対して怒りも収まっていない様子だった(喪72喪73)。

2日目は智子の不用意な行動、発言により吉田さんを怒らせてしまう事が度々あり、ゆりがその度に仲裁する事になる。そんな中、何故自分がこの二人の仲を取り持ってるのか疑問を抱き、むしろ自分こそ真子との仲を取り持って貰う立場ではと考えている。地主神社で智子が神様に何か願い事をするのを見ながら今までの事を振り返り、これも何かの縁なのかと二人に興味を持ち始める。またここでえんむすびのお守りを見ている。金閣寺でも智子は余計な事を言って吉田さんを怒らせ、ついに「黒木さんって凄いバカってことだな」と智子の行動を一歩引いた目で見るようになる(喪74)。

金閣寺側のお土産物店で智子が剣のキーホルダーを選んでるのを見て誰へのお土産か聞いたところ高1の弟へのだと知る。高1にもなってと思ったが、中学の頃に男の子がお土産で木刀を買ってたのを思い出しそういうものかと納得する(喪75)。

昼食を智子が下調べをしたそば屋でとる事になるが、あまり美味しくはないと感じている。伏見稲荷神社では四ツ辻まで登ったとこで帰ろうと提案し、戻ろうとする際に頂上まで登ろうとする智子の挑発に吉田さんが乗ってしまい、それを見て「バカ!?」と思いつつも一緒に頂上まで登る事になる。途中で智子が足をくじいてしまい心配そうに見守るが、吉田さんが智子をおぶり、ゆりが吉田さんの荷物を持ちながら先へ進む事になる。頂上では凄くきれいだねと感想を述べたが、智子の「苦労して登って良かったでしょ」の発言を聞いて足をくじいた智子を置いて無言で吉田さんと二人で下山する(喪76)。しかし伏見稲荷大社の帰り道、「K・anishop」に一人で立ち寄ろうとする智子の足を気遣う様子が窺える(8巻おまけ)。

宿に戻ってからは山頂まで登った影響か疲れて眠ってしまう。部屋に訪ねてきた田中真子に起こされ、真子が地主神社で購入したお守りを手渡され仲直りしている。この時真子から3日目は一緒に行動しようと誘われるが、思うところがあるのか何か言おうとした際に智子と吉田さんとで一悶着ありうやむやになっている。夕食時間が終わっていることを知り、3人でコンビニに夕食を買いに出かけるが荻野先生に制止される。事情を説明すると荻野先生の引率であれば良いということになり、3人で夜のコンビニに夕食を買いに出かける。ホテルに帰り際、荻野先生に吉田さんと共に呼び止められ、修学旅行後も智子とは仲良くしてやってほしいと頼まれる。その後智子が有料チャンネルのカードを1000円で購入した話を聞くが、お金の事よりそれは変な番組とかを見る為のカードではと指摘する。結局カードを使っても機器が反応しなかったが、智子がリモコン操作をしている最中テレビ画面の方を見ていた(喪77)。

3日目喪79の自由行動時では一人になってしまったと誤解して先に出かけてしまった智子を探す。昨日の夜に嵐山に行くと言ってたのを覚えており、嵐山に行き智子と合流し以後共に行動するようになる。ここで智子と連絡先を交換をしている。この後智子が予め選んでおいた店で昼食を取るが、ここでも美味しくないと感じている(喪124)。

修学旅行後

旅行後は登校時に智子や吉田さんに興味を持ち、交流を深めていく。

修学旅行後の登校日の朝に学校で智子に声をかけている(その際イヤホンを外しており、挨拶後に耳にはめている)。昼には智子を誘い真子と3人で昼食となり、MisDoの袋からドーナツを取り出して食べている。次の日の登校時には智子、吉田さんに声をかけ、智子が喫煙者として振る舞っている所を荻野に見つかり注意されるのを見て「旅行中から思ってたけど黒木さんって本当バカだよな……」とより一層感じている(喪82)。

