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今日はアプリで 喪215 モテないし文化祭始まり が公開されました。 今回のエピソードを読んで私がもっとも声を大にして言いたい事は「やはり黒木智子というキャラの魅力は精神的に追い込まれた時にこそ輝く」です。 仮に文化祭の一連の物語を前回までの文化祭準備編と、今回から始まった文化祭本番編に分けた時、準備編の始まりの回である喪186(いわゆる映画プレゼン回)の感想でも私はまったく同じ事を言いました。 当時はもこっちの精神状態はほとんど注目されず、プレゼンした映画の内容にファンの批判が集中して、思えばあそこから準備編の迷走というか、ファンと谷川先生の微妙なボタンの掛け違いが始まった訳ですが、今回ようやく私が読みたかった路線に帰ってきたという感じです。 そして大方の予想に反して初回からもこっちの映画上映の前段階まで話を進めた事について、一部のファンからは少しもったいないとか、風夏のバンドなどもっと色々見たかったという声も出ていますが、私はこれがベストだと思います。 そもそも谷川先生はバンドとか自分の不得意な分野でキャラを動かせるほど器用な作家ではない事は、映画撮影の時にさんざん学びました。 ですが今回、言ってしまえば「元ぼっちの女の子が文化祭のステージで自分の映画を発表する」というただそれだけの事で、これだけ面白い話が描けるのが谷川先生なんだと多くのファンが再認識したと思います。 これもまた前にも言った事ですが、私は何ももこっちが不幸になる所を見たい訳ではないんです。映画撮影をどこか他人事みたいにとらえて、危機感もなければそもそもまったく楽しくなさそうだったもこっちとその仲間たちと比べて、今回みたいに感情豊かなもこっちの方が魅力的で面白いというごく普通の事を言ってるだけなんです。 もちろん、ファンの中には今回のもこっちに共感性羞恥を感じて心がエグられてつらいと言ってる人が少なくない事は理解してますし、何ももこっちを追い込めば追い込むほど面白くなるだなんて乱暴な事が言いたい訳ではありません。 …ふぅ。 あんまり期待値を上げすぎても良くないというのも私が準備編で学んだ事なのでいったん落ち着きましょうか。 ただまあぶっちゃけて言うと長い迷走の末、喪213くらいからワタモテ本来の面白さを取り戻しつつあった中で欠けていた最後のピースである、「もこっちの動かし方を谷川先生が思い出すのはいつだろう?」という問いの答えが思ったより早く埋まりましたね。 正直に言うと私は文化祭が終わるまでは無理だろうと思っていました。智貴や真子っち周辺の人間関係に巻き込まれる形でなんとかなるかも知れないという期待はしていましたけど。 いずれにしろ次回以降の展開がまったく読めなくなった上にすごく楽しみになりましたね。特に今回のネモのように、もこっち周りのキャラが連鎖反応で面白くなる可能性が俄然出てきました。 こうなると、ゆりちゃんともサチとも絡める真子っちは漫画的にちょー美味しい位置にいるなー、と思ったり。 そんな話をしだすとキリがないので、とりあえず次回更新は一か月後、それまで今後の展開をいろいろと妄想しながら、夏の暑さに負けないように元気に過ごしましょー。
今日はアプリで特別編17(仮称)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「短けえ!!」です。 突然ですがみなさんは子供の頃、読書感想文を書くときに苦労した事がありますか? 私は一度もないんですよね。 本を読む時は文章や物語を追いながら同時に頭に浮かぶ思考を整理しながら読んでいるので、内容の良し悪しを気にしないで良いなら読み終わった直後でもそれらをまとめるだけで感想を書く事ができます。 なので今回たった2ページの更新でしたが、過去のエピソードを読んだ時の思考も引っ張り出せばそれなりの感想を書く事ができると思います。 たとえば今回は「ワタモテと会話劇」というテーマが頭に浮かんだので、文化祭の準備が始まって以降なぜ会話劇が増えたのか、という風に展開していけば、南さんやサチ関連を除いて文化祭準備編が総じてファンに不評な理由の一つについて語る事ができるでしょう。 まあ2ページの漫画の感想で本当にそこまで書いたらすごく嫌味な感じになるので書きませんけど。 で話は変わりますが、これまで何度も言っている通り、私はワタモテ本編だけでなくファンの反応も含めて楽しんでいるので、今回も色んな場所のコメントを読んでますけど、まあ怒ってる人が多いですね。 谷川先生というか製作サイドとしてはおそらく、ここ数回更新直前の延期が続いていたので2ページでも良いから更新して、1週間後に本来の更新分を公開しようという意図だったんだと思います。 しかしファン側の心理としては、今回もたぶん更新延期だろうなという覚悟をしてたところ、予想に反して更新日になっても延期されず、前回からの引きもあっていよいよ文化祭が始まるぞと期待して読んだら、その期待を裏切られたという感じになってしまったんでしょうね。 間が悪いというかなんというか、こういう所はさすがワタモテの作者だと思います。 怒っているファンの気持ちもわかりますし、谷川先生には「どんまい」と伝えたい気分ですね。 まあ怒っている人も、ここ最近の作品に対する不満を上手く言葉にできないまま溜めこんでいて、たまたまこのタイミングで噴出したという人も少なくないと思うので、コメントや掲示板が荒れた時だけその理由を考えてもあまり意味はないと私は思います。 なので谷川先生にはファンの反応に委縮する事なく面白い漫画を描く事に専念してもらいたいですし、私も面白い漫画を読める事を信じて来週の更新を待ちたいと思います。
今日はアプリで喪214 モテないし前夜祭(後編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「ワタモテでこの手の王道展開は珍しいな」です。 古い映画ですみませんが「グーニーズ」とか、比較的最近リメイクされたのだと「IT/イット」のLOSERS(負け犬クラブ)とか、個性的な仲間がそれぞれ自分の得意分野で力を発揮しながら冒険をしたりトラブルを解決する物語が私は大好きです。最近のは観てないけど大長編のドラえもんとか。 なのでゲームコーナーのクイズゲームではありますが、みんなで知恵を出し合ってクリアするなんて展開がワタモテで見れると思ってなかった私は普通に「おお」と感動しました。 と同時に、「こういうのは映画撮影の時にこそ見たかったなー」とも正直思ってしまいました。まあ過ぎたことを今さら言ってもしょうがないのでこれ以上言いませんけど。 いずれにしろ谷川先生はこういうのをやりたくない人だと思っていたので意外ではありましたね。 いわゆる王道展開というのはあからさまだとクサくなるし、特にワタモテみたいな空気感の作品では難しいと思いますが、例えば今江先輩の卒業式みたいに丁寧に物語を積み重ねた上でやるなら意外性を超えた破壊力が生まれると私は思います。 細かい部分については、いくらなんでも智貴は口が悪すぎだろとか、今江先輩をあまり下ネタで使って欲しくない気持ちがありながら不覚にも笑っちゃったとか、相変わらず男子小学生みたいなピュアさを持つ二木さんが可愛いとかありましたが、どれも前に似た様な事があったのであえて語るまでもない気がします。 というか今回は文化祭に向けて現在の人間関係を再確認する感じで読むのが良いような気がしますね。 私が現時点で思う文化祭の見どころは、もこっちの映画自体はともかくそれを目当てにやって来るであろう、ゆうちゃんにきーちゃん、きーちゃんは雫ちゃんとの関係も気になるし、雫ちゃんは自分のクラスの出し物がどうなったのかも気になりますね。 今江先輩も来ると思いますが、夏に海で会ってるので感動的な再会にはならないと思います。そもそももこっちは自分の映画を今江先輩に見てもらいたいのかどうか。私はむしろ吉田さんの進路相談の続きが気になります。 あと可能性としては低いけど加藤さんのお兄さんが来たら加藤さんの新たな一面が見られそうという期待があるのと、さらに可能性は低いけどネモの中学時代の友達のみきちゃんが来ても面白くなりそうだなーと思います。この二人は映画撮影では漫画的な意味であまり活躍しなかったので文化祭本番で活躍できると良いなと思ってます。 それと智貴をめぐる女子たち、特にサチと吉田さんと朱里ちゃんの争いがどうなるのか、というより谷川先生がどこまで描く気があるのかと言った方が早いですが、私は文化祭である程度の進展は見せて欲しいですね。 こみちゃんと紗弥加は、喪213が面白すぎたせいで逆に使いどころが難しくなった感がありますが、ならばギャグキャラとして以外の二人の一面が見られると良いなと思います。単に非常識なだけよりも、ある程度常識的な面もある方が面白いですからね。 うっちーと雌猫組はサチノリマキの対立を横目に普通に文化祭を楽しむでしょうね。雌猫組好きだけどトラブルがないとドラマも生まれにくいから出番は少なそう。同じ理由で清田撮影班も目立った活躍はしなさそうですね。 他クラスながら映画に出演した風夏と美保ちゃん、特にバンドで出演予定の風夏は活躍するでしょうけど、個人的に面白くなるかどうかは未知数ですね。まあできるだけ批判するよりも面白い部分を探して感想が書ければ良いなと思っています。 杏奈・麗奈と二木さんと南さんは、それぞれ吉田さんとサチの智貴を巡る争いを面白がったり少し巻き込まれたりしながら文化祭をそれなりに楽しむでしょうね。ヤンキースと二木さんの交流は今回たっぷり見れたので、文化祭では南さんと二木さんの交流がまた見たいですね。 最後に真子っちですが、私的にこういう感じになって欲しいなーというのはありますが、それを語るかどうかはまだ決めかねています。 いずれにしろ次回は問題なく文化祭が始まると思いますが、果たしてどの話から始まるのかはまったく予想がつかないですね。どれから来ても面白くなると思うので楽しみに待ちたいと思います。
今日はアプリで喪214 モテないし前夜祭(中編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「ヤンキース2人(杏奈・麗奈)と二木さんのマブダチ感マジぱねーな」です。 健康や美容に気を使う年齢ではない高校生にとって、サウナに入ってまず最初にする事といえば友達との我慢比べ、もしくは「俺サウナ苦手だから10分もいられないと思うわー」とかの謎の言い訳だと思います。出たくなったら出ればいいだけなのに、なぜか一番最初に出たら負けみたいな気分になりますよね。 なので開口一番「最初に出たやつがジュースな」と麗奈ちゃんが言った瞬間私は「あ、この人一緒にいて楽しい人だ」とすごく嬉しくなりました。いや知ってたけど。 杏奈ちゃんや二木さんも特に何も言わずに勝負が始まるところが、普段からこういう事してんだろうなという想像ができて良いですね。で、もこっちはともかく部外者っぽいうっちーにはちゃんと参加するかどうか聞くという気配り。最高か。 途中、二木さんからジュースをおごってもらうもこっちの楽しそうな表情も良いですが、その後二木さんが「ゲームなら負けない」ともう一勝負しようと言い出す所も最高です。 二木さんはそこまで考えてないと思いますが、せっかく楽しい勝負の流れがきてるのに1回で終わらせたらもったいないですからね。 杏奈ちゃん・麗奈ちゃんにしても二木さんにジュースをおごらせただけで終わるより、次は二木さんの得意なゲームで華をもたせてイーブンになった方が盛り上がって楽しいでしょうしね。 いやすごいわ。作画ニコ先生も好きなスヌーピーの名言に「どこに行くかより誰と行くかが大事」というのがありますが、要はこういう事ですよね。 きっとこの3人はどこで何をしても楽しむ事ができるんでしょうね。大人になるとこういう感性は失われがちだからずっと仲良しでいて欲しい。 後半の智貴パートは、面白くなるのはわかってたし実際面白かったけど、余所で語りつくされるから特に書く事はないだろうなと思ってたら、ひとつだけありました。 最近はサチのモノローグによる印象の影響なのか、真子っちを「腹黒」な性格だと感じる人が増えてますが、今回はすやすやと眠るゆりちゃんを見守る真子っちとかちゃんと「良い子」路線の描写も描かれてて良かったですね。 まあもともと無味無臭の良い子キャラだったのが、自我を持って動き始めたばかりで今の真子っちには未知の部分も多く、以前とのギャップもあって腹黒さを感じる人が多くても無理はないかとは思います。 同じ漫画を読んでも人によって受け取り方が違っていて当然と思っているので、他のファンの意見を否定するわけじゃないんですが、私個人としては単純な良い子でも腹黒でもない今くらいの真子っちが一番面白いと思いますね。 モノローグが少ない事もあって、今の「何を考えているのかつかみきれない」という感じが面白さの源泉でもあるんですが、これを突き詰めるときーちゃんみたいになっちゃうので、それはちょっと嫌かなと思います。きーちゃん好きだけど。
今日はアプリで喪214 モテないし前夜祭(前編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「二木さんが楽しそうで何より」です。 特別編を一度はさんで今回は予想どおり文化祭前夜のスーパー銭湯でのエピソードだった訳ですが、それがどんな話になるかはまったく予想がついてなかったんですよね。 文化祭前夜までもつれ込んだ映画の編集を二木さん一人でやらせるのは申し訳ないって事で付き添ってるメンバーですから、ぶっちゃけ二木さん以外は何をしてても良いといえば良いはずですが、それでいてもこっち撮影班があまりスパ銭を満喫しすぎてもそれは非常識なのでどうするんだろうとは思っていました。 で映画にはあまり関わってないけど、二木さんの友達である吉田さんや杏奈・麗奈ちゃんも付き添わせてそこから智貴・真子っち・サチ・南さんまで芋づる式に巻き込まれていく流れは見事としか言いようがないですね。うっちーの参加はもはや様式美。 あとこう感じてるのは私だけではないと思いますが、真子っちとサチの絡みがめちゃくちゃ良いですね。 基本的には善人でありながら無意識下の欲求に動かされがちでもある真子っちと、自分は悪人だという負い目があるが故に周囲の悪意を過大に評価しがちなサチ。 今回たったの1ページ半くらいですけどまるでミステリの探偵と犯人みたいな緊張感のあるやり取りが面白かったです。 まあそんな二人のやり取りの後で、人知れずお風呂に入ったりもしてる二木さんが楽しそうでなんか和んだというのが冒頭の感想ですね。 次回は智貴をめぐって吉田さんとサチ、そして真子っちがどういう絡みを見せるのか、面白くなるのはまず間違いないとして、おそらくは中編・後編と続いて人間関係がより混沌としていきつつ、「一体どうなってしまうんだろう?」という期待と勢いを維持したまま文化祭に突入してくれれば私としては理想的な流れだと思います。 あとは二木さんともこっちと南さんでちょっとした癒しを提供してくれれば完璧。というか今回のもこっち、なんとなく主人公というよりマスコット的な可愛さがあって地味に良かったですね。
