761 thoughts on “私モテ掲示板

  1. 今日はアプリで 喪221 モテないしモテなされる が公開されました。

    前回に引き続いて登場のきーちゃんは雫ちゃんのクラスの韓国アイドル風メイド喫茶へ。

    もこっちが来るから接客をしたいけどクラスの女子に好かれてないから手伝わせてもらえないという雫ちゃんの話を聞いて、すぐさまその場にいるモブ女子に直談判をするきーちゃん。

    この辺は正義感が強いというか、自分が正しいと思った事は年長者に対しても物怖じせずにはっきりと言うきーちゃんの強さが出ていますね。喪142では吉田さんにもビビらず食って掛かかるくらいでしたからね。

    クラスの女子達も後ろめたい所があるのか、面と向かって頭を下げられたら断れないあたり、そこまで悪い性格している訳でもないんでしょうね。

    そして雫ちゃんの希望通りお手伝いをさせてもらう事になった所にもこっち一行が来て、きーちゃんは役目を終えたとばかりに自然な流れで幕外へとはけていきます。

    そしてチーズハットグを注文したりもこっちが雫ちゃんを褒めたりした後は、これまた自然な流れで文化祭1日目の総括を始めるもこっちとその仲間たち。

    もこっちの映画の話が出るのは当然として、映画の話が1ページだったのに対して、智貴の劇と恋愛話に2ページ使っている所が気になります。

    これをきっかけにこれまで別々に展開していた智貴周りの物語に、もこっち達が関わっていく可能性が出てきたような、出てきてないような…。

    メタ的な事を言ってしまうと、もこっち周りのイベントが文化祭2日目の来客くらいしか残っていないので、余程大きなサプライズがないとただイベントを消化するだけになりそうなんですよね。

    エピソードが飛び飛びで描かれるため連載で追ってると人間関係が分かりにくそうな智貴の恋愛話ですが、たとえば今回のゆりちゃんが吉田さんで、美保ちゃんがこみちゃんという様に、それぞれ恋を応援するキャラがはっきり分かれると、そのキャラを通じて理解しやすくなるかも知れないと思います。

    たとえば現状はこうなりますね。

    吉田さん:ゆりちゃん・杏奈・麗奈

    サチ:真子っち

    朱里ちゃん:紗弥加

    こみちゃん:美保ちゃん・伊藤さん

    中立:もこっち・加藤さん・その他

    相変わらず紗弥加のデバフ具合が笑えますが、こうしてみるとサチが頭一つ抜けてると思ってたら以外と吉田さんにも可能性がある気がして来ますね。

    そして今回はその吉田さんが智貴と二人で話をしたいと言った所で終わっています。

    智貴の劇はあっさり終わらせていきなり核心を突いてきそうな展開に驚きましたが、紗弥加やこみちゃんの妨害を受けずに智貴を無事に連れだせるかどうかは次回にならないと分かりません。

    ただいきなり告白まではいかなくても吉田さんが自分の気持ちをはっきりと自覚するくらいの展開は期待したいですね。

    まあ面白い話となるのは間違いないので、いつもに増して次回を楽しみに待ちたいと思います。

  2. 今日はアプリで 喪220 モテないし文化祭1日目(後編) が公開されました。

    前回に引き続いてサチと真子っちのやりとり。前回の終わり方からまだしばらく秘密のまま引っ張るのかと思っていた智貴がもこっちの弟だと言う話を真子っちがあっさりとサチに話してびっくり。

    サチ自身もおどろきつつもこれまで得られた情報を整理して、もこっちをイジメた事があるかどうかまで考える所はすごくサチっぽくて良いですね。

    そして吉田さんからも智貴の事で相談されているけど、サチの恋も応援すると言い出す真子っち。

    この二人の会話のシーンはサチのモノローグが多いのに対して真子っちのモノローグがほとんどなく、要はサチ側の視点で描かれる事が多いので真子っちが実の所何を考えているのか分からないんですが、私個人はやっぱり多くのファンが考えてるような腹黒な女の子とは思わないですね。

    というのも、サチを利用するだけなら吉田さんの事も応援していると言う必要はないですよね。実際その事でサチの不信を買っています。

    なので私は真子っちは本当に二人の恋を応援していて、それを悪い事だと思ってないから悪びれずに言う事ができるんじゃないかと思います。

    二人の恋を応援はするが、性に関する知識が乏しい吉田さんがひどい目に合わない様に監視はする、というのがここ最近の真子っちがやっている事だと私は思いますね。

    我々読者と違い真子っちは智貴の人となりまでは知らないという事に加えて、もしかしたら真子っちは過去に関わった男子から嫌な目に合わされた経験があるのかも知れません。

    喪219での吉田さんとの会話で「キスを凄い特別なものと感じててかわいい!」というモノローグがありましたが、キスまでの関係なら微笑ましく見てるけどそれ以上は許しませんよみたいな雰囲気を感じます。

