原宿教育学園幕張秀英高等学校の男子生徒で黒木智子の2・3年次のクラスメイト。喪210(中編)「お祭りさわぎ」にて、彼の名字が「廣畑」(ただし読み方は不明。補足も参照)であることが判明したが、名前は引き続き明らかにされていない。

メガネを掛けており、柿沼グループのなかでは一番ガッチリした体格かつ高身長(喪199(中編)¹⁾ 「悪い気しない」・210(中編) 「お祭りさわぎ」)  の持ち主である。また、グループメンバーに共通した特徴だが、目が描かれたことが一度もない(「補足」の項目も参照)。

異性に対する免疫が少ないからなのか、例えクラスメイトであっても面識がない(と思われる)女子と会話する際には、顔を赤面させて口調もしどろもどろになる様子がしばしば見受けられる(具体例は後述)。

時に怒りを露わにしたり(喪199(中編)「悪い気しない」)、まるで感情を爆発させるかのように強い口調で反論する(喪210(中編)「お祭りさわぎ」)一面を持つ柿沼くんに対して廣畑くんにはそういう描写が見られず、温厚な性格であることが窺える。

作中では1年次の様子が描かれておらず、所属クラスも明らかにされていない。

2年生に進級し、4組に所属。クラスメイトの柿沼くん・柿沼友人2と仲が良く、休み時間や昼休みの時間にニンテンドー3DSと思しき携帯ゲーム機で遊んでいたり(喪67)、アニメ(喪68「空気①」)やアニメソング(喪68「空気②」)といったグループ共通の話題で盛り上がっていることが多い。廣畑くん自身はアニメソングが昼休みの校内放送で流れた時に「誰だよ これかけたの!」と大喜びする一幕もあった。

クラス最後のイベントである打ち上げの時にはグループのメンバー以外と会話する描写が見られ、加藤明日香から「なんか飲む?」と飲み物の追加注文を聞かれた時には、顔を赤らめながら「あっ はい…」と返事している(喪120)。

3年生に進級し、5組に所属。智子ほか一部の女子および清田良典と引き続きクラスメイトになる。 柿沼くんたちとの交流も続いており、柿沼くん・柿沼友人2・柿沼友人3とゲームセンター「SECA」でグループを組んでいる様子が見られる。また、そこに加わる形でクラスメイトである二木四季とも交流ができたようで(喪188)、後に彼女からのとある依頼を引き受けている(後述)。

球技大会では清田くん・和田くん・初芝くんたちと男子サッカーに参加していた。5組が一回戦で1年1組に2-1で敗れてしまった時は、清田くんから肩に手を回されながら「いやー おしかったなー」と笑顔で話しかけられており、廣畑くんは「ははは…」と返している(喪150)。

柿沼くんとスマートフォンを見ながら廊下を歩いていた時、美馬サチが二人を含むグループメンバーに対して「あのキモい奴ら」と言ったこと(喪188)を謝ろうとしていた南小陽に声をかけられた際には持っていたスマホを咄嗟に後ろに隠し、そこから終始顔を赤らめる様子が見られる。その後サチが現れて隠れようとした南さんにネクタイを引っ張られた後も顔を赤らめ続け、その後二人に対して暴言を吐きながらその場を後にした南さんへ怒りを露わにする柿沼くんに対しては「なー…」と同意しつつも「女子にネクタイ引っぱられた……」とまんざらでもない様子を見せている(喪199(中編)「悪い気しない」)。

蛍輝祭の出し物(清田班の映画)の準備中にアクシデントが発生した影響で人員が不足する事態に追い込まれた時は、二木さんからの補充要員依頼を引き受けてカメラマン(撮影ツールはタブレット端末)として途中参加している(喪210(中編)「お祭りさわぎ」)。

喪67 喪68 喪69 喪82(扉絵) 喪86(回想) 喪88(扉絵) 喪95 喪99 喪105 喪120 喪150 喪188 喪189(言及のみ) 喪199(中編) 喪210(中編) 23巻おまけ 喪220(前編)(扉絵) 喪220(中編)

柿沼くん、柿沼友人2とは2年次のクラスメイトで、一緒にゲームに興じたりアニメの話題で盛り上がったりしている。

2年次からのクラスメイトである清田良典からは「はたやん」(作中では本名にルビが振られる形で記載)というあだ名で呼ばれており、球技大会での描写(前述)からも親しみを抱かれていることがわかる(喪210(中編)「お祭りさわぎ」)。

本名が明らかになるまでは、本サイトでは便宜上「柿沼友人1」と呼称されていた。「廣畑」の読みは本編中では明かされていないが、名前の由来と思われる千葉ロッテマリーンズの廣畑敦也選手の苗字は「ひろはた」と読む。

廣畑くんは目が描かれていない(上記「基本情報」の画像を参照)が、本作品の特徴としてモブキャラもしくはそれに準ずる登場人物には目が描かれていないことが多い。前者の例として2年4組のクラスメイト(喪69・71など)、後者の例として柿沼友人2・柿沼友人3・川本さんが挙げられる。