喪84の「コミュニケーション力」では昼食時の智子の「ペ●ス心理学」の発言に驚いている。「イメージ」では智子の吉田さんへの不用意な発言を聞いて驚いているが、特に仲裁している様子もなく吉田さんが智子を校舎裏に連れて行った時も行動を共にしていない。ただ女子生徒らが吉田さんのその時の様子を語り明かしていた時は困ったような表情を見せていた。

体育祭では智子、真子、吉田さんと一緒に見学している様子が窺える。借り物競走から戻ってきた智子に声をかけている。騎馬戦では真子、吉田さん、二木さんと組んでいる。グループを組む時に智子が見当たらず代わりに二木さんが加わったようだ。後に智子を見つけたが今更二木さんに降りてくれとも言えずこのまま参戦している(喪86喪87喪889巻おまけ)。

智子にクリスマスの過ごし方を聞かれて「今年は家かな」と答えている。去年は真子とクラスの何人かで遊んでいたとも発言している(特別編5)。

喪95『気になる建物』では智子と吉田さんとの3人で登校中に、吉田さんが昨日この付近でUFOみたいな建物を見かけ、あれ何だろうなと語った事に驚いている。智子が「ラブ…」と言いかけたのを遮り「吉田さんわかってないから夢こわさないであげよ」と適当にごまかす。『印象』では智子の自販機の釣銭を漁ってた際の言い訳に「もう黒木さんのことはわかっているから」と返している。智子の性格、行動を理解するまでに至っているようだが、後のエピソードでは「ゆりのまだ知らない智子」が窺える(喪127喪137等)。

喪99では最後のコマで智子、真子から届いたメッセージを見てお互いの事を全然わかってなさそうと分析している。

バレンタインデー当日に智子から真子からの友チョコについて相談を受け、お返しについて問いかけられたが自身もお返しをした事が無く逆に返した方がいいのか問い返している。その後のお返しのチョコを一緒に作る事になり、調理室で小宮山琴美井口朱里を見かける。琴美と朱里が会話しながらチョコを作っているのを見て、「無理して話さなくていいから私は楽だけど、黒木さんはどう思ってるんだろ?」と智子との関係を意識するようになる。更に真子以外の人と放課後何かするのは久しぶりと過去を振り返っている。自分の作ったチョコを「友…達はするんでしょこういうの?」と言いながら智子に渡し(喪112)、後日真子にも手渡している(喪114)。

卒業式の準備の際に鼻をすする智子を見て「泣いてるの?」と尋ねるが花粉症だと返されて「ああ…だよね」と納得しているが(喪115(前編))、帰り道で真子が智子に今江恵美の事を訪ねた際、智子が何かを思い出し立ち止まり鼻をすすっているのを見て何かを察し、真子がティッシュを渡そうとするのを制止する。(喪115(後編))

喪117内笑美莉が(仮病ではあるが)「足がしびれて動けない」と言った時は肩を貸す等している。その際うっちーに舌打ちをされ激怒している。

喪118では智子と吉田さんが険悪な状況の時に二人の近くで様子を窺っており(吉田さんの度が過ぎた際に仲裁するのが目的と思われるが)、誤解ではあるが岡田さんにいじめを傍観している奴と悪い印象を与えている。事情を説明しようとするが吉田さんに止められる。

智子と吉田さんと交流を深めるにつれ、真子を含めて大切な親友と思うようになり、クラス替えで別々になる寂しさから喪120では少しでも一緒にいたいと思うようになる。

3年の田村ゆり

3年の始業式の日(喪122)には3人の友人たちと同じクラスになった事を一人喜ぶが笑顔を隠してしまう。彼女らの前でも「いや別に夢じゃないから」とクールに振る舞っている。

