喪177(後編)
モテないしまずは夏コミに行く(後編)
基本情報
収録巻 | 19巻 |
英題 | |
ページ数 | 9 |
あらすじ
前回の続き(後編)。コスプレ広場から出て、初芝くんからもらったスケッチを見る黒木智子と根元陽菜。そこに描かれていたのは3年1学期の遠足の時(喪125)の智子、根元さん、そして田村ゆりと内笑美莉のスケッチだった。初芝くんは以前(喪131)描いたスケッチの根元さんの顔を修正して智子に渡したのである。智子はそれを見て、初芝くんの絵は1年の時(喪9)より上達しているが、自分は何も変わっていないと考える。一方、根元さんは、このころから智子たちと遊ぶようになったことを懐かしがる。初芝くんとも仲良くなるかもしれないという根元さんに対し、智子は自分がエロ文章、根元さんが声で、初芝くんにはイラストを描いて貰ったらどうかと適当に提案する。
その後2人は臨時バスで秋葉原に到着し、駅前のホテル「ネム」にチェックインする。根元さんは早速シャワーを浴びようとするが、シャワー室・トイレがガラス張りであるため、ブラインドを下ろしても智子が覗いてくるのではないかと考えて待ち伏せる。しかし智子は、ダウンロードサイトで仁美さんたちの音声作品をチェックしていたため、無事シャワーを浴び終えるのであった。仁美さんや初芝くん、根元さんの活動を見て、今まで何もやってきていない自分が先ほどの適当な提案のような作品を創るのは難しいと言う智子であったが……。
登場人物
黒木智子 根元陽菜 初芝くん(回想と言及) 田村ゆり(言及と絵) 内笑美莉(言及と絵) 岡田茜(言及のみ) 加藤明日香(言及のみ) 仁美さん(言及と音声) 仁美さん友人(言及のみ) 根元母(言及のみ)
名言
どうだろうな(黒木智子)
え? 別に… さっぱりしたー(根元陽菜)
まあ 私のクラスになると 女の裸 見飽きてるのもあるし(黒木智子)
ネモだっていきなりやったことないエロやれって言われても難しいだろ(同上)
補足
根元さんはコミックマーケットの会場から臨時バスで秋葉原に来たと行っているが、実際のコミケで都営バスが運行している臨時バスは東京駅八重洲口行きであり、その他の路線バスを含めても秋葉原駅行きのものはない。秋葉原直行のバスはバスウェイが運行する有明コミックドリームというものがあるが、原則事前予約が必要なツアーバスである。
バスの後ろの建物はヨドバシカメラ マルチメディアAkiba。実在する。
2人が泊まったホテル「ネム」のモデルは阪急阪神第一ホテルグループのレム秋葉原と思われる。都心の狭い空間を有効に使うためシャワーブースにはバスタブがなく、間の仕切りもガラス張りとなり開放感が得られるようになっている。