今日はアプリで特別編16(仮称)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「なぜこのタイミングで特別編?」です。 そう思ったのは私だけではなかったみたいで掲示板各所でも同じ話題が出ていましたが、谷川先生のツイートから推測するに作画ニコ先生のヘルニアの回復状況をみて負担の少ないエピソードを挟んだという感じみたいですね。 普段は露悪的なイッコ先生が優しさを隠しきれてなくて草 それはそれとして、すっかり文化祭前夜のスーパー銭湯でのエピソードと思ってた所に特別編が来て驚きはしましたが、ゆり真子サチキバの過去が気になっていた人は多かったみたいで各所の評判は悪くない様子。 私はと言えば「笑える」という意味での面白いではなかったものの、「これからどうなるのか興味深い」という意味で面白かったです。 というのも現段階ではこれまでの描写で分かっている事から想像していた4人とほとんど差がないというか、もしこの4人の特別編が今後も不定期に続くのであれば今回はキャラ紹介みたいなものなので、細かな描写の面白さはあっても正直地味目な回ではあると思います。 でも私たちはゆりちゃんが1年のクリスマスの時に1人途中で帰ってしまう事と、2年の修学旅行で真子っちがゆりちゃんを裏切る事を知ってるわけで、そこへ至るまでにこの4人の関係がどう変化していったのか想像するとめちゃくちゃ面白くなります。 現時点で谷川先生がどう思ってるのかは分かりませんけど、文化祭が終わったらスピンオフ的にこの4人を中心に各キャラの過去の話をまとめて描くのも多いにありだと思いますね。 真子っちとうっちーは中学が同じという事もあり(※私モテWiki参照)、ゆり真子サチキバの仲が悪くなっていくのと対比して今でも仲の良い雌猫組が作られる過程が描かれたら鉄板で面白くなると思います。 いずれにしろこの4人の物語のキーパーソンは真子っちですね。ゆりちゃんもサチも南さんも、ほぼキャラとして完成されてるので伸びしろが少ないというか意外性が生まれにくいですからね。 まあ絶対面白くなるからこういう話が読みたいと思っていても、こみちゃんとサチの絡みとか、南さんと二木さんの絡みとか、ずいぶん後になって忘れた頃に描かれる事が多いのでのんびりと待つことにします。 今はとにかく文化祭を進めろというファンの方が多いでしょうしね。 ページ数が少なかった事もあり、細かな部分については余所で語りつくされてるので私が特に書きたい事はありません。 次回更新は2週間後との事なので、無事に更新されるのを祈りながら待ちましょう。
今日はアプリで喪213 モテないし文化祭前日(中編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「やっぱすげーな」です。 前回の感想で「ワタモテは時に100点を超える回もある」とか言ってたら早速きました常人の発想では思いもよらぬ谷川ニコワールド。 今回面白かった所を一つ一つ挙げてたらキリがないので最も面白かった部分を挙げると、冒頭のコマにも選んだ「何食わぬ顔して智貴とサチの隣に座って世間話を始めるこみちゃん」です。 いやまあ、こみちゃんの行動自体も面白いんですが、そこへ至るまでの前フリ・智貴とサチのリアクション・そして伊藤さんの解説と、当たり前ですけどこれ全部谷川先生が考えて描いてるわけですからね。「やっぱ谷川先生はすげーな」と思った人は私だけではないはずです。 で次に面白かったのはサチに紗弥加とキスとかHとかしたいのか聞かれて「やるわけねーだろ 殺すぞ」とブチ切れる智貴です。 これには昔からずっと智貴が一番共感できるキャラだという私でも「さすがに言い過ぎだろ」と思いましたが、だからこそ声を出して笑いました。「そんなに紗弥加が憎いか、わかるけど」という笑いです。 そうなんですよね。今はたぶん恋するサチに共感している人が、男女を問わず多いと思いますが、だからこそこみちゃんの行動やサチの置かれてる状況が面白くなるんだと思います。 サチが開眼して意志を持ったキャラとして動き始めてから、谷川先生が静かに積み重ねてきたリアリティがファンの共感を呼び、その共感が今回みたいな爆発力を持った笑いを生む、この連鎖反応こそが他の漫画にはないワタモテの面白さだと私は思っています。 そしてサチや朱里ちゃんなど恋する女の子に共感している人の中には、これらの好意に気づいてないような態度を続ける智貴に対して「鈍感主人公なの?」とか「ホモなの?」とか「メッシがそんなに好きなの?」という疑問を感じている人も多いみたいですけど、上でも言った通り私は昔から智貴に共感しているので、私個人は「高校生男子なんてこんなもんじゃない?」と思っています。 いやまあ私も高校生の時はすごく女の子にモテたかったし、女の子からの何気ない言葉や行動で「もしかしてこの子は俺に気があるのかな?」と考えてしまう事もたくさんありましたが、だからこそ告白されるとか決定的な事がない限りは「この子は俺の事が好きに違いない」と断定なんてしないし、それを態度に出す事もないわけです。自分の勘違いだったら恥ずかしいので。 その点でいえばサチは着実に外堀を埋めて行ってるなとは思います。これまではどうせ智貴周辺の話はこのまま進展しないんだろうなという感じでしたけど、サチはもしかしたらって期待が持てる所も面白く感じるポイントなのかも知れませんね。 あとこれは私の願望というか、こうすれば絶対面白くなるからぜひやって欲しいという展開が一つだけあって、それは 「紗弥加と中村くんの恋を成就させろ」 これです。智貴に共感していて智貴が嫌がる事はなんでも面白く感じる私が今一番みたい展開はこれです。 次回後編は買い出しに出ていたもこっちと加藤さんや他のクラスの準備が描かれますかね? ファンの誰かが言ってましたが、文化祭の準備にかこつけて学校に泊まり込みとかしても良いのよ?
今日はアプリで喪213 モテないし文化祭前日(前編)が公開されました。 みなさんどうもお久しぶりです。約1年ぶりのワタモテ最新話感想になりますが、まず始めにそもそもなぜ感想を書くのをやめたのか、そして今回なぜ再開するのか説明した方が良いですかね? ごく簡単に言うなら喪201(後編)の時点でもこっちの映画撮影が私にとっては面白いものにはならないと確定した事と、映画撮影が終わり作品が持つ本来のポテンシャルを発揮するようになった今また面白くなるぞという期待が沸いてきたからです。 詳しくはいずれ気が向けば一本の記事にまとめて書くかも知れませんが、とりあえず今回の感想を書いていきましょう。 まず冒頭、2年生の頃に比べてすっかり普通の良い先生になってしまったなという寂しさすら感じるオギー。話をかき回すという意味では今回のこみちゃんにも匹敵するパワーを持っていたのに、今は荻野先生がいなくても生徒だけで十分に話が動くようになったという事なんでしょうね。 あと今回オムニバスではないのに、もこっち達だけでなく他のクラスのキャラがたくさん登場し珍しいキャラ同士の絡みも見れて、いよいよ文化祭が始まるんだなというワクワク感を感じます。特に面白いのは友モテのリバイバル作品リレーで同じ中学だと判明している加藤さんと楓ちゃんで、ごくわずかな会話でも気心の知れた仲だと分かって良いですね。 そして後半の智貴パート。 なんでしょうね、こみちゃんと紗弥加と困惑した顔の智貴という絵面だけで面白いのに、新キャラの眼鏡監督ちゃんやジト目ツインテールちゃんのなんとも言えない困惑顔がさらにじわじわときます。 読者はこみちゃんが智貴を好きな事も、こみちゃんの性格も十分に知ってる訳ですが、それらを知らないであろう智貴のクラスメート達から見たこみちゃん像を想像すると行動が不可解すぎて笑えます。朱里ちゃんが周囲に事情を説明してるとも思えませんしね。 サチと智貴については他の人がいろいろ感想を書いているので私は特に書く事はありませんが、ついに来たこみちゃんとサチの対決。 「ねえずっと気になってたけどこの人知り合い?」 こみちゃんをよく知る読者から見ると少しのんきとも思えるこのサチの反応。 その後も恋愛脳になってるサチはこみちゃんよりも智貴の自分に対する反応の方が気になってるようですが、心配する朱里ちゃんを制して伊藤さんが一言、 「まだ早い」 この伊藤さん良いですよね。こみちゃんが人間関係を引っ掻き回す所が見たい私みたいなファンの気持ちを代弁するかのような一言です。 身も蓋もない表現をあえてするなら、 「まだ早い」「こみちゃんに振り回されるサチと智貴をもっと見せてくれ」 いやほんとサチは良いキャラになりましたね。ここで重要なのはこみちゃんよりもサチの方で、読者が恋するサチを可愛いと思えば思うほどこみちゃんとの絡みが面白くなるんだと私は思います。 きっと今のサチはこみちゃん以外のどのキャラと絡んでも面白くなるでしょうね。 そしてさらにそこへ紗弥加が投入される事が判明した所で今回の話は終わった訳ですが、100点ですね。ワタモテは時に100点を超える回もあるので、最大限に褒める訳ではないですが減点するべき所がないという意味で100点です。 まあこみちゃんとサチの対決は多くの読者が期待してたってのもありますけど、ワタモテは本来これくらい面白くなる作品なんだと再確認できる回でもあり、私もまた感想を書いて他のファンの人と共有したいと思わせてくれる回でした。 より正確にはここ数回面白い回が続いてまた書きたい気持ちが芽生えてはいたんですが、今回の話を読み、他の人たちの感想を読んで一晩寝て起きたら「よしやろう」と決心していました。
今日はアプリで喪201 モテないし寝ながら考える(前編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「びっくりするほど内容が薄かったけど、別につまらなくはない」です。 それと同時に映画製作が進む事を期待していた人はがっかりしただろうなと思って、各所の感想を見に行ったら案の定というか、むしろ予想以上いうか、掲示板ならともかくアプリのコメント欄が賛否で紛糾していて少し驚きました。 いやまあ気持ちはわかります。わかりますけど、クリスマス特別編に喪200前後編と派手目の話が続いた事もあり、そろそろ静か目の話が来ると予想していたので私はそこまで不満は感じませんでした。 今回の話は 喪183 モテないし台風が来る との類似性が指摘されていますが、個人的には喪183より今回の話の方が好きですね。 どちらの話ももこっちとゆりちゃん二人を中心に、特別な事をするわけでもなく静かな雰囲気で話が進んでいくんですが、喪183は台風の中を二人で歩いたりして、当時はそれも良いと思ったけど今また読み返してみるとエモさの演出が少し鼻につくというか、本当に何も特別な事をしない今回の方が私の好みには合ってます。 あとスマホやPCを使ったリモート勉強の話という事で 喪143 モテないし3人で勉強する との類似性についても指摘されていますが、リモート相手を意図的に笑わせようとしたり驚かせようとしてるもこっちに対して、無意識に口から出た言葉で伊藤さんをドン引きさせるこみちゃんはやっぱり強いなーと思いました。 【追記】あとから気づいたんですが、喪167 モテないし無駄に過ごさない の方が今回の話に似ていますね。喪143のこみちゃんのインパクトが強すぎてこっちの話をすっかり忘れていました。 で内容の薄さのあまり普段触れないようなところに触れると、もこっちの部屋着(Mr.NEKO)が相変わらずダサかわいくて良かったのと、ヘッドホンがこれまた変わらず Beats で安心しました。 もこっちのヘッドホンが Beats だってのはアニメ化された当時ちょっと話題になったんですよね。 4chanでも「もこっちのヘッドホン Beats かよ」「文字をよく見ろ、b (Beats) ではなく d (Deats) だ」というやりとりが何度も繰り返されていて、本当に Deats という偽物が存在すると判明した時は笑いました。 ちなみにもこっちの Beats は solo というシリーズの青(2巻表紙より)なんですが、現行の solo には青はなくなってしまったんですね。 Beats Solo3 Wireless ワイヤレスヘッドホン 2万円以上するヘッドホンなので「もこっち金持ってんなー」とか言われてましたけど、高1から高3まで愛用してる所を見ると物持ちは良い方みたいですね。部屋着のTシャツも小学生の頃から使ってそうだし。 なんにしろ最終的な評価は次回の更新待ちですかねー。別に後半でがらりと違う話になるとは思いませんけど。
喪200(後編)の感想はちょっと長くなったので、一つの記事としてアップしました なお結果的に長くなっただけで内容はいつもどおり大した事は書いてません 喪200 モテないし200回目だから10周年で募集したベストコンビ5組の話(後編)を読んだ感想