    要は過保護なママという風に考えると、ゆりちゃんや南さんに対する真子っちと、吉田さんに対する真子っちを違和感なく重ねる事ができます。

    そして私は別に真子っちを擁護したくてこう言ってる訳ではありません。これまでも真子っちは友達のお世話が好きな良い子であるだけではなく、同級生をまるで子ども扱いする様な発言や行動を度々してきました。

    ゆりちゃんや南さんに対してはそれでも良かったんですが、そういうのに強い反発を覚えるであろう吉田さんとの間に近い将来、衝突が起こる事は避けられないと思います。

    真子っちが抱えたこの爆弾がいつどんな形で爆発するのか私は楽しみに見守っていきたいと思いますね。

    あと今回もう一つ面白かったのはきーちゃんとうっちー、二人のもこっちソムリエの邂逅です。

    前々回の感想できーちゃんを持て余し気味だと言っていた私には正直この発想はなかったですね。

    しかもきーちゃんとうっちーの二人だけでも面白いのに、そこに雫ちゃんが加わる事で二人の異質さがより際立ってる所をみるにつけ、谷川先生は本当に奇才だなという思いを強くしました。

    感想の文章としては短いですけど、面白さで言うなら真子っちとサチのやりとりより今回はこちらの方が面白かったです。

    きーちゃん「キモい部分にかわいいがある… …って事ですよね?」

    うっちー「…… こいつ!?」

    まるでワタモテファン同士のやりとりみたいで草

    いや具体的に誰がって訳じゃないし自分を棚に上げる訳でもないんですけど、ファン歴長い人ってこういうイメージありますよね。

    次回は智貴の劇の二回目の公演が一番可能性が高そうですが、今回のきーちゃんとうっちーみたいな話が作れるなら別のキャラにスポットが当たる可能性もありそうですね。

    なんにしろ楽しみに待ちたいと思います。

  3. 今日はアプリで 喪220 モテないし文化祭1日目(中編) が公開されました。

    前回に続いて文化祭初日を描くオムニバスの中編。今回の話は全体的に智貴の2回目の劇の前に他のキャラの動向を描いておく、いわゆるつなぎの回みたいな印象を受けましたね。

    特に和田くんの女装コンテストが期待に反してあっさりと終わってしまい、よく読んでみたら2日目に決勝戦をやるという事みたいで、設定として文化祭が2日あるのは承知しているものの、2回に分けずにどちらかの日できちんと盛り上がってる様子を描いてくれた方が良かったと思いました。

    まあ今は智貴とその周囲の女子達にファンの期待が集まってるし、2日目は外部からの来客もあるしでなかなか大き目のイベントを差し込む余裕はないのかも知れません。

    文化祭2日目に来る可能性が高いキャラといえば、すでに登場しているきーちゃんを除くと今江先輩とゆうちゃんが挙げられますが、それ以外だと加藤さんのお兄さんが来たり、ネモの声優関係の知人がもこっちの映画(ネモの演技)を見に来ると面白くなりそうな気がしています。

    あとは外部からの来客がある必要はないんですけど、最近の真子っちが良い感じに話を動かしているので、真子っちとうっちーが同じ中学だという設定を活かした話も読んでみたいですね。

    2人とも友達が多いという共通点がありながら性格は対照的なので、この2人の上辺だけでない互いに一歩踏み込んだ会話がもし実現するならきっと面白くなると思います。

    話を戻すと今回も大活躍だった真子っち。私の見る限り、「智貴がもこっちの弟だとサチが気づくまでの話を引っ張りすぎ」という意見と「それが面白い」という風にファンの意見が別れています。

    私としては、思考が空回りしているサチは確かに面白いですけど、それならば黒木姉弟の事をさっさと教えた上で、より具体的な恋愛相談を真子っちにするサチが見たいですね。

    なんだかんだ言ってもサチの相談相手は真子っちしかいないので、相談内容が具体的になればなるほど2人の思惑のずれが面白さを生むと思います。

    真子っち、いや真子さんが得意分野である「保健体育」の知識でどれだけサチの相談に答えられるのか興味がありますし、サチはサチで真子っちに恋愛経験が乏しいと思われたくないでしょうから、それぞれの思惑が生み出すなんとも言えない雰囲気を谷川先生が描いたなら、これが面白くならない訳がないと思います。