黒木智貴が3-5に弁当を取りに来た際に智貴から自己紹介を受け、智子が弟が来る事を楽しそうに話してたのを思い出し、二人を合わせるべく帰ろうとする智貴の袖を掴んで引き止めるが、特に話す事が無いのでそのまま黙ってしまう。その時の様子を小宮山琴美に見られ、琴美に心の中でメスブタ呼ばわりされる(喪123)。尚智貴とは卒業式後に校内ですれ違っており、ゆりは一瞬智貴の方へ振り返っているがお互い記憶に無いようである(喪116)。

喪124では智子と成瀬優が「もこっち」「ゆうちゃん」と呼び合ってるのを見てゆりと智子しか知らない修学旅行中の話をしてしまい周囲を困惑させる。見かねた真子にトイレに呼び出されその様子を南さんみたいと告げられると怒って真子の腕を叩いてしまう。帰り際に真子が成瀬優について「すごくいい人だね」と感想を述べたのに対し、「そうだね、私や黒木さんと違って」と返答している。

概要でも述べたが3年になってからは智子と共に行動することが多い事もあり、周囲の人に智子の友達と認識される描写が多くなる。

遠足

喪125では一旦別れた吉田さんと再会し、彼女の顔が腫れているの見て心配する。その様子を見ていた根元陽菜に吉田さんと友達であると認識される。

ジェットコースターのような乗り物が苦手なようで、恐怖で目を瞑ったり降りた後も顔を蒼ざめながらも2度も一緒に乗っている。喪129でも、スタージェットのような乗り物に乗った後ベンチで休んでいる描写がある。またスプラッシュコースターで前の席で智子とネモがあだ名で呼び合っているのを目撃した際はネモをもの凄い形相で睨んでおり、隣のうっちーの腕を抓っている(余程の力だったのか、コースター落下の際にうっちーは泣き叫んでいる)。その後ゆりの様子を心配した智子に「ねぇ、ねぇ」と呼びかけられた際には「私の名前『ねぇ』じゃないけど?」とキレた顔で返答している。(喪126

喪127ではコワリィッチに質問される事を恐れてか震えている。智子が狸寝入りでやり過ごそうとするのを見てそれに倣うことにする。 ところが「唄っていない観客」をコワリィッチがターゲットに選ぶのでそれを回避すべく智子が唄い出したので、予め示し合わせた訳でもないが「ずるい、抜けがけした」と感じ、智子は自分と違うと考えながらうつむきがちになる。だが、それに気付いた智子がゆりの左腕を掴みながら「嘘でいいからやれ!」と言われ唄い始める。 最初は恥ずかしがってなかなか声が出なかったが、やがて智子と共に自然と手拍子しながら唄える様になっていく。 (この時真子はゆりがはしゃいでいる姿を見るのは初めてだと思っている。) 歌いきって指名を回避できたかと思えたが、特に元気よく唄っていたのが印象的だったのか結局ターゲットにされてしまう。コワリィッチに話しかけられ名前は言えたものの、そっけない対応をしてしまう。 アトラクション終了後、智子に「黒木さんのせいで大変な目にあった」と愚痴をこぼすが、智子から反論され口論になる。そこに上機嫌で2人の間に割って入ってきた吉田さんからも「お前ら」と話しかけられ、その呼び方に何かを感じたのか智子に自分の名前を問いかける。「ゆりでしょ?」との返答を受け、智子のお陰で吉田さんが楽しそうにしており、自分のためにやってくれたことにも感謝の意を伝え、「じゃあもういいや」と明るく振る舞う。

喪128のショート回では吉田さんから夜のパレードの参加を提案され「遠足(午後)4時で終わりでしょ?」と指摘するが、「そんなの再入場に決まってんだろ!!」と主張する吉田さんに対し「え!?」驚く。それを受けて「入らないのか?」と寂しそうな吉田さんに真子と共にフォローする。その他、智子と根本陽菜がハートポーズの写真を撮っているのに気付いた際はクマの左腕を握ったり(着ぐるみのクマが痛がる程である)している。

