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喪219

喪219

モテないしそれぞれのキスのあと

基本情報

収録巻 25巻
英題
ページ数 14
初出 2023年12月28日(アプリ)

あらすじ

2年4組の演劇『シンデレット』初回公演終了直後(喪217(後編))の生徒たちの動向。

黒木智貴澤村さんの呼びかけを無視し、無言で教室から出て行った。その様子を心配そうに見つめる井口朱里。そこに与田紗弥加が声を掛けてきたが、ストーリーの結末を変えてしまったことについて謝りつつ、ファーストキスだったことを告白して泣き出してしまう。その後も無神経に逆撫でしてくる紗弥加に朱里は内心で怒りが爆発する寸前まで至ってしまい、二人に差し入れしてきたジト目さんに対しても矛先を向けてしまう。一方、演劇の結末に納得がいかない小宮山琴美は生徒会へ意見書を出しに行こうとするが…。

登場人物

名言

私…その 初めてだったから……(与田紗弥加)

そんなの人間として終わりじゃない(井口朱里)

次は朱里の番だからね あまりゆっくりしてると私にとられちゃうから!(与田紗弥加)

琴の日常や私達の映画のほうがよっぽど不健全なのに(伊藤光)

………裸見られんのと き…キスは違【ちげ】ーだろ(吉田茉咲)

ゆりは小学生なの?(田中真子)

補足

本話が2023年の最終更新となった。

小宮山さんが伊藤さんに意見書の説明をしているシーンでプロ野球を例に挙げていたが、現実の日本プロ野球界においても2023年8月18日に開催された横浜DeNAベイスターズ - 阪神タイガース18回戦で起こった九回表の審判団の判定1)を巡ってタイガース側がNPB(日本野球機構)に意見書を提出したという出来事があり、当時話題となった。

本話のラストでは美馬サチ田中真子へラインのメッセージを送っているが、「演劇終わったらあいつのこと誘うから」というメッセージ通り、サチは智貴を誘って3年4組を訪れている(喪218)2)。一方、田村ゆり3)を引き付けてほしいというサチからの依頼メッセージに応えた真子の様子は次々話「真子まく」「帰るしかない」にて描かれている。

本話の描写から、真子はラインでのサチを「MIMA」と登録していることがわかる。なお、サチは自身のアイコンを設定しているが(喪210(前編)「目的地」)、本話では描かれていない。

研究ノート

外部リンクの滅びゆくじじいの考察によると、冒頭の智貴の顔に描かれた黒い穴の元ネタは藤子不二雄Aによる『愛…しりそめし頃に…』。

外部リンク

1)
タイガースが二盗を阻止された場面でベイスターズの遊撃手の足が二塁を塞ぎ走者にも接触したが、進路妨害ではないと判定された
2)
本話の冒頭にてジト目さんが智貴に「次の公演 45分後だから」と発言しており、その続きとなる前話では二人がコーヒーカップ乗車後に智貴がサチに「(次の公演は)二 三十分後ですね」と返事していることからもわかる
3)
当初は小宮山さんについても依頼されていたが、真子は「小宮山さんはちょっと…」と返信しており、やんわり断った模様
喪219.txt · 最終更新: by mokonymous