    とはいえ次回の後編はおそらく智貴の2回目の劇でしょうね。智貴や朱里ちゃんの精神状態や紗弥加の勘違いっぷりを考えるに、劇が無事に終わるわけがありませんが、具体的にどんな事が起こるかはまったく予想が付きません。

    こういう時のワタモテは確実に面白くなるので期待していますが、あとは無事に更新される事を祈るのみです。

  4. みなさんあけましておめでとうございます。

    本日公開された 喪220 モテないし文化祭1日目(前編) の感想を書く前に、前回の感想をお休みした理由をかんたんに説明しておきたいと思います。

    もともと私はアルコール依存症気味な所があったんですが、去年の暮れごろから些細な事で強い不安感に襲われるようになり、いわゆる鬱の様な精神状態になっていて、一番考えられる理由がお酒だったのでお酒をやめる事にしました。

    その鬱の一番ひどい時期に前回の更新が重なって感想を書くのをお休みしたわけです。

    現在は精神的にはだいぶ回復して来てはいるんですけど、お酒をやめた副作用として感情の起伏が以前と比較して穏やかになったというか、漫画だけでなくあらゆる娯楽が以前と比べて味気なく感じるようになっています。

    つまり現状、これまでと同じ熱量で感想を書く自信がないので、しばらくは私のリハビリに付き合うような気持ちで感想を読んでいただけると助かります。

    さて今回はオムニバスでしたが、時系列的には喪218の続きですかね? ここ最近智貴を中心に話が進んでいたせいで影が薄かったネモに久しぶりにスポットが当たりました。

    個人的には智貴はいくらなんでも口が悪すぎと思ってた所に岡田さんからようやく指摘が入って、智貴がすんなりと謝罪をした所が面白かったですね。

    ネモも「私の時と反応全然違くない?」と言ってますけど、岡田さんの言う事を素直に聞く事で智貴は常識を知らない訳ではなく、知った上でネモをナメてるというか、先輩扱いする必要がないと思っている事がわかって余計に酷いという…。

    まあ岡田さんから再度釘を刺されているので智貴の態度も少しは変わるでしょうけど、もこっちの映画が終わってもネモの不憫な境遇はしばらく続きそうですね。

    で次はきーちゃんと紗弥加の邂逅です。

    メタ的な話をしてしまうともこっちの映画がひと段落して物語が智貴を中心に進むようになり、ぶっちゃけ持て余し気味だったきーちゃんをどう使うのかなーと思ってたらこう来ましたか。

    キスをしただけでも紗弥加が智貴を意識する理由には十分なはずですけど、そこにきーちゃんが一枚噛む事によってより混沌とした状況を予感させるというか、2度目の舞台への期待が高まります。

    個人的に気になるのは中村くんの存在ですね。これまでの態度を見る限り紗弥加の事を女子として好ましく思っているというか、可愛いくらいには思ってそうですが、恋愛感情は今のところなさそうですね。

    これもまたメタな話になってしまいますが、今後の展開次第でどちらにでもいけるようにしてるんだと思います。

    私は紗弥加と中村くんが付き合った方が面白いというか、智貴や朱里ちゃんがさらに嫌がる状況になると思いますけど、現時点でもさすがに智貴や朱里ちゃんが可哀そうというファンも少なくないみたいですからね。

    いずれにしろ谷川先生は先の展開の読めない、今の混沌とした状況を楽しんでいるファンが多いと知った上で、柔軟な話作りができるように布石を打っているように思えます。

    なのでしばらくは面白い話が続くと思いますし、私もできるだけ感想を書きたいと思ってはいますが、書けなくなったらごめんなさいと先に謝っておきます。

  5. 今日はアプリで 喪218 モテないし THE FIRST KUROKI KISS が公開されました。

    今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「展開が早いな」です。

    てっきり今回は智貴と紗弥加のキスを目撃した女子達の反応から始まり、その後数話使って他のキャラのエピソードをやりつつ、サチとのコーヒーカップは文化祭の智貴のエピソードのクライマックスになると思っていたので驚きました。

    前回も言いましたが谷川先生はこちらが考えてる以上に、この文化祭で智貴の話をがっつりやるみたいですね。

    で、今回私が語るのはファンによって解釈が別れるであろう最後のページの智貴の心情です。

    これはあくまで私個人の解釈というか、今後の展開への期待も込みでの解釈になりますけど、私の考える智貴の心情はこうです。

    「サチに姉の存在を知られたくない」

    複数のかわいい女子からアプローチされながら、そっけない対応を続ける智貴が多くのファンからホモだのメッシだのと言われて久しいですが、私個人はごく普通の男子高校生の反応だと思っています。

    というのも男子高校生はいわゆる「やりたい盛り」であると同時に、いざ初めての恋人を作るとなると理想やこだわりを主張しだすという繊細さも持ち合わせているのが普通だからです。

    みなさんも「好きな女の子だけはオナニーのおかずにしない」とかのナイーブなこだわりを持っていませんでしたか?

