喪74
モテないし班行動する
基本情報
収録巻 | 8巻 |
英題 | I'm not popular, so I'll do a group activity. |
ページ数 | 10 |
初出 | 2015年3月5日 |
あらすじ
修学旅行2日目、班別行動の日。黒木智子は田村ゆりからの提案で朝寝坊している吉田茉咲を起こそうとするが、彼女はなかなか起きない。智子はゆりからのツッコミにイラッとしつつも布団の中に手を入れてくすぐることを思いつき実行していたところ、突然起きた吉田さんが智子の左頬を張った。そして京都の観光スポット巡りをする4班メンバー3名はホテルを出発し市バスに乗って移動していたが、車内でも怒りをあらわにしている吉田さんとおどおどしている智子の間にいたゆりは、何が起きているのか把握していないまま二人の関係が険悪になっている状況をなんとかしようとする。その後、清水寺の参道でゆりが智子に吉田さんと仲直りするよう提案したところ…?
登場人物
名言
乳首つまんでごめんなさい…(黒木智子)
ここにいるみんなが 無職ブ男職歴無しとご縁がありますように(同上)
思えば黒木さんも吉田さんもどんな人か全然知らないな… 知ろうともしなかったし そんな二人とこうして修学旅行してるのは何かの縁だったりするのかなぁ(田村ゆり)
とりあえず今日知ったことは 黒木さんって凄いバカってことだな…(同上)
補足
修学旅行2日目班別行動のルートは以下の通り。
ホテル→(市バスで移動)→清水寺→地主神社→(市バスで移動)→金閣寺(おみやげ購入(喪75))→昼食(以下、喪76)→(京阪本線で移動)→京阪伏見稲荷駅(休憩)→伏見稲荷大社→稲荷山山頂※1→ホテル※2
※1:作中で山頂とされている場所は現実とは異なる。詳細は喪76のページを参照 ※2:智子以外の2名が先に戻っている。詳細は単行本8巻おまけのページを参照
清水寺の後に訪れた京都地主神社は社殿と境内地全域が国の重要文化財に指定され、世界文化遺産に登録されている。主祭神は縁むすびの神さま大国主命で、その父母神、素戔嗚命(すさのおのみこと)・奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)、さらに奇稲田姫命の父母神、足摩乳命(あしなずちのみこと)・手摩乳命(てなずちのみこと)を正殿に祭祀されている。その他、作中で描かれた「恋占いの石」は縄文時代の遺物であることが確認されている(京都地主神社の公式サイトより)。
ゆりが手に取ったえんむすびのお守り「しあわせ」は恋愛、結婚のお守りの一つとして販売されており1)、赤色と青色の二種類存在する。復縁を願う際にお勧めのお守りだが、2体の内の一体を相手に渡せる場合には「ふたりの愛」というお守りも存在する(京都地主神社の公式サイトより)。なお、2日目夜(喪77)に田中真子がゆりに手渡したお守りは「しあわせ」である。
もうひとりの4班メンバーである内笑美莉は本来参加すべき班別行動に参加しなかったが、その間の動向は明らかにされていない。友人たちがいる2班と行動を共にしているものと思われる。
研究ノート
扉絵
修学旅行二日目の朝食時、朝ごはんを食べる奇抜な服装をした小宮山さんと、その服装に引く伊藤さん