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里崎希心

里崎希心

基本情報

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本名 里崎希心(さとざききこ)
あだ名 きーちゃん
英語表記 Kiko, Kii-chan
初登場 喪14
肩書き 中学生
家族 母親
所属 吹奏楽部
釘宮理恵
名前の由来 里崎智也

概要

中学1年生のきーちゃん

黒木智子の三歳年下の従姉妹で中学生。毎年夏休みとお正月にお互いの家を行き来しており、智子のことを「お姉ちゃん」、黒木智貴のことを「お兄ちゃん」と呼んでいる。

智子が口から出まかせに恋人の存在をほのめかしたため、智子を少し大人の女性で自らの手の届かない恋愛の世界を知っている人として尊敬していた。一方で智子としては小学生のきーちゃんに対して盛大に吹いてしまったことを後悔していた。そのため智子は合うことを気まずく感じていた。(喪14)

中学1年の夏休み、智子の家に遊びにいったきーちゃんは夏休みの読書感想文のために図書館に本を借りにいくことに。その際に小坂くんに接した智子は数言言葉を交わしており、その姿をきーちゃんが目撃した。(喪15)

もしかして今の人が彼氏なの?と憧れの眼差しを送るきーちゃんに対して智子は「うん」と答えてしまうことにより、きーちゃんはそれまでの智子の恋人の話を完全に信じ切ってしまう。

だが翌日、小坂くんがガールフレンドと相合傘で図書館に向かう姿をみてしまい、それは浮気なのだととらえ、小坂くんに控えめながらも抗議する。そしてその姿を見た智子はきーちゃんをその場から離れさせ、土下座で謝罪し、その姿を壁越しに目撃してしまう。それにより智子の嘘は完全にバレてしまうことになった。

一つは嘘をつかれていたこと、そしてなりふり構わず図書館で土下座する智子を見たことにより、完全に尊敬と信用をなくしてしまった。

そのことを察し、近所の駄菓子屋のカードゲームスペースで小学生たちの間でクイーンと呼ばれる姿を見せ少しは尊敬を取り戻そうとする智子。その行為にもすでにドン引きの状態であったが、さらに智子がイカサマする姿を見、羞恥心と哀れさに心を動かされ涙を隠せなくなる。(喪16)

ここまでの哀れな従姉妹を放っておけないという使命感が生まれ、優しくしてあげないといけない対象として捉えるようになる。

次の年のお正月、お年始の挨拶に来たきーちゃんは智子を正しく躾けようとする態度があからさまで、智子の中できーちゃんへの苦手意識が確定していく。さらには寝言で「お姉ちゃん」「お手」というきーちゃんの言葉を聞いてしまった智子はすでに心の中で犬として扱われているのだと衝撃を受ける。(喪33)

中学2年生のきーちゃん

この年の夏休み、智子は単身できーちゃんの家で数日過ごすことになっていた。(喪60)

すでに智子のためにガーリーなワンピースを用意してあったきーちゃん。智子におしゃれをして欲しいと思っていたから購入したものであると伝える。そしてケモ耳ヘアなる雑誌のページを元にして、智子の髪型を犬類の耳のようにセットする。

その後に街中に智子を連れ出し、あえてナンパされるように仕向ける。結局ナンパされなかったことにがっかりしながらその日は家に帰ることになるが、よほど智子がナンパされることに自信があったためか、周りの男の見る目のなさを非難した。

その夜二人で浴衣を来て夏祭りに出かけることに。その際に智子はここまで来たら知識で尊敬させるしかないと考え、夏祭りや型ぬきにたいする知識を披露するが、きーちゃんはあまり恥ずかしいことをしないでね、と逆に智子をたしなめた。

本殿でのお参りの後きーちゃんの下駄の鼻緒が切れ、普段からつけている髪留めを落としてしまった。そこで機転を利かせた智子は香水の匂いを辿り、なりふり構わず髪留めを探し出す。

それまでとは違い素直な気持ちで感謝の気持ちを伝えるきーちゃん。かつて飼っていたプリンという犬の形見であることを伝え、その形見の髪留めを智子につけ頬を赤らめながら笑うきーちゃん。だがそれはプリンとして扱われているのではないかと考える智子だった。

