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柿沼くん

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柿沼くん

基本情報

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本名 柿沼(かきぬま)
あだ名   オタク メガネ かっきー
英語表記 Kakinuma
初登場   喪67
肩書き   高校生
家族  不明
所属 原宿教育学園幕張秀英高等学校
2年4組
名前の由来 柿沼友哉

概要

原宿教育学園幕張秀英高等学校の男子生徒で黒木智子の2年次のクラスメイト。 喪95「やけに詳しい」にて名字が「柿沼【かきぬま】」であることが判明したが、名前に関しては引き続き明らかにされていない。

特徴

眼鏡をかけ、目元にかかるほど長い前髪が目立つ短髪と、痩せており、柿沼グループの中では廣畑くんに次いで高身長。 また、グループメンバーに共通しているが、これまでに目が描かれたことがないのも特徴である。

いわゆる「オタク」であり、昼休みの過ごし方は廣畑くん・柿沼友人2と携帯ゲーム機で遊んだり(喪67・99)、アニメの話題などで盛り上がっていること(喪68「空気2」)が多い。3年次ではゲームセンターで遊んだり(喪188)、廣畑くんと二人でスマートフォンの動画を楽しむ様子(喪199(中編)「悪い気しない」)も描かれている。

ゲームセンターにて二木四季との格闘ゲームの対戦を見た南小陽から「よっわ」と煽られた際に、自分が弱いわけじゃなくて二木さんが強いだけと小声で反論するなどプライドが高い面が見られるが、後からやってきた美馬サチから面と向かって「あのキモい奴ら」呼ばわりされてしまい、サチと南さんが去った後に二木さんがサチの発言について「キモい?」と疑問を発した際には「(二木さん含めてキモいと言っているわけではなく)言ってるのは男子だけだと思うけど」と返すなど、自分たちがオタクとして一部に疎まれていることに自覚的な面もある(喪188)。

根元陽菜から笑顔で話かけられた時は赤面し、しどろもどろになっていたが(後述)、二木さん・南さん・サチ・麗奈(喪210(中編)「お祭りさわぎ」)などの他の女子生徒とは普通に会話していることから、同じグループの廣畑くん(本人の項目も参照)よりも異性に対する免疫力は高いと思われる。

普段、友人たちと会話する時以外は無口かつ表情に乏しいように見えるが、根元さんと岡田茜を意識したこと(後述)について癪に障った南さんから大声で罵倒された後に「あいつ マジなんなんだ?」と怒りを露わにしたり(喪199(中編)「悪い気しない」)、サチの性的絡みの陰口や麗奈のからかいに対して「するわけねーーだろ!!」「だからやんねーって」と大声で必死に反論する(喪210(中編)「お祭りさわぎ」)など、時として感情を爆発させるような一面も持ち合わせている。

数学の授業中に居眠りしたり(喪68「同類のくせに」。後述)、保健体育の授業中では荻野先生から問題を当てられるが、正解がわからず答えられなかったり(喪95「やけに詳しい」。上記「基本情報」の画像)と、学業に関してはあまり熱心ではないような描写が度々見受けられる。

前述の通り保健体育の授業では振るわなかったものの、性的な知識は年相応に有しているようで「シコる」というワードに即座に反応したり、性的絡みの陰口を叩いたサチと(サチの陰口をばらしてしまった)南さんに対して怒りが収まらず、仕返しとばかりに「オ●ニー1)だよ!!」「お前らだってやってんだろ!!」と絶叫し、南さんをドン引きさせてしまったこともある(23巻おまけ「喪210おまけ2」)。また、柿沼くんが女子生徒たちにからかわれたり反論している様子を目にしていた二木さんは「クスクス」(喪210(中編)「お祭りさわぎ」)と声に出してしまうほど面白かったようで、それ以降は彼女も性的なネタで柿沼くんをからかうようになった(喪220(中編))。

高校卒業後の進路は明らかにされていない。

高校1年次の柿沼くん

入学式の日、クラス分けの掲示板の前でまるで怒っているような表情をしていた(特別編8)。特徴は現在とほぼ同様。所属クラスは明らかにされておらず、これ以降の1年次の様子も描かれていない。

高校2年次の柿沼くん

2年生に進級し、所属する4組では智子・廣畑くん柿沼友人2とクラスメイトとなった。

二学期の席替えでは、智子の右隣が新しい席になった(会話はない)。更に自身の後ろの席になった友人2と、智子の後ろの席になった廣畑くんと近くなり、3人でゲームに興じている様子を見た智子は「クラスの冴えない奴らが隅に集まったな…」と心の中でつぶやいていた(喪67。初登場回)。

