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喪131

喪131

(モテないし)帰るまでが遠足

基本情報

収録巻 13巻
英題

あらすじ

遠足編の完結と後日譚を描いた短編回

モブとサブキャラと主人公

初芝くんは、漫画の資料となる女子の写真をあらかた撮影し終えて遊びに行こうとしていた漫画研究部員達と別れ、一人熱心にスケッチに取り組む。黒木智子達のグループが通りがかった時、初芝くんは智子が1年次の美術の居残り授業でスケッチした相手だった(喪9)ことに気付く。その当時は似顔絵を描く自信がなかったのでモブ顔に逃げてしまっていたが、(経験を積んで)2年経った今なら描けるはずだと自らを振り返る初芝くんは改めて智子をスケッチし、あわせて智子と一緒に歩いていた田村ゆり根元陽菜内笑美莉(うっちー)もスケッチに収める。

昼食後に行動を共にするようになった田中真子南小陽だったが、自分の身に付けていた「耳」に興味を示す南さんの様子を見ながら、南さんが元気になったことに安堵する真子。そして二人が耳を買いに行く途中、相も変わらず園内人物のスケッチに励む初芝くんのそばを通りがかる。普段の調子を取り戻した南さんは初芝くんがスケッチしていた絵を見かけて悪口を言いだした。「で…でも すごく上手かったね」とフォローに入る真子をよそに南さんの悪口は止まらなかったが、最終的に初芝くんに聞かれたと思い、どうすれば南さんがいい子になるんだろと考える真子を連れてその場から逃げ出した。その時初芝くんのスケッチブックに描かれていたのは、まるでペットの様に真子に繋がれていた南さんの姿だった…。

つながり

花火の打ち上げも終盤に差し掛かった頃、智子の隣で花火を眺めていたうっちーが自分を捜す雌猫の間グループの声を聞き、彼女達の元へ戻ろうとすると、うっちーからいつも何かしら渡されてばかりなのでたまには自分から渡さなきゃと思った智子からモーさんのキーホルダーをプレゼントされた。

…後日、うっちーは3年4組の教室の自分の席から外を眺めていた。その様子を不思議がった宮崎さん雌猫(前髪ぱっつん黒)はうっちーに、これまではいつも休み時間になるたびにどこかへ出かけていたけど今日は出かけないのかと尋ねるが、うっちーは「もう必要ないと思ったから」と返答し、(智子と)離れていても会えなくても(キーホルダーのおかげで)つながっているのがわかっているからだという理由を説明したが二人は理解できない様子だった。そしてうっちーのかばんには智子からもらったキーホルダーが付いていた。

うっちー達が会話していると、加藤明日香加藤班(そばかす)から借りていた英和辞典を返しに4組へやってきた。うっちーが加藤さんのポケットから覗くキーホルダーに気付いて話しかけたところ、笑顔で「黒木さんからもらったの」という返事であった。智子と「つながっている」証である(と思い込んでいる)キーホルダーを自分以外にももらった人がいることを知らされ、しかも加藤さんはスマートフォンに付いていたバンガーリングに3個もくくりつけているのを目の当たりにしたうっちーは、目を見開いて驚く。チャイムが鳴り加藤さんが去った後もうっちーは外を眺めていたが、思い浮かべていた智子の顔がみるみるうちに遠ざかっていった…。

のめりこむ

上記「つながり」で加藤さんがキーホルダーを3個も持つに至った経緯。花火からの帰り、JR京葉線の車内で座っていた智子に睡魔が襲ってきた。そしていつのまにか寝てしまっていた智子は、加藤さんからの呼びかけで目を覚まし、加藤さんに膝枕してもらっていて、更に寝ていた時に出てしまったよだれを加藤さんの左太ももに付けてしまったことに気付いて必死に謝り、よだれを拭き取ろうとしていた。

しかし加藤さんは文句一つ言わず、それどころか笑顔で「色々あって疲れちゃった?」と智子を気遣った。その対応はお母さんを通り越し、かつて憧れたこともある嬢のNo.1(喪28)のそれではないかと感激した智子は、実はキーホルダーが3個一組だということを明かし、加藤さんにセットごと渡そうとしていた。一度は「(さっきもらった)一つで充分だよ」と更に気遣いを見せた加藤さんだったが、どうしてもという智子の申し出に応じて3個一組になるように2個だけをもらおうとしていたその時、智子からキーホルダーを1個しか受け取っていないゆりと根元さんは冷ややかな目つきで二人の様子を眺めていた…。

登場人物

名言

あの時は似顔絵を描く自信がなかったからモブ顔を描いて逃げた……あれから2年……今ならモブ顔に逃げない ちゃんと描けるはずだ(初芝くん)

うわっきも さっきのデブ見た?女の絵描いてた ネズミー来てなにやってんだって感じだね(南小陽) 

どうしたらいい子になるんだろう…(田中真子)

離れてても会えなくてもつながってるのわかるから(内笑美莉)

人のよだれにみじんも嫌な顔しないとか…… こんなのお母さん通りこしてNo.【ナンバー】1の対応だろ!!?(黒木智子)

補足

本作品のサブタイトルは、連載開始以来必ず頭に「モテないし」と付けられていたが、本話は初めて付けられなかったエピソードとなったことによりファンの間で波紋を呼んだ。しかし、更新日当日の16:54にアップロードされた作者のTwitterアカウントからのツイートにて「サブタイトルのモテないしつけるの忘れた」とコメントしていたことで、単なる付け忘れだったことが判明している。その後、単行本13巻収録時に「モテないし」が付与され、通常通りのサブタイトルとなった。本ページでは前述した事情から、ガンガンONLINE初出時準拠である表記に便宜上括弧書きでモテないしを付与している。

本話の「つながり」にて加藤さんがスマートフォンに付けていたバンガーリングはスマホの落下を防止するためのグッズであり、リングに通した指一本でスマホを保持できる様になっている。

研究ノート

エピソードの時間軸について

本話の「モブとサブキャラと主人公」では、智子がゆり・真子・根元さん・吉田茉咲・うっちーと6人で歩いていることと吉田さんの他は耳を付けていないこと、一方で真子が南さんと行動を共にしていることから、喪125で吉田さんが智子達と合流した直後から昼食を挟んで喪130(上)で真子と南さんが合流した後まで初芝くんが一心にスケッチしていたことが推測できる。

「のめりこむ」は帰宅時の様子を描いて遠足回の最後を飾り、「つながり」は遠足の後日譚である。

外部リンク


喪130(下) 喪132

喪131.txt · 最終更新: 2018/07/21 17:42 by syumote