喪123
モテないし弟が3-5にくる
基本情報
収録巻 | 13巻 |
英題 | I'm not popular, so Little Bro comes by class 3-5. |
あらすじ
姉の黒木智子から「お前の忘れた弁当持ってるから次の休み時間3-5に取り来い」というメールを送られた黒木智貴は、弁当を取りに行くために3年5組の教室の前までやって来ていた。
トイレに行った智子を廊下で待っていた智貴は、何やら嬉しそうな表情でスマホを見ている吉田茉咲が隣にいたことに気付く。その直後に目が合ってしまうが、卒業式の時と打って変わってフレンドリーに接してきた。その要因が3年生の遠足で行く予定のネズミーランドであることを察した智貴は吉田さんに「ネズミーで浮かれるとか どこまでもヤンキーじゃねーか……」という印象を抱く。
その頃、内笑美莉は一緒に歩いていたかよと宮崎さんが会話に夢中になっている隙に、3年5組の教室の中に入り智子がいるか確認したが、残念ながら智子は不在だったので心の中で「いなかった…」とつぶやきながら戻り、かよの問いかけに生返事をしていた。
その後智貴は、待ち続けていたが一向に姿を見せない智子に連絡した所、「(トイレが)混んでんだよ ロッカーにあるからもってけ!」と言われてしまったので仕方なく教室に入った。
そして、まるで新体操の選手並みに身体が柔らかい二木四季を目撃した智貴は、発見した智子のロッカーの中から弁当を探していたが、その様子を見かけた田村ゆりからロッカー漁りをしている人だと誤解されてしまう。
智貴はゆりに智子の弟であることを説明し誤解は解けたものの、智子について「特に用事はない」という智貴の発言を聞いたゆりは、なぜか智貴のブレザーの袖を掴んだまま離さない。智子が戻ってくるまで智貴を引き止めたかったのだが、年下の男子と話すことがないという理由で黙り込んだゆりに対し、「なんだ?」と困惑する智貴。
一方、伊藤光と会話していた小宮山琴美は、なぜか智貴が自分のクラスにいることに驚き、智貴の隣にいたゆりに対しても心の中で「メスブタ」と呼んでツッコミを入れていた。以前のいきさつからヤバい奴だと認識していた小宮山さんから話しかけられた智貴は、休み時間終了のチャイムが鳴りそうだという理由で早々と会話を終わらせて戻ろうとしていた。顔が真っ赤になった小宮山さんは、伊藤さんに「なんか急に(生理が)はじまっちゃったみたい」と告白し生理用品を持っているか尋ねたが、小宮山さんにもう引くことはないと思っていた伊藤さんは無表情のままドン引きしてしまう。
教室を出た智貴はようやく智子と出会った。3年5組をやべー奴を集めたクラスだと認識した智貴は、智子を見ながら「意外と普通」なのかもしれないと思うのであった。
登場人物
名言
年下の男子と話すことなんかない……(田村ゆり)
なんで智貴くんが3-5【わたしのへや】に!? オイオイオイ そしてなんだ隣のメスブタ オイ!!(小宮山琴美)
げっ!? この人(→小宮山さん)も同じクラスか!? やべー奴この組に集めたのか!?(黒木智貴)
ことに対してもう引くことはないと思ってたけど……これはドン引きだ!!(伊藤光)
補足
本話で3年生の行事に遠足があることと、その行先が某「夢と魔法の王国」が元ネタだと思われる「ネズミーランド」であることが明らかとなった(名称自体は喪79が初で、中学時代の智子が遠足で訪れていた様子が描かれた)。また、吉田さんが見ていたスマホの画像から彼女が喪92でゲットしたぬいぐるみはネズミーランドのキャラクターである可能性が濃厚となった。
智貴の携帯電話に智子のアドレスは「姉ちゃん」で登録されていることがわかる。