喪80
モテないし修学旅行最後の夜
基本情報
収録巻 | 9巻 |
英題 | I'm not popular, so it's the last night of the class trip. |
ページ数 | 12 |
初出 | 2015年7月2日 |
あらすじ
修学旅行3日目の夜。最後の夜はホテルが変わり、黒木智子が宿泊する「1203」号室はツインルームだった。同室となる内笑美莉が入ってくると、智子は彼女がいつものように他の部屋の友人のところへ行くだろうと予測し、その間はひとりで満喫できると思いきや、うっちーは部屋でゆっくりしたいと言い、出て行く気配がない。あてが外れた智子はベッドでそっぽを向いてしまう。その後、うっちーが点けたテレビの心理テストで彼女が処女率の高い方の選択を選んだことから智子は調子付くが…。
登場人物
名言
大丈夫だよ 処女でも気にすることないよ(黒木智子)
こいつ本当 どんな奴だ…… なんか地味で一人で何考えてるかよくわからないけど(内笑美莉)
…き 金閣寺……?(同上)
補足
本話で智子たちが宿泊した「京・ホテル」は和室だった前日までの旅館からガラッと変わり、洋室のツインルームとなった。なお、他部屋もツインルームだったのかどうかは不明。
本話にて智子が内笑美莉に「絵文字」というあだ名を付けており、以後心のなかでそのように呼ぶ機会が増えていく。また、彼女は友人から「うっちー」というあだ名で呼ばれていることも判明したが、本話の時点でも名字および名前は明らかにされていない。なお、うっちーにとって智子は何を考えているのかわからず、気味悪く感じられるような行為ばかりで悪印象しかなかったが、修学旅行後は次第に気になる人物へと変わっていくことになる。
二人が観ていたテレビ番組では心理テスト1)をやっていたが、選択肢A・Bの内容が描かれていないため、なせ智子がAを選んだのかは不明。
うっちーが4班に入った経緯は「(2班で)5人組が組めなかったから この班にいるだけだし」と語っていたが(喪69)、2班に入れなかったのはじゃんけんに負けてしまったためという理由が本話にて明らかにされた。
うっちーが1日目夜に智子が脱衣所から出られなくなったエピソード(について本人に質問していたが、智子のモノローグから「下の毛を揃えようとしていた」ことが明確にされた。ちなみに智子はシャワーを浴びていたうっちーを覗いた際に彼女の下の毛をしっかりチェックしている。
本話のかよは作中で初めてはっきりと顔が描かれているが、キャラクターが固まっていなかったからか目の描き方が現在の彼女とは異なっている。
帰りの新幹線車内での宮崎さんのセリフから雌猫の間グループに「ゆっきー」というあだ名で呼ばれている人物がいることがわかるが、メンバーの誰を指しているのかは不明。
本話ではうっちーを除く4班メンバーの帰りの新幹線車内での様子は描かれなかったが、田村ゆりが「智子と吉田茉咲が寝ていた時に寝ぼけた智子が吉田さんの胸を触った」というエピソードを3年次に披露している(喪124)。