    智貴も恋愛に興味がないように見えて智貴なりの理想やこだわりを持っていて、特に自分の恋愛に周囲から口を出されるのが嫌だというのが一番大きいんだと思います。

    朱里ちゃんとの関係も朱里ちゃんがダメなのではなく、朱里ちゃんと付き合ったら紗弥加や中学からの友人が間違いなく口を出してくるから恋愛対象としては見づらいし、吉田さんも姉の友人という認識が先にあるから恋愛や性の対象にはしづらいのです。

    この辺は感覚的な話なので、近場での恋愛に抵抗がない人には伝わりにくいかも知れませんが、智貴をとりまく環境やこれまでの経緯を考えたら近場での恋愛を避けるようになっても無理はないと思いますね。

    その点、サチは自分が見つけた自分だけの知り合いですからね。

    現状唯一愚痴をこぼせる相手でもあります。

    恋愛感情はまだないと思いますが、自分のクラスから逃れた先の安住の地でこのまま逢瀬を重ねていけば、サチが卒業するまでに二人は付き合う事になっていただろうなと思います。

    ですが今回サチは智貴が一番触れられたくない話題に触れてしまいました。

    以前からファンの間では智貴がもこっちの弟だと知ったサチの反応について色々と推測されてましたが、智貴の方がサチに姉の存在を知られたくないし、姉にもサチの存在を知られたくなかったはずだと私は思います。

    サチの聞き方もポイントで、

    「もしかしてさ 昔キスしたって」「まさかアイツ…?」

    嘘をつく意味がないので、違うとは言えないし、そうだと答えたら姉弟である事も説明しなくてはなりません。

    「できる事なら言いたくないが、隠しておく合理的な理由もない」という状況に追い込まれた智貴の気持ちが表情に出ています。

    まあ智貴がもこっちの弟だとサチが知った所で何が変わるのかと言えば、サチはほとんど変わらないだろうし、智貴もこの話題がこの場限りならサチに対する態度を変える事はないと思いますが、谷川先生の事だからそれだけでは終わらないんでしょうね。

    いずれにしろ今回も続きが気になる素晴らしい回でした。次回は例によって特別編の可能性もありますが、私はできれば早くこの続きを読みたいですね。

  6. 今日はアプリで 喪217 モテないし文化祭の舞台(後編) が公開されました。

    今回は後編という事でつなぎの回だと思っていたら、まさかの智貴の演劇本編。

    しかも内容もさる事ながら17ページというボリュームで、大勢いるキャラ一人一人の表情やリアクションもちゃんとそれぞれに合った説得力のあるものになってます。

    そりゃ作画に時間かかりますよね。正直更新一か月空きはつらいけど、待った甲斐が十分にある素晴らしい回でした。

    各所のファンの反応もかなり良く、しかも多くのファンがラストのオチで衝撃を受けつつ各キャラの反応まで細かく読んで楽しんでいる様子。

    中でも智貴の劇を笑顔で観てるだけでファンから「邪悪」とまで言われる真子っちでじわじわきます。

    私個人は別に真子っちを「腹黒」とかそういう風には見てないんですが、ただ笑ってるだけでファンが面白さを見出す状況がすでに面白いんですよね。

    そんな風にファンの反応を読みながら本編を何度も読み返しているうちに、私はとうとう冒頭の画像のコマの紗弥加の「いったーーぁ!!?」だけでなく、

    両脇の甲冑モブの「引っとらえろー」「大人しくしろー」の棒演技まで面白く思えるようになってしまいました。

    二回目以降の公演では紗弥加を逃さないようにしっかり捕まえといてね。

    そうなんですよね、智貴の劇って、恐ろしい事にあと数回はやる予定なんですよね。

    もこっちは一回見れば十分でしょうけど、こみちゃんは全公演最前列で見るでしょうし、今回生まれた混沌がどうなっていくのか皆目見当がつきません。

    まあ以前から期待値が高かった事もあり、智貴の劇が面白くなるのは多くのファンが分かっていたと思います。

    でも劇が終わって、さらにその後の展開が楽しみになる様な事が起きるかまでは期待していなかったというか、智貴周りの話はもっとあっさり終わらせるのかと思っていたら、この文化祭で予想以上にがっつり描くつもりのようですね。

