754 thoughts on “私モテ掲示板

  1. 今日はアプリで 喪217 モテないし文化祭の舞台(前編) が公開されました。

    今回のエピソードを読んでしばらく考えてから出てきた感想は「今年の文化祭実行委員長も有能だな」です。

    私はやった事ありませんが文化祭実行委員って、文化祭の準備から後片付けに至るまでの細々とした業務を分担したり、各出し物で起きる諸問題を解決したりと、目立ちはしない割にやる事が多くて大変なイメージがありますが、そう言えばもこっちは自分の映画撮影が遅れたとはいえ文化祭実行委員としての仕事を何もしてませんね。

    喪213でもこっちは「1年の文化祭では私も体育館の椅子並べてたなー」となんか良い感じに回想にふけってましたが、今年の椅子を並べたのはもこっち達以外の文化祭実行委員や、委員の呼びかけで集まった人たちなんじゃないかなー。

    まあ実行委員の仕事は全部清田くんたちがやってくれてるんだと思いますけど、後片付けくらいはもこっち達も手伝った方が良いと思いますね。

    それはともかくもこっちの映画で空いた時間を各クラスの宣伝に使うというとっさの機転と、ステージ上での堂々とした司会進行を見る限り今年の文化祭実行委員長もとても優秀みたいですね。今江先輩の例から考えるとまだ2年ですよねこの子。

    仮にですけどこういう子がもこっち撮影班のメンバーにいたら、もこっちに言われるまま演技するか聞かれた事に答えるだけだった他の仲間たちと違い、もこっちが映画を撮るにあたって必要なもの・足りないものを考えて整理し上手く進行させただろうなと思います。

    いわゆる映画監督に対するプロデューサー的な存在というか、実務能力が壊滅的なもこっちをサポートできる仲間がいれば良かったんですよね。

    もこっちのクラスメートで言うならそれはやっぱり清田くんな訳ですが、3年になってもいまだに陰キャ・陽キャという目線でしか人を見てないもこっちは彼の価値に気づいていません。

    喪215で風夏のライブをステージ裏でみた時も「ステージに立てるのは学校で上位の人間だけ」という反応をしてましたが、その「上位の人間」の個性を見ようとはしてないんですよね。

    もこっちは今江先輩の事を尊敬してると思いますが、おそらく「なんかすごい人」くらいの認識で今江先輩のどこがすごいのかは理解してないんでしょうね。

    まあ雫ちゃんに文化祭の楽しい思い出を作ってあげた点については、もこっちも今江先輩以上の良い事をしたし先輩もそれを知ったら喜んでくれると思いますけど、今江先輩がすごいのは後輩に優しくする所じゃなくて、誰にも気づいてもらえなかったもこっちを見つけた気配りと観察力ですからね。

    もこっちもぼっちだった頃は今より周囲をよく見ていたはずなんですが、今は自分ら以外の文化祭実行委員が何をしてるかさえ見えてません。

    今回もこっちは「地道にラノベ作家目指すか」などとしれっと言ってましたが、もこっちのこの人間観察力の低さではたとえ作家になれたとしても、私はもこっちの作品のファンにはならないと思います。

    という事で、他の部分については共感性羞恥から復活した多くのファンが語ってくれてるので私は特に語る事はないですが、全体としては諸々あっさりと進めるんだなーという印象でしたね。

    まあ文化祭は2日目もあるし、初日はちょっと物足りないくらいがちょうど良いのかも知れませんね。

  2. 今日はアプリで 喪216 モテないし映画を上映する(後編) が公開されました。

    今回のエピソードを読んで私が最初に思った感想は「今回は感想を書くのが難しいな」です。

    だいたい漫画の感想というのは面白いと思ったり、あるいはつまらないと思ったら、具体的にどの部分が、なぜ面白いのか/つまらないのかを書くのが基本な訳ですが、今回みたいに特筆して面白い部分もつまらない部分も少ない回は本当に困ってしまいます。

    「主審の伊藤さんはこみちゃんが打席に立つ時だけ眼鏡をこみちゃんに返すのか」など、読んでて気づいた細かい描写を拾っていけばそれなりに書けそうですけど、それが面白いのかって聞かれると「別に面白くはない」としか言いようがない。

    なので今回は映画全体を通して私が感じた、似て非なる谷川先生ともこっちの「笑い」の違いについて考えてみたいと思います。

    まず分かりやすい違いとしては「間」の使い方が挙げられます。

    谷川先生は一つの笑いに対して、前フリから笑いの後の描写まで緩急をつけて丁寧に描かれる事がほとんどですが、もこっちは自信のなさの表れなのか短いスパンにできるだけ多くの笑いを詰め込もうとしています。

