目次

喪164

モテないし夏休みから頑張る。(ガンガンONLINE初出時)→モテないし夏休みから頑張る(単行本17巻収録時)

基本情報

収録巻 17巻
英題 I'm not popular, so I'll work hard over summer break.
ページ数 13
初出 2019年9月5日

あらすじ

7月16日と翌17日のエピソード。

7月16日、原宿教育学園幕張秀英高等学校の夏休みまであと3日になった。黒木智子伊藤光初芝くんの様子を見て、「部活やってる奴らの夏は大変だな」と思い、自分の夏は勉強か…と考えていた。そんな中、智子は加藤明日香から予備校の夏合宿講習の話があると持ちかけられた。なんでも、彼女自身も楠夏帆から誘われたという。智子はその日の午後に集まった成瀬優小宮山琴美に加藤さんからもらった夏合宿のちらしを見せたところ、ゆうちゃんは参加表明し、小宮山さんもなにやら妄想しつつ、参加するかは考えてみると返した。そして智子は翌17日朝に田村ゆり内笑美莉を見かけると…。

登場人物

黒木智子 小宮山琴美 伊藤光 初芝くん 加藤明日香 成瀬優 田村ゆり 内笑美莉 清田良典 楠夏帆 佐々木風夏 黒木智貴 井口朱里 与田紗弥加 根元陽菜 麗奈 杏奈 二木四季 吉田茉咲 岡さん(扉絵)

※扉絵で岡さんと一緒に描かれている女子生徒2名については「補足」の項目を参照。

名言

夏休みは正直遊びたい しかし受験生という後ろめたさがあって大っぴらには遊べない だがこの合宿に行ってアホみたいに勉強すれば… それを免罪符として一週間くらいは遊んでもいいかってなるだろ(黒木智子)

朝一のキモさ!!(内笑美莉)

もしかして 黒木さんって無理させなきゃダメな子?(加藤明日香)

補足

ガンガンONLINE初出時の本話のサブタイトルは「句点(マル)が付与される」という初めてかつ珍しいフォーマットで公開されたが、単行本17巻収録時に句点が削除されている。また、その後も蛍輝祭準備編エピソード(喪202(前編)202(後編))のサブタイトルにおいて、初出時に本話に続いて2例目となる「句点が付与されたフォーマット」で公開されたが、こちらも単行本22巻収録時1)に句点が削除された。

扉絵に登場している岡さんの友人2名の氏名は明らかにされていないが、黒髪ロングの女子生徒は「島さん」・シニヨンのように髪を小さくまとめた女子生徒は「松田さん」である可能性が高く、本ページでは便宜上、その名字で呼称する。名字に関する考察および根拠は岡さんの個人ページおよび3年5組のページを参照。

原幕での3年生の部活動の引退時期については明らかにされていないが、本話では少なくとも伊藤さん(吹奏楽部)・初芝くん(漫画研究部)の2名については部活動を続けている様子がわかる。

本話では後のエピソードとなる夏合宿について初めて言及された。本話の時点では主催者である予備校の名称(冥光ゼミナール)は明らかにされていないが、智子が加藤さんからもらったちらしに「幕張校開校!」と記載されていることがわかる。

小宮山さんは妄想していた共同生活(後述)に「KROKI HOUSE【クロキハウス】」という名称を付けていたが、初出時に脱字のあやまりがあったため単行本収録時に「KUROKI HOUSE」へ修正された。また、クロキハウスは2012~14年に地上波テレビ(フジテレビ系)で放送され、その後もNetflixなどの定額制動画配信サービス向けに2020年まで制作されていた『テラスハウス』が元ネタだと思われる。

ゆりとうっちーは2年次の通学時(喪117「密着」)では同じ電車に乗り合わせていた様子が、3年次の通学時(喪144)では二人が駅の改札口で出会った後に会話しながら共に学校へ向かう様子がそれぞれ描かれていたが、本話では「…ああ 電車が一緒だから~」というゆりのセリフより、これまでの描写をふまえつつ二人が同じ電車に乗って通学していることが明確にされた。

うっちーが智子より合宿の話を聞かされた時に想像していたシーンは修学旅行2日目夜のエピソード(喪80)を、その直後に智子へ問いかけた「卓球?」というセリフは球技大会のエピソード(喪152)をそれぞれ参照されたい。

ガンガンONLINE初出時では智子が想像していたゆうちゃんに「ペ●スのゆうちゃん」というキャプションが付けられていたが、単行本収録時に「ペ●ス冤罪のゆうちゃん」へ修正されている。本件に絡む考察は下記「研究ノート」の項目を参照。

加藤さんは小宮山さんと伊藤さんの会話から智子が謹慎期間中に電話した相手がゆうちゃんであることを知ったため(喪159)、謹慎最終日に電話の件でウソを付こうとした智子へかまをかけていたが(喪161)、本話では智子との会話中に電話の相手がゆうちゃんであることに言及したため、本話までの間に智子が電話の相手について正直に話していたことがわかる。

