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喪137

喪137

モテないしGW【ゴールデンウィーク】を迎える

基本情報

収録巻
英題

あらすじ

ゴールデンウィーク(GW)前の全校集会中、黒木智子はGW中成瀬優小宮山琴美と一緒に勉強会をする用事しかないなと考えていた。そんな時、智子は加藤明日香から「この後暇?」と尋ねられる。加藤さんは岡田茜根元陽菜と一緒にどこかへ寄り道しようかという話をしており、智子にも声をかけたのだ。女子会ということで岡田さんが清田良典からの要望をかわす中、返事を躊躇している智子に気を遣った加藤さんは田村ゆり達にも声をかけていいからと伝えた。

全校集会終了後、智子はゆりを誘うが、ゆりは「私行かなかったら黒木さん行かないの?」という質問に智子が「そこまで乗り気じゃないが……」と答えるのを聴き、田中真子吉田茉咲も誘ってみると提案する。しかし真子は2年次の打ち上げ(喪120)の時の埋め合わせ目的で南小陽達との先約があったため行くことができず、吉田さんも用事があると言っていたことをゆりに伝えた。ゆりがみんなの前で会話するのが苦手なことを知っている真子は、ゆりが一人で行って大丈夫なのかと心配するが、ゆりは智子も自分と同様に会話するのが苦手なので「私が行かなかったら黒木さん困るでしょ」と返し、結局一人で行くことになった。

目的地の「月ノ珈琲店」に着いた5人は注文するメニューを選んでいた。加藤さんから「なんにする?」と聞かれて考えている智子に「ライスでいいんじゃない」と弄ってくる根元さん。パンケーキを注文しようとしていた加藤さんから、一人では食べ切れないので一緒に食べる?と聞かれ、ヘラヘラする智子の様子を見ていたゆりは手が出そうになり、「乗り気じゃないって言ってたくせに…」と思いながら寂しそうにしていた。ちょうどその時、岡田さんがゆりに注文するメニューを尋ねた流れから、2年次に誤解からゆりを悪く言ってしまった出来事(喪118)を切り出し、その当時は智子の性格を知らず、ゆりにはちゃんと謝っていなかったからという理由であらためて詫びようとしていた岡田さんに、ゆりはもういいよと返した。みんなが注文したメニューが揃うと、加藤さんからパンケーキを切り分けてもらった智子はゆりの目の前で恥ずかしそうな表情になった。そして智子は、異性関係こそ皆無だが放課後にこうしてみんなで集まってお茶している今の状況から、自分もすっかりリア充になったなと感じていた。

根元さんからGWの予定を尋ねられた智子は、勉強会をするくらいだと返事した流れから志望校の話になり、「まだ完全には決めてないけどあえて言うなら青山学園大学かな」と答えた。その瞬間、加藤さんは自分と同じ志望校だと驚き、ゆりはそっぽを向きながら「ふっ!」と鼻で笑い、根元さんは青学が似合わなさすぎる・智子のイメージと真逆だと大爆笑していた。ところが、加藤さんは笑顔で「なぜ笑うの?ぴったしじゃない」と根元さんに尋ねた。根元さんは戸惑い、智子は加藤さんの振る舞いを「ク●スティアーノロ●ウドみたくなっとる…」ととあるサッカー選手になぞらえていた。

加藤さんが発した一言に対して、岡田さんは「明日香 黒木のことを買い被っているからな…」、ゆりは「黒木さんのこと知ってる人なら笑えるんだけど…」とそれぞれ内心で思い、根元さんは別に馬鹿にして笑ったわけじゃないと必死に弁解しようとしていたので、ギスギスしてその場の空気が悪くなってしまう。根元さんを気の毒に思った智子はフォローしようと、志望大学は冗談で言っただけで自分には場違いだと加藤さんに話すが、智子が根元さんと岡田さんを一瞬で仲直りさせた手腕を「私やみんなが周りの人が誰もできなかったこと」として高く評価している加藤さんはそんなことないと返した。智子は、実際に岡田さんに取った行動(エロゲーの音声と画面を見せた)を説明すると幻滅されそうだと思い、伝え辛くなってしまう。

加藤さんからGW中にオープンキャンパスが開催されるので一緒に行く?と誘われた智子が真っ赤になりながらその場で即答したことに驚くゆり。根元さんも対抗して自分の志望大学(森永大学)を見に行こうと智子を誘い、根元さんにもOKする智子。そんな中、ゆりは智子をトイレに呼び出し、2年次の下校時に「自分と同じ大学に行く」と言ったことを覚えてる?と尋ねるが、言った覚えがない智子。回想では、智子が「家から近くでそんなに勉強しないで入れる所」と言ったことに対してゆりが「……私も同じかも」と返したのが実情で、そのやりとりを「智子が自分と同じ大学に行くと言った」と解釈しているゆりは智子に同意を求めるが、智子は全然言ってないと内心では思いつつも、近くの適当な大学でも見に行くかとゆりに持ちかける。ゆりはOKするが「ちょっと付き合って欲しい所」と称して、ついでに加藤さんと出かけるための服選びに付き合ってよと言ってしまったため、無表情になったゆりから「一人で行けば?」と冷たく返され、最終的に断られてしまうはめになる。

