澤村さん
基本情報
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本名 | 澤村(さわむら) |
あだ名 | |
初登場 | 喪204(後編) |
肩書き | 高校生 |
家族 | 不明 |
所属 | 原宿教育学園幕張秀英高等学校 2年4組 |
名前の由来 | 澤村拓一 |
概要
原宿教育学園幕張秀英高等学校の女子生徒で黒木智貴の2年次のクラスメイト。本名は初登場以来明らかにされていなかったが、蛍輝祭2日目の出し物(演劇)千秋楽エピソード(喪233)にて男子生徒のセリフという形で名字が判明した。名前は引き続き明らかにされていない。
特徴
一人称は「私」(喪233)。
髪型は黒髪をシュシュで留めたツインテールで、前髪を切り揃えている(いわゆる「ぱっつん」)。目は二重瞼で、本サイトにおける仮称の元ネタとされた「ジト目」状態で描かれている。
身長のデータは明らかにされていないが、154cm(単行本18巻特装版小冊子)であるクラスメイトの井口朱里とほぼ同じ背丈で描かれている(喪226(中編)1)「よくある展開」ほか)。
制服の着こなし方は、スカートの下にジャージパンツを履いている(原宿教育学園幕張秀英高等学校#制服も参照)だけではなく、トップスもジャージの上着を常時着用しているというオンリーワンかつとても目立つ個性的なスタイルで学校生活を送っていることが最大の特徴である。なお、出し物の初回公演直前以降はジャージの上着の代わりにクラスお揃いの黒Tシャツを着用するようになった(喪217(前編)2) )。
性格は明るくハキハキした口調で話しており、蛍輝祭1日目校内発表の初回公演前には声出しを担当してクラスの士気を高める役割を担い(喪217(後編))、千秋楽直後にはクラスメイトの労をねぎらいながら記念の集合写真を撮ろうとする3)など(喪233)、クラスのムードメーカー的な存在である。初回公演時に観客用の椅子が足りないことが判明した際には男子生徒へ椅子を用意するよう即座に指示を出したり(喪217(後編))、初回公演後の朱里と紗弥加に労いの言葉をかけながらペットボトル飲料を差し入れたり(喪219)、1日目終了後は眼鏡監督と共に主演の智貴・朱里の労をねぎらうためにファミレスへ呼び出す(喪224(中編)4) )など、演劇を成功させるべく積極的に行動していた。
親密な関係性だと思しき眼鏡監督(「本編外での登場」「友人」の項目を参照)や朱里以外のクラスメイトは男女問わず名字・敬称略で呼んでおり(喪210(後編)5)「同士」)、自身もクラスメイトの男子生徒からは名字・敬称略で呼ばれている(喪233)。男女分け隔てなく接するタイプだが、智貴が「(3年生の女子たちは)多分俺目当てで来てんだろ」と発言した際には心の中で「え!?何急にナルシストになったのこいつ!?」「そんなわけないじゃん」などの強い言葉で即否定するような素振りをみせていたことから、彼に対してはあまり良い印象を抱いていないようなふしがある(喪217(後編))。
出し物の衣装合わせの際に智貴の素の髪型があまり王子っぽくないと感じた時は、男子から借りたヘアスプレーを用いて眼鏡監督からの要望を汲みつつ、即興で王子らしい髪型に仕立てあげたことから手先が器用でセンスも良い一面が窺える(喪210(前編)「投げ銭」)。
高校1年次の澤村さん
原幕に入学。所属クラスは明らかにされていない。当時は未登場だったこともあり、学校生活の様子も(回想含めて)描かれていない。
高校2年次の澤村さん
2年生に進級し、所属している4組では智貴・眼鏡監督・朱里・与田紗弥加とクラスメイトになった。
