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基本情報

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本名
あだ名   楓(かえで)
英語表記
初登場   喪77
肩書き   高校生
家族  不明
所属 原宿教育学園幕張秀英高等学校
2年4組
雌猫の間グループ
3年4組

概要

原宿教育学園幕張秀英高等学校の女子生徒で黒木智子の2年次のクラスメイト。雌猫の間グループの一員。喪172にて友人たちから「楓(かえで)」と呼ばれていることが判明したが、名字は引き続き明らかにされていない(考察については「研究ノート」の項目を参照)。

特徴

そばかすと腰まで伸びた長い髪を一本の太い三つ編みにまとめた髪型が特徴。

2年次では打ち上げ(喪119)、3年次では蛍輝祭の出し物運営(喪197扉絵)といったクラスのイベント時には大隣凪なつと一緒に幹事を務め、クラスメイトに指示を出すなど中心的存在となって進めていく機会が多い。

身体能力に関しては、2年次の体育祭では白組のチアリーダーとして応援合戦に参加したり(喪87。上記「基本情報」の画像はこの時のもの)、3年次の球技大会での発言(喪152)からテニスが得意なスポーツであることが窺え、身体を動かすことは割と好んでいる様子である。

卒業後の進路に関しては明らかにされていないが、凪さんから青山学園大学のオープンキャンパスに誘われた時は手を横に振りつつ笑顔で 「あー私はいい どうせ絶対受からないもん」と誘いを断っており(単行本14巻表紙 表)、自分の成績では合格しないだろうと認識していることがわかる。また、冥光アカデミー主催の夏合宿にも参加しておらず(喪171)、その間の動向も描かれなかった(喪173)。

1年次の楓さん

所属クラスは明らかにされていない。凪さん・田村ゆり田中真子南小陽美馬サチがクラスメイトだったが、楓さんは凪さんと共にゆり・真子・南さん・サチのグループとは異なるグループ1)に属していた(喪172)。

2年次の楓さん

2年生に進級し、4組では前述の5名と引き続きクラスメイトとなるが、共に雌猫の間グループに属していた凪さん以外の4名とは、作中でわかる限りでは絡みは見られなかった。

修学旅行では、二日目夜のホテルでおしゃべりしたり(喪77)、自由行動で訪れた嵐山・野宮神社では野宮大黒天「神石(亀石)」2)前で絵馬を書いている(喪79扉絵)など、グループメンバーと一緒に旅を満喫していたが、うっちーが修学旅行中に智子と接して以降、行動や言動がおかしくなっていったことは他のグループメンバー共々気になっていたようである(後述)。

体育祭では白組に所属し、応援合戦のチアリーディングにはうっちー・凪さんと共に参加した3) (喪87)。本番前の体育館でうっちーのふりつけを確認していた時に彼女から「できてる? (私の)ふりつけ」と尋ねられた際には「大丈夫じゃない?」と返答し、全員集まった際に合わせるので(練習は)もういいんじゃないと声を掛けていた(喪87)。また、体育祭が終了するまでの間に3人で記念撮影していたようで、うっちーの部屋の机にはこの時の記念写真が飾られている(喪114)。

バレンタインデーの友チョコイベントにはグループメンバーと共に参加しており、凪さんの席に集まって友チョコを交換し合う際、なつさんから「どこで買ったの?」と質問されていた(喪112)。

3年次の楓さん

3年生に進級し、4組では雌猫の間グループメンバー5名・サチ・楠夏帆と引き続きクラスメイトになった(そのうち凪さんとサチとは、3年連続となる)。グループメンバーとの関係は変わらず良好で、昼食時になつさんを除く5名で机を合わせる(喪188191)、うっちーを除いた5名で寄り添いながらかよさんのスマートフォンで集合写真を撮る(喪152扉絵)、凪さん・かよさん・宮崎さんと一緒に下校している(喪161扉絵)など、主にうっちーとなつさんが欠けることはあるものの、楓さんがメンバーと行動を共にしている日常風景の様子がしばしば描かれている。

遠足では、うっちーとなつさんを除くグループメンバーとお揃いの「耳」を付けながら行動を共にしており、途中でゆりと一緒に歩いていたうっちーを発見した時は回収しグループに合流させたが、そうすることでひとりぼっちになってしまうゆりに笑顔で「田村さんも来る? そしたら6人じゃん」と誘っている(この時のフォントは普段と違うものが使われており、楓さんの気持ちが窺える)4)。ゆりはこの場に留まらなければいけない事情があったため誘いを断るが、楓さんは「あっそうなんだ 残念だね」と返事し、特に気を悪くすることもなくゆりと別れている(喪129)。その後、5人で訪れた「meeting kowarith!【ミーティングコワリィッチ!】」(うっちーは智子たちと一度訪れている)では、凪さんやかよさんと一緒にコワリィッチへ「ワイハー」と返事していた(単行本13巻おまけ「喪129その後…」)。