その日の夜、自宅では智子が一瞬のうちにGWの予定が半分埋まったことでリア充になったことを実感していたが、ギスギスして悪い空気になった場面を体験したことでリア充はめんどくせーとも思っていた。そして、ゆりに断られてしまった加藤さんと会うための服選びを今度は根元さんにLINEで頼むが、またもや断られてしまったことでやっぱりリア充にはなっていないのか!?と思う智子であった。

登場人物

名言

私が行かなかったら黒木さん困るでしょ(田村ゆり)

ライスでいいんじゃない?(根元陽菜)

手出そう…!(田村ゆり)

その田村にはちゃんと謝ってなかったから(岡田茜)

しかしまぁ………リア充なんて言葉 もうリア充以外あまり使わなくなった古い言葉だが だからこそあえて使うが すっかりリア充だな(黒木智子)

私や周りの人が誰もできなかったことしたんだよ(加藤明日香)

あれ?やっぱりリア充になってない!?(黒木智子)

補足

智子達がお茶しに訪れた「月ノ珈琲店」の元ネタは店舗の外観やメニュー(後述)描写から、喫茶店チェーンである「星乃珈琲店」(幕張店)と思われる。同店の名物かつ主力メニューである「窯焼きスフレパンケーキ1)」も作中で描写され、根元さんが注文した「はちみつ豆乳2)」も実在するソフトドリンクメニューである。

真子がゆりからの誘いを断る理由として「前の打ち上げの時の埋め合わせ」と言っていたのは、1次会後、一人寂しく帰ろうとしていたゆりの後姿を見た真子が「ごめん次は行くから!」と南さん達に断りを入れて急遽不参加となった、2次会であるカラオケ(喪120)の代替としてのカラオケに参加することを指していると思われ、笑顔の南さんが黒髪の友人達に「今日はまこっち来るからー」と話していることからもその状況が窺える。

岡田さんの「誤解で田村に悪く言ったことあるじゃん」というセリフは、2年次の終盤(喪118)に吉田さんが怒った原因が智子の発言だったことを知らないまま、吉田さんが智子をいじめていて傍らにいたゆりもいじめを止めようとせずにただ見ているだけだと目撃・認識し、ゆりに向かって「そういうの一番ムカつくんだけど」と怒ったことを指していると思われる。また、この当時の岡田さんはゆりの名前を覚えていなかったからか「そっちの」と呼んでいた。

智子が加藤さんをとあるサッカー選手になぞらえたのは、その選手の2014年に行われた名古屋に本社を置く某美容機器メーカーのPRイベントでの発言が元ネタと思われる。ちなみにサッカー関連であるならばその直前の智子の「あえてね」という発言も、その数ケ月前に発せられ名言として一時期流行した別のとあるサッカー選手の言葉を元にしたと考えることもできる。

根元さんが志望している「森永大学」は、荻野先生が2年次の進路希望時に根元さんへ渡した資料の中に「森永大学文学部演劇科」と記載されていることが確認できる(喪90)。このことから根元さんが、少なくともこの頃から一貫して同大学を志望していることが窺える。また、同話にて岡田さんが「文芸部演劇学科?」と発言しているが、このセリフが同大学を指しているのかは明らかにされていない。

智子が予定を書き込んだカレンダーの日付が、4月28日が日曜日となっている。この順になるのは、2013年か2019年である。

研究ノート

全校集会での女子の並び順について

本話の扉絵では3年5組の女子生徒が並ぶ姿が描写されているが、クラス番号24番の小宮山さんの次は本来なら25番の女子生徒(該当者不明)だが、26番の真子らしき人物3)が並んでいる。25番の人物は何らかの事情でこの場に不在だったのだろうか?(クラス番号に関しては、喪122の研究ノートも参照されたい)

扉絵

GW前の全校集会風景。生徒達が整列する中、清田くんは後ろを向いて鈴木くんとおしゃべり、小宮山さんはスマートフォンで千葉ロッテマリーンズの二軍情報をチェック中

扉絵

外部リンク


喪136 喪138

1)
作中で描写されたのは二枚重ねの「ダブル」だが、一枚のみの「シングル」も注文可能
2)
アイスとホットが選択可能で、根元さんが注文したのは前者である
3)
髪型およびそばかすから確認できる
喪137.txt · 最終更新: 2018/07/08 12:55 by 218.44.105.252