    しばらくは智貴と紗弥加のキスを目撃した女子達の反応がメインになると思いますが、中村くんや他の友人たちにも見られた事で「お前(智貴)は井口が好きなんじゃないのか」とか「じゃあ誰が好きなんだ」とか問い詰められそうだなと思ったり。

    別に実体験じゃないですけど、「女子にモテて困っている」という相談の時に頼りになる男友達は存在しません。

    まず「嫌いじゃないなら井口と付き合えばいいじゃん」と言われ、本気で困っていると伝えたら「よしわかった。俺らが井口と与田に言ってやる」となり、智貴からすれば「それができないから困ってるんじゃねーか」となります。

    要は態度をはっきりさせない智貴に対する外堀が男友達の方面からも埋められるかも知れないという事ですね。

    いやまあ谷川先生はさすがにここまで智貴を追い詰める事はしないと思いますが、いずれにしろしばらく智貴周りの展開から目を離せません。

    谷川先生のツイッターによると年内の更新はあと二回の予定みたいですが、いつもに増して楽しみに待ちたいと思います。

  7. 今日はアプリで 喪217 モテないし文化祭の舞台(中編) が公開されました。

    今回の話は語りたくなるポイントが多くて、それらを全部書いてたらキリがないから上位3つに絞って書いていくつもりですが、

    「壁の花状態になってるもこっちがかわいい」ってのが私としては何よりもまず一番のポイントですかね。

    映画が思っていたよりウケず、自尊心が傷ついて自虐的というか、被害妄想気味になってるもこっちに懐かしささえ感じてしまいますが、そんなもこっちのために一応フォローすると、加藤さん達に話しかけてる男子は別にナンパ目的とかじゃないと私は思います。

    彼らが高校1年だったら、彼女欲しさから文化祭の空気に乗じて女子に話かけるってのはあり得る話ですけど、そんな行動力があれば早い段階で彼女ができるでしょうし、高校3年の秋になってからクラスの女子を狙うなんて無意味な事はしないと思いますね。

    まったく下心がないとまでは言いませんが、彼らとしてはその言葉どおりにクラスメートの意外な一面が見れて面白かったと伝えたかっただけなんじゃないかな。

    監督と脚本を担当したもこっちより出演者に注目が集まるのも普通の事というか、現に智貴の演劇でも監督ちゃんを評価してるのは智貴の髪型を変えた時に現金を渡そうとしたこみちゃんだけですからね。

    そのこみちゃんの「身内に受けたじゃねーか」も、ロッテと智貴が関わらない限り状況を冷静に観察できるこみちゃんは流石と言いたい所ですが、もこっちが欲しい言葉はそれじゃないんですよね。

    今のもこっちに必要なのは友達からではなく、清田くんや和田くんとかの優しい男子からでもなく、わざわざもこっちにお世辞を言う必要がない、例えば初芝くんみたいな第3者からの「面白かった」の一言だと思います。

    で次は、映画が終わっても智貴の演劇を筆頭に面白そうなイベントがたくさん残ってて楽しみだなーと思ってた所に、突然「女装コンテスト」とかいう爆弾が加わって思わず吹き出して笑いました。

    いや最高ですね。和田くんのこの一言で、文化祭のお祭り感が一気に増したというか、これぞ谷川先生のライブ感というか、シンプルにすげーなと思いました。

    何度も言ってますけど今のワタモテには魅力的なキャラクターがたくさんいますからね。きっかけさえあれば連鎖反応でどんどん面白くなっていくと思うのでこういうのをもっとやって欲しいですね。

    あと他のファンで同じ事を言ってる人が何人かいますが、私も和田くんが圧勝するよりダークホース的なライバルが登場して欲しいです。

    最後に吉田さんに言われるまで智貴の劇を見に行くのに消極的だったもこっち。

    そう言えば私の姉も高校から演劇をやってたはずですが、一度も舞台を見に行ってない事を思い出しました。

    その後なんやかんやあって今でいう地下アイドル的なユニットでCDも出してた気がするけど、なんでそうなったのか気にした事もなかったなー。

    今さら本人に聞くのもあれなんでこの話はここで終わりなんですけど、改めて考えると私の姉も意外と面白いのかも知れないと思いましたね。

  8. 今日はアプリで 喪217 モテないし文化祭の舞台(前編) が公開されました。

    今回のエピソードを読んでしばらく考えてから出てきた感想は「今年の文化祭実行委員長も有能だな」です。

    私はやった事ありませんが文化祭実行委員って、文化祭の準備から後片付けに至るまでの細々とした業務を分担したり、各出し物で起きる諸問題を解決したりと、目立ちはしない割にやる事が多くて大変なイメージがありますが、そう言えばもこっちは自分の映画撮影が遅れたとはいえ文化祭実行委員としての仕事を何もしてませんね。