    中にはそれをテンポが良いと感じる人もいるみたいですが、私はどうしてももこっちの不安な気持ちを感じてしまいますし、途中でラーメンを食べる謎の描写が挟まれる事で、その前後の笑いの詰め込み具合が強調される結果にもなっています。

    もう一つの大きな違いはキャラクターに対する共感があるかないかです。

    これまで何度も言ってる通り、ワタモテは人間味のあるキャラクターに読者が共感する事によって、彼女たちの置かれた状況が何倍も面白くなるという漫画です。

    直近のわかりやすい例は喪213のサチですね。この話のこみちゃんはそれだけでも面白いですが、智貴が気になるあまりこみちゃんに対して無警戒だったサチがこみちゃんの行動一つでそのヤバさを理解して恐怖する下りはほんと芸術的としか言いようがない面白さです。

    またもこっちの映画で共感性羞恥を感じるファンが多くいたり、もこっちの映画に対する周囲の評価が気になっているファンも多くいるみたいですが、それはそれだけもこっちに感情移入している人が多い証拠であり、それがワタモテという作品が持つとても大きなアドバンテージとなっています。

    一方でもこっちの映画のキャラクターは、演じているのが読者のよく知るキャラという点を排除してみると、非常に共感のしづらい変わり者ばかりです。

    こみちゃんというツッコミキャラはいますが、視聴者の共感しやすい常識的なキャラがいません。

    今回のような短い映画に合う形で分かりやすく言うなら、ハルヒにおけるキョンのように、第二文芸部の変人たちに振り回される常識的な主人公がいれば映画全体の印象がだいぶ変わったと思います。

    この様に笑いの傾向としては谷川先生ともこっちは多くの共通点がありますが、重要な部分が大きく違うとわかってもらえるでしょうか。

    これらを踏まえた上で、高校生が初めて撮った映画としてみるならもこっちの映画は大したもんだと思います。

    観客の反応が微妙なのも、もこっちにそこまで考える余裕がなかったのと、もこっちが苦手とする部分への助言ができる仲間がいなかったのだから仕方ありません。

    思ってたよりウケなくて一時的には凹むと思いますが、それでももこっちがやって良かったと思うか、またやりたいと思うかどうかが今後の展開で私が最も気になる所ですね。

    谷川先生はもう映画は描きたくないでしょうけど、先生ご自身も初めて作った同人誌が2部しか売れなかったのに漫画家を続けましたからね。

    映画をまた撮りたいと思うもこっちと、もう撮りたくないと思うもこっち、一体どちらのもこっちにより多くのファンが共感するんですかね?

  3. 今日はアプリで 特別編18(仮) が公開されました。

    まあ今回はこれまでの特別編と違って次回更新の1ページ目であっても不思議ではない感じですね。

    もしかしたら次回更新時にはそちらの本編に統合されるのかも知れません。

    なんにしろ1ページだけとはいえ嬉しいサプライズでした。

    それではまず冒頭、三者三様のもこっちの映画評から。

    サチの感想が辛口なのは、早く智貴の劇を見たいと思ってるからですね。

    二木さんが徹夜で編集していた事を知ってる南さんは、サチとは逆に好意的な目線で映画を見ています。

    そして雌猫のかよちゃんの一言が文化祭の出し物の本質を簡潔に言い表してて面白いですね。

    全国大会レベルの部活動などがあれば違いますけど、文化祭の出し物は内容の出来不出来より友達が出てる場面を一番面白く感じるのが普通です。

    だから出演者が増えればそれだけ盛り上がる可能性も上がりますし、その辺をわかってる生徒が映画を撮るなら校長先生とか人気のある教師にゲスト出演を頼むと思います。

    そうすれば全校生徒に対する強力な「つかみ」になりますからね。もこっちの映画にはこのつかみがないので一般の生徒が内容を理解し始めるまで時間がかかります。

    一方で無駄に海まで歩かされたゆり真子コンビ、

    真子っちがゆりちゃんを撮影してるのは当初やる予定だった「ゆりちゃんがデータを持ってくる様子を会場のスクリーンに映しつつ、ステージ上では場をつなぐために即興で芸をする」ってやつの名残ですかね。

    あらためて文字にしてみると奇抜なだけでほとんど中身のないふわっとしたアイデアで草

    これをアニメみたいな疑似青春とか言ってるもこっちが喪215のネモの言動をオナニーとか言ってた事を思い出してさらに草

    お前ら同類やんけ

    ただまあ、映画の尺が足らないという問題は解決していないので、結局時間稼ぎのためにステージ上で何かをやらなければならなくなる可能性はまだなくなってないんですよね。

    文化祭初日は生徒だけの参加なのでそこまで問題にはなりませんが、一般参加もある2日目に保護者が子供の演目を時間通りに見に来たのにもう終わってたなんて事はあってはならないわけで、イベントのタイムスケジュールは遅れるのも問題ですけど早めに進むのも当然ダメなわけです。