きーちゃん家での滞在中のある夜、動画サイトで怖い話の朗読画像を二人で見ることになる。怪談は「八尺様」と呼ばれるもの。その動画に集中しているところで智子は「わっ」といってきーちゃんを驚かす。その驚いたきーちゃんをひたすら茶化す智子。(喪61)

翌朝二人で縁側でスイカを食べている最中に席を離れるきーちゃん。一人になった智子の目の前に昨夜に聞いた八尺様がそのままの姿で現れる。本物を見てしまったことに恐怖する智子の目の前に八尺様が現れ、智子は家の奥へと逃げ出す。その八尺様はきーちゃんが家の畑のカカシを利用したいたずらであったが、智子は恐怖のあまりお漏らししてしまう。そのことをひたすら智子は説教した。

智子が自宅に帰る日の前日、きーちゃんの提案で美味しいアイスを食べにいくことになり距離があることから自転車で行くことが提案される。しかし智子は自転車に乗ることができないことがきーちゃんにも明るみになる。それを知ったきーちゃんは、智子の自転車の練習を提案し、智子は余計なお世話だとそれを捉える。(喪62)

きーちゃんと智子はあぜ道や高架橋で自転車の練習をする。結局ものにならず、疲れできーちゃんに怒りをもった智子はきーちゃんを軽く轢いてやると高架橋の斜面に自転車を転がしてそれを実行しようとする。しかしきーちゃんは横にそれ避けたため、自転車は制動できずに斜面を下ることになるが、それにより智子は自転車に乗るためのバランスを習得する。

翌朝、早朝に智子が自転車ででかけ自宅まで帰る旨のメールを読むきーちゃん。しかしすぐに失敗して帰ってくることを当然のように予測し実際にそのようになる。

結局のところこの夏休みは、智子におしゃれを教えたり、お漏らしさせたことを無理やりな理屈で説教されたり、自転車に乗ることを覚えさせたりしたきーちゃん。次に会うときはもっといろんなことを学ばせなければならないと使命感を持つ。

翌年のお正月。例年通りにお正月の挨拶に来るきーちゃんからのメールを就寝前に見た智子は、富士の樹海で鷹を連れたきーちゃんに追跡される悪夢を見る。その悪夢から目覚めた智子のすぐそばできーちゃんは微笑みを浮かべながら座っていた。そのきーちゃんの姿を見た智子は、「悪夢」がきた、と心の中で言葉にする。(喪103)

その後二人でゲームをプレイするが、きーちゃんのスマホに表示された「コウヘイ」をみた智子がボーイフレンドではないかと問いただすが、ただの友達だときーちゃんは答える。返信しないのかと聞く智子に、家に帰ってからする、お姉ちゃんといるときは他のことしたくないから、と返すきーちゃん。(喪104)

智子はその際に、2年前の土下座の一件からそういう恋愛の話をしなくなったことを思い出し、きーちゃんの好きな人ってどんな人と聞くと「お姉ちゃんみたいな人」という返答が返って来る。それはつまり異性であれば弟のような人のことかと智子が聞くと、全然違う、智貴は智子と全然似ていない普通の人だと素っ気なく返す。それはお姉ちゃんのように一緒にいると胸がきゅーってなる感じの人という意味だと言う。

その答えを聞いて、きーちゃんは土下座や駄菓子屋の一件から情緒不安定になっていて、ついに危険な領域に達したのかと思う智子。なんとかしてきーちゃんを普通の女の子に戻さねばと思う智子がとった手段は、女性向け恋愛ゲームをプレイさせることだった。ゲームを通じて智子ではなく男に関心を移そうとする智子だが、誰とも恋愛せずただ卒業する選択肢を迷いなく選ぶきーちゃんに「闇」を見出す結果となってしまった。

きーちゃんは犬好きだし、犬系の男子であれば男への興味を持たせることができるのではないかと考え、犬系男子とは何かを検索する智子。しかしいつもの検索の脱線癖によりケモノ系のアダルト画像を画像検索してしまう。それを背後から見てしまうきーちゃん。

智子の思惑とは逆に、ケモノ系が智子の嗜好だときーちゃんが受け取ってしまう。

部屋を出たきーちゃんは智貴を横目で見ながら、智貴のような普通の人とは違って、お姉ちゃんはいつも私をびっくりさせる、私をいつも怒らせたりドキドキさせたり、優しい気持ちにしてくれたりする存在であると再確認する。