    喪213でもこっちは「1年の文化祭では私も体育館の椅子並べてたなー」となんか良い感じに回想にふけってましたが、今年の椅子を並べたのはもこっち達以外の文化祭実行委員や、委員の呼びかけで集まった人たちなんじゃないかなー。

    まあ実行委員の仕事は全部清田くんたちがやってくれてるんだと思いますけど、後片付けくらいはもこっち達も手伝った方が良いと思いますね。

    それはともかくもこっちの映画で空いた時間を各クラスの宣伝に使うというとっさの機転と、ステージ上での堂々とした司会進行を見る限り今年の文化祭実行委員長もとても優秀みたいですね。今江先輩の例から考えるとまだ2年ですよねこの子。

    仮にですけどこういう子がもこっち撮影班のメンバーにいたら、もこっちに言われるまま演技するか聞かれた事に答えるだけだった他の仲間たちと違い、もこっちが映画を撮るにあたって必要なもの・足りないものを考えて整理し上手く進行させただろうなと思います。

    いわゆる映画監督に対するプロデューサー的な存在というか、実務能力が壊滅的なもこっちをサポートできる仲間がいれば良かったんですよね。

    もこっちのクラスメートで言うならそれはやっぱり清田くんな訳ですが、3年になってもいまだに陰キャ・陽キャという目線でしか人を見てないもこっちは彼の価値に気づいていません。

    喪215で風夏のライブをステージ裏でみた時も「ステージに立てるのは学校で上位の人間だけ」という反応をしてましたが、その「上位の人間」の個性を見ようとはしてないんですよね。

    もこっちは今江先輩の事を尊敬してると思いますが、おそらく「なんかすごい人」くらいの認識で今江先輩のどこがすごいのかは理解してないんでしょうね。

    まあ雫ちゃんに文化祭の楽しい思い出を作ってあげた点については、もこっちも今江先輩以上の良い事をしたし先輩もそれを知ったら喜んでくれると思いますけど、今江先輩がすごいのは後輩に優しくする所じゃなくて、誰にも気づいてもらえなかったもこっちを見つけた気配りと観察力ですからね。

    もこっちもぼっちだった頃は今より周囲をよく見ていたはずなんですが、今は自分ら以外の文化祭実行委員が何をしてるかさえ見えてません。

    今回もこっちは「地道にラノベ作家目指すか」などとしれっと言ってましたが、もこっちのこの人間観察力の低さではたとえ作家になれたとしても、私はもこっちの作品のファンにはならないと思います。

    という事で、他の部分については共感性羞恥から復活した多くのファンが語ってくれてるので私は特に語る事はないですが、全体としては諸々あっさりと進めるんだなーという印象でしたね。

    まあ文化祭は2日目もあるし、初日はちょっと物足りないくらいがちょうど良いのかも知れませんね。

  9. 今日はアプリで 喪216 モテないし映画を上映する(後編) が公開されました。

    今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「今回は感想を書くのが難しいな」です。

    だいたい漫画の感想というのは面白いと思ったり、あるいはつまらないと思ったら、具体的にどの部分が、なぜ面白いのか/つまらないのかを書くのが基本な訳ですが、今回みたいに特筆して面白い部分もつまらない部分も少ない回は本当に困ってしまいます。

    「主審の伊藤さんはこみちゃんが打席に立つ時だけ眼鏡をこみちゃんに返すのか」など、読んでて気づいた細かい描写を拾っていけばそれなりに書けそうですけど、それが面白いのかって聞かれると「別に面白くはない」としか言いようがない。

    なので今回は映画全体を通して私が感じた、似て非なる谷川先生ともこっちの「笑い」の違いについて考えてみたいと思います。

    まず分かりやすい違いとしては「間」の使い方が挙げられます。

    谷川先生は一つの笑いに対して、前フリから笑いの後の描写まで緩急をつけて丁寧に描かれる事がほとんどですが、もこっちは自信のなさの表れなのか短いスパンにできるだけ多くの笑いを詰め込もうとしています。

    中にはそれをテンポが良いと感じる人もいるみたいですが、私はどうしてももこっちの不安な気持ちを感じてしまいますし、途中でラーメンを食べる謎の描写が挟まれる事で、その前後の笑いの詰め込み具合が強調される結果にもなっています。