今日はアプリで喪200 モテないし200回目だから10周年で募集したベストコンビ5組の話(前編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「結構面白かった」です。 少し前の感想で私は「谷川先生のことだから喪200だからって特別な事はしないだろう」という予測をしていましたが、これは見事にはずれましたね。 ただこれは通常の谷川先生の話で、今の先生は映画制作を先延ばしにできるならなんでもやるかも知れないとも思っていたので特に驚きはしませんでしたけど。 で肝心の中身の話ですが、今回のこれは要はファンサービス回という事なので正直あまり期待せずに読んだんですが結構面白かったです。 まず最初のゆりちゃんの話。 更新直前にあるファンの方と谷川先生とのツイッターでのやり取りを見たというのもありますが、ゆりちゃんに暴力キャラ設定がつけられた事に不満を持つ人の意見は以前からちょいちょい見かけていました。 今回の話はある意味それらに対する谷川先生からのアンサーなのかなと考えると、「律儀な人だなあ」と思うのと同時に、ワタモテは元々メタフィクショナルなネタの多い漫画ではありますが、メタネタで5ページもやるのはさすがにちょっと長いなと思いましたね。 次のネモの話。 冒頭の映画の締め切りの話にやっぱりメタネタを感じるのはひとまず置いといて、その後の「別にアニメの話したいんじゃなく クロとそういう話したいだけだよ」「オタクの子と話してもあんまり趣味合わないし」、ここの台詞はすごく良いですね。 「オタク」あるいはもっと分かり易く言うなら「ワタモテファン」でも良いですけど、そういう名前の統一された個性がある訳ではなくて、色んな個性を持ったオタクの人だったりワタモテファンがいるだけなんですよね。 なので私が普段「ワタモテファンの感想を読むのが好き」と言ってるのは、ワタモテを通じて垣間見れるその人の個性が好きという意味なんです。これは匿名掲示板の感想でも同じ事です。 特に自分を上手く表現する術を持たない不器用なファンの心の叫びのような何かには感動すら覚えます。 話をネモに戻すと、「オタ話ができれば誰でも良いわけじゃなくてもこっちとそういう話がしたい」というのは考えてみれば当たり前の事なんですよね。誰でも良いという時点で相手の個性を無視している訳ですから。 ただそれだけにオタクと非オタクとのはざまで揺れ動いていたネモの台詞としては説得力があるというか、ここ最近では抜群だと思います。 最後のうっちーの話。今回シンプルに一番面白かったです。 冒頭のゆりちゃんの暴力もそうですけど、いわゆるキャラの持ちネタを何度か繰り返す内にマンネリ化して一部のファンから批判されるというのは、一時期から結構みかけるようになっていました。 もちろんそれが良いというファンもいると思いますが、修学旅行やネズミーでの盛り上がり以降、ワンパターンやマンネリという批判を一番最初に見かけるようになったのがおそらくうっちーだったと思います。 その意見の是非はともかく、今回の話を読んで私はマンネリもワンパターンも見せ方次第で面白くなるんだなと思いました。 特に今回は凪ちゃんの影の活躍があったのと、何よりうっちー側の視点も描かれていたのが良かったと思います。もこっち側の視点だけで見るとうっちーは押しの強いただの変人ですからね。 それをうっちー側から見る事で、共感まではしなくても普通の女の子みたいに思える上に、もこっちの新たな一面も見れるという連鎖反応。上で言った通りシンプルに面白かったです。 あともう一つ付け加えると、友達の恋を応援してるという点では同じなのに紗弥加と凪ちゃんの違いもよく考えると面白いですね。 次回はベストコンビ5組の残り2組、「南さんとサチ」「ゆりちゃんとネモ」の話ですかね。まずないとは思いますが、これで次回が後編じゃなくて「中編」だったりしたら私は爆笑します。多くのファンは大歓迎だと思いますけど。
今日はアプリでクリスマス特別編が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「最後のページは反則だろ」です。 去年の今頃、前回のクリスマス特別編が公開された時に私は、「今のワタモテでクリスマスが面白くなるのか?」という趣旨の感想を書いていました。 で今回あまり期待をせずに読み進めて最後のページを見た瞬間「これは反則だろ」と思ってしばらく涙が出そうになるのを我慢しました。更新のちょっと前からお酒を飲んでいたので、酔いがもう少し回っていたら号泣していたかも知れません。 もこっちに友達ができてから作品内だと1年ほどですが、現実の時間で言うと5年以上経っているので、正直な所もこっちが友達と楽しくクリスマスを過ごしたくらいで今さら感動する事はないと思っていましたが、どうやら私の思い違いだった様です。 ちなみに2年生のクリスマス特別編の感想では「ゆうちゃんやこみちゃんとの3人のクリスマスもいいけど、今年こそ1年生の時のリベンジでクラスのクリスマス会に参加して欲しかった」という事を書いていたので、それから5年経ってようやく私の願望が叶ったとも言えます。 1年の特別編から数えたら実に9年ですからね。そりゃ泣きますよ。 で他の人たちの感想を読みつつ、最初のページに戻って何度か繰り返し読んでるうちに、今回の話は「喪109 モテないし雪の日の学校」と雰囲気が似てるなと思うようになりました。 雪こそ降りませんでしたが、季節は同じ冬の一日、クリスマスという日常の中の非日常、キャラ達それぞれが何か特別な事をする訳でもなくクリスマスを楽しんでいて、漫画を読んでいるというより短い劇を見ているような感覚になります。 特にクリスマス会が終わって外に出てから、それぞれの帰る方向によって少しづつ人が減っていき、それに合わせて場の空気も賑やかだったのが少しづつ静かになっていく流れは完璧です。 みなさんもその場にいると仮定して想像してみてください。「もうちょっとみんなと騒いでいたかったなー」という寂しさを感じると思います。私は感じます。 高校生だと冬休みに入るので年が明けて3学期が始まるまでしばらく会えない友達も何人かいるんですよね。そう思うと余計に寂しくなります。 そして3年の3学期の後に待っているのは…… 最後のページのもこっちは、おそらく人によって色々な解釈があると思いますが、私は「楽しかったからこそ寂しくなって泣いた」んだと思います。お母さんに話しかけられてお湯に潜ったのは涙声になってるのを隠すためですね。 いやあ怖いですね、谷川先生は。 何が怖いって、海浜秀学院のシロイハルと同じ人が今回の話を描いてるんですよね。 作風のふり幅が激しいというか、ワタモテの次回更新の予測をしてもほとんど当たらないし、面白い話が来るのを期待するとそうでもなかったり、逆にあまり期待していないと今回みたいな話が来るし。 なんにしろ確実に言える事は来年のクリスマスも私は他のファンのみなさんと一緒にワタモテを読んでいるだろうなという事です。 来年もワタモテを楽しむためには健康である事が大切なので、お互い体に気を付けて良い年を迎えられるようにしましょー。
今日はアプリで喪199 モテないし3年秋(後編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「紗弥加は面白いけど智貴の立場はきついな」です。 突然自分語りを始めてすみませんが私が高校生になったばかりの頃、清田くん達みたいに男女の仲が良いグループに所属していた事があり、その中のイケメンA君が同じグループの女子B子さんから惚れられていて、ちょうど智貴と同じ立場だった事を思い出します。 B子さんがA君を好きな事はメンバー全員が知っていましたが、A君はB子さんに興味はなく、それでいて告白された訳でもないので振る事もできないという状況でした。 B子さんと仲の良い女子達は当然A君とB子さんをくっつけようとしますが、ここで重要なのは男子の他のメンバーの動きです。 智貴の友人である中村くんも紗弥加から朱里ちゃんの恋について相談を受けている可能性がありますけど、A君の親友だったC君はB子さんの親友のD子さんと付き合っていたのです。 わかり易くワタモテで例えると、中村くん(C)と紗弥加(D)が先に付き合っていて、智貴(A)と朱里(B)ちゃんをくっつけようとしている状況です。 まあこういう男女仲の良いグループで1組カップルができるとその二人が他のメンバーもくっつけようとするのはよくある話ですけど、本来一番の相談相手になるはずの親友が敵なのだからA君としてはたまりませんね。 私はそんな4人の状況を少し距離を取って眺めていましたがある時C君から相談を受けます。その時C君が言った言葉は今でも忘れません。 「Aのやつはちょっとモテるからって調子にのってんだよ」 私はこれを聞いて「このグループはダメだな」と結論して彼らとつるむのを止めました。後の風の噂だとB子さんの恋は当然かなわず、C君とD子さんは2年生の時に別れたけど、A君とC君は卒業まで親友と言って良い仲を続けたそうです。 いやまあだからなんだって訳でもないんですけど、ワタモテを読んでるとたまに過去の記憶が強烈に刺激される事があり、この話もいつかどこかで話したいと思っていたのです。 話を智貴に戻しましょう。智貴の状況はA君ほど悪くはないとは言え、友達に相談したりはできてない事は校舎の影でぼっち飯をしてる所からも想像ができます。 いっその事彼女を作ってしまえば簡単に問題は解決すると思いますがどうでしょうね? ちなみに吉田さんとこみちゃんは紗弥加以上にウザ絡みしてきそうな姉の関係者というだけで智貴的にはなしだと私は思います。 なんにしろ文化祭の劇を含めて智貴周りの話はこれからいくらでも面白くなっていきそうな予感がしますね。 冒頭のもこっちのメイクは可愛かったけど特に語る事はないというか、もこっち達の会話の裏で黙々ともこっちの髪をセットし続ける加藤さんがなんか面白かったです。 あと校舎の窓ガラスの「28日」という掲示は文化祭まで「あと○日」という意味だったんですね。毎日貼りかえる実行委員も大変だと思いますが、おかげで南さんの誕生日がある程度特定できるようになったので私モテWikiの研究ノートにまとめておきました。 https://watamote.com/wiki/南小陽#誕生日について 次回は3週間空いて予想どおりにクリスマス特別編らしいですね。喪200は来年に持ち越される事になりましたが谷川先生の事だから何か特別な話になったりはしないと思います。その割にクリスマスだけには妙な拘りを持ってるっぽいのが不思議という話は前にもしましたが…。 ともかく12月に入ってこれからどんどん寒くなっていくから体に気を付けて過ごしましょー。
今日はアプリで喪199 モテないし3年秋(中編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「中編だと…!?」です。 前回の感想で「次回更新は記念すべき喪200ですかね~」なんて言ってたらまさかの喪199(中編)。アプリを確認してみると前回のサブタイトルの最後にいつのまにか「(前編)」と付け足されていて驚きましたが、加えて前後編の2回ではなく、おそらく前中後編の3回になるであろうという点でも驚きました。 どんだけ映画すすめたくないねんw いやまあ私は面白い話が続く限りは映画をすすめなくても良いという立場ですけど、それはそれとして「オムニバス回をやったら前中後編の3回になっちゃいました」はさすがに笑います。もうノリノリじゃないですかw で今回の内容はと言うと、面白かったけど特に語りたくなるような事がないというか、要約するとサチと南さんが可愛いとしか言いようがない少し珍しい回でしたね。 そんな中で、今後の展開に関わってきそうな気になった描写をあげると、サチがいまだ自分のクラスで孤立している点と、今回サチのノリマキに対する考え方が少し変わった点ですかね。 南さんは「サチがこんなしてくれるならノリとマキもういらないじゃん」とまったく気にしてない様子ですが、サチとノリマキの関係が今後どうなっていくかは注目しておきたいと思います。 あと柿沼くん達と南さんの絡みも面白くなりそう。というのも清田くん達だとほどんど描かれない男子のモノローグが今回描かれてるんですよね。それだけ谷川先生も心理描写がしやすく、読者も共感しやすいキャラという事なんだと思います。 最後に、 もこっち「よくネットとか芸人の話でウンコ漏らしたエピソードあるけど」「言うほど漏らさないよね」 …… 一回でも漏らした事があれば十分だろ。 一度でも漏らした事がある人は一生その体験を忘れないし、他の人のエピソードも面白く聞けるようになるのがウンコ漏らしエピソードが持つ魔力です。 かく言う私にも少し心がほっこりする鉄板エピソードがありますが、芸人と違いこの手の話はごく親しい友人とするから面白いという面もあるので、ここで書くのは止めておきます。 次回はおそらく喪199の後編、オムニバス回なのでどんなキャラのどんな話が来るのか予想ができません。ただ前回、今回と笑いの面から見ると少し弱かったような気もするので、次回はなんらかの爆発を期待したいですね。