    もこっちはのん気に「早い分には大丈夫なんじゃ」と言ってましたが、私にはこれがフラグにしか見えないんですよね。

    要するに自作自演のトラブルを演出するつもりが本当のトラブルとなって自分の身に降りかかるという、古典的ですが物語としては綺麗な流れになるんじゃないかという予想ですね。

    まあ谷川先生が実際にこれをやる可能性は半分もないとは思います。

    個人的には割と面白いのでその後の展開まで予想すると、当然もう一度ステージに立つ勇気のないもこっちはネモと一緒に清田君たちに頭を下げて代わりに即興で何かをやってもらう事になり、もこっちのテンパリ具合を見ていた清田君も快諾して和田君や鈴木君たちと即興で何かをやるって感じですかね。

    その内容はなんでも良いんですけど、まあ和田君の女装だけで10分は楽勝でしょうね。鈴木君とラブシーンとかさせたら男女ともに大盛り上がりしそう。

    むしろ何の勝算もなしに舞台に上がったもこっちは一体何がしたかったのかという事も含めて、一度捨てたはずの当初のアイデアを本番当日に再び持ち出した事にはなんらかの意図があるような気がしています。

    いずれにしろ作画先生のヘルニアにコロナと体調面での不安はありますが、話づくりという面でのイッコ先生の調子は上がって来てる様なので今後の展開を楽しみに待ちたいと思います。

  4. 今日はアプリで 喪216 モテないし映画を上映する(前編) が公開されました。

    今回のエピソードを読んでしばらく考えた後に私が出した結論は「微妙さ加減が絶妙」です。

    まず撮影の段階で微妙な出来になる事がわかっていた映画本編をダイジェストとかにせずしっかりと描いた事に驚きです。

    なにより谷川先生の作家としてのメンタルの強さが怖い。

    まあ訳わかんないながらも高校生が初めて撮る映画をなんとか形にしただけでもすごい事なんですけどね。

    出演者をよく知る読者と違って一般の生徒、特に下級生は反応に困るでしょうね。

    おそらく同じ内容の映画でも出演者が清田くんたちだったら観客は心の中でつっこみを入れたり、仲の良い生徒は前回の麗奈ちゃんみたいにやじを飛ばしたりしてそこそこ盛り上がっただろうなと思います。

    逆によく知らない女子の先輩が下品な下ネタを言う訳のわからない映画を見させられた下級生男子の気持ちを想像してみてください。先輩だし女子だし下手な事は言えないしで結構な苦痛だと思います。

    一般の生徒が面白いと思えるポイントは直前にバンドで出演している風夏がしゃべってるシーンくらいでしょうね。風夏の場合は「さっき歌ってた先輩が映画にもでてる」というだけで安心して見れますからね。

    でもって私自身の感想はというと、もっと酷いのを想像してたので意外と面白かったというか、すごく面白い訳でもつまらない訳でもなくて拍子抜けしたというか、ほんとに微妙すぎてどう受け止めて良いのかしばらく考えてしまうくらいに微妙でした。

    その代わりと言ってはなんですが今回は他のファンの感想を読むのがここ最近で一番面白いですね。

    ストレートにつまらないと言ってる感想もありますけど、私と同じくどう受けとめて良いのかわからないけどこれはこれでありなのかな? みたいな反応が多くてじわじわ来ます。

    というかいつもは他のファンと感想が同じになる事はほとんどないのに今回は多くのファンとの妙な一体感を感じます。

    中でも久しぶりにスレが完走した二次裏から私が思わず吹き出して笑ったレスを2つ紹介しますね

    ・ウヒョーつまんねぇと小躍りしながら描いてそうだなイッコ

    そんな事はないんでしょうけど、ネコの自画像のノリノリなイッコ先生を想像しちゃって笑えます。としあき達の谷川先生いじりは愛があっていつも面白いですね

    ・日本のロックってまだ死んでなかったんだな…

    表現は大げさですけど、何百レスと語り合ってこういう境地にたどり着いちゃうのはいかにも掲示板って感じがして私は好きですね。

    全部で1000レスありますが、私の感想を読んでて今回の二次裏のスレを読んでない人がもしいたら暇な時にでも過去ログを読むと面白いですよ。

    http://futabaforest.net/b/res/1120873234.htm

    なんにしろ今回は漫画本編のみだと微妙でも、ファンの反応も含めると神回という訳の分からない回でしたが、同時に特に根拠はないんですが谷川先生がこういう感じで来るなら文化祭本編は間違いなく面白くなるという謎の期待も得られる回でしたね。