特別編4

12月25日・クリスマス未明の黒木智子の出来事を描いた特別編3の続きで、クリスマス朝以降の出来事を描いたエピソード。

智子が高校生になって初のクリスマスの朝。智子は朝ごはんに残りのケーキを食べた後、自室にて電動マッサージ機を黒木智貴の部屋との仕切りに押し付けて遊んでいたところ、智貴が凄い形相で智子の部屋のドアを開け「今から人来るから 邪魔すんな!」と告げた。訪問者が女性だと思い込んだ智子は彼に尋ねるが、答えが返ってこなかったために自室からとある手段で確認しようとする。

黒木智子 智子母 黒木智貴 中村くん 智貴友人2 智貴友人3 井口朱里 与田紗弥加

ありえない 黒木の血を引く者が異性と関係を持つなんて…(黒木智子)

揃いも揃って いらねえもんよこしやがって…!!(黒木智貴)

本話は前年の特別編3と同じく12月の第三木曜日に公開されたが、特別編2から連作となっていた智子1年次のクリスマスの出来事を描いた最終エピソードである(ちなみに2014年としても最終更新となった)。連作エピソードの流れは以下の通り。

特別編2(12月23日・クリスマス会)→特別編(12月24日・クリスマスイヴ)→特別編3(12月25日・クリスマス未明)→本話(12月25日・クリスマス朝以降)

なお、智子2年次のエピソードは特別編5→特別編7を、智子3年次のエピソードは特別編12¹⁾をそれぞれ参照のこと。

本話にて智貴友人2が「友人の部屋にアダルトなDVDディスクを密かに仕込む」というはた迷惑なイタズラを好んでいることが判明した。この時に被害に遭ったのは智貴(後にもう一度仕掛けられることになる(喪169))だったが、同席していた智貴友人3の発言から、一年前のクリスマスでは彼がターゲットになっていたことがわかる。

中村くんが言及していた「ア○レシオ」はクラスメイトの「これからカラオケ行く奴ー」という発言から、カラオケ&インターネットカフェの「アプレシオ 幕張店」が元ネタだと思われる。

焼肉店での一次会終了後に帰宅しようとする智貴の背後に、井口朱里が与田紗弥加と一緒にいる姿が確認できる。この時は智貴に向かって指をさしている紗弥加から何かを伝えられていた朱里が顔を真っ赤にさせながら手を横に振っている様子がわかるが、テキストが記載されていない会話風景だったためこの時のやりとりの内容は不明。なお、本話公開当時は二人共本名が明らかにされていない状況だった。

ガンガンONLINE初出時の本話は、前述した事情から修学旅行編のエピソードに挿入される形で公開されたが、単行本8巻には巻末に収録された。

智貴たちがクラス会で訪れていた「焼肉むさも」の聖地(舞台)は、作中で描かれた縦書きタイプの大看板(参考リンク)が一致することから「焼肉むさし 幕張店」がモデルになったと考えられる。なお、Googleマップのストリートビューやお隣のドン・キホーテ幕張店を画像検索した際に表示される大看板は横書きタイプになっているが(看板の高さも異なる)、縦書きタイプは本話公開当時のもので、その後横書きタイプに置き換えられたものと思われる²⁾。

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