今日はアプリで喪199 モテないし3年秋が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「思ってたよりページが多くて嬉しい」です。 前回の更新から1週間しか間隔がなく4~6ページくらいかなと思っていたので、物足りなく思う心の準備をしていたところに8ページもあってちょっと嬉しかったというだけの話ですけど。 まずは扉絵、高校3年秋の放課後、場所は中庭ですかね? もこっち達の背後には文化祭の準備でしょうかダンボールを抱えて運んでいる男子が何人かと、校舎の4階では窓ガラスに文化祭の日程の張り紙をしている生徒達がいます。 これはあれですよね? 原幕の文化祭が10月28日に開催されるという事ですよね? 文化祭まで残り28日という意味なら「あと28日」みたいにするでしょうし。 幕張本郷の文化祭は9月25日で、宮崎さんの「昨日 本郷の文化祭行ったんでしょ?」という発言から今回の話は26日の出来事と推測されるので、原幕の文化祭まで残り32日という事になりますかね。 いずれにしろ撮る映画の内容にもよりますけど、こうなると時間的に余裕はないけど追い込まれているという状況でもない気がしますね。 で今回はオムニバス回だったんですが、前半は宮崎さんの視点から見た原幕3年女子たちの人間関係の変化が描かれています。 たまに入るこういうエピソード良いですよね、噛めば噛むほど味が出る感じ。雌猫組でも社交的な凪ちゃんと比べると、少し仲間内の輪にこもりがちな所のあった宮崎さんがグループ以外の子たちとの交流も好ましく思うようになっています。 最後宮崎さんは「きっかけはうっちーが黒木さんに興味もったときから」と結論していますが、私は本人が気づいてなかっただけで元々宮崎さんの中にも自分のグループ以外の女子への興味とか、仲良くなりたいという気持ちがあったんだと思います。 後半は久しぶりの真子っちメインのお話。 基本良い子なのでギャグと絡めづらい感じのあった真子っちですが、最近ゆりちゃんやもこっちから「リア充の真子さん」的な扱いを受ける事によってちょっとした笑いが起きるようになってますね。 今はまだ真子っちが真顔になるくらいで済んでますけど、いずれキレて嫌味の一つでも言い返す真子っちもみてみたいと思います。 ラストの真子先生による茉咲ちゃんへの性教育は台詞がまったくない所が秀逸です。 また台詞がない事で読む人によっては「茉咲ちゃんを百合の道へと洗脳しているガチレズ」という解釈もあれば、「茉咲ちゃんを望まない妊娠から守ろうとしている真子ママ」という解釈もできて面白いです。私はどちらも面白いのでどっちでも良いです。 真子ママ路線で考えると、実は年相応の性知識を教えようとしている杏奈ちゃん麗奈ちゃんと、茉咲ちゃんは純粋なままで良いとする真子ママとの教育方針の違いで衝突が起きたりしたら面白いかもと思ったり。 次回更新は記念すべき喪200ですかね。まあ特別編があるのと、前後編の話を2回と考えると連載200回はとっくの昔に過ぎてますけど。 それはともかく次回どんな話になるのかまったく予想が付きませんね。まあいつも次回予想をしてもだいたい当たらないんですが、それでもまったく予想が付かないという事はこれまであまりなかった様な気がします。なんにしろ次回更新でまたお会いしましょー。
今日はアプリで喪198 モテないし優ちゃんの学校に行く(後編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「だいぶ攻めてるな」です。 冒頭のポニテもこっちが可愛いとか、ネモゆり伊藤が期待していたほどには盛り上がらなかったとか、加藤さんに大食いキャラ?設定が追加されそうとかありましたが、今回はゆうもここみとゆうちゃんの元彼氏との遭遇に全部持っていかれましたね。 初めてゆうちゃんの高校へ行くという事で、確かにどこかで彼氏の登場を期待していた部分はありました。でもまさか本当に登場するとは思ってなかったので「だいぶ攻めてるな」という感想になった訳です。 その彼氏はかつて一部のファンが予想していた通り、中学の卒業式でゆうちゃんに告白していた男子で、言ってしまえば無個性を絵に描いたようなキャラなのでそれ自体は特に語る事はないんですが、面白いのはその彼氏に対するもこっちの反応です。 今回ラストのもこっちの行動は人によって意見が別れていてそれぞれ楽しく読ませてもらっていますが、私個人の率直な意見としては「少女漫画みたいだな」と思いました。 私には姉がいるので子供の頃は漫画の貸し借りをよくしたんですが、借りて読んだ少女漫画には今回のもこっちみたいに、悪い男にひどい目にあわされた女の子の友達がその子のために仕返しをするという話が結構あったような気がします。 まあ似た様な話は少年漫画にもあると思いますけど、現実の、特に高校生くらいの男女の関係では一方的にどちらかが悪いという事はあまりないし、別れたからと言って仮にも一度好きになって付き合った相手が嫌な目に合って喜ぶ人間もまずいないので、今回のもこっちのような行動を実際にすると十中八九友達に怒られるか嫌われると思います。 ゆうちゃんは優しいので今回のもこっちの行動を知っても少し困った顔をするだけだと思いますが、仮に私がゆうちゃんの立場だったら怒って友達と喧嘩になるでしょう。幸いこんな事をする友達はいませんでしたが。 でここからが大事なんですが、何ももこっちの行動を批判したい訳ではなくて、だから今回の話は面白いという話をしたい訳です。 そもそももこっちは欠点の多い主人公ですし、もこっちがバカな事をするのは今に始まった事ではないですからね。 もこっちの行動も要は「大好きなゆうちゃんを悲しませた男がムカつく」という幼い正義感の発露な訳です。恋愛の経験が乏しくゆうちゃんの気持ちにまで想像が至らないからこういう事をしていると思えば、かわいいとすら言っても良いと思います。 ここで面白いのはこみちゃんの行動で、こみちゃんはもこっちが何をしようとしているか理解した上でもこっちがやりすぎた時には制止するつもりで付き合ってますよね。 智貴とロッテが絡むと原幕の狂犬と化すこみちゃんが常識的な行動をするとそれだけでなんか面白いですが、何年も智貴に片思いをしているこみちゃんだからこそこういう事ができるのだと私は思います。 例えばですが、こみちゃんが智貴に告白して振られたとします。泣いているこみちゃんを見た伊藤さんが智貴に文句を言いに行ったらこみちゃんは喜ぶでしょうか? 答えを考えるまでもなく感覚でこれが理解できてるのがこみちゃんで、出来ないのがもこっちという事です。 思えば喪100が公開された当時、ここでの感想では書きませんでしたが、ゆうちゃんが彼氏と別れた事が判明して「ちょっともったいないなあ」と残念に思った事を覚えています。 もこっち自身が恋愛を経験しなくても、友達の恋愛話を聞いたり相談にのったりするだけでも学べる事は多いですからね。身近な人間の体験として聞くという事が重要な訳です。 まあ今のもこっちには多くの友達ができてそれなりに楽しい高校生活を送っているので無理に恋愛をする必要はないと思いますが、仮にゆうちゃんが彼氏と別れてなかったらもこっちの恋愛観も今とは少し違ったものになっていたでしょう。 もこっちの恋愛観が変わるという事は、もこっちが周囲の男女を観察する時の視点が変わるという事ですから、今頃少し前の南さんとサチのようなドラマが色んな所で生まれていたかも知れません。 例えば清田くんと岡田さん、智貴と智貴を巡る女子たち、雫ちゃんと彼氏と取り巻きの男子たち、三家さんとかっくんですらもこっちの視点が少し変わるだけで面白いドラマが生まれる種を秘めています。 まあ実際にそのドラマを生みだすのは谷川先生なので、私はただ無責任な期待を垂れ流す事しかできませんが、私が言いたいのはこの「種」の存在に気づいて欲しいという事です。 ひょっとすると谷川先生はこの「種」の存在を当然知っていて、今回の話は今後のための布石なのかも知れませんが、いかんせんもこっちの高校生活に残された時間はあまりに少ない。 高校生活に限らず、時間制限ぎりぎりになって「あれもやりたいこれもやりたい」となるのは人間の性ですが、それもこれも黒木智子という主人公が持つポテンシャルの高さと、智子を取り巻く人間たちが魅力的だからしょうがありません。 そういえば今回の文化祭は映画制作のヒントを得るために来たはずでしたが、結果として何か得られたような感じはありませんでしたね。前にも言った通り面白い話が続く限りは映画制作が先延ばしになっても私は気にしないつもりですけど。 なんにしろ次回更新はなんと1週間後らしいので、おそらく短いエピソードになると思いますが、他のみなさんの感想を読みながら楽しみに待ちたいと思います。
今日はアプリで喪198 モテないし優ちゃんの学校に行く(前編)が公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「そういや他校の文化祭ってこんな感じだったな」です。 文化祭ってやってる方は忙しかったり盛り上がってたりしますが、他校から見に来るとあちこちを淡々と見て回って、たまに買い食いして、目当ての友人なりに会ってしばらく会話した後は、適当に時間を潰して帰るだけだったような気がします。 要は今回の漫画を読むまで忘れていたくらいに記憶に残らない。 今回の話もいつもよりギャグが抑え目というか、淡々と文化祭の流れをこなしているような感じなので、過去の記憶が思い出されて「確かにこうだったわー」という感想になったわけです。 ギャグが抑え目でも面白いと思える部分はいくつかあって、 まずネモに綿菓子を食べられて嫌そうな顔をしているゆりちゃん。仮にこの時ゆりちゃんの両手がふさがってなかったら、ネモを殴っていそうなほど嫌な顔をしていて笑いました。 次は2-B製作の映画の「孤独のグルメ」が、周囲にたくさん生徒がいる学食で本当に一人でカツ丼を食べてるだけで笑いました。確かにこれも「孤独のグルメ」だけど、絶対にそうじゃねえ! たぶん2-Bにはもこっちに近いセンスの持ち主がいますね。文化祭でこれをやる度胸があるという意味ではもこっち以上かも。 で今回のクライマックスであるゆうちゃん及びゆうちゃんの友達との邂逅、 ゆうちゃんに抱き着いて腰を振るもこっちの「ヘイトを集めるショタ」というのは、「もつあき」という方の描くエロ同人誌に出てくるらしいですが、 これ毎回言ってますけど谷川先生は一体どこでこういうネタを仕入れて来るんでしょうね? さらに今回に限ると読んだ瞬間にこのネタを理解しているっぽいファンの書き込みが意外と多くて、みんな普段ワタモテスレにいない時はどんなスレを見てるんだろう? と興味が沸きました。 あと今回の描写を見る限り、ゆうちゃんと加藤さん共通の友人である黒髪の子が「砂羽」ちゃんですかね? ミステリ小説アンソロジーでは「明るい髪をツインテールにしている」子の名前が「中村砂羽」だったんですが、谷川先生に確認を取った上で書かれたものだと思っていました。 最後のページで加藤さんが「別の友達に会ってくる」と言ってるのが「芽生」ちゃんかな? いずれにしろ私モテWikiでは次回更新を待って判断する事にします。 https://watamote.com/wiki/成瀬優の高校の友達 で、ゆうちゃんの高校の制服に着替えたもこっちとこみちゃんも可愛かったですけど、 冒頭の画像にも選んだネモと3人で校内を見て回る事になったゆりちゃんと伊藤さんの表情がとにかく絶妙ですね。この雰囲気は谷川イッコニコ両先生じゃないと出せないと思います。 最終的には、面白かったけど期待していたほどには盛り上がらなかったという感じですかね。まあそこが妙にリアルに感じたわけですが。 次回は久しぶりにゆうもここみの3人がメインのお話になると思うので(ネモゆり伊藤の3人も気になるけど)、今回はその前フリというか単行本で前後編一緒に読むとしっくり来るような構成になるんでしょうね。 それではまた次回更新でお会いしましょー。
今日はアプリで喪197 モテないし少し進行するが公開されました。 今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「現実的な落とし所に落ち着いたな」です。 まあ1時間から1時間半の長さの映画を撮るのはもこっちでなくとも大変そうですからね。クラスメートで分担して短い動画を何本か撮るというのは現実的でもあるし、クラスみんなで作ってるという雰囲気もでるし、読者としてもどのキャラがどんな動画の撮影でどんな役割を与えられるのかという先の展開への楽しみがあります。 今のワタモテは魅力的なキャラが多いので、それぞれが生き生きと動いた方が面白くなりますよね。 今回でいえば清田くんと岡田さんとでバカッコイイ動画を撮る事に決まったら、あっと言う間に必要なメンバーを集めて撮影を始めてしまったのには笑いました。 またバカッコイイ動画ってのが絶妙に清田くんにマッチしていますね。Youtubeの動画をいくつか見ましたが、やってる事のすごさより数人の高校生が仲良くわいわいと作ってる所がこの手の動画のポイントだと思います。なんなら成功シーンよりNGシーンの方が見ていて面白い。 それでも10分を超えると飽きてくるので、要はもこっちの映画の他にこのくらいの動画を1~2本撮るって事なんでしょうね。 ただ私モテWikiで今のところ判明している3年5組のメンバーを見てみると、清田くんほどの行動力がありそうなキャラは当然いない。まあ清田くん達がもう1本撮っても良いと思いますけど、その他にある種の創造性を発揮できそうなキャラは初芝くん・小宮山さん・二木さんくらいですかね。 もしもですよ、ロッテについて熱く語る女子高生(こみちゃん)のロングインタビュー動画なんてものが実際にあったら野球好きのおじさんにバズるんじゃないですかね? 文化祭で上映したらみんなドン引きでしょうけど。 あとは加藤さんが手の空いてる女子を集めてダンス動画を撮っても良いかも知れません。 話をもこっち達に戻しましょう。 ネモが出した黒板アニメからの実写というアイデアは作業の大変さの割に地味な絵面になりそうで、もこっちの「絶妙に面白くなくて照れちゃう」という評価がぴったりですね。 ゆりちゃんの出したアイデアは実際悪くなくて、例えば少しアレンジして主役の子が何かを盗んだ事によって大勢に追いかけられるという内容だったらいかにも文化祭の映画という感じがします。 台詞が少ないので演技も楽だし、アクションとカメラワークに凝れば見ている人を飽きさせないし、身近なロケーションで撮影をしたり荻野先生や学食のおばちゃんとかにカメオ出演してもらえば原幕の生徒にはウケるでしょう。 当然クライマックスでは校庭でクラス全員に追いかけられる派手なシーンを撮影して、ラストの落ちをどうするかでもこっちのセンスも活かせます。 それはともかく、 「智子は不幸になった方が光ると思うから」 「何その歪んだファンみたいなの?」 これにはさすがに草 ちなみに私が喪186の感想で書いたのは「黒木智子というキャラの魅力は精神的に追い込まれた時にこそ輝く」なので微妙に違います。 不幸になってはダメなんです、不幸になる一歩手前で止めるから見ていてハラハラするんです。 絶対に安全だからジェットコースターのスリルが楽しいのと同じですし、主人公が絶対勝つと分かっているバトル漫画でもピンチを乗り越える事でカタルシスが生まれるのと同じです。 結局もこっちの映画については何も決まらず次回はゆうちゃんの高校の文化祭を見に行く流れですかね? これはまた予想外の展開ですが、どんな事が起きるのか今からすごく楽しみです。
