目次

喪239(中編)

モテないしまた明日 明後日(中編)

基本情報

収録巻  
英題  
ページ数 9
初出 2026年4月9日(アプリ)

あらすじ

前々話までの3年5組前話3年4組に引き続き、佐々木風夏たち3年6組黒木智貴たち2年4組蛍輝祭(文化祭)打ち上げエピソード。

3年4組の打ち上げ会場にいる南小陽美馬サチが蛍輝祭の感想を言い合っていた頃…3年6組と2年4組は原宿教育学園幕張秀英高等学校が貸し切った英国風パブ「BUB」にて打ち上げを行っていた。両クラスが一緒になったことで、風夏さんはライブの歌声に感動したという2-4の女子生徒たちから写真撮影をせがまれるなど、彼女の残念なおバカっぷり本性を知る由もない後輩たちからは相変わらずの人気を博していた。ところが彼女たちが去った後、当の本人には思う所があったようで表情も沈みがちになってしまう。そんな彼女を見かねた莉瀬成田美保に…?そして、風夏さんはとある人物が友人たちと会話していることに気付く。

登場人物

佐々木風夏 黒木智貴 南小陽 美馬サチ 成田美保 莉瀬 杏奈 麗奈 眼鏡監督 澤村さん 井口朱里 与田紗弥加 中村くん 小宮山琴美(智貴の分布図および言及のみ) 【以下4名は智貴の分布図のみ】 伊藤光 根元陽菜 田村ゆり 吉田茉咲 【以下5名は言及のみ】 黒木智子 加藤明日香 和田くん 成瀬優 平沢雫

※太字は智貴の分布図にも登場。

名言

……思ったより 文化祭楽しかったよね? 色々あって(南小陽)

本当の佐々木風夏は恋も色も知らない おじさんにレ●プされた経験もない ただの女だ(佐々木風夏)

3年間風夏大好き女じゃん クリスマスの時めっちゃ女になってたし(莉瀬)

みんなのお陰 みんながいてくれたから(眼鏡監督)

本当なんだったの この文化祭!?(井口朱里)

三年の女か…… バカか変態かヤバい奴のどれだ?(黒木智貴)

知っているか? 黒木の下の毛が銀色なことを(佐々木風夏)

補足

智貴たち2年4組のメンバーは前話の扉絵に登場していたことで、彼らが打ち上げ編エピソードに関わってくることが予想されたが、本話より会場が被った3年6組と共に打ち上げの模様が描かれることとなった。

冒頭の南さんとサチの会話は前話ラストシーンからの続き。

前話では3年4組ほかの会場であるファミリーレストランに「本日一部貸切」と記載された看板が置かれていたが、本話でも3年6組と2年4組の会場である「BUB」に「貸切 原幕様」と記載された看板が置かれていたことで、学校側が打ち上げを行う複合商業施設(喪237(前編)1) )に入っている各店舗の全体ないしは一部を貸し切った様子が窺え、作中で言及されていない3年5組の会場である「焼肉ぐいどん」(喪238(前編))についても同様だと思われる。また、中村くんが自クラスについて「打ち上げねーんだよ」と発言していたことから、会場に関しては学校側が確保するが打ち上げを開催するか否かの判断は各クラスに委ねられていることがわかる。

莉瀬が風夏さんの様子を「なんか ヘラりだしたから」と表現していたが、「ヘラる」とは若者を中心にSNSや日常会話でよく耳にするようになった表現で、一時的な気分の落ち込みや情緒不安定なさまを表している動詞のことである。表現自体は「メンヘラ」から派生しているが意味は異なるため、使用時には注意を要する。詳細は上記リンク先を参照されたい。

