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喪213(後編)
モテないし文化祭前日(後編)
基本情報
収録巻 | |
英題 | |
ページ数 | 13 |
初出 | 2023年3月16日(アプリ) |
あらすじ
前回から引き続き文化祭前日、体育館では文化祭当日に行われるイベントの通し稽古が行われている。
二木さんと清田くんを中心に清田班の映画のスクリーンチェックをしていると、そこにバンドで出場する予定の風夏がやってきて、智子はゆりと自分達がバンドをやったらという妄想をしばし語る。
清田班のスクリーンチェックが無事終わり、後は智子班の映画の編集を残すだけとなり体育館を後にするが、去り際に智子は1年の時の自分は体育館に椅子を並べるのを手伝い、あとは一人で座って他人の出し物を見てるだけだった事を思い出す。
場面は変わって今度は廊下で暇を持て余す吉田さんとその友人たち。お化け屋敷でコンニャクを使って驚かすという話を聞いた智子は切れ目を入れたらもっと怖くなるという提案をする。
その意味を瞬時に理解した麗奈・杏奈に対して、意味がよく分からなかったゆりは隣にいた真子にどういう事かと聞くのだが…。
登場人物
黒木智子 根元陽菜 二木四季 清田良典 岡田茜 加藤明日香 佐々木風夏 田村ゆり 田中真子 吉田茉咲 杏奈 麗奈 成田美保 平沢雫 内笑美莉(こんにゃくで驚いた人のイメージとして) 南小陽(真子の想像) 美馬サチ(真子の想像)
名言
その発想 本当に本当の天才か? こんにゃくの使用目的とホラーとの融合(佐々木風夏)
私のイメージ悪くなるから言いたくないんだけど(田中真子)
ガキ扱いしてんじゃねーよ!!(吉田茉咲)
文化祭の夜に学校忍びこむヤツいく?(黒木智子)
補足
智子がゆりに話している時の「ネズミーのアレ1)」はネズミーランドのアトラクションのひとつであるコワリィッチを指している。コワリィッチに関するエピソードは遠足編の喪127を参照されたい。
出し物の宣伝という形ではあるが、原幕の部活動(文化系)に化学部・調理部が存在していることが本話にて明らかになった。今後、その様子が作中で描かれるのかどうかは不明。
3月2日に公開予定だった本話は、原稿の完成まで残り数ページという状況で作画担当が首のヘルニアを発症したため休載し、公開を翌週の9日へ延期したが、想定していたよりも首の状態が悪くて作画時間が取れなかったという理由で9日も引き続き休載・公開再延期の処置が取られた。その代替として9日に「休載のおしらせ」(1ページ)が無料公開され、原作担当より休載および延期に至るまでの状況説明(前述)とおわびのコメントが発表されたが、原作担当が20歳の頃から抱いていたという「とある夢」をかなえるため、作画担当が休養している間に3日間ほど沖縄へ行くことも合わせて報告された。後に、単行本23巻の描き下ろしまんが「あとがき」(3ページ)にて当時の二人のやりとりが再現されており、「休載のおしらせ」や沖縄の件にも触れている。
研究ノート
「CiNEPLEX」について
本話にて3年5組の出し物の名称が「CiNEPLEX」であることが判明したが、作中のロゴからユナイテッド・シネマが運営している映画館の「シネプレックス」が元ネタであると考えられる。ちなみに作中ではユナイテッド・シネマ幕張が入居しているメッセ・アミューズ・モールとおぼしき外観の施設が1コマのみ登場したこともあり、この時の「シネプレックス」ロゴは若干ボカされたような感じで描かれていた(喪120)。また、一般的には「同一の施設に複数のスクリーンが置かれている映画館(サイト)」のことをシネマコンプレックス(シネコン)もしくはシネプレックス2)と称しており、作中では2本(黒木班と清田・岡田班)の映画を上映することから「CiNEPLEX」という名称に決めたものと思われる。