今日はアプリで 喪215 モテないし文化祭始まり が公開されました。
今回のエピソードを読んで私がもっとも声を大にして言いたい事は「やはり黒木智子というキャラの魅力は精神的に追い込まれた時にこそ輝く」です。
仮に文化祭の一連の物語を前回までの文化祭準備編と、今回から始まった文化祭本番編に分けた時、準備編の始まりの回である喪186(いわゆる映画プレゼン回)の感想でも私はまったく同じ事を言いました。
当時はもこっちの精神状態はほとんど注目されず、プレゼンした映画の内容にファンの批判が集中して、思えばあそこから準備編の迷走というか、ファンと谷川先生の微妙なボタンの掛け違いが始まった訳ですが、今回ようやく私が読みたかった路線に帰ってきたという感じです。
そして大方の予想に反して初回からもこっちの映画上映の前段階まで話を進めた事について、一部のファンからは少しもったいないとか、風夏のバンドなどもっと色々見たかったという声も出ていますが、私はこれがベストだと思います。
そもそも谷川先生はバンドとか自分の不得意な分野でキャラを動かせるほど器用な作家ではない事は、映画撮影の時にさんざん学びました。
ですが今回、言ってしまえば「元ぼっちの女の子が文化祭のステージで自分の映画を発表する」というただそれだけの事で、これだけ面白い話が描けるのが谷川先生なんだと多くのファンが再認識したと思います。
これもまた前にも言った事ですが、私は何ももこっちが不幸になる所を見たい訳ではないんです。映画撮影をどこか他人事みたいにとらえて、危機感もなければそもそもまったく楽しくなさそうだったもこっちとその仲間たちと比べて、今回みたいに感情豊かなもこっちの方が魅力的で面白いというごく普通の事を言ってるだけなんです。
もちろん、ファンの中には今回のもこっちに共感性羞恥を感じて心がエグられてつらいと言ってる人が少なくない事は理解してますし、何ももこっちを追い込めば追い込むほど面白くなるだなんて乱暴な事が言いたい訳ではありません。
…ふぅ。
あんまり期待値を上げすぎても良くないというのも私が準備編で学んだ事なのでいったん落ち着きましょうか。
ただまあぶっちゃけて言うと長い迷走の末、喪213くらいからワタモテ本来の面白さを取り戻しつつあった中で欠けていた最後のピースである、「もこっちの動かし方を谷川先生が思い出すのはいつだろう?」という問いの答えが思ったより早く埋まりましたね。
正直に言うと私は文化祭が終わるまでは無理だろうと思っていました。智貴や真子っち周辺の人間関係に巻き込まれる形でなんとかなるかも知れないという期待はしていましたけど。
いずれにしろ次回以降の展開がまったく読めなくなった上にすごく楽しみになりましたね。特に今回のネモのように、もこっち周りのキャラが連鎖反応で面白くなる可能性が俄然出てきました。
こうなると、ゆりちゃんともサチとも絡める真子っちは漫画的にちょー美味しい位置にいるなー、と思ったり。
そんな話をしだすとキリがないので、とりあえず次回更新は一か月後、それまで今後の展開をいろいろと妄想しながら、夏の暑さに負けないように元気に過ごしましょー。
今日はアプリで特別編17(仮称)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「短けえ!!」です。
突然ですがみなさんは子供の頃、読書感想文を書くときに苦労した事がありますか? 私は一度もないんですよね。
本を読む時は文章や物語を追いながら同時に頭に浮かぶ思考を整理しながら読んでいるので、内容の良し悪しを気にしないで良いなら読み終わった直後でもそれらをまとめるだけで感想を書く事ができます。
なので今回たった2ページの更新でしたが、過去のエピソードを読んだ時の思考も引っ張り出せばそれなりの感想を書く事ができると思います。
たとえば今回は「ワタモテと会話劇」というテーマが頭に浮かんだので、文化祭の準備が始まって以降なぜ会話劇が増えたのか、という風に展開していけば、南さんやサチ関連を除いて文化祭準備編が総じてファンに不評な理由の一つについて語る事ができるでしょう。
まあ2ページの漫画の感想で本当にそこまで書いたらすごく嫌味な感じになるので書きませんけど。
で話は変わりますが、これまで何度も言っている通り、私はワタモテ本編だけでなくファンの反応も含めて楽しんでいるので、今回も色んな場所のコメントを読んでますけど、まあ怒ってる人が多いですね。
谷川先生というか製作サイドとしてはおそらく、ここ数回更新直前の延期が続いていたので2ページでも良いから更新して、1週間後に本来の更新分を公開しようという意図だったんだと思います。
しかしファン側の心理としては、今回もたぶん更新延期だろうなという覚悟をしてたところ、予想に反して更新日になっても延期されず、前回からの引きもあっていよいよ文化祭が始まるぞと期待して読んだら、その期待を裏切られたという感じになってしまったんでしょうね。
間が悪いというかなんというか、こういう所はさすがワタモテの作者だと思います。
怒っているファンの気持ちもわかりますし、谷川先生には「どんまい」と伝えたい気分ですね。
まあ怒っている人も、ここ最近の作品に対する不満を上手く言葉にできないまま溜めこんでいて、たまたまこのタイミングで噴出したという人も少なくないと思うので、コメントや掲示板が荒れた時だけその理由を考えてもあまり意味はないと私は思います。
なので谷川先生にはファンの反応に委縮する事なく面白い漫画を描く事に専念してもらいたいですし、私も面白い漫画を読める事を信じて来週の更新を待ちたいと思います。
今日はアプリで喪214 モテないし前夜祭(後編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「ワタモテでこの手の王道展開は珍しいな」です。
古い映画ですみませんが「グーニーズ」とか、比較的最近リメイクされたのだと「IT/イット」のLOSERS(負け犬クラブ)とか、個性的な仲間がそれぞれ自分の得意分野で力を発揮しながら冒険をしたりトラブルを解決する物語が私は大好きです。最近のは観てないけど大長編のドラえもんとか。
なのでゲームコーナーのクイズゲームではありますが、みんなで知恵を出し合ってクリアするなんて展開がワタモテで見れると思ってなかった私は普通に「おお」と感動しました。
と同時に、「こういうのは映画撮影の時にこそ見たかったなー」とも正直思ってしまいました。まあ過ぎたことを今さら言ってもしょうがないのでこれ以上言いませんけど。
いずれにしろ谷川先生はこういうのをやりたくない人だと思っていたので意外ではありましたね。
いわゆる王道展開というのはあからさまだとクサくなるし、特にワタモテみたいな空気感の作品では難しいと思いますが、例えば今江先輩の卒業式みたいに丁寧に物語を積み重ねた上でやるなら意外性を超えた破壊力が生まれると私は思います。
細かい部分については、いくらなんでも智貴は口が悪すぎだろとか、今江先輩をあまり下ネタで使って欲しくない気持ちがありながら不覚にも笑っちゃったとか、相変わらず男子小学生みたいなピュアさを持つ二木さんが可愛いとかありましたが、どれも前に似た様な事があったのであえて語るまでもない気がします。
というか今回は文化祭に向けて現在の人間関係を再確認する感じで読むのが良いような気がしますね。
私が現時点で思う文化祭の見どころは、もこっちの映画自体はともかくそれを目当てにやって来るであろう、ゆうちゃんにきーちゃん、きーちゃんは雫ちゃんとの関係も気になるし、雫ちゃんは自分のクラスの出し物がどうなったのかも気になりますね。
今江先輩も来ると思いますが、夏に海で会ってるので感動的な再会にはならないと思います。そもそももこっちは自分の映画を今江先輩に見てもらいたいのかどうか。私はむしろ吉田さんの進路相談の続きが気になります。
あと可能性としては低いけど加藤さんのお兄さんが来たら加藤さんの新たな一面が見られそうという期待があるのと、さらに可能性は低いけどネモの中学時代の友達のみきちゃんが来ても面白くなりそうだなーと思います。この二人は映画撮影では漫画的な意味であまり活躍しなかったので文化祭本番で活躍できると良いなと思ってます。
それと智貴をめぐる女子たち、特にサチと吉田さんと朱里ちゃんの争いがどうなるのか、というより谷川先生がどこまで描く気があるのかと言った方が早いですが、私は文化祭である程度の進展は見せて欲しいですね。
こみちゃんと紗弥加は、喪213が面白すぎたせいで逆に使いどころが難しくなった感がありますが、ならばギャグキャラとして以外の二人の一面が見られると良いなと思います。単に非常識なだけよりも、ある程度常識的な面もある方が面白いですからね。
うっちーと雌猫組はサチノリマキの対立を横目に普通に文化祭を楽しむでしょうね。雌猫組好きだけどトラブルがないとドラマも生まれにくいから出番は少なそう。同じ理由で清田撮影班も目立った活躍はしなさそうですね。
他クラスながら映画に出演した風夏と美保ちゃん、特にバンドで出演予定の風夏は活躍するでしょうけど、個人的に面白くなるかどうかは未知数ですね。まあできるだけ批判するよりも面白い部分を探して感想が書ければ良いなと思っています。
杏奈・麗奈と二木さんと南さんは、それぞれ吉田さんとサチの智貴を巡る争いを面白がったり少し巻き込まれたりしながら文化祭をそれなりに楽しむでしょうね。ヤンキースと二木さんの交流は今回たっぷり見れたので、文化祭では南さんと二木さんの交流がまた見たいですね。
最後に真子っちですが、私的にこういう感じになって欲しいなーというのはありますが、それを語るかどうかはまだ決めかねています。
いずれにしろ次回は問題なく文化祭が始まると思いますが、果たしてどの話から始まるのかはまったく予想がつかないですね。どれから来ても面白くなると思うので楽しみに待ちたいと思います。
今日はアプリで喪214 モテないし前夜祭(中編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「ヤンキース2人(杏奈・麗奈)と二木さんのマブダチ感マジぱねーな」です。
健康や美容に気を使う年齢ではない高校生にとって、サウナに入ってまず最初にする事といえば友達との我慢比べ、もしくは「俺サウナ苦手だから10分もいられないと思うわー」とかの謎の言い訳だと思います。出たくなったら出ればいいだけなのに、なぜか一番最初に出たら負けみたいな気分になりますよね。
なので開口一番「最初に出たやつがジュースな」と麗奈ちゃんが言った瞬間私は「あ、この人一緒にいて楽しい人だ」とすごく嬉しくなりました。いや知ってたけど。
杏奈ちゃんや二木さんも特に何も言わずに勝負が始まるところが、普段からこういう事してんだろうなという想像ができて良いですね。で、もこっちはともかく部外者っぽいうっちーにはちゃんと参加するかどうか聞くという気配り。最高か。
途中、二木さんからジュースをおごってもらうもこっちの楽しそうな表情も良いですが、その後二木さんが「ゲームなら負けない」ともう一勝負しようと言い出す所も最高です。
二木さんはそこまで考えてないと思いますが、せっかく楽しい勝負の流れがきてるのに1回で終わらせたらもったいないですからね。
杏奈ちゃん・麗奈ちゃんにしても二木さんにジュースをおごらせただけで終わるより、次は二木さんの得意なゲームで華をもたせてイーブンになった方が盛り上がって楽しいでしょうしね。
いやすごいわ。作画ニコ先生も好きなスヌーピーの名言に「どこに行くかより誰と行くかが大事」というのがありますが、要はこういう事ですよね。
きっとこの3人はどこで何をしても楽しむ事ができるんでしょうね。大人になるとこういう感性は失われがちだからずっと仲良しでいて欲しい。
後半の智貴パートは、面白くなるのはわかってたし実際面白かったけど、余所で語りつくされるから特に書く事はないだろうなと思ってたら、ひとつだけありました。
最近はサチのモノローグによる印象の影響なのか、真子っちを「腹黒」な性格だと感じる人が増えてますが、今回はすやすやと眠るゆりちゃんを見守る真子っちとかちゃんと「良い子」路線の描写も描かれてて良かったですね。
まあもともと無味無臭の良い子キャラだったのが、自我を持って動き始めたばかりで今の真子っちには未知の部分も多く、以前とのギャップもあって腹黒さを感じる人が多くても無理はないかとは思います。
同じ漫画を読んでも人によって受け取り方が違っていて当然と思っているので、他のファンの意見を否定するわけじゃないんですが、私個人としては単純な良い子でも腹黒でもない今くらいの真子っちが一番面白いと思いますね。
モノローグが少ない事もあって、今の「何を考えているのかつかみきれない」という感じが面白さの源泉でもあるんですが、これを突き詰めるときーちゃんみたいになっちゃうので、それはちょっと嫌かなと思います。きーちゃん好きだけど。
今日はアプリで喪214 モテないし前夜祭(前編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「二木さんが楽しそうで何より」です。
特別編を一度はさんで今回は予想どおり文化祭前夜のスーパー銭湯でのエピソードだった訳ですが、それがどんな話になるかはまったく予想がついてなかったんですよね。
文化祭前夜までもつれ込んだ映画の編集を二木さん一人でやらせるのは申し訳ないって事で付き添ってるメンバーですから、ぶっちゃけ二木さん以外は何をしてても良いといえば良いはずですが、それでいてもこっち撮影班があまりスパ銭を満喫しすぎてもそれは非常識なのでどうするんだろうとは思っていました。
で映画にはあまり関わってないけど、二木さんの友達である吉田さんや杏奈・麗奈ちゃんも付き添わせてそこから智貴・真子っち・サチ・南さんまで芋づる式に巻き込まれていく流れは見事としか言いようがないですね。うっちーの参加はもはや様式美。
あとこう感じてるのは私だけではないと思いますが、真子っちとサチの絡みがめちゃくちゃ良いですね。
基本的には善人でありながら無意識下の欲求に動かされがちでもある真子っちと、自分は悪人だという負い目があるが故に周囲の悪意を過大に評価しがちなサチ。