莉瀬の回想という形で1年次のクリスマス会にて莉瀬・風夏さん・美保さんの3名が一緒にいる様子が描かれたが、同じくクリスマス会に参加していた加藤明日香がスマートフォンに保存していたクリスマス会画像(特別編112) )とは若干異なっており、本話では莉瀬が持ち込んだとある飲料の影響で酔っぱらってしまった美保さんが風夏さんに寄り添っている状態のものとなっている。また、莉瀬の回想と発言から、美保さんが1年次より風夏さんに好意を抱いていたことが示唆されている。

2年次の智貴がクラスメイトの男子生徒と絡んでいる様子が初めて描かれた。本件に関する考察は「研究ノート」の項目を参照。

風夏さんが発言した「黒木が美少女二人を自宅に呼び 自分の髪の毛を染めさせている事実」および「黒木の下の毛が銀色なこと」については夏合宿前に加藤さんと成瀬優が黒木家を訪れるエピソード(喪170)を、「放課後の美術室で…… 黒木と後輩の手コキを見せつけられ」については二学期早々に黒木智子が風夏さんにとある実演をさせようとするエピソード(喪184(後編)3) 「本物」)をそれぞれ参照されたい。

研究ノート

本話に登場した店舗のモデルについて

本話にて3-6と2-4が打ち上げ会場にしていた「BUB」は、店舗ロゴのデザインや麗奈が「こんな飲み屋」と発言していたことから、英国風パブをコンセプトとしているチェーン店ブランドのHUBがモデルになったと考えられる。それを裏付ける点として、作者からの本話更新告知ポスト(「外部リンク」の項目を参照)に添付されている画像は本話1ページ5・6コマ目のネームだが、完成原稿では「BUB」と書かれている箇所がネームの時点では「HUB」と書かれており、ここからもモデルとされたことがわかる。また、「BUB」の外観はスーク海浜幕張内にあるHUB海浜幕張店(美浜区ひび野)がモデルになったと考えられるが、作中では杏奈たちのグループが複合商業施設の前で路上打ち上げを行っており、風夏さんたちも打ち上げ会場へ向かっている時に杏奈たちと出会っていたことから(喪237(前編))、「BUB」は複合商業施設内の店舗として扱われている可能性がある。

智貴のクラスメイト(男子)について

学校生活における智貴と親しい関係性の男子生徒と言えるのは、中学からの付き合いである中村くん・智貴友人2智貴友人3(いずれも他クラス)の3名のほかは、1年次に智子について尋ねていた明るい髪の男子生徒(単行本6巻カバー裏【現実】)が挙げられるが4)、本話で智貴がクラスメイトの男子生徒と中村くんの三人で会話しているシーンがあり、奇しくもクラスメイトは明るい髪の人物である。いささか強引だがクラスメイトの男子は1年次の男子と髪型が似ているようにも見えるので、本話に登場したのは1年次の男子なのかもしれない。もしくはサッカー部絡みの人物で二人の共通の友人である可能性も考えられる。

紗弥加が「中村くん」と呼んだことについて

与田紗弥加は中村くんを呼び捨て(喪156「噂」ほか)にしているが、本話ではこれまでの作中で一度も呼んだことがない「中村くん」(敬称付き)と呼んでいる。蛍輝祭では紗弥加の大けがした左足に中村くんが包帯を巻いてあげているシーンがあり、彼女も顔を真っ赤にしていたことから(喪234(後編)5)「終わる」)「くん」呼びは彼への想いの現れだと考えられるが、これまでの本作品にみられた通り単なる誤植であることも考えられ、もし後者ならば本話が単行本に収録されるタイミングで修正される可能性が高い。

外部リンク

 


喪239(前編) 喪239(後編)

1)
単行本28巻には前中後編がまとめられた喪237として収録
2)
ガンガンONLINE初出時はナンバリングなし
3)
単行本19巻には前後編がまとめられた喪184として収録
4)
なお、アニメ版も含めた場合は青松くん(アニメオリジナルキャラクター)も該当し、サッカー部仲間でもある(アニメ喪13)
5)
単行本28巻には前中後編がまとめられた喪234として収録