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伊藤光

伊藤光

基本情報

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本名 伊藤光(いとうひかり)
あだ名   伊藤さん 光ちゃん コオロギの友 こみなんとか係 いと
英語表記 Ito
初登場   喪48
肩書き   高校生
家族  不明
所属 原宿教育学園幕張秀英高等学校
2年6組
吹奏楽部
3年5組
名前の由来 伊藤義弘

概要

原宿教育学園幕張秀英高等学校の女子生徒で黒木智子の3年次のクラスメイト。名字は初登場エピソード(喪48)の時点で智子と小宮山琴美の会話のなかで言及されており、本人も作中に度々登場していたが、名字と本人が一致したのは2年次終盤のエピソード(喪117「あらためて…」)である。3年次のスカイプ勉強会エピソード(喪143)で初対面だった成瀬優への自己紹介という形で名前も判明したことに伴い、フルネームが確定した。

3年間通してのクラスメイトである小宮山さんの親友だが、その小宮山さんとの関係が深い智子とは、2年次までは小宮山さんと一緒に教室移動をしていた時(喪48。上記「基本情報」の画像)・修学旅行の自由行動時(喪79)に顔を合わせたほかは直接の関わりを持たなかったものの、智子は伊藤さんが「小宮山さんの友人」であること自体は認識しており、実は原幕入学前の時点で既に出会っていたことが後に判明している(詳細は後述)。

特徴

一人称は「」(喪84「BBQ」)。

元々の髪型は黒髪ストレートのミディアム(喪173)「ととのう」)だが、入浴時などを除いた日常生活ではツインテールでまとめており、作中からわかる限りでは中学時代から行っていることが確認できる(喪110)。また、幕張本郷高等学校の文化祭に行った時はツインテを解き、ストレートからソバージュに変えていたこともある(喪198(前編)1)198(後編)・単行本21巻おまけ「喪198おまけ」)。どの髪型においても前髪の辺りで2本のヘアピン(らしきもの)をクロスさせて留めている状態が非常に目に付きやすく、伊藤さんの最大の特徴だと言える。

細く、縦に長い特徴的な目(他の登場人物では岡田茜内笑美莉里崎希心などがこのタイプにあたる)をしているが、3年次に伊藤さんの目に興味を抱いたクラスメイトの加藤明日香からメイクアップされた時は黒のカラーコンタクトの効果も相まって、目のサイズが普段の3倍くらいになっていた(喪184(前編)2)「2学期デビュー」)。

身長のデータは明らかにされていないが、作中では155cmである(単行本18巻特装版小冊子)小宮山さんと同じ背丈で描かれている(喪48ほか)。

制服の着こなし方は、2年次まではネクタイをきちんと締めていたが(喪106「挨拶」)、3年次より他の大多数の在校生と同様にブラウスの第一ボタンを外し、ネクタイを首元で緩めるようになった(喪122)。トップスはブレザー(喪48ほか)やブレザーの代わりにカーディガン(喪122)やベスト(喪209(前編)3) )を着用していることもある。盛夏時は他の女子生徒と同様、半袖ブラウスの上にベストを重ね着している(喪159ほか)。部活動中は時期に応じてトップスはジャージの上着(喪141「表面上」)やTシャツ(喪159・166)を着用しており、ボトムスはスカートの下にジャージのズボンを履いている(喪117「あらためて…」)。

部活動は2年次の時点で吹奏楽部に所属しており、トランペットのパートを担当している。コンクールのない冬の時期は他の楽器パートと合わせる必要がないため、校内で個人練習を行う努力家の一面も見られる(喪117「あらためて……」。3年次も引き続き吹奏楽部に所属し、ゴールデンウィーク中も部活動のために学校へ赴いていた(喪141「表面上」)。この時に智子と共に学校を訪れていたきーちゃんとは初対面であったにもかかわらず、彼女が中学校で吹奏楽部に所属していることもあり、二人で意気投合しアツく語り合う一幕もあった。クラスメイトの吉田茉咲は謹慎期間3日目の放課後に伊藤さんが個人練習を行っている光景を偶然見かけ、彼女に話しかけた際に夏のコンクールおよび蛍輝祭が終了するまでは部活動を続けることを知る(喪159)。彼女との会話が、やりたいことを見つけられなかった吉田さんがアクションを起こすきっかけのひとつとなったことから(喪159)、彼女の部活動に取り組む真摯な姿勢は他者にも影響を与えるほどのものであることがわかる。

性格的にいろんな人物と会話することは好まなかったため(喪153)、1年次では球技大会での描写からぼっちだったことが示唆されており(喪153)、原幕入学後~3年次までは親友である小宮山さん以外の人物との会話シーンは見られなかった。ただし、3年次でクラスメイトとなった根元陽菜から「3-5? よろしくね!」とあいさつされたときは「あっうん よろしく」と返事しており、智子と顔を合わせた時には後述する事情から伊藤さんから話しかけており(喪122)、コミュニケーションが必要な場合はきちんと会話している。

