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喪226_前編

喪226(前編)

モテないし文化祭2日目(前編)

基本情報

収録巻 26巻
英題
ページ数 11
初出 2024年10月10日(アプリ)

あらすじ

蛍輝祭(文化祭)2日目朝の様子を描いた短編回

気まずいシーン

朝の黒木家。朝食を準備していた智子母が「私も文化祭見に行こうかしら?」と言い出した。黒木智子黒木智貴きょうだいが揃って参加していることがその理由だったのだが、彼女の発言を聞いた二人は…?

登場人物

登校

田村家で一泊した里崎希心根元陽菜、そして田村ゆりの三人は揃って電車で登校していた。普段の通学時と異なるシチュエーションに喜ぶ根元さん。その後、普段顔を合わすことがない生徒たちと途中の駅で出会うが…その時の双方の反応は?

登場人物

Tier【ティア】表

ゆりは智子に自分たちが出演した黒木組映画の再生数が多いことを伝えた。智子は、その理由としてゆりにとある行為をやっていないかと尋ねるが…。

登場人物

感想

「Tier表」の続き。ゆりは智子に再生数が伸びた理由が気にならないのか尋ねるが、智子はその理由がネガティブなものだったらショックが大きいからと返し、数について疑問を抱く。そして、その疑問に反応した二木四季が二人の会話に入ってきた。

登場人物

登場人物

※本項目では上記以外の登場人物を挙げる(全て扉絵)。

智貴友人2 生徒会女子 今江恵美 生徒会男子1?

名言

ある意味見てられねぇわ(黒木智貴)

クソではないですよ 二日間だけ原幕生です(里崎希心)

映画でゆりちゃん パンチラとかしてる?(黒木智子)

コメント書いてる人センスない あえて抑揚つけない演技してるのに(田村ゆり)

補足

上記「登場人物」の項目に挙げている智貴友人2以外の3名については、本話の時点では不確定なため?を付けて記載していたが、そのうちの2名(生徒会女子今江恵美)は次々話に登場したことに伴い、登場が確定した。また、智貴友人2は前回(喪217(後編)4) )から約11ヶ月ぶりの登場となった。

「気まずいシーン」では黒木きょうだいが智貴のキスシーンに関する会話を行っていたが、前日夜の帰宅途中にも智子が智貴にキスシーンについて尋ねている様子が描かれた(単行本26巻おまけ「帰り道と正解」)。なお、単行本26巻収録時に智子母のセリフ(2コマ目)が修正されている。

「登校」では根元さんたちと電車通学組4名(智子・佐々木風夏麗奈宮崎さん)が合流するシーンがあるが、4名が同時に登場する描写は喪199(前編)5)「朝の時間」以来となり、同エピソード以降も一緒に登校している様子が窺える。なお、「登校」では吉田茉咲が「たまたま」という理由で4名と共に登校していた。

※電車通学か(どちら方面か)バス通学か(北口か南口か)を再確認したい場合は特別編12の最後を参照。具体的には、バス北口組は雫、真子と小宮山、美保、優、夏帆、バス南口組は陽菜と加藤、電車組は智子・吉田・風夏(ゆり・内・茜・伊藤は反対方面)。

「Tier表」にてゆりがスカートの下に履いている「黒いの」はアンダーパンツのことで、以前のエピソード(喪148)でも履いていることについて言及していた。また、Tier表とは「段」「列」「階層」という意味を持つ「Tier」という単語から、特定のカテゴリにおいてキャラクターやアイテム、企業などをランク付けした表のことであり、カードゲームやスマホゲームにおいて作成・活用されることが多い。ただ、Tier表への解釈は個々人によって分かれているようで、ざっくり言うと強さを示すランキングだと認識しているプレイヤーもいれば、強さではなく流行度を示すものだと主張しているプレイヤーも存在している。詳細は各自で確認されたい。

単行本26巻には前中後編がまとめられた喪226として収録された。また、単行本収録時に「Tier表」を除く各短編にて一部セリフの内容や文の区切り方の修正が行われた6)

研究ノート

BLネタ?

