目次
特別編11
特別編(ガンガンONLINE初出時)→特別編11(単行本21巻収録時)
基本情報
| 収録巻 | 21巻 |
| 英題 | |
| ページ数 | 6 |
| 初出 | 2020年12月24日(アプリ) |
あらすじ
クリスマス会(特別編121) )の前日談にあたる特別編エピソード。
黒木智子と田村ゆりは間もなく訪れるクリスマスの話をしながら下校していた。やがて二人がイルミネーションで彩られた海浜幕張駅前に到着した頃、智子のクリスマスの過ごし方に興味を示すゆりは智子の説明に対して何か言いたそうにしていたが、智子は誤魔化すように成瀬優と加藤明日香が先に入店していたコーヒーショップ「STAR TURRY’S」に入るよう促した。
登場人物
名言
ちょっと悲しいクリスマスソングをずっと聞いてたら 部屋が広く感じられて楽しかった(田村ゆり)
たまにこっちのぼっち度を軽く超えてくる……(黒木智子)
えッ!!? ドスケベ・ザ・サ●バージャパン2077じゃんこんなの!!!(同上)
ち 違うの! 色々あって! 色々あったの!!(成瀬優)
そうだ さっきのアレ何か真子に聞こう(田村ゆり)
補足
本話のサブタイトルは、ガンガンONLINE初出時ではナンバリングがない「特別編」であったが、本話の内容がクリスマス会の前日談だったこともあり、クリスマス会の模様を描いた特別編エピソード(特別編12)と合わせて単行本21巻に収録され、それに合わせて「特別編11」のナンバリングが付与されたことで掲載順が確定した。これにより、下記に記載されたガンガンONLINEの掲載順と大きく異なる状況となり(両話のスパンは1年間)、初出時の前話・次話は共に単行本20巻に収録されていることも考慮してか、ガンガンONLINEアプリ版のエピソードリスト(バックナンバー一覧)の本話見出しに「※単行本21巻収録」という注釈が追加されている。余談だが、本話は2020年のクリスマス・イヴを迎える日に更新されており、アプリ版における年内の最終更新でもあった。
本話にてゆうちゃんと加藤さんが冬休みの勉強計画について話し合っていたコーヒーショップ「STAR TURRY’S」は、後に佐々木風夏と成田美保も加わった4名で勉強会を行うエピソード(喪212)においても利用されていることから、二人が落ち合う場所はここが定番になっている様子が窺える。コーヒーショップの考察については「研究ノート」の項目を参照。
中学時代の智子・ゆうちゃん・小宮山琴美が写っているクリスマスの画像は、黒木智貴へのクリスマスプレゼント2)を買いに行った時に撮影したものだと思われ、スピンオフ作品『私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。』にてこの時の様子が描かれている(喪21「男心」「津々【しんしん】」「代用品」)。
前述の画像での小宮山さんは黒いマスクを付けていることがわかるが(『友モテ』では描写なし)、高校3年次のクリスマス会でも付けていたことから(特別編12)、黒いマスクは彼女にとってお気に入りのアイテムである様子が窺える。
本話にて加藤さんがスマートフォンに保存していた1年次のクリスマス会画像という形で加藤さん・楠夏帆・莉瀬・風夏さん・美保さんの1年次の様子が初めて描かれており、5名はこの頃よりグループを組んで親しくしていた様子が窺える。そして彼女たちが並んでいる画像をよくみると、加藤さん・夏帆さんと莉瀬・風夏さん・美保さんの小グループに分かれていることもわかる3)。後の莉瀬の回想では、彼女が持ち込んだ「とある飲料」を口にした美保さんが酔っぱらってしまい、風夏さんに寄り添っていたというエピソードも明らかにされた(喪239(中編))。
1年次のクリスマス会については、これまでの作中では智子のクラス(1年10組)で行われた様子が描かれていたが(特別編2)、本話にて加藤さんおよびゆりのクラス(いずれもクラス名は不明)でも行われていたことが判明した。ここからクリスマス会はクラス単位で行われていることがわかる。
加藤さんたちのクリスマス会画像を見た智子の感想である「ドスケベ・ザ・サ●バージャパン2077」は、日本の企業であるCYBERJAPANより誕生したダンスグループ「CYBERJAPAN DANCERS」が元ネタであると思われる。「CYBERJAPAN DANCERS」のメンバーは露出度の高い衣装を纏っていることが特徴で、そこから加藤さんたちのサンタクロースコスプレに共通項を見出してドスケベと称した可能性が高い。なお、「2077」は西暦を指していると思われるが、なぜ智子が何十年も先の西暦を付けたのかは明らかにされていない。余談だが同社は日本におけるインターネット黎明期である1995年にウェブマガジンを立ち上げており、企業活動にインターネットを採り入れた日本の企業のなかではかなり早い部類に入る。
