20巻おまけ
20巻おまけ
基本情報
収録巻 | 20巻 |
英題 | |
ページ数 | 2 |
あらすじ
1年の時 小陽ちゃんとの思い出
ある日の朝、制服に着替えていたサチはテレビで「とある高校生男子が度胸試しと称して全裸のままローラースケートで高速道路へ侵入し、事故で死亡した」というニュースを知り、ニヤリとしながら「すごいバカ……」と考える。
そして、サチ・南さん・田中真子・田村ゆりの四人グループで学校へ向かう途中、南さんが件のニュースについての話題を笑いながら振ってきて、サチは心の中で、確かに面白かったけど死亡事故をネタにしてもいいのかという違和感を覚え、また真子も南さんをたしなめるのだが…。
登場人物
名言
すごいバカ……(美馬サチ)
補足
1年次の思い出ということで、サチ・南さん・真子・ゆりの髪型は1年次仕様で描かれている。また、カーディガンやベストを着用していることが多い南さんのブレザー姿が拝見できる貴重なエピソードのひとつである。
ゆりは同じグループの南さんと行動こそ共にしているものの、登校時の話題に加わっておらず無関心な様子だったことから(顔すら向けていない)、二人の関係性が窺える。後に3年次の南さんはサチとの会話中にゆりの名前が出た際、出身中学が同じだったから間違ってグループに入れちゃっただけで、3年生の現在でも一緒になるのは嫌だということをサチに伝えている(喪191)。
本話1コマ目のニュースリーダーによるセリフは「侵入し…」の部分で切れているため、高校生男子の結末には言及していない形になったが、2コマ目の友人生徒のコメントや後のサチのモノローグから、彼は事故で亡くなったことがわかる。
研究ノート
本話の時間軸について
喪191の扉絵では桜の木のそばで会話しているサチ・南さん・真子・ゆりの様子が描かれており、時期的に入学して間もない頃なのが窺えるが、「ネクタイの締め方」という視点から見ると、サチと南さん(ゆりはアングル的に判別不能)はネクタイを緩めていたが、本話ではネクタイをきちんと締めているのでそれよりも更に前の時間軸で発生したエピソードなのかもしれない。