真子、うっちーと一緒に行動してる時に、南小陽が一人で寂しそうに歩いているのを目撃する。心配そうに見ている真子に「行けば」と促し、真子に「ゆりも」と誘われるが断っている。この状況を見ていたうっちーから「いいの?」と問われるが、「私は仲良くないから」と返答している。その後うっちーが雌猫の間グループと合流し戻る際雌猫(三つ編み)から「田村さんも来る?」と誘われるが、「待たせている人がいるから」と誘いを断りうっちー達を見送る。誰もいなくなった後ため息をついてから仲間のところに戻る(喪128喪129)。

喪130(上)では吉田友人たれ目が吉田さんを気遣ってか別々に行動しようとしたところで、吉田さんにあの人たちと一緒に行ってと促し、智子と2人で行動する。2人きりになり場の雰囲気を盛り上げようとする智子の発言に対し「うん」と返事してしまうが、冗談だと気付き「……これでもう私達に邪魔は 入らないね」と冗談で返すが、「へ?」と虚を突かれた返事をされてしまい、思わず赤面してしまう。智子がごめん無理をさせてと謝るも、恥ずかしさからか智子に思わずひじ打ちをしてしまう。その際の会話で「無理してないよ」「(乗り物に)びびってないよ」と強がっている。智子の提案でmilkハントのアトラクションでカップに乗る事になる。穏やかな雰囲気の中、景色を見入ってるようであり「私はこれが一番好き」と感想を述べている。その後みやげ物店で智子からキーホルダーを貰い、嬉しそうな表情で「ありがとう」とお礼を言う。

喪130(下)ではパレードの場所取りをしようと一人で移動し待つ事にするが、その場所はパレード後の花火を観覧する場所であり後から来た根元陽菜にその事を告げられる。ネモと2人でパレード終了まで待つ事になるが、そこでネモから「私の事嫌い」と問われ「別に嫌いでもない。好きでもないけど」と答える。さらに「これからはゆりが嫌いでも絡んでいく」と宣言され、「別に嫌ではないけど」と受け答える。ネモから智子がまたキーホルダーを購入しに行った事を伝えられ「…バカだな」と答えている。その後皆と合流し花火を見る事になるが、少し離れた場所でこちらに向かって手を振る田中真子を見かける。

喪131では帰りの電車でイヤホンをしているが、ネモがいる側のイヤホンを外している。また智子が加藤さんにキーホルダーのセットを渡そうとする際には冷静な表情でそれを見ている。

遠足後

喪132では智子の少女漫画への見解に対し同意をして真子を驚かせている。ネモが智子を探しているのを聞き智子がいる場所に向かうが、そこで智子、吉田さん、平沢雫の3人が座っているのを見かけ、智子にネモが探している旨を伝える。その際平沢さんを一瞥するが、彼女の自己紹介を無視してしまう。その後ネモが合流し「場所を知ってるんなら教えてよー」と問われるが、「私に聞いてるって思わなかったから」と返してしまう。ネモが智子を次の日の昼食に誘い智子が了承した際には智子に「明日から私達じゃなく根元さんと食べるの?」と問いかけ、ネモがまこちゃんや田村さんも来ればとの提案に「いい」と返している。

ネモの誘いを断わったが当日は智子達の隣のテーブルで昼食を取っており、真子の誘いで来たと述べている。ネモに自分は智貴を知っている、成瀬さんとも話した事がある等色々アピールをしており、智貴にさわったことがあると話したところ小宮山琴美に「どこさわったんだおい!!」と怒鳴られ一瞬驚いている。智子が琴美を「私の友達に気持ちの悪いからみかたすんなよ」と窘めた際の言葉を聞き、「私の友達…」の部分を思い浮かべている(喪133)。その後琴美と吉田さんとで喧嘩になってしまい真子が止めようとしたが、やりすぎることはないと伝えネモに智子との仲をアピールしている。この時のゆりの注文したパスタを見ると真子のに比べ殆ど減っておらず、食事を取らずにネモにアピールし続けている様である。吉田さんが食堂を出て行った時もまだアピールを続けており、真子に「吉田さん追いかけるよ!」と言われる始末である(喪134)。