本話が公開された5年後である2025年のアプリ版最終更新では、本話と同時期にあたる特別編エピソード(特別編254) )が公開された。同話での智子は「クリスマスにヤリたい一つのこと」にて「まぁ今度みんなでクリスマス会やるし~」、「使うとき」にて「今年さみんなでクリスマス会やるし」とそれぞれ発言しているが、本話との前後関係は明らかにされていない。
研究ノート
クリスマスのイルミネーションについて
海浜幕張駅前のクリスマスのイルミネーションは「マクハリイルミ5)●●/○○ (サブタイトル)」という名称の実在するイベントがモデルになっていると考えられる。同イベントは2019年より概ね毎年11月から翌年1月末までのスケジュールで開催されており(例えば2025~26年の場合は、前述の●●/○○の箇所に25/26と入る)、主催者は幕張新都心イルミネーション実行委員会である。詳細は公式サイトを参照いただきたい(本話が公開された2020~21年を含む過去の記録も閲覧可能)。
コーヒーショップについて
本話の舞台となった「STAR TURRY’S」(コーヒーショップ)は、2ページ7コマ目に描かれた特徴的な外観および外観の左上に描かれた「PePe」の文字、そして外観の後ろに「海浜幕張駅」の文字がみられることから、JR海浜幕張駅の北口階段を下りてすぐのところに位置する「スターバックスコーヒー ペリエ海浜幕張店」がモデルになったと考えられる。ちなみに「ペリエ(PERIE)」はJR東日本の子会社が千葉エリアで運営している駅ビル・商業施設のことで、ペリエ海浜幕張では前述した「PePe」の箇所にペリエのロゴが掲げられている。2023年1月現在、8店舗6)が営業中。
本話に登場した文字オブジェについて
本話2ページ1コマ目には表側から・5ページ6コマ目には裏側からのアングルで文字オブジェ(の一部分)がそれぞれ描かれているが、聖地研究者の調査および「マクハリイルミ」公式サイト(前述)によると、この文字オブジェは実在しており「MAKUHARI」と記されていることがわかる。調査報告ポストにはセブン-イレブン aune海浜幕張店付近より撮影することで後者のコマを再現した画像が添付されている。背景は千葉西警察署・幕張メッセ交番とイオンタワーアネックスである。ちなみにこの交番は特徴的なデザインをしており、『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 小説アンソロジー』に収録された「前髪は空を向いている」(青崎有吾)の登場人物より「変な形の交番」と表現されたこともある(紙書籍版は87ページ・電子書籍版は83ページをそれぞれ参照)。なお、文字オブジェはクリスマス会のエピソードでも登場している(特別編12)。
ゆりと共に1年次のクリスマス会に参加した人物について
見出しの件は作中で明らかにされていないが、本人は「クラスの何人か」と参加したとゆうちゃんに話しており、2年次のクリスマス前には智子に「去年は真子とクラスの何人かで遊んだけど」と話していたことから(特別編5)、当時の彼女のグループ繋がりである田中真子・美馬サチ・南小陽だったことが考えられる。また、サチと南さんについてはグループメンバーかつ1年次からの付き合いであったにもかかわらず、2年次のバレンタイン(友チョコ)エピソードでは名前を呼ばずに「クラスの人」呼ばわりしていたことから(喪112)7)、「クラスの何人か」も彼女たちを指している可能性が高く、ゆりが「途中で帰った」理由も、特に折り合いが悪い南さんと何らかのトラブルが起こってしまったからかもしれない。
外部リンク
- 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!特別編の感想 - うざっしーのアニメ批評
- わたモテ(特別編)感想 ※クリスマス予定回 - フィクションかもね。
※リンクが貼られていないブログについては、削除済みもしくは公開を終了しているため現在は閲覧できなくなっているが(2026年4月18日現在)、当時の様子を記録するためにリンク先案内は存置とさせていただく。