何食わぬ顔で部屋に戻るきーちゃん。それを察した智子は、アダルト系の画像が表示されているパソコンの画面を見られたくないため慌ててパソコンの電源を切る。またそれがきーちゃんを一つ優しい気持ちにさせる。

智子は女性向け恋愛ゲームできーちゃんをゲームオタクにしてでも男に関心のある普通の少女に戻そうとする一方で、きーちゃんはあえて智子の趣味に合わせてケモノ系オタクの趣味に付き合おうと心に決める。特殊なすれ違いの残るままにお正月の滞在を終えることとなった。

登場回

本編外での登場

友人

クラスメイトであるコウヘイ(スマホの電話帳の登録名より。未登場)という人物から頼まれて友人になったことが喪104で明らかとなったが、きーちゃん自身はあくまでも友人として認識しており、智子とのふれあいを優先してメールの返信を後回しにするなどあまり興味がない様な節がある。

補足

研究ノート

瞳孔の収縮したきーちゃんについて

しばしばきーちゃんは、瞳孔の収縮した目となる。

これにはきーちゃんの「私をいつも怒らせたり、ドキドキさせたり、やさしい気持ち」になっている状態であると考えられる。怒らせたりはそのまま怒り、ドキドキさせたりは羞恥心、やさしい気持ちとは、施す側になるときの気持ちと考えることができる。

初めてその表現が取られたのは智子が土下座した直後にあからさまな嘘を聞いたときである(喪15)。それ以降智子が駄菓子屋でイカサマをしてまでクイーンであろうとする姿を見、泣いてしまうまでそのままの状態である。泣いた以降、別れ際には普段の目に戻っている(喪16)。これは怒りと羞恥心の入り混じった状態であることを示しているのではないか。

その次にその表現がとられたのは、翌年のお正月、智子からきーちゃんへのお年玉をわたし、籠絡しようとしたときである(喪33)。また自ら買ってあげた肉まんを智子がお金を返そうとしたときも瞳孔が収縮している。これらは怒り、あるいは施してあげる側としてのやさしい気持ちなのかもしれない。

中学2年の夏休み(喪60)、智子がナンパされなかった際、結わえた髪を解く際に瞳孔が収縮している。これはわかりやすい怒りだろう。夏祭りの屋台の型抜きで怒られたときの瞳孔の収縮は「ドキドキさせる」羞恥心の現れと捉えやすい。

下駄の鼻緒が切れてよろめいた際の収縮は、単純に驚いた際の生理的なものであろう。それは八尺様の動画視聴中に驚かされたとき(喪61)も、同じものだと思われる。

しかしその夜の瞳孔の収縮については、明らかな怒りを感じることができる。

智子が自転車に乗れないエピソード(喪62)について、智子が自転車に乗れないことについてはフラットな気持ちで助けを申し出たためか、やさしい気持ちにはなっていないように見え、智子が自転車に乗れることを素直に喜んでいる。

ただ、翌朝に自転車で一人帰宅しようとした智子が連れ戻され言い訳をするのを見るときは、ソフトな表現となってはいるが瞳孔が縮んでいる。ドキドキしていると推測できる。

翌年のお正月(喪103)について、智子が思い浮かべるきーちゃんの瞳孔が収縮しているのは、喪15~16でそのような目で見続けられたことなどからか、きーちゃんに対する恐怖が見える。これを智子はサイコ感と呼んでいる。サイコ感とはサイコパスやサイコキラーなどから想像される智子の中の恐怖心のことだろう。それらのことから悪夢の中で智子を追跡するきーちゃんの瞳孔は当然のように収縮している。

翌朝目覚めた智子を見つめる眼差しはなぜか収縮している。これについて明確に説明できる材料は見つけられない。その後二人でゲームをプレイしているときにきーちゃんの瞳孔が収縮しているものも説明らしきものはない。これらは夢と同じように智子の恐怖心を表現するためのものではないかと考えられる。

智子がケモノ系の画像を見ているのを気づかれずに見てしまった際に瞳孔は収縮していないが、智子がきーちゃんの存在に気が付いてパソコンの電源をOFFにする際は収縮している。これは同じものを見ているようで違い、ケモノ系の画像ではなく、慌ててハハハと笑う智子を見ているのであれば、それはその行いの恥ずかしさからドキドキさせられたからかもしれない。

里崎希心.txt · 最終更新: 2018/11/12 23:15 by 106.161.114.194