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喪127

喪127

モテないしのる

基本情報

収録巻 13巻
英題

あらすじ

引き続き遠足回。

冒頭、遠足当初の時間帯に遡る。吉田茉咲黒木智子達に断りを入れたあと、吉田友人たれ目麗奈と行動を共にしていた。吉田さんが最初に案内したのは「田舎のパンダ合唱団」というアトラクションだったが、麗奈はどことなく不満げな感じ。結局、今ならほぼ貸し切り状態だと主張する吉田さんの強い要望で入ることになった2人だが、観客はたった3人のみというまさしく貸し切り状態であり、吉田さん一人が楽しんでいた。不機嫌そうな麗奈が手拍子を拒否したことで微妙な雰囲気になっていく中、盛り上がりを見せる場面で麗奈がパンダについて暴言を吐いてしまったことで、イライラを募らせていた吉田さんは麗奈の顔面を殴ってしまう。たれ目さんが仲裁に入ろうとするが、2人の関係は一触即発の状況に…。

…そして再び現在。顔にできたキズを掻いていた吉田さんは田中真子の呼びかけで我に返った。吉田さんは、昼のパレードまでの空き時間を利用して「meeting kowarith!(ミーティングコワリ(ィ)ッチ)」というアトラクションに5人を案内する。どんな内容なのか疑問に感じた智子だったが、「コワリィッチ」というキャラクターが観客一人一人に質問しながらコミュニケーションを図っていくというものだった。

メンバーの中で一番最初にコワリィッチに話しかけられた根元陽菜が関西ノリでツッコミを返す様子を見ていた智子は、大阪のあるテーマパークを引き合いに出しつつ心の中で更にツッコんでいたが、隣の田村ゆりが震えていることに気付く。続いて二番目に話しかけられた内笑美莉はコワリィッチの「彼女になって」という問いかけに「好きな人 いる」とクールに返していた。このままだといつか自分の番が来そうだと危惧していた智子は狸寝入りでやり過ごそうとし、智子ならそうするだろうと感じ取ったゆりもそれに倣うことにした。

コワリィッチと一緒に歌を唄う場面でも狸寝入り状態の2人にイラつきながらも大きな声で唄う吉田さん。そんな中、まるで2人を見透かしたかの様に「唄っていない観客」がいることに気付いたコワリィッチは子供連れの父親をターゲットに選んだ。そんな状況に覚悟を決めた智子が手拍子をしながら唄い出したことで抜けがけされたと感じたゆりは、智子は自分と違ってこういうことができる人なんだと考えながらうつむきがちになってしまうが、それに気付いた智子はゆりの左腕を掴みながら「嘘でいいからやれ!」と伝え、歌に参加させようとしていた。それでも恥ずかしがってなかなか声が出なかったゆりだったが、智子からのゲキもあってか、やがて自然と手拍子しながら唄える様になっていた。そして、絶対やらないであろうゆりがはしゃいでいる姿を見るのは初めてだと思う真子。

コワリィッチはアトラクションの最後に、特に元気よく唄っていた智子・ゆり・吉田さんに感謝していた。コワリィッチに話しかけられ名前は伝えたものの、そっけない対応に終始したゆりは終了後、智子のせいで大変な目にあったと話していたが、少し前からゆりの機嫌が悪いと感じていた智子は「お前が…」と呼びかけつつ大声で反論していた。そこに上機嫌で2人の間に割って入ってきた吉田さんからも「お前ら」と話しかけられ、何かを感じるゆり。智子に自分の名前を問いかけ、返答という形で名前を呼んでもらったゆりは、智子のお陰で吉田さんが楽しそうにしており、自分のためにやってくれたことにも感謝の意を伝え、「じゃあ(これまでの態度は)もういいや」と明るく振る舞うのであった。

登場人物

名言

好きな人 いる(内笑美莉)

ヒナもー エミリーもー かわいいー(コワリィッチ&黒木智子)

もっと本意気でやれよ!! 今恥かくのと 後で恥かくの どっちがマシだよ(黒木智子)

黒木さん 私の下の名前 知ってる?(田村ゆり)

補足

本話の冒頭にて吉田さんが智子達と別行動していた時の様子が描写されたことにより、再会時の様子に至るまでの状況が明らかとなった。また、左ほほに描かれている模様らしきものがキズであることも判明し、麗奈との乱闘時に負ったキズであることが窺える。吉田さんに顔面を殴られた麗奈も手当が必要なほどのキズであったことがに判明している。

うっちーは喪112にて判明した苗字に引き続き、本話にて名前が「笑美莉【えみり】」と判明したことでフルネームが明らかとなった。

コワリィッチの元ネタはスティッチであり、日本では2008-11年にテレビアニメがゴールデンタイムで放送されたこともあった(途中キー局変更および中断期間あり)。

本話に登場したアトラクションの「田舎のパンダ合唱団」は「カントリーベア・シアター」が元ネタと思われ、機械仕掛けである18頭の熊達が「人間顔負けの名演技、名演奏を披露」(公式サイトの紹介文より)するという内容である。ちなみに同アトラクションの定員は306名1)

同じく「meeting kowarith!(ミーティングコワリ(ィ)ッチ)」は「スティッチ・エンカウンター」が元ネタだと思われる。アトラクションのエントランスなどは同じくスティッチが登場する「魅惑のチキルーム:スティッチ・プレゼンツ“アロハ・エ・コモ・マイ!”」の要素が入っている。また、本アトラクションの名称についてはガンガンONLINE初出時に看板のみ「ィ」のカナを抜いた「コワリッチ」とルビがふられていたが、記載ミスだった様で単行本13巻収録時に「コワリィッチ」と修正されている。なお、本ページではガンガンONLINE初出時準拠として便宜上カッコ付きで記載している。

智子がゆりに発していた「本意気」という単語は辞書に載っている日本語ではないが、元々は舞台用語である「本息」(本番と同じ調子で行うことという意味)から来ているという説がある。

うっちーが後に雌猫の間グループと合流した際(喪129)の後日談として、再び「meeting kowarith!(ミーティングコワリ(ィ)ッチ)」に参加する様子が単行本13巻おまけ「喪129その後…」にて描かれている。

研究ノート

外部リンク

1)
仮に本話の「田舎のパンダ合唱団」も同様の定員だった場合、吉田さん達は本当に貸し切り状態の中で観覧していたことになる
喪127.txt · 最終更新: 2018/07/21 15:36 by syumote