初登場である蛍輝祭準備編のエピソードでは、台本片手に4組の出し物(演劇『シンデレット』)の練習を通しでやることを眼鏡監督に提案しており(上記「基本情報」の画像)、彼女を補佐するポジション6)かつ出し物の中心人物である様子が窺える(喪204(後編)7)「それぞれの思い」)。
日増しに練習を見学しているギャラリーが増えてきていることを感じており、眼鏡監督との会話の中で彼女たち8)を「能力者集団」と例えていた(喪210(前編)「実力者」)。蛍輝祭前日の練習では最初から最後までミスなく終了できたことに喜び、眼鏡監督に「後は本番待つだけだね」と話しかけていたが、小宮山琴美がひとりで拍手していたことに気付くと投げ銭の件もあってか、眼鏡監督共々困ったような笑みを浮かべていた(喪213(前編))。
蛍輝祭開幕後は眼鏡監督・智貴・朱里・紗弥加たちと共に1日目のオープニングイベントに参加しており、紗弥加が出し物のCMに飛び入り参加した際は眼鏡監督に「宣伝頼んだの?」と尋ねていた。そして紗弥加が智貴と朱里のシーンを大々的にアピールして告知していたことについては疑問を感じていたが、「まあ宣伝にはなってるか」と発言していた(喪217(前編))。初回公演時は眼鏡監督と共に舞台の袖からキャストの演技をチェックしており、ストーリー展開がいまいちだと感じていた眼鏡監督が紗弥加のアイデアを採り入れたことで智貴の役作りや終盤の展開が台本から変わったことについては「いいの?」と確認していたが(喪217(後編))、初回公演終了後は眼鏡監督に「めちゃくちゃだったけど とりあえずウケたしいっか」と伝えている。その後は朱里と紗弥加にペットボトル飲料を差し入れ、紗弥加について眼鏡監督と会話していたが、それを聞いていた朱里の怒りを買ってしまい9)、目の前でペットボトルを投げ捨てられてしまった(喪219)。
1日目終了後は前述した通り、眼鏡監督と共に智貴・朱里をファミレス「ゲスト」へ呼び出し、二人のおかげで舞台が大成功だったことを伝えていた。二人が微妙な表情をしていたのはキスシーンの件(澤村さん曰く「変などっきり」)が原因で機嫌が悪くなってしまったからだと感じていたようで、お礼の言葉と共に謝罪している。その後は遅れてやってきた紗弥加が大けがを負ったことが判明したために翌日の彼女のシーンについて話し合おうとしていた(喪224(中編))。
登場回
喪204(後編) 喪210(前編) 喪210(後編) 喪213(前編) 喪217(前編) 喪217(後編) 喪219 喪220(前編) 喪221 喪224(後編) 喪226(中編) 喪228 喪233 喪234(後編)
本編外での登場
単行本24巻の表紙 表(カバー下)に眼鏡監督と共に登場。台本を両手で開いている眼鏡監督の隣で台本片手にポーズをキメながら何かを発言している。
単行本24巻(紙媒体版)メロンブックス購入特典のイラストカードに眼鏡監督・智貴・朱里・紗弥加と共に登場。練習の合間にインスタントカメラで撮影されたと思われる写真には眼鏡監督とツーショットで映っており、余白の箇所には澤村さんが書いたと思われる「監督ちゃんと」というキャプションが入っている。
友人
眼鏡監督とは蛍輝祭(準備期間中含む)では常に行動を共にしており、二人の会話シーンも多い。彼女と親密な関係であることは「監督ちゃん」というあだ名で呼んでいることからもわかる。また、朱里に対しても「朱里ちん」10) (喪219ほか)というあだ名で呼んでいることから、それなりに親しく接している様子が窺える。
補足
本名が不詳だった頃の本サイトでは、その特徴から便宜上「ジト目ツインテール」と呼称されていた。また、ファンからは「ジト目ツインテール」の他に「ジト目ジャージ」や「通しちゃん」(上記「基本情報」画像のセリフより)などと呼ばれている。