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喪135

喪135

モテないし仮面【キャラ】をかぶる

基本情報

収録巻
英題

あらすじ

ある日の夜、黒木智子は自宅でとあるアニメを観ていた。高三になり中二思想が薄れてきたことを自覚していた智子だったが、登場人物が制服を個性的かつお洒落に着こなしているという理由でそのアニメは気に入っており、高校生活のうち一度ぐらいは自分もそのような格好をしてみたいという願望を抱いていた。

教室に着いた智子は、今更そんな恰好をすれば遅めの高校デビューみたいでイタいかなと思っていたが、あいさつしてきた隣の席の根元陽菜がパーカーを着ているのはオタなので意識しているのかなと分析していた。根元さんとの会話で智子は、アニメを見て制服を変に着るのがいいなという理由でパーカーがいいなと思ってと伝えた。相変わらずかみ合わないアニメ趣味話を経て、根元さんは清田良典と会話している和田くんを例に挙げて「制服にパーカー」は定番だと話すが、智子は根元さんが「てっきりアニメキャラの真似してるのかと」と返し、たまにオタくさい・芝居がかった中二っぽいしゃべり方になると指摘した所、根元さんの表情から笑みが消えてしまい、否定しようとして具体例を挙げる様に求めると、智子は「クロってあだ名は中二の女の子っぽいと思った」と言ってしまう。それに対してムッとした様子の根元さんは「これからは黒木さんって呼ぶよ」と告げただけでなく、あの時(遠足)から自分のことをあだ名で呼ばない点を指摘し返した。根元さんの前の席から田村ゆりが様子を窺う中、智子は心の中のあだ名だから実際に口に出すとなれなれしいからかなと答え、会話の軌道修正を図るべくあらためてパーカー類を自分も着たいと思っていて、どうやって選んでいるのかなと根元さんに尋ねた。

一瞬の間ののち、根元さんは自分のパーカーを智子に試着してもらい、着こなしの参考にしてもらうために加藤明日香から借りたファッション雑誌を智子に見せた。こういう雑誌は男子にモテるために見るものだと思っていた智子に対して根元さんは「男のオタクみたいな発想」と返し、女子のファッションは別にモテるためにやっているわけじゃないということを、具体的な例として流行のメイクを挙げながら智子に説明した。そのことをふまえて自意識過剰はやめて好きな格好で来たらとアドバイスする根元さんに、智子は「私がこういう格好してきたらイタいだろ」「いやダサかったら笑うだろ?」と躊躇するが、根元さんは「笑わないよ絶対」と智子に約束した。その日の夜、智子が自宅でゲームをプレイしていると自分のスマートフォンに知らない番号から電話がかかってきた。電話に出た智子は顔を赤らめながら事情を確認した後、電話の相手と翌朝に会う約束をした。

翌朝、根元さんが教室に入ると智子の服装が昨日までとは違うことに気付いた。コーデを見ようと智子の所に来た根元さんが目の当たりにしたのは…メイクアップされた智子だった。黒木智貴のジャージの上着を着た智子と会話しつつ、今にも吹き出しそうになる根元さんだったが智子に約束した手前もあり、必死に笑いを嚙み殺そうとしていた。そこに加藤さんが現れ、智子がお洒落したいと話していたことを聞いていたので智子に早く学校に来てもらってメイクを施したと根元さんに説明した。昨夜智子に電話をかけてきたのは加藤さんだったのだ。しかし、根元さんは心の中で「余計なことを…」と思っていた。智子は高校生活中一度はこういう格好をやっておきたくて、そのタイミングは根元さんが隣の席にいるうちに、と思っていたことを根元さんに明かすが、肝心の根元さんは加藤さんのメイクで笑ってしまいそうになる事態に追い込まれていたため、智子がいいことを言っているとは感じたものの全然(頭に)入ってこなかった。

大きい鏡で身嗜みを確認しようと教室を出た智子を偶然見かけた南小陽田中真子の所へ行き、大声で智子の着こなしを馬鹿にしていたが、それを聞かされていた真子は困惑していた。やがて自分が施したメイクまで馬鹿にする様に笑いだした南さんを無言で見つめる加藤さんの傍らで根元さんは「よかった……笑わなくて……!」と安堵するのであった。

登場人物

名言

誰やねん……(黒木智子)

いや 私のことそんなにイタい人だと思ってたの(根元陽菜)

あっでもクロってあだ名は中二の女の子っぽいと思った(黒木智子)

ちょっといい匂いしたから……男子中学生なら勃起してるね へへへ……(黒木智子)

笑わないよ絶対(根元陽菜)

いやまぁ化粧はともかくこういう格好は高校のうちに一回くらいはやっときたかったからな(黒木智子)

補足

本話のサブタイトルである「仮面」は智子のお気に入りアニメの元ネタでもある「ペルソナ」というワードにかかっていると思われる。更に補足すると、ペルソナとは元々古典劇で使われていた仮面のことであり、そこから現代では心理学用語としても用いられているが、具体的には仕事用・遊び用・家族用・恋人用…という具合に、「TPOや周りの人間に応じて作った別の自分」を指している。

根元さんが言及していた魔法少女サ●トの元ネタは『魔法少女サイト』と思われる。同作品の作風を理解すると、アニメに関して「戦ったり死んだりするのは全部好きじゃないかな」(喪97)と認識している根元さんが「私はアレ嫌いだけど」と発言することに納得が行くものとなっている。

智子が着用していた智貴のジャージの上着は、3本線のライン及び左胸のロゴマークからアディダス製だと思われる。ちなみに同社はサッカー日本代表のユニフォームも制作している。

研究ノート

和田くんについて

遠足編(喪125)で初登場後、本話で苗字が判明した和田くんだが、喪4で登場した智子1年次のクラスメイトと特徴が酷似していることから一部ファンからは同一人物ではないかという意見も挙げられているが、断定できる情報が現時点では見られないため、本サイトでは別人として扱うこととする(和田くんのページも参照のこと)。

加藤さんのメイク

智子は以前にも加藤さんにメイクを施された事がある(喪106喪109(正確にはネイル))。特に喪106ではそのメイクをネモが見て笑いを堪えている。

外部リンク

喪135.txt · 最終更新: 2018/10/04 20:16 by 110.165.128.158