清田良典は本話にてクラスメイト(詳細不明)から「」と呼ばれており、作中で判明した彼のあだ名(呼び方)は根元陽菜からの「よっちゃん」(喪117ほか)・岡田茜からの「よし(ヨシ)」(喪129ほか)に次ぐ3つ目となる。

智子が風夏さんに付けたあだ名「ゲスの●み乙女」は2012年に結成された男女四人組音楽バンドのゲスの極み乙女。、風夏さんのセリフ「私も同行する」は漫画『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦)第3部「スターダストクルセイダース」の登場人物である花京院典明のセリフがそれぞれ元ネタだと思われる。

智子と歩いていた加藤さんは黒木智貴たち2年生を見掛けた際に野球部の応援について言及していたが、一年前である智子たちの年次の様子については野球部の応援エピソード(喪59)を参照。また、智子たちが3年次も野球部の応援に行くことになるエピソード(喪166)の伏線となっている。なお、二人の会話から2年次の野球部応援(前述)の前日に黒木家へ電話連絡してきた「加藤さん」が本人2)だったことおよび智子が加藤さんと会話したのはこの時が初だったことが確定した。

夏合宿終了後エピソード(喪176)の冒頭にて描かれた智子の部屋のカレンダーでは、夏合宿は8月3~7日、本話にて根元さんより「ねぇクロ 夏休みちょっと付き合ってほしいとこあるんだけど」と持ちかけられた約束(詳細は喪177(前編)177(後編)3)178179を参照)は8月10・11日というスケジュールだったことから、前述のちらしに記載されていた夏合宿のコースは三泊四日のAコースではなく、四泊五日のBコースを選んだことがわかる。ちなみに、前述したクロキハウスの共同生活期間は偶然にも四泊五日だった。

本話では智子が久々にぼっちで寄り道するエピソード(喪147)に引き続き、麗奈が麻雀を好んでいる様子が描かれている。また、智子も麻雀の知識を有していると思しきエピソード(喪147・本話・夏休み特別編0特別編204) )も度々みられ、本話にて挙げられた「ア●ギ」は麻雀まんがの『アカギ 〜闇に降り立った天才〜』(福本伸行)・「一●先生」は同じく麻雀まんがの『3年B組一八先生』(錦ソクラ)がそれぞれ元ネタだと思われる。

研究ノート

黒板を板書した人物について

本話2ページ2コマ目に「7月16日」「夏休みまであと3日!」「顔文字とハートマーク」が板書された黒板の描写がみられるが、本編では誰が板書したのかは明らかにされていない。そこで本話が扉絵からそのまま本編へと繋がっている構成だと仮定した場合、扉絵の放課後は前日の15日だったということがまず考えられ、更に松田さんがチョークを手にしていること・黒板の前に立っていた位置から彼女が板書したものだと考えられる。そして彼女は日直だったと言ったところか。

ゆうちゃんの冤罪について

加藤さんは智子と青山学園大学のオープンキャンパスへ参加したエピソード(喪140)にて、智子の告白によってペ●ス画像を「別の学校の友達(ゆうちゃん)がイタズラで送ってきた」(喪120)と話していたことはウソだったと知ったはずだが、本話では「黒木さんにペ●ス画像送ってくる…」という、まるで智子の告白を覚えていないような発言をしている。加藤さんは本当に覚えていないのだろうか?

⇒前述通り単行本で「ペ●ス冤罪のゆうちゃん」に修正されたため、智子の告白は覚えているが「彼女のせいで疑惑を向けられていた」という意味で言ったことがわかる。

本話に登場した店舗・建物について

友モテトリオが訪れた「STAR TURRYS COFFEE」は智子とゆうちゃんが再会するエピソード(喪3)を参照。うっちーが智子に「私も行く!」と宣言するシーン(7ページ3コマ目)の背景に描かれている建物群は現実での位置関係から、向かって左よりイオンタワーアネックス(上部のデザインが特徴的なので特定しやすい)・エム・ベイポイント幕張(旧NTT幕張ビル)・幕張テクノガーデンであると考えられる。

扉絵

放課後の教室で黒板の日付を更新する?岡さんたち3人。

扉絵

外部リンク

※リンクが貼られていないブログについては、2026年2月1日時点で削除済みもしくは公開を終了しているため閲覧できなくなっているが、当時の様子を記録するためにリンク先案内は存置とさせていただく。


喪163 喪165

1)
前後編がまとめられた喪202として収録
2)
ただしこの時点では名字のみのいちクラスメイト(モブキャラクター)として登場した可能性が高く、語尾を伸ばすといった若干くだけた口調や性格描写が現在のものと比べると明らかに異なっていることがわかる(本話ではこの点についていっさい触れられていない)
3)
単行本19巻には前後編がまとめられた喪177として収録
4)
単行本27巻収録時に夏休み特別編シリーズ(全3話)がまとめられた特別編20へ改題された