智子が「お前がレ●プされてるシーン」と言い、智貴が「なんのドラマだよ」と言う場面は何らかのBLネタを示唆しているのかもしれない。なお、喪208のテーマもBLのドラマだった。

セリフの発言者について

ガンガンONLINE初出時の「登校」ではきーちゃんが根元さんに「今日3-5はどうするの?」と尋ねているシーンがあるが、きーちゃん本人はこの時に口を閉じているので若干不自然に感じられる。一方、根元さんたちの向かいにいる内笑美莉は口を開けているにもかかわらず何もしゃべっていないことから、本来はうっちーのセリフだった可能性がある。

→単行本26巻収録時にきーちゃんのセリフとされていた吹き出しのしっぽの向きが修正されたことに伴い、考察通りうっちーのセリフだったことが確定した。しかし、クラス名がなぜか「3-47)」に変更されてしまい、自クラスの予定を他クラスの人物に尋ねるというおかしな状況になってしまっている。また、根元さんのセリフに初出時にはなかった「映画」が追加されたことで、予定の内容がよりわかりやすくなっている。

希心の発言

「登校」の内に対する希心の発言、「もうそこまでは気にならない」は意味深な発言である。「もう」と言っているということは、昔は気になっていたと考えられるからである。もしこの考え方が正しければ、喪141で希心がネズミーの写真を見て気になったのは加藤と岡田茜だったことになる。2人とも智子とは違う派手なタイプなので、「なんでこんな派手な人達がお姉ちゃんなんかと…?」と思ったのだろう。そして、そこまで気にならなくなったのは、加藤との会話(や田村家での経験)で、自分が本当に気になっている人は智子の友達ではなく、智子であると悟ったからであろう。

コンビニで智子と風夏が立ち読みしている雑誌

「登校」のコンビニで智子と風夏が立ち読みしている雑誌はマガジンとanan。ananは喪6喪84喪195喪199(前編)でも出てくる。コンビニはこのコマだけでは断定できないが、喪199(前編)喪202(前編)と同じコンビニであると仮定すると、駅前にあるセブンイレブンaune海浜幕張店である可能性が高い(11、ハンバーグ、BIG BOY、焼肉などがコンビニを特定するうえでの手がかりである)。

扉絵の詳細

扉絵のはっぴを着ている女のクラスの出し物はおそらく縁日。喪215でも縁日ののぼりを確認できる。ちなみに1年の文化祭でゆり・真子・サチ・南がやったものも縁日(喪186(後編))。 床の「理部どら」は少し難しいが、喪213(後編)の最後のほう(階段)で出てくる「調理部どらやき」であろう。

動画がSNSで拡散されたことについて

「感想」では「大学生の数人」が黒木組映画の動画をSNS8)で紹介してくれていると二木さんが発言している。なぜ大学生だとわかったのかは本話では明らかにされていないものの、前述の描写は扉絵に原幕のOB・OGとおぼしき人物の姿がみられることや本作品の登場人物の中に大学へ進学した者が存在することと合わせて次話以降への伏線が張られていると考えられる。

扉絵

蛍輝祭2日目の様子。生徒たちが来場した一般の人々を笑顔で出迎えている。その中には智子とゆり、智貴と智貴友人2、うっちー・雫・きーちゃんたちの姿も。そして、少し離れた所では私服姿の卒業生らしき人物たちが…。

扉絵

外部リンク

1) , 2)
Tier表にも登場
3)
本人とは別枠で、黒木組映画で演じた「加藤智香」(表には「明日香(智子Ver)」名義で記載) としても登場
4)
単行本25巻には前中後編がまとめられた喪217として収録
5)
単行本21巻には前中後編がまとめられた喪199として収録
6)
「気まずいシーン」(前述)・「登校」でのうっちーたちのやりとり(「研究ノート」の項目を参照)・「感想」冒頭のゆりのセリフ
7)
初出時と異なり、単行本では全角・縦書きで記載されている
8)
作中では明言されていないが「×××さんがリポ(スト)」という表記からX(旧Twitter)が元ネタだと思われる
喪226_前編.txt · 最終更新: by akamemukan