喪135では智子の後に登校し、イヤホンを外して後の様子を窺っている。

智子が真子に貸した漫画に興味を持ち借りるのだが、何度読み返しても涙が出る程の感動が得られず自分は智子や真子、吉田さんとは違うと落ち込んでしまう。隣で真子が南さんに同じ漫画を貸して読ませたがつまんないと感想を述べるのを聞き、南さんと同様の感性に「これと同類」とショックを受け、智子の事を勝手に分かった気になって自分と同じと思い込んでいたが、智子達の事を分からないと同時に誰も自分の事を分からないとさらに落ち込む。その時智子が貸した本について「(ゆりが)そういうの好きそうじゃないかな」と言い、自宅から違う本を持ってきてゆりに薦める。智子の行為にゆりは涙を浮かべたが本人は「(涙目に)なってないよ」と否定する(喪136)。

智子から加藤さんの誘いを受けるかを聞かれ「私行かなかったら黒木さん行かないの?」という質問に智子が「そこまで乗り気じゃないが……」と答えたので真子と吉田さんも誘ってみると提案する。しかし真子や吉田さんは用事があるので「私が行かなかったら黒木さん困るでしょ」を理由に一人で行くことになった。ところが実際行ってみると智子はヘラヘラと浮かれており、その様子を見て手が出そうになる。「乗り気じゃないって言ってたくせに…」と思いながら寂しそうにしていると、岡田さんから何を注文するか聞かれカフェオレを注文する。その際、2年次に誤解からゆりを悪く言ってしまった出来事(喪118)を切り出され、詫びようとしていた岡田さんにもういいよと答えている。智子が加藤さんやネモから大学見学に誘われた後に智子をトイレに呼び出す。智子に高校2年の下校時に「自分と同じ大学に行く」と言ったことを覚えてる?と尋ねる(智子にその覚えはなく、下校時に智子が「家から近くでそんなに勉強しないで入れる所」と言ったことに対してゆりが「……私も同じかも」と返したのが真相である)。智子から近くの適当な大学でも見に行くかと持ちかけられ、その誘いにOKするがついでに加藤さんと出かけるための服選びに付き合ってと頼まれ、無表情で「一人で行けば?」と冷たく返す(喪137)。

喪138では智子と二人で千葉西大学へ見学に出かける。この回の主要人物は智子とゆりの2人のみで、2人の心境を交えて物語が展開されている。ゆりの行動、心境についても喪138の記事に記載された内容と終始一致するので詳細はリンク先を参照下さい。

喪139では智子の空想ではあるが大学生と思われるゆりが喫煙をしている。

登場回

本編外での登場

友人

黒木智子 田中真子 吉田茉咲

内笑美莉とは肩を貸したのに舌打ちされたり(喪117「密着」)、ジェットコースターで「つまらなかったー」と言われたり(喪126)で度々激怒しており、またゆりの八つ当たりではあるがうっちーの腕をかなりの力で抓って痛い目に会わせたり(喪126)等お互い仲が悪いようにも見える。しかし真子が南さんの方へ向かう際に「いいの?」と問われ、その際「私は仲良くないから」と受け答えていることから(喪129) 2人の間ではそれなりの関係が築けているようである。

根元陽菜とは喪130(下)でネモとの会話から智子を共通とした友達の友達という関係になっている。

補足

修学旅行や体育祭などで積極的に智子や吉田さんとの交流を深めようとする描写が散見されるためか、読者の間で人気が高く、各種アンケートで上位にランキングされる事が多い。