今回たったの1ページ半くらいですけどまるでミステリの探偵と犯人みたいな緊張感のあるやり取りが面白かったです。
まあそんな二人のやり取りの後で、人知れずお風呂に入ったりもしてる二木さんが楽しそうでなんか和んだというのが冒頭の感想ですね。
次回は智貴をめぐって吉田さんとサチ、そして真子っちがどういう絡みを見せるのか、面白くなるのはまず間違いないとして、おそらくは中編・後編と続いて人間関係がより混沌としていきつつ、「一体どうなってしまうんだろう?」という期待と勢いを維持したまま文化祭に突入してくれれば私としては理想的な流れだと思います。
あとは二木さんともこっちと南さんでちょっとした癒しを提供してくれれば完璧。というか今回のもこっち、なんとなく主人公というよりマスコット的な可愛さがあって地味に良かったですね。
今日はアプリで特別編16(仮称)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「なぜこのタイミングで特別編?」です。
そう思ったのは私だけではなかったみたいで掲示板各所でも同じ話題が出ていましたが、谷川先生のツイートから推測するに作画ニコ先生のヘルニアの回復状況をみて負担の少ないエピソードを挟んだという感じみたいですね。
普段は露悪的なイッコ先生が優しさを隠しきれてなくて草
それはそれとして、すっかり文化祭前夜のスーパー銭湯でのエピソードと思ってた所に特別編が来て驚きはしましたが、ゆり真子サチキバの過去が気になっていた人は多かったみたいで各所の評判は悪くない様子。
私はと言えば「笑える」という意味での面白いではなかったものの、「これからどうなるのか興味深い」という意味で面白かったです。
というのも現段階ではこれまでの描写で分かっている事から想像していた4人とほとんど差がないというか、もしこの4人の特別編が今後も不定期に続くのであれば今回はキャラ紹介みたいなものなので、細かな描写の面白さはあっても正直地味目な回ではあると思います。
でも私たちはゆりちゃんが1年のクリスマスの時に1人途中で帰ってしまう事と、2年の修学旅行で真子っちがゆりちゃんを裏切る事を知ってるわけで、そこへ至るまでにこの4人の関係がどう変化していったのか想像するとめちゃくちゃ面白くなります。
現時点で谷川先生がどう思ってるのかは分かりませんけど、文化祭が終わったらスピンオフ的にこの4人を中心に各キャラの過去の話をまとめて描くのも多いにありだと思いますね。
真子っちとうっちーは中学が同じという事もあり(※私モテWiki参照)、ゆり真子サチキバの仲が悪くなっていくのと対比して今でも仲の良い雌猫組が作られる過程が描かれたら鉄板で面白くなると思います。
いずれにしろこの4人の物語のキーパーソンは真子っちですね。ゆりちゃんもサチも南さんも、ほぼキャラとして完成されてるので伸びしろが少ないというか意外性が生まれにくいですからね。
まあ絶対面白くなるからこういう話が読みたいと思っていても、こみちゃんとサチの絡みとか、南さんと二木さんの絡みとか、ずいぶん後になって忘れた頃に描かれる事が多いのでのんびりと待つことにします。
今はとにかく文化祭を進めろというファンの方が多いでしょうしね。
ページ数が少なかった事もあり、細かな部分については余所で語りつくされてるので私が特に書きたい事はありません。
次回更新は2週間後との事なので、無事に更新されるのを祈りながら待ちましょう。
喪213(後編)の感想はちょっと長くなったので、一つの記事としてアップしました。
今回は私の実体験の話(コンニャク込み)が大半です。
喪213 モテないし文化祭前日(後編)を読んだ感想
今日はアプリで喪213 モテないし文化祭前日(中編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「やっぱすげーな」です。
前回の感想で「ワタモテは時に100点を超える回もある」とか言ってたら早速きました常人の発想では思いもよらぬ谷川ニコワールド。
今回面白かった所を一つ一つ挙げてたらキリがないので最も面白かった部分を挙げると、冒頭のコマにも選んだ「何食わぬ顔して智貴とサチの隣に座って世間話を始めるこみちゃん」です。
いやまあ、こみちゃんの行動自体も面白いんですが、そこへ至るまでの前フリ・智貴とサチのリアクション・そして伊藤さんの解説と、当たり前ですけどこれ全部谷川先生が考えて描いてるわけですからね。「やっぱ谷川先生はすげーな」と思った人は私だけではないはずです。
で次に面白かったのはサチに紗弥加とキスとかHとかしたいのか聞かれて「やるわけねーだろ 殺すぞ」とブチ切れる智貴です。
これには昔からずっと智貴が一番共感できるキャラだという私でも「さすがに言い過ぎだろ」と思いましたが、だからこそ声を出して笑いました。「そんなに紗弥加が憎いか、わかるけど」という笑いです。
そうなんですよね。今はたぶん恋するサチに共感している人が、男女を問わず多いと思いますが、だからこそこみちゃんの行動やサチの置かれてる状況が面白くなるんだと思います。
サチが開眼して意志を持ったキャラとして動き始めてから、谷川先生が静かに積み重ねてきたリアリティがファンの共感を呼び、その共感が今回みたいな爆発力を持った笑いを生む、この連鎖反応こそが他の漫画にはないワタモテの面白さだと私は思っています。
そしてサチや朱里ちゃんなど恋する女の子に共感している人の中には、これらの好意に気づいてないような態度を続ける智貴に対して「鈍感主人公なの?」とか「ホモなの?」とか「メッシがそんなに好きなの?」という疑問を感じている人も多いみたいですけど、上でも言った通り私は昔から智貴に共感しているので、私個人は「高校生男子なんてこんなもんじゃない?」と思っています。
いやまあ私も高校生の時はすごく女の子にモテたかったし、女の子からの何気ない言葉や行動で「もしかしてこの子は俺に気があるのかな?」と考えてしまう事もたくさんありましたが、だからこそ告白されるとか決定的な事がない限りは「この子は俺の事が好きに違いない」と断定なんてしないし、それを態度に出す事もないわけです。自分の勘違いだったら恥ずかしいので。
その点でいえばサチは着実に外堀を埋めて行ってるなとは思います。これまではどうせ智貴周辺の話はこのまま進展しないんだろうなという感じでしたけど、サチはもしかしたらって期待が持てる所も面白く感じるポイントなのかも知れませんね。
あとこれは私の願望というか、こうすれば絶対面白くなるからぜひやって欲しいという展開が一つだけあって、それは
「紗弥加と中村くんの恋を成就させろ」
これです。智貴に共感していて智貴が嫌がる事はなんでも面白く感じる私が今一番みたい展開はこれです。
次回後編は買い出しに出ていたもこっちと加藤さんや他のクラスの準備が描かれますかね? ファンの誰かが言ってましたが、文化祭の準備にかこつけて学校に泊まり込みとかしても良いのよ?
今日はアプリで喪213 モテないし文化祭前日(前編)が公開されました。
みなさんどうもお久しぶりです。約1年ぶりのワタモテ最新話感想になりますが、まず始めにそもそもなぜ感想を書くのをやめたのか、そして今回なぜ再開するのか説明した方が良いですかね?
ごく簡単に言うなら喪201(後編)の時点でもこっちの映画撮影が私にとっては面白いものにはならないと確定した事と、映画撮影が終わり作品が持つ本来のポテンシャルを発揮するようになった今また面白くなるぞという期待が沸いてきたからです。
詳しくはいずれ気が向けば一本の記事にまとめて書くかも知れませんが、とりあえず今回の感想を書いていきましょう。
まず冒頭、2年生の頃に比べてすっかり普通の良い先生になってしまったなという寂しさすら感じるオギー。話をかき回すという意味では今回のこみちゃんにも匹敵するパワーを持っていたのに、今は荻野先生がいなくても生徒だけで十分に話が動くようになったという事なんでしょうね。
あと今回オムニバスではないのに、もこっち達だけでなく他のクラスのキャラがたくさん登場し珍しいキャラ同士の絡みも見れて、いよいよ文化祭が始まるんだなというワクワク感を感じます。特に面白いのは友モテのリバイバル作品リレーで同じ中学だと判明している加藤さんと楓ちゃんで、ごくわずかな会話でも気心の知れた仲だと分かって良いですね。
そして後半の智貴パート。
なんでしょうね、こみちゃんと紗弥加と困惑した顔の智貴という絵面だけで面白いのに、新キャラの眼鏡監督ちゃんやジト目ツインテールちゃんのなんとも言えない困惑顔がさらにじわじわときます。
読者はこみちゃんが智貴を好きな事も、こみちゃんの性格も十分に知ってる訳ですが、それらを知らないであろう智貴のクラスメート達から見たこみちゃん像を想像すると行動が不可解すぎて笑えます。朱里ちゃんが周囲に事情を説明してるとも思えませんしね。
サチと智貴については他の人がいろいろ感想を書いているので私は特に書く事はありませんが、ついに来たこみちゃんとサチの対決。
「ねえずっと気になってたけどこの人知り合い?」
こみちゃんをよく知る読者から見ると少しのんきとも思えるこのサチの反応。
その後も恋愛脳になってるサチはこみちゃんよりも智貴の自分に対する反応の方が気になってるようですが、心配する朱里ちゃんを制して伊藤さんが一言、
「まだ早い」
この伊藤さん良いですよね。こみちゃんが人間関係を引っ掻き回す所が見たい私みたいなファンの気持ちを代弁するかのような一言です。
身も蓋もない表現をあえてするなら、
「まだ早い」「こみちゃんに振り回されるサチと智貴をもっと見せてくれ」
いやほんとサチは良いキャラになりましたね。ここで重要なのはこみちゃんよりもサチの方で、読者が恋するサチを可愛いと思えば思うほどこみちゃんとの絡みが面白くなるんだと私は思います。
きっと今のサチはこみちゃん以外のどのキャラと絡んでも面白くなるでしょうね。
そしてさらにそこへ紗弥加が投入される事が判明した所で今回の話は終わった訳ですが、100点ですね。ワタモテは時に100点を超える回もあるので、最大限に褒める訳ではないですが減点するべき所がないという意味で100点です。
まあこみちゃんとサチの対決は多くの読者が期待してたってのもありますけど、ワタモテは本来これくらい面白くなる作品なんだと再確認できる回でもあり、私もまた感想を書いて他のファンの人と共有したいと思わせてくれる回でした。
より正確にはここ数回面白い回が続いてまた書きたい気持ちが芽生えてはいたんですが、今回の話を読み、他の人たちの感想を読んで一晩寝て起きたら「よしやろう」と決心していました。
今日はアプリで喪201 モテないし寝ながら考える(前編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「びっくりするほど内容が薄かったけど、別につまらなくはない」です。
それと同時に映画製作が進む事を期待していた人はがっかりしただろうなと思って、各所の感想を見に行ったら案の定というか、むしろ予想以上いうか、掲示板ならともかくアプリのコメント欄が賛否で紛糾していて少し驚きました。
いやまあ気持ちはわかります。わかりますけど、クリスマス特別編に喪200前後編と派手目の話が続いた事もあり、そろそろ静か目の話が来ると予想していたので私はそこまで不満は感じませんでした。
今回の話は 喪183 モテないし台風が来る との類似性が指摘されていますが、個人的には喪183より今回の話の方が好きですね。
どちらの話ももこっちとゆりちゃん二人を中心に、特別な事をするわけでもなく静かな雰囲気で話が進んでいくんですが、喪183は台風の中を二人で歩いたりして、当時はそれも良いと思ったけど今また読み返してみるとエモさの演出が少し鼻につくというか、本当に何も特別な事をしない今回の方が私の好みには合ってます。
あとスマホやPCを使ったリモート勉強の話という事で 喪143 モテないし3人で勉強する との類似性についても指摘されていますが、リモート相手を意図的に笑わせようとしたり驚かせようとしてるもこっちに対して、無意識に口から出た言葉で伊藤さんをドン引きさせるこみちゃんはやっぱり強いなーと思いました。
で内容の薄さのあまり普段触れないようなところに触れると、もこっちの部屋着(Mr.NEKO)が相変わらずダサかわいくて良かったのと、ヘッドホンがこれまた変わらず Beats で安心しました。
もこっちのヘッドホンが Beats だってのはアニメ化された当時ちょっと話題になったんですよね。
4chanでも「もこっちのヘッドホン Beats かよ」「文字をよく見ろ、b (Beats) ではなく d (Deats) だ」というやりとりが何度も繰り返されていて、本当に Deats という偽物が存在すると判明した時は笑いました。
ちなみにもこっちの Beats は solo というシリーズの青(2巻表紙より)なんですが、現行の solo には青はなくなってしまったんですね。
Beats Solo3 Wireless ワイヤレスヘッドホン
2万円以上するヘッドホンなので「もこっち金持ってんなー」とか言われてましたけど、高1から高3まで愛用してる所を見ると物持ちは良い方みたいですね。部屋着のTシャツも小学生の頃から使ってそうだし。
なんにしろ最終的な評価は次回の更新待ちですかねー。別に後半でがらりと違う話になるとは思いませんけど。
喪200(後編)の感想はちょっと長くなったので、一つの記事としてアップしました
なお結果的に長くなっただけで内容はいつもどおり大した事は書いてません
喪200 モテないし200回目だから10周年で募集したベストコンビ5組の話(後編)を読んだ感想
今日はアプリで喪200 モテないし200回目だから10周年で募集したベストコンビ5組の話(前編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「結構面白かった」です。
少し前の感想で私は「谷川先生のことだから喪200だからって特別な事はしないだろう」という予測をしていましたが、これは見事にはずれましたね。
ただこれは通常の谷川先生の話で、今の先生は映画制作を先延ばしにできるならなんでもやるかも知れないとも思っていたので特に驚きはしませんでしたけど。
