ユーザ用ツール

サイト用ツール


喪70

喪70

モテないし一人で買い物する

基本情報

収録巻 8巻
英題 I'm not popular, so I'll go shopping by myself.
ページ数 9
初出 2014年12月4日

あらすじ

黒木智子は修学旅行に向けて図書室で行動計画表を作成していた。その後、参考にした雑誌を小宮山琴美へ返そうとした際に彼女から「修学旅行2日目と3日目は私服着用」であることを聞かされ、初めて知ることとなった。あいにく修学旅行に着ていけるような私服を持ち合わせていなかった智子は、翌日ショッピングモールへ服を見に行くことにした。

登場人物

名言

とりあえずこの世界にお前らが存在することを許してやるよ…(黒木智子)

補足

智子が行動計画表を作成していた時に希望する行き先のひとつとして「京ア●ショップ」を挙げていたことから、修学旅行前から同ショップに行きたかった様子が窺える。なお、智子は修学旅行中に単独で同ショップへ向かっている。その時の様子は単行本8巻おまけのページを参照。

前話の板書に引き続き、本話の行動計画表でも内笑美莉の名字だけが智子のセリフの吹き出しに隠れる形で伏せられているが、その意図は不明。

小宮山さんが図書室で読んでいたファッション雑誌「KELA」は表紙のデザインから「KERA(ケラ!)」(ジェイ・インターナショナル)が元ネタだと思われる。同誌はストリートファッションやパンク・ファッションゴシック・アンド・ロリータなどの幅広いジャンルやサブカルチャーを扱っているが、2017年6月号をもって紙媒体での発行を終了し、現在はウェブサイトで情報を発信している。なお、小宮山さんは修学旅行で「KELA」を参考にしたと思しき私服姿(喪74扉絵・79)を披露している。

智子が言及していた「むらむら」は過去のエピソード(喪14)にて私服を購入していた「ファッションセンター むらむら」のことで、本話で黒木家の近所にあることが判明した。

本話では智子が高校生料金の1,000円で映画館に入場していたが、モデルとされているイオンシネマでの高校生料金は2025年現在も1,000円である(参考リンク)。

映画館の看板1)には高校生の鑑賞料金と共に4作品のキービジュアルらしきものが描かれているが、左下がアニメ映画『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』・右下がアニメ映画『劇場版 アイカツ!2)。左上と右上の2作品は不明3)

上映前に流れていた映像は啓発CMの「NO_MORE_映画泥棒」で、登場キャラクターのやりとりから映画上映中の録音・録画は犯罪行為であることを来場者にわかりやすく周知するために流されている。作中では映画を盗撮する「カメラ男」が盗撮を取り締まる「パトランプ男」に羽交い絞めにされている様子が描かれている。

ガンガンONLINE初出時の次話は特別編4となる(同エピソードは単行本8巻の巻末に収録された)。

研究ノート

本話に登場した施設のモデルについて

映画館の聖地(舞台)はイオンモール幕張新都心(美浜区豊砂)に入っているイオンシネマ幕張新都心がモデルになったと考えられる(本話4ページ3コマ目(「翌日」という説明書きがあるコマ)の背景などが酷似している)。

映画館で着席していた男性について

智子は映画を観る時に「一人映画」と称していたが、前述の啓発CMのシーンでは智子のほかに彼女の4列後ろに飲み物を持った男性が座っていることがわかるので、作中からわかる限りでは「二人映画」となった。その後、上映途中に智子が振り返った時は他に誰もいないように描かれていたが、男性が何らかの事情で智子よりも先に退出した可能性や、単に智子が彼の存在に気付かなかっただけであることが考えられる。

扉絵

黒木家のリビングにて修学旅行の用意で忘れ物がないかを確かめる智子と母

扉絵

外部リンク

1)
この看板をよく見ると「オ」の字の横棒が後から消されているような形跡が確認でき、当初はイオンシネマとして書かれていたふしがある。「オ」の字から横棒を消すと一番近い字はいささか強引ながら「ナ」となるが、そこまで意図されていたのかは不明
2)
ただし画像のモデルは実際の上映ポスターではなく、劇場版製作告知ポスター(参考画像)である
3)
なお、他Wikiサイトでは実写映画『神さまの言うとおり』とアニメ映画『くるみ割り人形』だと推測されているが、確証はない
4)
ガンガンONLINE掲載順
5)
単行本8巻収録順
喪70.txt · 最終更新: by syumote