特別編21
特別編(ガンガンONLINE初出時)→特別編21(単行本27巻収録時)
基本情報
収録巻 | 27巻 |
英題 | |
ページ数 | 7 |
初出 | 2023年4月13日(アプリ) |
あらすじ
共に原宿教育学園幕張秀英高等学校へ入学した田村ゆり・田中真子・南小陽・美馬サチの出会いから、4人で行動するようになっていく様子を描いた特別編。
登場人物
名言
ぱっと見 こいつは陰【いん】じゃなさそう(美馬サチ)
悪口が嫌なわけではないんだ 悪口言ってるし……(田中真子)
そりゃそうでしょ この中で一番かわいいの私だし!!(南小陽)
なんか言葉の一つ一つが軽すぎて逆に気が楽かも(田村ゆり)
補足
本話のサブタイトルはガンガンONLINE初出時ではナンバリングがない「特別編」だったが、当時の本サイトでは他の特別編と区別させるために便宜上「特別編16」→「特別編18(仮)」→「特別編20(仮)」と呼称されていた1)。その後、単行本27巻(後述)収録時にナンバリングが付与された「特別編21」で確定した。
前項目に関連して、理由は明らかにされていないが本話はなぜか単行本24~26巻への収録が見送られており、スクウェア・エニックスのまんがアプリである「マンガUP!」でも配信されていないため2)、2025年7月10日まではガンガンONLINE(アプリ版)以外では本話を読むことができない状況となっていたが、2025年7月初旬に更新されたガンガンONLINEのバックナンバー一覧に単行本27巻の収録エピソード情報が反映された際、本話の項目に記載された注釈が24巻収録エピソード情報反映時の「※単行本未収録」から「※単行本27巻収録」へ変化したことが判明し、初出時より2年3ヶ月(本作品中、おそらく最長期間だと思われる)を経てようやく単行本へ収録される運びとなった。
1年次の4人の様子は、以前より喪172・186(後編)の回想シーン3)や191(扉絵)のイメージイラストや単行本20巻おまけ「1年の時 小陽ちゃんとの思い出」にてサチ目線のエピソードが描かれてきたが、本話では入学式の様子から一か月経つところまでが描かれたことで、彼女たちの出会いについて本格的に描かれたエピソードとなった(ただし、本話においてもクラス名は明らかにされなかった)。
本話冒頭に当時の校長とおぼしき人物が登場しているが、この人物についての考察は校長(原幕)のページを参照されたい。
南さんのセリフから、「村山」という男子生徒が彼女たちの当時のクラスメイトであることが判明した。ただし本人は作中に姿を見せていない(言及のみ)。
ガンガンONLINEの更新告知ツイート(下記「外部リンク」参照)には、なぜか本話ではなく前話の真子が顔を赤らめているシーンのコマをカラー化およびセリフ4)・キャプション5)を追加した一枚絵が添付されている。
研究ノート
智子のスカート丈について
ぼっち時代の智子が本編には絡まない形で1コマのみ登場しているが、この時のスカート丈はなぜか1年次仕様の膝下ではなく3年次仕様の膝上で描かれている。
↑上記の考察は智子のスカートが本作品の開始時点の6月あたりでは膝上長さだったことに拠るものだと思われる。智子のスカート丈は、本作品の開始あたりでは膝上数センチほどの標準の長さとなっていたのが日常オムニバス回6)(喪7)あたりから(単行本2巻では完全に)膝下長さのロングスカートと”変化”しており、3年次の6月に友人7)の根元陽菜に触発される形でフォルムチェンジを果たす(喪148)までの長い期間、その長いスカート丈が智子本来のスタイルとなっていた。
智子のこのスカート丈の変化については作中で言葉で詳しく語られてないため、どこまで作者が意図してる描写なのか、さりげない描写でキャラ様子の変化を暗に見せにくる谷川ニコ節の表現なのか、どういう心境変化で智子がスカート丈を長くしたと言えるか…などが曖昧であり、読者の方で読み取る必要があると言えるが、おそらく、「”乙女ゲーム内で50年間女子高生として過ごし100人の様々な男と付き合った、現実の女子高生になる日が待ち遠しい”と中学までの女子高生イメージで高校生活を4月からスタートしたのを現実は友達も出来ずぼっちで非モテでコミュ障で陰キャで変顔時にブスだと言われ中学の唯一の友達は彼氏作って学校生活充実してて……」と2ヶ月間打ちのめされ、6月の段階で”自分はやっぱりこの程度だ”とセルフイメージを陰キャとして確立した、そんな智子のリアルタイムの変化が作品的に表現されているのかもしれない8)。