喪97
モテないし学食で食べる
基本情報
| 収録巻 | 10巻 |
| 英題 | I'm not popular, so I'll eat in the cafeteria. |
| ページ数 | 13 |
| 初出 | 2016年6月2日 |
あらすじ
三者面談(喪90)の翌日に根元陽菜が声優を目指していることを偶然知った黒木智子と根元さんが学生食堂(学食)にて同席するエピソード。
智子母から翌日お弁当を用意できないと伝えられた智子は、お昼ごはんを学食で食べるのも気分転換になるのではと考え、勇気を出して田村ゆりを誘うが、お弁当を持ってきたからという理由で断られてしまう。前日に伝えておかないといけなかったなと振り返った智子は結局ひとりで学食へ向かうが、ぼっちで来ているのは自分だけじゃないのかと思うと共に「食券機に並んで食券を購入する行為」に慣れず、とっさにかけうどんを頼んでしまう。ひとりでテーブル席に座ってうどんを食べるプレッシャーに耐えきれず、自分が想像したライトノベルのヒロイン「黒の淑女」になりきり孤高の存在ゆえにこのような状況にあるという形で現実逃避する。するとそこに清田良典・根元さん・岡田茜・鈴木くんたちのリア充グループも訪れ、根元さんから同席を求められた智子は…?
登場人物
名言
こうなったら うどんをすする機械になって乗り切るしかない(黒木智子)
お前だけその後2-1に戦力外だけどな(清田良典) あ? 俺だけ2-1に選抜だっつーの(鈴木くん)
私あまり他の人の前でアニメの話したりするの好きじゃないから 私が一人の時にしてね(根元陽菜)
やっぱりリア充【あいつら】はリア充【あいつら】で疲れそうだな…… 今のままが一番だな(黒木智子)
補足
学食がロケーションになることおよび智子が学食を訪れるのは本話が二度目となる。智子が家から持参したお弁当を持ち込んで食べていたと振り返っていたのは学食が初登場したエピソード(喪91)での出来事である。
ガンガンONLINE初出時の本話では、普段スクリーントーンが貼られているはずの楓と大隣凪の髪がなぜか無色になっていたことから作画ミス(トーンの貼り忘れ)だと思われるが、本話が収録された単行本10巻でも修正されていない。
本話でのゆりは智子からの誘いを断るが、3年次に田中真子から吉田茉咲と共に誘われたという理由で学食を訪れることとなる(喪133)。
本話にて1年次のクラスメイトだった鈴木くんが再登場し、2年次の所属クラスが1組であることが判明した(作中で1組の存在が言及されるのは初となる)。また、作中のセリフ通り彼のみが違うクラスになってしまったが、清田くんたちリア充グループとの付き合いは変わらず続いている様子がわかる。なお、グループのうち彼と岡田さんの二人は智子と同席しているにもかかわらず、彼女と一言たりとも会話していない。
1年次にぼっちだった智子は清田くんたちリア充グループに対して恨み・妬み・嫉みの悪感情しかなかったが、清田くんが智子も会話に入れるような気遣いを度々みせていたことについては「疲れる」と称しつつも「今は何の思いもないな……」と感じていたことから、智子の環境の変化に伴い、心境にも変化が生じている様子がわかる。
智子が今期に見ているアニメ『進撃の屍』のモデルは、当時フジテレビ系で放送中だった『甲鉄城のカバネリ』で、それに当時第2期が予想されていた1)『進撃の巨人』を合わせたものと思われる。
本話にて清田くんが大学進学を目指していることや荻野先生に「オギー」というあだ名を付けていることが判明したが、前者については「遊ぶことぐらいしかねーから」とも発言していることから目標が定まっていない様子が窺え、声優という明確な目標を持っている根元さんとの対比となっている。
「プロ声優と(エロ)ドラマ制作したことあるかな(自作)」という智子の盛った発言は1年次に伊志嶺潤の握手会に参加したエピソード(喪17)を参照。
根元さんは声優を目指していることをクラスメイトには内緒にしてほしいと荻野先生に要望していたが(喪90)、本話にて例え親しい友人たちであっても例外ではなかったことが明らかにされた。また、根元さんは放課後の廊下で智子を待ち伏せており、智子の発言2)から「声優を目指しているクラスメイト」が根元さんだったことが危うくバレそうになってしまった件について釘を刺す意味合いがあったものと思われるが、この時の彼女は普段とは異なる静かな口調で智子に話しかけており、ほぼ全てのコマでスクリーントーン(影)がかかっている演出も相まって、どこか違和感を抱くような描写となっている。
研究ノート
智子が食べていた学食のメニューについて
智子が本話にて食べていたうどんは、学食初登場のエピソード(喪91)にて井口朱里が食べていたものと同じ「かけうどん」であることが推測される。智子・ゆりたちが3年次に訪れた際のエピソード(喪133)では食券販売機のボタン配置(一部のみ)が描かれており、この時は上から三番目のボタンが「かけうどん」だったが、本話では智子が上から二番目のボタンを押そうとしていた描写から、両エピソードの間にメニュー替えなどでボタン配置が変更されたことが考えられる。喪91の研究ノートの項目および原宿教育学園幕張秀英高等学校の学生食堂の項目も参照。
扉絵
休み時間、後ろ姿の智子がゆりに声をかけようとしている。画面奥では真子とうっちーが会話しており、側に清田くんがいる
外部リンク
- 喪97:境界線上の - どぎめぎが目を覚ましてる(※閲覧には要パスワード)