    もう一つの大きな違いはキャラクターに対する共感があるかないかです。

    これまで何度も言ってる通り、ワタモテは人間味のあるキャラクターに読者が共感する事によって、彼女たちの置かれた状況が何倍も面白くなるという漫画です。

    直近のわかりやすい例は喪213のサチですね。この話のこみちゃんはそれだけでも面白いですが、智貴が気になるあまりこみちゃんに対して無警戒だったサチがこみちゃんの行動一つでそのヤバさを理解して恐怖する下りはほんと芸術的としか言いようがない面白さです。

    またもこっちの映画で共感性羞恥を感じるファンが多くいたり、もこっちの映画に対する周囲の評価が気になっているファンも多くいるみたいですが、それはそれだけもこっちに感情移入している人が多い証拠であり、それがワタモテという作品が持つとても大きなアドバンテージとなっています。

    一方でもこっちの映画のキャラクターは、演じているのが読者のよく知るキャラという点を排除してみると、非常に共感のしづらい変わり者ばかりです。

    こみちゃんというツッコミキャラはいますが、視聴者の共感しやすい常識的なキャラがいません。

    今回のような短い映画に合う形で分かりやすく言うなら、ハルヒにおけるキョンのように、第二文芸部の変人たちに振り回される常識的な主人公がいれば映画全体の印象がだいぶ変わったと思います。

    この様に笑いの傾向としては谷川先生ともこっちは多くの共通点がありますが、重要な部分が大きく違うとわかってもらえるでしょうか。

    これらを踏まえた上で、高校生が初めて撮った映画としてみるならもこっちの映画は大したもんだと思います。

    観客の反応が微妙なのも、もこっちにそこまで考える余裕がなかったのと、もこっちが苦手とする部分への助言ができる仲間がいなかったのだから仕方ありません。

    思ってたよりウケなくて一時的には凹むと思いますが、それでももこっちがやって良かったと思うか、またやりたいと思うかどうかが今後の展開で私が最も気になる所ですね。

    谷川先生はもう映画は描きたくないでしょうけど、先生ご自身も初めて作った同人誌が2部しか売れなかったのに漫画家を続けましたからね。

    映画をまた撮りたいと思うもこっちと、もう撮りたくないと思うもこっち、一体どちらのもこっちにより多くのファンが共感するんですかね?

  10. 今日はアプリで 特別編18(仮) が公開されました。

    まあ今回はこれまでの特別編と違って次回更新の1ページ目であっても不思議ではない感じですね。

    もしかしたら次回更新時にはそちらの本編に統合されるのかも知れません。

    なんにしろ1ページだけとはいえ嬉しいサプライズでした。

    それではまず冒頭、三者三様のもこっちの映画評から。

    サチの感想が辛口なのは、早く智貴の劇を見たいと思ってるからですね。

    二木さんが徹夜で編集していた事を知ってる南さんは、サチとは逆に好意的な目線で映画を見ています。

    そして雌猫のかよちゃんの一言が文化祭の出し物の本質を簡潔に言い表してて面白いですね。

    全国大会レベルの部活動などがあれば違いますけど、文化祭の出し物は内容の出来不出来より友達が出てる場面を一番面白く感じるのが普通です。

    だから出演者が増えればそれだけ盛り上がる可能性も上がりますし、その辺をわかってる生徒が映画を撮るなら校長先生とか人気のある教師にゲスト出演を頼むと思います。

    そうすれば全校生徒に対する強力な「つかみ」になりますからね。もこっちの映画にはこのつかみがないので一般の生徒が内容を理解し始めるまで時間がかかります。

    一方で無駄に海まで歩かされたゆり真子コンビ、

    真子っちがゆりちゃんを撮影してるのは当初やる予定だった「ゆりちゃんがデータを持ってくる様子を会場のスクリーンに映しつつ、ステージ上では場をつなぐために即興で芸をする」ってやつの名残ですかね。

    あらためて文字にしてみると奇抜なだけでほとんど中身のないふわっとしたアイデアで草

    これをアニメみたいな疑似青春とか言ってるもこっちが喪215のネモの言動をオナニーとか言ってた事を思い出してさらに草

    お前ら同類やんけ

    ただまあ、映画の尺が足らないという問題は解決していないので、結局時間稼ぎのためにステージ上で何かをやらなければならなくなる可能性はまだなくなってないんですよね。

    文化祭初日は生徒だけの参加なのでそこまで問題にはなりませんが、一般参加もある2日目に保護者が子供の演目を時間通りに見に来たのにもう終わってたなんて事はあってはならないわけで、イベントのタイムスケジュールは遅れるのも問題ですけど早めに進むのも当然ダメなわけです。