で肝心の中身の話ですが、今回のこれは要はファンサービス回という事なので正直あまり期待せずに読んだんですが結構面白かったです。
まず最初のゆりちゃんの話。
更新直前にあるファンの方と谷川先生とのツイッターでのやり取りを見たというのもありますが、ゆりちゃんに暴力キャラ設定がつけられた事に不満を持つ人の意見は以前からちょいちょい見かけていました。
今回の話はある意味それらに対する谷川先生からのアンサーなのかなと考えると、「律儀な人だなあ」と思うのと同時に、ワタモテは元々メタフィクショナルなネタの多い漫画ではありますが、メタネタで5ページもやるのはさすがにちょっと長いなと思いましたね。
次のネモの話。
冒頭の映画の締め切りの話にやっぱりメタネタを感じるのはひとまず置いといて、その後の「別にアニメの話したいんじゃなく クロとそういう話したいだけだよ」「オタクの子と話してもあんまり趣味合わないし」、ここの台詞はすごく良いですね。
「オタク」あるいはもっと分かり易く言うなら「ワタモテファン」でも良いですけど、そういう名前の統一された個性がある訳ではなくて、色んな個性を持ったオタクの人だったりワタモテファンがいるだけなんですよね。
なので私が普段「ワタモテファンの感想を読むのが好き」と言ってるのは、ワタモテを通じて垣間見れるその人の個性が好きという意味なんです。これは匿名掲示板の感想でも同じ事です。
特に自分を上手く表現する術を持たない不器用なファンの心の叫びのような何かには感動すら覚えます。
話をネモに戻すと、「オタ話ができれば誰でも良いわけじゃなくてもこっちとそういう話がしたい」というのは考えてみれば当たり前の事なんですよね。誰でも良いという時点で相手の個性を無視している訳ですから。
ただそれだけにオタクと非オタクとのはざまで揺れ動いていたネモの台詞としては説得力があるというか、ここ最近では抜群だと思います。
最後のうっちーの話。今回シンプルに一番面白かったです。
冒頭のゆりちゃんの暴力もそうですけど、いわゆるキャラの持ちネタを何度か繰り返す内にマンネリ化して一部のファンから批判されるというのは、一時期から結構みかけるようになっていました。
もちろんそれが良いというファンもいると思いますが、修学旅行やネズミーでの盛り上がり以降、ワンパターンやマンネリという批判を一番最初に見かけるようになったのがおそらくうっちーだったと思います。
その意見の是非はともかく、今回の話を読んで私はマンネリもワンパターンも見せ方次第で面白くなるんだなと思いました。
特に今回は凪ちゃんの影の活躍があったのと、何よりうっちー側の視点も描かれていたのが良かったと思います。もこっち側の視点だけで見るとうっちーは押しの強いただの変人ですからね。
それをうっちー側から見る事で、共感まではしなくても普通の女の子みたいに思える上に、もこっちの新たな一面も見れるという連鎖反応。上で言った通りシンプルに面白かったです。
あともう一つ付け加えると、友達の恋を応援してるという点では同じなのに紗弥加と凪ちゃんの違いもよく考えると面白いですね。
次回はベストコンビ5組の残り2組、「南さんとサチ」「ゆりちゃんとネモ」の話ですかね。まずないとは思いますが、これで次回が後編じゃなくて「中編」だったりしたら私は爆笑します。多くのファンは大歓迎だと思いますけど。
今日はアプリでクリスマス特別編が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「最後のページは反則だろ」です。
去年の今頃、前回のクリスマス特別編が公開された時に私は、「今のワタモテでクリスマスが面白くなるのか?」という趣旨の感想を書いていました。
で今回あまり期待をせずに読み進めて最後のページを見た瞬間「これは反則だろ」と思ってしばらく涙が出そうになるのを我慢しました。更新のちょっと前からお酒を飲んでいたので、酔いがもう少し回っていたら号泣していたかも知れません。
もこっちに友達ができてから作品内だと1年ほどですが、現実の時間で言うと5年以上経っているので、正直な所もこっちが友達と楽しくクリスマスを過ごしたくらいで今さら感動する事はないと思っていましたが、どうやら私の思い違いだった様です。
ちなみに2年生のクリスマス特別編の感想では「ゆうちゃんやこみちゃんとの3人のクリスマスもいいけど、今年こそ1年生の時のリベンジでクラスのクリスマス会に参加して欲しかった」という事を書いていたので、それから5年経ってようやく私の願望が叶ったとも言えます。
1年の特別編から数えたら実に9年ですからね。そりゃ泣きますよ。
で他の人たちの感想を読みつつ、最初のページに戻って何度か繰り返し読んでるうちに、今回の話は「喪109 モテないし雪の日の学校」と雰囲気が似てるなと思うようになりました。
雪こそ降りませんでしたが、季節は同じ冬の一日、クリスマスという日常の中の非日常、キャラ達それぞれが何か特別な事をする訳でもなくクリスマスを楽しんでいて、漫画を読んでいるというより短い劇を見ているような感覚になります。
特にクリスマス会が終わって外に出てから、それぞれの帰る方向によって少しづつ人が減っていき、それに合わせて場の空気も賑やかだったのが少しづつ静かになっていく流れは完璧です。
みなさんもその場にいると仮定して想像してみてください。「もうちょっとみんなと騒いでいたかったなー」という寂しさを感じると思います。私は感じます。
高校生だと冬休みに入るので年が明けて3学期が始まるまでしばらく会えない友達も何人かいるんですよね。そう思うと余計に寂しくなります。
そして3年の3学期の後に待っているのは……
最後のページのもこっちは、おそらく人によって色々な解釈があると思いますが、私は「楽しかったからこそ寂しくなって泣いた」んだと思います。お母さんに話しかけられてお湯に潜ったのは涙声になってるのを隠すためですね。
いやあ怖いですね、谷川先生は。
何が怖いって、海浜秀学院のシロイハルと同じ人が今回の話を描いてるんですよね。
作風のふり幅が激しいというか、ワタモテの次回更新の予測をしてもほとんど当たらないし、面白い話が来るのを期待するとそうでもなかったり、逆にあまり期待していないと今回みたいな話が来るし。
なんにしろ確実に言える事は来年のクリスマスも私は他のファンのみなさんと一緒にワタモテを読んでいるだろうなという事です。
来年もワタモテを楽しむためには健康である事が大切なので、お互い体に気を付けて良い年を迎えられるようにしましょー。
今日はアプリで喪199 モテないし3年秋(後編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「紗弥加は面白いけど智貴の立場はきついな」です。
突然自分語りを始めてすみませんが私が高校生になったばかりの頃、清田くん達みたいに男女の仲が良いグループに所属していた事があり、その中のイケメンA君が同じグループの女子B子さんから惚れられていて、ちょうど智貴と同じ立場だった事を思い出します。
B子さんがA君を好きな事はメンバー全員が知っていましたが、A君はB子さんに興味はなく、それでいて告白された訳でもないので振る事もできないという状況でした。
B子さんと仲の良い女子達は当然A君とB子さんをくっつけようとしますが、ここで重要なのは男子の他のメンバーの動きです。
智貴の友人である中村くんも紗弥加から朱里ちゃんの恋について相談を受けている可能性がありますけど、A君の親友だったC君はB子さんの親友のD子さんと付き合っていたのです。
わかり易くワタモテで例えると、中村くん(C)と紗弥加(D)が先に付き合っていて、智貴(A)と朱里(B)ちゃんをくっつけようとしている状況です。
まあこういう男女仲の良いグループで1組カップルができるとその二人が他のメンバーもくっつけようとするのはよくある話ですけど、本来一番の相談相手になるはずの親友が敵なのだからA君としてはたまりませんね。
私はそんな4人の状況を少し距離を取って眺めていましたがある時C君から相談を受けます。その時C君が言った言葉は今でも忘れません。
「Aのやつはちょっとモテるからって調子にのってんだよ」
私はこれを聞いて「このグループはダメだな」と結論して彼らとつるむのを止めました。後の風の噂だとB子さんの恋は当然かなわず、C君とD子さんは2年生の時に別れたけど、A君とC君は卒業まで親友と言って良い仲を続けたそうです。
いやまあだからなんだって訳でもないんですけど、ワタモテを読んでるとたまに過去の記憶が強烈に刺激される事があり、この話もいつかどこかで話したいと思っていたのです。
話を智貴に戻しましょう。智貴の状況はA君ほど悪くはないとは言え、友達に相談したりはできてない事は校舎の影でぼっち飯をしてる所からも想像ができます。
いっその事彼女を作ってしまえば簡単に問題は解決すると思いますがどうでしょうね? ちなみに吉田さんとこみちゃんは紗弥加以上にウザ絡みしてきそうな姉の関係者というだけで智貴的にはなしだと私は思います。
なんにしろ文化祭の劇を含めて智貴周りの話はこれからいくらでも面白くなっていきそうな予感がしますね。
冒頭のもこっちのメイクは可愛かったけど特に語る事はないというか、もこっち達の会話の裏で黙々ともこっちの髪をセットし続ける加藤さんがなんか面白かったです。
あと校舎の窓ガラスの「28日」という掲示は文化祭まで「あと○日」という意味だったんですね。毎日貼りかえる実行委員も大変だと思いますが、おかげで南さんの誕生日がある程度特定できるようになったので私モテWikiの研究ノートにまとめておきました。
https://watamote.com/wiki/南小陽#誕生日について
次回は3週間空いて予想どおりにクリスマス特別編らしいですね。喪200は来年に持ち越される事になりましたが谷川先生の事だから何か特別な話になったりはしないと思います。その割にクリスマスだけには妙な拘りを持ってるっぽいのが不思議という話は前にもしましたが…。
ともかく12月に入ってこれからどんどん寒くなっていくから体に気を付けて過ごしましょー。
今日はアプリで喪199 モテないし3年秋(中編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「中編だと…!?」です。
前回の感想で「次回更新は記念すべき喪200ですかね~」なんて言ってたらまさかの喪199(中編)。アプリを確認してみると前回のサブタイトルの最後にいつのまにか「(前編)」と付け足されていて驚きましたが、加えて前後編の2回ではなく、おそらく前中後編の3回になるであろうという点でも驚きました。
どんだけ映画すすめたくないねんw
いやまあ私は面白い話が続く限りは映画をすすめなくても良いという立場ですけど、それはそれとして「オムニバス回をやったら前中後編の3回になっちゃいました」はさすがに笑います。もうノリノリじゃないですかw
で今回の内容はと言うと、面白かったけど特に語りたくなるような事がないというか、要約するとサチと南さんが可愛いとしか言いようがない少し珍しい回でしたね。
そんな中で、今後の展開に関わってきそうな気になった描写をあげると、サチがいまだ自分のクラスで孤立している点と、今回サチのノリマキに対する考え方が少し変わった点ですかね。
南さんは「サチがこんなしてくれるならノリとマキもういらないじゃん」とまったく気にしてない様子ですが、サチとノリマキの関係が今後どうなっていくかは注目しておきたいと思います。
あと柿沼くん達と南さんの絡みも面白くなりそう。というのも清田くん達だとほどんど描かれない男子のモノローグが今回描かれてるんですよね。それだけ谷川先生も心理描写がしやすく、読者も共感しやすいキャラという事なんだと思います。
最後に、
もこっち「よくネットとか芸人の話でウンコ漏らしたエピソードあるけど」「言うほど漏らさないよね」
……
一回でも漏らした事があれば十分だろ。
一度でも漏らした事がある人は一生その体験を忘れないし、他の人のエピソードも面白く聞けるようになるのがウンコ漏らしエピソードが持つ魔力です。
かく言う私にも少し心がほっこりする鉄板エピソードがありますが、芸人と違いこの手の話はごく親しい友人とするから面白いという面もあるので、ここで書くのは止めておきます。
次回はおそらく喪199の後編、オムニバス回なのでどんなキャラのどんな話が来るのか予想ができません。ただ前回、今回と笑いの面から見ると少し弱かったような気もするので、次回はなんらかの爆発を期待したいですね。
今日はアプリで喪199 モテないし3年秋が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「思ってたよりページが多くて嬉しい」です。
前回の更新から1週間しか間隔がなく4~6ページくらいかなと思っていたので、物足りなく思う心の準備をしていたところに8ページもあってちょっと嬉しかったというだけの話ですけど。
まずは扉絵、高校3年秋の放課後、場所は中庭ですかね? もこっち達の背後には文化祭の準備でしょうかダンボールを抱えて運んでいる男子が何人かと、校舎の4階では窓ガラスに文化祭の日程の張り紙をしている生徒達がいます。
これはあれですよね? 原幕の文化祭が10月28日に開催されるという事ですよね? 文化祭まで残り28日という意味なら「あと28日」みたいにするでしょうし。
幕張本郷の文化祭は9月25日で、宮崎さんの「昨日 本郷の文化祭行ったんでしょ?」という発言から今回の話は26日の出来事と推測されるので、原幕の文化祭まで残り32日という事になりますかね。
いずれにしろ撮る映画の内容にもよりますけど、こうなると時間的に余裕はないけど追い込まれているという状況でもない気がしますね。
で今回はオムニバス回だったんですが、前半は宮崎さんの視点から見た原幕3年女子たちの人間関係の変化が描かれています。
たまに入るこういうエピソード良いですよね、噛めば噛むほど味が出る感じ。雌猫組でも社交的な凪ちゃんと比べると、少し仲間内の輪にこもりがちな所のあった宮崎さんがグループ以外の子たちとの交流も好ましく思うようになっています。