3年次では智子や小宮山さん絡みで交流関係が徐々に広がっていったこともあり、小宮山さん以外の人物と話すことが増えたと感じている(喪184(前編)「2学期デビュー」)。外見や言動から敬遠されがちな吉田さんに対しても臆することなく普通に会話しているが、加藤さんからあいさつされた際は表情こそ出さなかったものの、内心では思う所があったのか「さすがにこの人だと緊張する」と感じていた(喪184(前編)「2学期デビュー」)。うっちーともお互いに面識がなかったが(喪159)、智子のプレゼン予行演習時に同席しており、下校中に小宮山さんと智子の話題で会話した際に興味を抱かれたからか彼女から「いと」というあだ名を付けられており(うっちーがグループの友人以外の人物へあだ名をつけることは極めて珍しく、あだ名で呼ぶのも田中真子くらいである)、伊藤さん自身も初めてあだ名で呼ばれることになった(喪186(前編)4) )。

趣味・嗜好は自室に「シ●バニア」と思しき人形が飾られていたり(喪143)、小宮山さんとの会話内容のひとつに「シ●バニア」「サ●リオ」「す●っこぐらし」が挙げられていることから(特別編95)「813」)、年相応らしくキャラクターものを好んでいるようである。

意中の異性は存在しないようで、親友の小宮山さんに対しても自らの恋愛に関する話題を振ることはない。男性経験もないことが明らかにされているが、本人は「したくらいでは外見(人間)は変わらない」と想像している(単行本19巻おまけ「喪184おまけ」)。

進路については言及していないが、冥光ゼミナール主催の夏合宿では「国立文系B」クラス(喪171)だったことから、3年次のクラスメイトである真子や夏合宿で同じクラスだった小宮山さん・楠夏帆と同様、国公立大学への進学を希望していることが窺える。

小宮山さんとの関係

概要の項目で記した通り小宮山さんの親友で、主に智子の弟で彼女の意中の人物である黒木智貴絡みで奇天烈な言動や奇行が目立つ彼女の最大の理解者兼ツッコミ役である。彼女と出会った当初の呼び方は「小宮山さん」(喪153)だったが、その後はあだ名の「こと6)もしくは「」(3年次以降)と呼んでおり、LINEでもやりとりを行っている(喪84「BBQ」)。3年連続でクラスメイトとなったことから付き合いも長いが、2年次の時は小宮山さんの「伊藤さんと友達でよかった」という思いを千葉ロッテマリーンズのチャンステーマ演奏という行為で再認識されてしまったこともある(喪117「あらためて…」)。

昼食・教室移動中・修学旅行・学校外のイベントなどは基本的に小宮山さんと行動を共にしており、教室での日常風景では小宮山さんの席の前で彼女と会話しているシーンが多い。2年次に乗り気ではなかったふしがあるクラスのBBQイベントでは「ことが参加しないなら私も行かないから」とまで言ったり(喪84「BBQ」)、千葉ロッテマリーンズのチャンステーマを三曲吹いて欲しいという小宮山さんの頼みをすぐに聞き入れる描写(喪117「あらためて…」)からも仲の良さが窺えるが、一方で小宮山さんの私服姿を見た時(喪74扉絵)・小宮山さんが智子絡み(喪79)や智貴絡み(喪106「挨拶」)で尾行するなどの奇行や挙動不審な態度および言動を見せた時は訝しんだり困惑する様子がしばしばみられた。また、「もう引くことはないと思ってたけど……」(喪123)というセリフから、これまでの付き合いの中で小宮山さんの行動や言動について何度も引いていたことが示唆されている。

小宮山さんが他者とトラブルを起こしそうな雰囲気になると、まずは状況を判断するために彼女の様子を黙って見ていることが多く、学食での一件では「見【けん】にまわろう」という独特な表現方法を用いていた(喪134)。伊藤さんの中では彼女を制止するタイミングについて一定の判断基準があるようで、まだその時ではないと判断した場合はそのまま動かず、その姿勢を疑問に感じた第三者から制止しないのかと尋ねられた際には「まだ止めるべきじゃない もっと暴走したら」とまるで暴走することを期待しているようにも取れる返事をしたこともある(喪213(前編)7) )。逆に制止する時が来たと判断したら迷わず行動を起こすが、単独での制止が難しい場合は周囲の第三者に協力を依頼している(喪134)。

メイクアップなどで顔の外見が変化した際は小宮山さんの反応を気にしているふしがあり、夏帆さんからアイプチで二重まぶたを施してもらった時(特別編9「813」)は小宮山さんからの感想を聞いて安心したような様子をみせた。また、加藤さんにメイクアップされた時(喪184(後編)「2学期デビュー」)は外見が変化した理由について的外れな発言を繰り返す小宮山さんに対して「そんなことどうでもいいから早く感想言って」と感想を急かすような態度を取ったこともある(単行本19巻おまけ「喪184おまけ」)。