智子と行動を共にすることが多い事もあり、前述の本編外にも登場している。

研究ノート

智子との関係

当初は真子以外に友人がいないことからぼっちの気があると思われる。だが、そのぼっちの在り方が智子とは異なる。智子の場合、ぼっちを解消しようと行動を起こすが空回りをしてしまい周囲から奇異の目で見られ、その結果ぼっちとなっている。一方ゆりの場合は必要以上に誰かとつるむ事をしないのが影響し、真子以外の友達がいない状態である。現に登場回でも一人でイヤホンを付けて音楽を聞いている、智子が真子、吉田さん以外の人と会話してると、その話の輪に加わらず一人になってしまう描写を多く見かける。

智子からするとゆりと関係を築けた事で、以降周囲との関係を冷静に見直す機会が増え、嫉み、恨みといった感情が少なくなり(喪82喪97)、徐々に周囲との関係も築けるようになっていく。また智子からゆりに話しかけることが増え(喪97喪107喪112喪123「弟が来るんだ」)、ゆりの行動や発言等を意識するようになる(喪112「こいつも友達いないだけことはあるな・・・」「いいのか?」、喪124「あだ名があればいいけど、あいつ友達いないからな・・・」、喪125「こいつよく断れんな・・・」、喪127のコワリィッチのアトラクション、喪130(上)での2人きりのシーン、喪130(下)でゆりがいなくなった時)。これらの過程を経てゆりとの交友関係が深まっていく。

初めて会話した以降(喪69)、現在(喪133時点)に至るまで智子はゆりを一度も名前で呼んだ事がない。喪124で「今さら田村さんって呼ぶのもな」「あだ名があればいいけど、あいつ友達いないからな…」と思い浮かべてはいるが、今のところ「ねぇ」「お前」に留まっている。それでも喪133の智子の発言「私の友達に気持ちの悪いからみかたすんなよ」から智子はゆりを友達と認識している事が窺える。

一方、ゆりについては智子、吉田さんと親しくなり真子の他に友達ができるようになる。智子と一緒にバレンタインの友チョコを作る時に智子との関係を意識するようになり、チョコを渡す際には智子を友達と認識している様子が窺える(喪112)。

打ち上げの際も4人で過ごしたいという思いが強く、離れ離れになる事の寂しさを覚えるようになる(12巻おまけ喪120)。

元来友達が少ないこともあってか智子が他の友達と親しくしていると嫉妬のような感情を抱くようになり(喪124喪130(上)喪132)、時には誰かに八つ当たりをしたり(喪126)、他の友達に対し自身の優位性を示す行動が増えていく(前述の喪124喪133喪134)。

このように友達になる事で、お互い欠けていた「何か」を得るような関係になっていったとも言える。

吉田茉咲との関係

吉田さんはその容姿、普段の行動等からクラス内の女子から敬遠されている節があり、その結果クラス内ではある意味ぼっちとなっている(喪69喪84喪114)。

吉田さんからすると、智子、ゆり、真子と関係を築いた事で一緒に行動することが増え(喪79喪87喪889巻おまけ等)、他のクラスメート、智貴とも会話するようになり交友関係が広まっている(喪116喪123智貴との会話(特に喪123では智貴をコゾーと呼んでいる)、喪120岡田茜との会話、喪125)。また智子らを気遣う場面も見受けられる(喪98喪115(後編)喪120打ち上げ後の帰り道)。

ゆりからすると修学旅行から吉田さんと交流を深める事でで彼女の事を十分な程理解するようになり(喪95で建物の正体を明かさなかった事、喪119のゲームセンター内の会話等)、彼女を心配して気遣うようになる(喪106成人式②、喪125吉田さんの顔が腫れているのを見て)。

遠足回で吉田さんが吉田友人たれ目麗奈の2人と再会し仲直りした時も、いつもの4人でいる事より吉田さんと彼女たちとの仲を優先させ一緒に行ってとお願いしている(喪130上)。

おそらく彼女の事も智子同様「無理して話さなくていい」気心の知れた友達であると考えている。

田村ゆり.txt · 最終更新: 2018/08/16 01:53 by anonimo