最後宮崎さんは「きっかけはうっちーが黒木さんに興味もったときから」と結論していますが、私は本人が気づいてなかっただけで元々宮崎さんの中にも自分のグループ以外の女子への興味とか、仲良くなりたいという気持ちがあったんだと思います。
後半は久しぶりの真子っちメインのお話。
基本良い子なのでギャグと絡めづらい感じのあった真子っちですが、最近ゆりちゃんやもこっちから「リア充の真子さん」的な扱いを受ける事によってちょっとした笑いが起きるようになってますね。
今はまだ真子っちが真顔になるくらいで済んでますけど、いずれキレて嫌味の一つでも言い返す真子っちもみてみたいと思います。
ラストの真子先生による茉咲ちゃんへの性教育は台詞がまったくない所が秀逸です。
また台詞がない事で読む人によっては「茉咲ちゃんを百合の道へと洗脳しているガチレズ」という解釈もあれば、「茉咲ちゃんを望まない妊娠から守ろうとしている真子ママ」という解釈もできて面白いです。私はどちらも面白いのでどっちでも良いです。
真子ママ路線で考えると、実は年相応の性知識を教えようとしている杏奈ちゃん麗奈ちゃんと、茉咲ちゃんは純粋なままで良いとする真子ママとの教育方針の違いで衝突が起きたりしたら面白いかもと思ったり。
次回更新は記念すべき喪200ですかね。まあ特別編があるのと、前後編の話を2回と考えると連載200回はとっくの昔に過ぎてますけど。
それはともかく次回どんな話になるのかまったく予想が付きませんね。まあいつも次回予想をしてもだいたい当たらないんですが、それでもまったく予想が付かないという事はこれまであまりなかった様な気がします。なんにしろ次回更新でまたお会いしましょー。
今日はアプリで喪198 モテないし優ちゃんの学校に行く(後編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「だいぶ攻めてるな」です。
冒頭のポニテもこっちが可愛いとか、ネモゆり伊藤が期待していたほどには盛り上がらなかったとか、加藤さんに大食いキャラ?設定が追加されそうとかありましたが、今回はゆうもここみとゆうちゃんの元彼氏との遭遇に全部持っていかれましたね。
初めてゆうちゃんの高校へ行くという事で、確かにどこかで彼氏の登場を期待していた部分はありました。でもまさか本当に登場するとは思ってなかったので「だいぶ攻めてるな」という感想になった訳です。
その彼氏はかつて一部のファンが予想していた通り、中学の卒業式でゆうちゃんに告白していた男子で、言ってしまえば無個性を絵に描いたようなキャラなのでそれ自体は特に語る事はないんですが、面白いのはその彼氏に対するもこっちの反応です。
今回ラストのもこっちの行動は人によって意見が別れていてそれぞれ楽しく読ませてもらっていますが、私個人の率直な意見としては「少女漫画みたいだな」と思いました。
私には姉がいるので子供の頃は漫画の貸し借りをよくしたんですが、借りて読んだ少女漫画には今回のもこっちみたいに、悪い男にひどい目にあわされた女の子の友達がその子のために仕返しをするという話が結構あったような気がします。
まあ似た様な話は少年漫画にもあると思いますけど、現実の、特に高校生くらいの男女の関係では一方的にどちらかが悪いという事はあまりないし、別れたからと言って仮にも一度好きになって付き合った相手が嫌な目に合って喜ぶ人間もまずいないので、今回のもこっちのような行動を実際にすると十中八九友達に怒られるか嫌われると思います。
ゆうちゃんは優しいので今回のもこっちの行動を知っても少し困った顔をするだけだと思いますが、仮に私がゆうちゃんの立場だったら怒って友達と喧嘩になるでしょう。幸いこんな事をする友達はいませんでしたが。
でここからが大事なんですが、何ももこっちの行動を批判したい訳ではなくて、だから今回の話は面白いという話をしたい訳です。
そもそももこっちは欠点の多い主人公ですし、もこっちがバカな事をするのは今に始まった事ではないですからね。
もこっちの行動も要は「大好きなゆうちゃんを悲しませた男がムカつく」という幼い正義感の発露な訳です。恋愛の経験が乏しくゆうちゃんの気持ちにまで想像が至らないからこういう事をしていると思えば、かわいいとすら言っても良いと思います。
ここで面白いのはこみちゃんの行動で、こみちゃんはもこっちが何をしようとしているか理解した上でもこっちがやりすぎた時には制止するつもりで付き合ってますよね。
智貴とロッテが絡むと原幕の狂犬と化すこみちゃんが常識的な行動をするとそれだけでなんか面白いですが、何年も智貴に片思いをしているこみちゃんだからこそこういう事ができるのだと私は思います。
例えばですが、こみちゃんが智貴に告白して振られたとします。泣いているこみちゃんを見た伊藤さんが智貴に文句を言いに行ったらこみちゃんは喜ぶでしょうか?
答えを考えるまでもなく感覚でこれが理解できてるのがこみちゃんで、出来ないのがもこっちという事です。
思えば喪100が公開された当時、ここでの感想では書きませんでしたが、ゆうちゃんが彼氏と別れた事が判明して「ちょっともったいないなあ」と残念に思った事を覚えています。
もこっち自身が恋愛を経験しなくても、友達の恋愛話を聞いたり相談にのったりするだけでも学べる事は多いですからね。身近な人間の体験として聞くという事が重要な訳です。
まあ今のもこっちには多くの友達ができてそれなりに楽しい高校生活を送っているので無理に恋愛をする必要はないと思いますが、仮にゆうちゃんが彼氏と別れてなかったらもこっちの恋愛観も今とは少し違ったものになっていたでしょう。
もこっちの恋愛観が変わるという事は、もこっちが周囲の男女を観察する時の視点が変わるという事ですから、今頃少し前の南さんとサチのようなドラマが色んな所で生まれていたかも知れません。
例えば清田くんと岡田さん、智貴と智貴を巡る女子たち、雫ちゃんと彼氏と取り巻きの男子たち、三家さんとかっくんですらもこっちの視点が少し変わるだけで面白いドラマが生まれる種を秘めています。
まあ実際にそのドラマを生みだすのは谷川先生なので、私はただ無責任な期待を垂れ流す事しかできませんが、私が言いたいのはこの「種」の存在に気づいて欲しいという事です。
ひょっとすると谷川先生はこの「種」の存在を当然知っていて、今回の話は今後のための布石なのかも知れませんが、いかんせんもこっちの高校生活に残された時間はあまりに少ない。
高校生活に限らず、時間制限ぎりぎりになって「あれもやりたいこれもやりたい」となるのは人間の性ですが、それもこれも黒木智子という主人公が持つポテンシャルの高さと、智子を取り巻く人間たちが魅力的だからしょうがありません。
そういえば今回の文化祭は映画制作のヒントを得るために来たはずでしたが、結果として何か得られたような感じはありませんでしたね。前にも言った通り面白い話が続く限りは映画制作が先延ばしになっても私は気にしないつもりですけど。
なんにしろ次回更新はなんと1週間後らしいので、おそらく短いエピソードになると思いますが、他のみなさんの感想を読みながら楽しみに待ちたいと思います。
今日はアプリで喪198 モテないし優ちゃんの学校に行く(前編)が公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「そういや他校の文化祭ってこんな感じだったな」です。
文化祭ってやってる方は忙しかったり盛り上がってたりしますが、他校から見に来るとあちこちを淡々と見て回って、たまに買い食いして、目当ての友人なりに会ってしばらく会話した後は、適当に時間を潰して帰るだけだったような気がします。
要は今回の漫画を読むまで忘れていたくらいに記憶に残らない。
今回の話もいつもよりギャグが抑え目というか、淡々と文化祭の流れをこなしているような感じなので、過去の記憶が思い出されて「確かにこうだったわー」という感想になったわけです。
ギャグが抑え目でも面白いと思える部分はいくつかあって、
まずネモに綿菓子を食べられて嫌そうな顔をしているゆりちゃん。仮にこの時ゆりちゃんの両手がふさがってなかったら、ネモを殴っていそうなほど嫌な顔をしていて笑いました。
次は2-B製作の映画の「孤独のグルメ」が、周囲にたくさん生徒がいる学食で本当に一人でカツ丼を食べてるだけで笑いました。確かにこれも「孤独のグルメ」だけど、絶対にそうじゃねえ!
たぶん2-Bにはもこっちに近いセンスの持ち主がいますね。文化祭でこれをやる度胸があるという意味ではもこっち以上かも。
で今回のクライマックスであるゆうちゃん及びゆうちゃんの友達との邂逅、
ゆうちゃんに抱き着いて腰を振るもこっちの「ヘイトを集めるショタ」というのは、「もつあき」という方の描くエロ同人誌に出てくるらしいですが、
これ毎回言ってますけど谷川先生は一体どこでこういうネタを仕入れて来るんでしょうね?
さらに今回に限ると読んだ瞬間にこのネタを理解しているっぽいファンの書き込みが意外と多くて、みんな普段ワタモテスレにいない時はどんなスレを見てるんだろう? と興味が沸きました。
あと今回の描写を見る限り、ゆうちゃんと加藤さん共通の友人である黒髪の子が「砂羽」ちゃんですかね?
ミステリ小説アンソロジーでは「明るい髪をツインテールにしている」子の名前が「中村砂羽」だったんですが、谷川先生に確認を取った上で書かれたものだと思っていました。
最後のページで加藤さんが「別の友達に会ってくる」と言ってるのが「芽生」ちゃんかな?
いずれにしろ私モテWikiでは次回更新を待って判断する事にします。
https://watamote.com/wiki/成瀬優の高校の友達
で、ゆうちゃんの高校の制服に着替えたもこっちとこみちゃんも可愛かったですけど、
冒頭の画像にも選んだネモと3人で校内を見て回る事になったゆりちゃんと伊藤さんの表情がとにかく絶妙ですね。この雰囲気は谷川イッコニコ両先生じゃないと出せないと思います。
最終的には、面白かったけど期待していたほどには盛り上がらなかったという感じですかね。まあそこが妙にリアルに感じたわけですが。
次回は久しぶりにゆうもここみの3人がメインのお話になると思うので(ネモゆり伊藤の3人も気になるけど)、今回はその前フリというか単行本で前後編一緒に読むとしっくり来るような構成になるんでしょうね。
それではまた次回更新でお会いしましょー。
今日はアプリで喪197 モテないし少し進行するが公開されました。
今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「現実的な落とし所に落ち着いたな」です。
まあ1時間から1時間半の長さの映画を撮るのはもこっちでなくとも大変そうですからね。クラスメートで分担して短い動画を何本か撮るというのは現実的でもあるし、クラスみんなで作ってるという雰囲気もでるし、読者としてもどのキャラがどんな動画の撮影でどんな役割を与えられるのかという先の展開への楽しみがあります。
今のワタモテは魅力的なキャラが多いので、それぞれが生き生きと動いた方が面白くなりますよね。
今回でいえば清田くんと岡田さんとでバカッコイイ動画を撮る事に決まったら、あっと言う間に必要なメンバーを集めて撮影を始めてしまったのには笑いました。
またバカッコイイ動画ってのが絶妙に清田くんにマッチしていますね。Youtubeの動画をいくつか見ましたが、やってる事のすごさより数人の高校生が仲良くわいわいと作ってる所がこの手の動画のポイントだと思います。なんなら成功シーンよりNGシーンの方が見ていて面白い。
それでも10分を超えると飽きてくるので、要はもこっちの映画の他にこのくらいの動画を1~2本撮るって事なんでしょうね。
ただ私モテWikiで今のところ判明している3年5組のメンバーを見てみると、清田くんほどの行動力がありそうなキャラは当然いない。まあ清田くん達がもう1本撮っても良いと思いますけど、その他にある種の創造性を発揮できそうなキャラは初芝くん・小宮山さん・二木さんくらいですかね。
もしもですよ、ロッテについて熱く語る女子高生(こみちゃん)のロングインタビュー動画なんてものが実際にあったら野球好きのおじさんにバズるんじゃないですかね? 文化祭で上映したらみんなドン引きでしょうけど。
あとは加藤さんが手の空いてる女子を集めてダンス動画を撮っても良いかも知れません。
話をもこっち達に戻しましょう。
ネモが出した黒板アニメからの実写というアイデアは作業の大変さの割に地味な絵面になりそうで、もこっちの「絶妙に面白くなくて照れちゃう」という評価がぴったりですね。
ゆりちゃんの出したアイデアは実際悪くなくて、例えば少しアレンジして主役の子が何かを盗んだ事によって大勢に追いかけられるという内容だったらいかにも文化祭の映画という感じがします。
台詞が少ないので演技も楽だし、アクションとカメラワークに凝れば見ている人を飽きさせないし、身近なロケーションで撮影をしたり荻野先生や学食のおばちゃんとかにカメオ出演してもらえば原幕の生徒にはウケるでしょう。
当然クライマックスでは校庭でクラス全員に追いかけられる派手なシーンを撮影して、ラストの落ちをどうするかでもこっちのセンスも活かせます。
それはともかく、
「智子は不幸になった方が光ると思うから」
「何その歪んだファンみたいなの?」
これにはさすがに草
ちなみに私が喪186の感想で書いたのは「黒木智子というキャラの魅力は精神的に追い込まれた時にこそ輝く」なので微妙に違います。
不幸になってはダメなんです、不幸になる一歩手前で止めるから見ていてハラハラするんです。
絶対に安全だからジェットコースターのスリルが楽しいのと同じですし、主人公が絶対勝つと分かっているバトル漫画でもピンチを乗り越える事でカタルシスが生まれるのと同じです。
結局もこっちの映画については何も決まらず次回はゆうちゃんの高校の文化祭を見に行く流れですかね? これはまた予想外の展開ですが、どんな事が起きるのか今からすごく楽しみです。
9月10日発売のワタモテ20巻特装版の特典小冊子を読んだ感想というか妄想を書きました。
ワタモテ20巻特装版の特典小冊子を読んだ感想