智子・根元さんとの関係

委員会の仕事で入試の手伝いをしていた智子の回想(喪110)によると、伊藤さんは智子・根元さん8)と同じ教室で原幕の入学試験を受けていた9)。智子は右に座っている根元さんとの会話を途中で打ち切る形で左に座っていた伊藤さんに話しかけており、その時に「うえーい やったじゃん」というテンションが高いセリフが智子の口から出た時はそのノリに付いていけず、「?」という反応を示していた。よっぽど印象が強かったのか伊藤さんはこのエピソードを原幕入学後もしっかり覚えており、3年次の新学期初日では智子が「あの時の受験生」だったかどうかを確認するために自分から智子に話しかけている。なお、智子は伊藤さんが行ったグータッチの仕草を見て当時のエピソードを思い出していた。伊藤さんの名字は知らなかったようで「コオロギの友」10)と心の中で呼んでいたが、存在自体は小宮山さんの友人として認識していた(喪122)。

智子・根元さん・岡田茜と昼食を一緒にした時に、田村ゆりが発したとある一言で小宮山さんが怒鳴りだした際、智子が小宮山さんを上手く諌めたのを見て「ことと普通に話せる人がいるんだ…」と智子を評価している(喪133)。

一方で、根元さんに対しては回想内で直接会話しておらず、当時と現在では頭髪の色や言葉遣いが異なっていたこともあってか根元さんのことを覚えていない可能性がある。3年次の新学期初日に話しかけられた時こそ返事をしているが(前述)、智子の時と異なり特に興味を示すことがなく、智子との会話中に怖い目つきをした根元さんが割って入ってきた時も、「?」と不思議そうな反応を示していた(喪122)。

登場回

本編外での登場

単行本15巻の表紙 裏(カバー下)に登場。パジャマ姿で机に向かい、ノートパソコンに「おやすみ」と入力していた。

友人

補足

「黒木智子交遊録!」(智子3年次、単行本18巻時点での人物相関図)では、伊藤さんから小宮山さんは「よき理解者で親友だが、たまにドン引き」・小宮山さんから伊藤さんは「親友」・ゆうちゃんとはお互いに「琴美つながりで友達に」という関係性である(単行本18巻特装版小冊子)。

本作品の連載10周年を記念して2021年6月3日~7月1日まで開催されたキャラクター人気コンテストでは第21位(937ポイント)、ベストコンビランキングでは小宮山さんとのコンビで第13位(2,104ポイント)と、単体・コンビ部門共にランキング入りを果たした(単行本20巻特装版小冊子)。

伊藤さんの特徴的なクロス状のヘアピン(らしきもの)はネタにしやすいからか、本作品のファンから「ヘアピンからビームが発射されるという設定」のファンアートが描かれたことがある。

現役のプロ野球選手で、東北楽天ゴールデンイーグルス13)に所属している伊藤光捕手とは異性同名だが名前の読み方が異なり、彼の場合は「ひか」である。

名字のモデルとされている伊藤義弘氏は2016年をもってマリーンズを退団し現役を引退した後も、高等学校の教員免許を取得し母校に赴任した縁で硬式野球部の監督を務める(2020年夏~2025年夏)など野球界と関わりを持っていたが、監督退任後の2025年10月に交通事故に遭い、43年の生涯を終えた。伊藤氏の訃報を受け、現役時代に数多くバッテリーを組んでいた里崎智也氏などのマリーンズ関係者が追悼の言葉を寄せている。

研究ノート

1)
単行本21巻には前後編がまとめられた喪198として収録
2)
単行本19巻には前後編がまとめられた喪184として収録
3)
単行本23巻には前後編がまとめられた喪209として収録
4)
単行本20巻には前後編がまとめられた喪186として収録
5) , 12)
ガンガンONLINE初出時はナンバリングなし
6)
ガンガンONLINE初出時の喪106「挨拶」では「こ?」と言っているが、その後単行本11巻では「こと?」に修正された
7)
単行本24巻には前中後編がまとめられた喪213として収録
8)
頭髪の色や言葉遣いが現在の根元さんと異なる点が見られるが、「私は…ね」「も…」というセリフから根元さんであることはほぼ間違いない
9)
同話の描写では3名とも異なる制服を着用していたことから、それぞれ別の中学校に在籍していたことがわかる
10)
小宮山さんへの蔑称から命名したと思われる。蔑称の詳細は彼女のページを参照
11)
ガンガンONLINE初出時の本編には(前編)の表記なし
13)
2026年より。かつてはオリックス・バファローズ(2008~2018年)→横浜DeNAベイスターズ(2018~2025年)にそれぞれ所属していた
伊藤光.txt · 最終更新: by syumote