    もこっちはのん気に「早い分には大丈夫なんじゃ」と言ってましたが、私にはこれがフラグにしか見えないんですよね。

    要するに自作自演のトラブルを演出するつもりが本当のトラブルとなって自分の身に降りかかるという、古典的ですが物語としては綺麗な流れになるんじゃないかという予想ですね。

    まあ谷川先生が実際にこれをやる可能性は半分もないとは思います。

    個人的には割と面白いのでその後の展開まで予想すると、当然もう一度ステージに立つ勇気のないもこっちはネモと一緒に清田君たちに頭を下げて代わりに即興で何かをやってもらう事になり、もこっちのテンパリ具合を見ていた清田君も快諾して和田君や鈴木君たちと即興で何かをやるって感じですかね。

    その内容はなんでも良いんですけど、まあ和田君の女装だけで10分は楽勝でしょうね。鈴木君とラブシーンとかさせたら男女ともに大盛り上がりしそう。

    むしろ何の勝算もなしに舞台に上がったもこっちは一体何がしたかったのかという事も含めて、一度捨てたはずの当初のアイデアを本番当日に再び持ち出した事にはなんらかの意図があるような気がしています。

    いずれにしろ作画先生のヘルニアにコロナと体調面での不安はありますが、話づくりという面でのイッコ先生の調子は上がって来てる様なので今後の展開を楽しみに待ちたいと思います。

  11. 今日はアプリで 喪216 モテないし映画を上映する(前編) が公開されました。

    今回のエピソードを読んでしばらく考えた後に私が出した結論は「微妙さ加減が絶妙」です。

    まず撮影の段階で微妙な出来になる事がわかっていた映画本編をダイジェストとかにせずしっかりと描いた事に驚きです。

    なにより谷川先生の作家としてのメンタルの強さが怖い。

    まあ訳わかんないながらも高校生が初めて撮る映画をなんとか形にしただけでもすごい事なんですけどね。

    出演者をよく知る読者と違って一般の生徒、特に下級生は反応に困るでしょうね。

    おそらく同じ内容の映画でも出演者が清田くんたちだったら観客は心の中でつっこみを入れたり、仲の良い生徒は前回の麗奈ちゃんみたいにやじを飛ばしたりしてそこそこ盛り上がっただろうなと思います。

    逆によく知らない女子の先輩が下品な下ネタを言う訳のわからない映画を見させられた下級生男子の気持ちを想像してみてください。先輩だし女子だし下手な事は言えないしで結構な苦痛だと思います。

    一般の生徒が面白いと思えるポイントは直前にバンドで出演している風夏がしゃべってるシーンくらいでしょうね。風夏の場合は「さっき歌ってた先輩が映画にもでてる」というだけで安心して見れますからね。

    でもって私自身の感想はというと、もっと酷いのを想像してたので意外と面白かったというか、すごく面白い訳でもつまらない訳でもなくて拍子抜けしたというか、ほんとに微妙すぎてどう受け止めて良いのかしばらく考えてしまうくらいに微妙でした。

    その代わりと言ってはなんですが今回は他のファンの感想を読むのがここ最近で一番面白いですね。

    ストレートにつまらないと言ってる感想もありますけど、私と同じくどう受けとめて良いのかわからないけどこれはこれでありなのかな? みたいな反応が多くてじわじわ来ます。

    というかいつもは他のファンと感想が同じになる事はほとんどないのに今回は多くのファンとの妙な一体感を感じます。

    中でも久しぶりにスレが完走した二次裏から私が思わず吹き出して笑ったレスを2つ紹介しますね

    ・ウヒョーつまんねぇと小躍りしながら描いてそうだなイッコ

    そんな事はないんでしょうけど、ネコの自画像のノリノリなイッコ先生を想像しちゃって笑えます。としあき達の谷川先生いじりは愛があっていつも面白いですね

    ・日本のロックってまだ死んでなかったんだな…

    表現は大げさですけど、何百レスと語り合ってこういう境地にたどり着いちゃうのはいかにも掲示板って感じがして私は好きですね。

    全部で1000レスありますが、私の感想を読んでて今回の二次裏のスレを読んでない人がもしいたら暇な時にでも過去ログを読むと面白いですよ。

    http://futabaforest.net/b/res/1120873234.htm

    なんにしろ今回は漫画本編のみだと微妙でも、ファンの反応も含めると神回という訳の分からない回でしたが、同時に特に根拠はないんですが谷川先生がこういう感じで来るなら文化祭本編は間違いなく面白くなるという謎の期待も得られる回でしたね。