昼休みの「昼の放送の時間」でアニメソングが流された時は、「これ 昨日やってたやつじゃねーか!!」と大はしゃぎしながら廣畑くんと盛り上がっていたが、その様子は周りの女子生徒たちが不思議がるほどのものだった(喪68「空気2」)。その後、5時間目の数学の授業中では隣の席の智子が眠気に耐えているのを尻目に居眠りをしており、その最中に突然ビクンとなってしまったことで数学教師にバレてしまい、はたかれた2)際は平謝りしていたが、しらけた空気が漂った智子の場合と異なりクラスメイトの笑いを誘っていた(喪68「同類のくせに」)。

体育祭の男女混合二人三脚では、当初誰とも組めずに孤立していたが、根元さんの提案(グーチョキパー)の結果、彼女と組むことになった際は「よっろしくね」と優しく声を掛けられるが、柿沼くんは彼女の顔を見ずにうつむき加減で大汗をかきながらしどろもどろな状態で返事をしていた(喪86)。なお、同じく孤立していた智子は「あいつならなんの感情もなく二人三脚できそう!」という理由で柿沼くんと組もうとしていたが、根元さんの提案によりそれはかなわなかった(喪86)。

高校3年次の柿沼くん

3年生に進級したが、所属クラスは明らかにされていない。廣畑くんたちとの交流も続いており、廣畑くん・柿沼友人2・柿沼友人3とゲームセンター「SECA」でグループを組んでいる様子が見られる。また、そこに加わる形で5組の二木さんとも交流が生まれたようで(喪188)、後に彼女からのとある依頼を引き受けたり(後述)、校内においても行動を共にする機会が増えつつある。

柿沼くんが廣畑くんと廊下を歩いていた時に彼らを見掛けた南さんは、サチの行為(前述)を謝ろうとしていた際にサチ本人の存在に気付いたので二人のネクタイを引っ張って廊下の角に隠れたが、その様子をたまたま通りがかった根元さんと岡田さんに見られたことに関して、柿沼くんは彼女たちをチラ見しながら「……変に思われてないかな?」と意識していた(喪199(中編)「悪い気しない」)。

5組の蛍輝祭の出し物(清田・岡田組映画『バカッコイイ日常。』)の撮影中にアクシデントが発生した影響で人員が不足し撮影に支障をきたす事態に追い込まれた時は、二木さんからの補充要員依頼を受けてカメラマン要員として途中参加している。撮影にはスマートフォンをカメラとして用いており、撮影の合間には廣畑くんと映像のチェックをしている様子も見られた(喪210(中編)「お祭りさわぎ」)。 蛍輝祭開幕後は、1日目に廣畑くん・二木さん・南さんと男女4人グループを組んで校内を回っている(喪220(前編)扉絵・220(中編))。南さんに対しては、映画撮影時に彼女をドン引きさせるほどのトラブルを起こしてしまったが(前述)、サチが不在かつ二木さんが間に入っているからかこの時は行動を共にしている。二木さんからからかわれた直後、軽蔑しているような表情でポップコーンを口にする南さんの振る舞いが気に障ったのか突っかかるものの、彼女から無言でスルーされてしまう一幕もあった(喪220(中編))。

登場回

本編外での登場

単行本23巻の表紙 裏(カバー下)に廣畑くん・柿沼友人2と共に登場。ゲームセンターにて、対戦台の前に座りながらこちらを見ており、友人2名も柿沼くんのそばに立ちながら同じくこちらを見ている。

友人

廣畑くん 柿沼友人2 柿沼友人3 二木四季

2年次のクラスメイトである清田くんからは「かっきー」(作中では本名にルビが振られる形で記載)というあだ名で呼ばれており、親しみを抱かれていることがわかる(喪210(中編)「お祭りさわぎ」)。

補足

本作品の連載10周年記念企画として行われたキャラクター人気コンテストではランキング入りはかなわなかったが、「特に熱く濃い(!?)一票を集めたキャラクター」(原文ママ)として、大隣凪かよ和田くん初芝くん智子母・清田くんの6名と共に「その他」のカテゴリでピックアップされている(単行本20巻特装版小冊子)。

研究ノート

根元さんへの意識について

体育祭での根元さんに対する様子(前述)から単に女子に対する免疫がないだけのようにも見えるが、喪188以降での他の女子への接し方や喪199(中編)「悪い気しない」で根元さんと岡田さんが現れたときの様子を加味すると、根元さんを特別意識しているとも考えられる。

1)
当初はストレートに言わず遠回しに伝えていたが、意味が理解できなかった南さんから「はっきり言えば」と強い調子で言い返されてしまったという経緯があった
2)
この時の直接的な描写はなく、両者のセリフと擬音で表現されている
柿沼くん.1709138030.txt.gz · 最終更新: by syumote