球技大会では、女子ソフトボールに参加したなつさんを除く他のグループメンバーと共に女子卓球に参加していた(喪152)。4組は三回戦で3年1組に敗れてしまうが、凪さんに「でも結構勝ち進んだよね」と嬉しそうに話しており、三回戦敗退で悲しんでいたうっちーにも「私もテニスならそれなりにいけたんだけど」と笑顔で声をかけていた。その後、うっちーとかよさんが仲違いしてしまった時はグループ側に付き、後にかよさんが反省し謝罪するためにうっちーと智子の元へ訪れる際、他のメンバー共々彼女に付き添っている(喪152)。その後、試合に戻ろうとした智子がうっちーの付き添いを断った5)ことでうっちーが泣きながらグループを飛び出してしまった時は、うっちーの言動や行動がおかしくなっていることについてグループメンバーで話し合っており、楓さんは「どうだろう 2年の時から? 体育祭の時とかも…」と発言している(喪152)。話し合いの結果、うっちーがおかしくなるのは智子が絡んだ時だと睨んだメンバーが智子に質問した後、うっちーの気になる人は智子のことだったのかなと聞いてきたなつさんに対して「どうだろう?」と疑問を呈しつつ、もし智子だったらうっちーのおかしな行動に辻褄が合うとも伝えていた(喪152)。

蛍輝祭では、前述通り凪さん・なつさんと共に幹事を務め、出し物である「HSJ」6)のコーヒーカップの試作機が完成した際は屋外での運転実験を2人と一緒にチェックしており(喪203)、その後教室内で重量確認のための試運転を行う際に、乗車する男子3名を指名していた(喪210(後編)「回転する時間の流れ」)。

登場回

本編外での登場

単行本14巻の表紙 表に登場。内容は上記「特徴」の項目を参照のこと。

友人

雌猫の間グループ

作中では1年次からの付き合いである凪さん(喪1287)・151)や、なつさん(喪112・152・157)との会話シーンが多く、一緒にイベントごとの幹事を務めること(前述)からも、グループの中ではこの2名と特に仲が良いことが窺える。グループメンバーとは基本的に行動を共にしているが、3年次では青山学院大学のオープンキャンパスや夏合宿といった進路関係のイベントにおいて、なつさん共々姿を見かけないことが増えてきている。

補足

初登場以降、 氏名不詳だった時期が長らく続いていた人物のひとりで、 呼び方が判明したのは雌猫の間グループメンバー6名中、最も遅かった。 また、氏名不詳だった時期の本サイトでは特徴にちなんで便宜上「雌猫(三つ編み)」と呼称されていた。

研究ノート

「岸楓」という人物について

楓さん2年次の生徒会イベントである七夕祭り(初開催)で、笹に飾られた短冊の中に「彼氏ほしー」という願いごとを書いた「岸楓」という人物のものが見られるが(喪55)、楓さん本人が書いたものなのかどうかは作中での描写がないため不明である。ただ、前述した通り、2年次の修学旅行の自由行動で楓さんは「恋愛成就」のご利益で有名な野宮神社へグループメンバー共々訪れており、「良縁祈願」と大書されている野宮大黒天前で絵馬を書いている(喪79扉絵)。絵馬の願いごとが場所にちなんだ恋愛絡みの内容である可能性もあり、その場合は短冊の願いごとと内容が合うので短冊の人物は楓さん本人なのかもしれない。ちなみに「岸」という名字が該当するマリーンズの選手は2014年のシーズンに投手として在籍し、その後退団した岸敬祐氏が挙げられる。

1)
凪さんは3年次の夏合宿でゆりと共に入浴していた時に、「グループ違って話す機会なかったよね」と問いかけており、ゆりも同意していた
2)
野宮神社最大のパワースポットである大きな石のことで、撫でながらお祈りすると一年以内に願いごとが叶うと言われており、当該シーンでは凪さんがピースサインをしながら撫でている様子が描かれている
3)
グループメンバー以外の主な参加者は佐々木風夏成田美保根元陽菜岡田茜加藤明日香など
4)
楓さんとゆりは1・2年次はそれぞれ違うグループに属していたため絡まなかったが、名字で呼んでいたことから彼女の存在自体は認識していた模様
5)
ただいたずらに断ったわけではなく、グループが不穏な雰囲気になったことを感じ、自らが憎まれ役になりヘイトを向けることでグループを仲直りさせようという智子なりの気遣いによるもの
6)
「ハラマクスタジオジャパン」の略で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪市此花区)をモチーフにしているものと思われる
7)
ただし、セリフがない会話風景
楓.1670729949.txt.gz · 最終更新: by syumote