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なつ

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なつ

基本情報

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本名
あだ名   ナツ なつ
英語表記
初登場   喪77
肩書き   高校生
家族  不明
所属 原宿教育学園幕張秀英高等学校
2年4組
雌猫の間グループ
3年4組

概要

原宿教育学園幕張秀英高等学校の女子生徒で黒木智子の2年次のクラスメイト。雌猫の間グループの一員。友人からは「ナツ」(喪129)または「なつ」(喪155)というあだ名で呼ばれているが、本名は明らかにされていない。

特徴

眉(無色の三日月型)の上で前髪を切りそろえ、スクリーントーンによって表現されたグラデーションのような色合いのショートカットが特徴。髪の色は他の登場人物にはみられないオンリーワンの個性だが、作中で二回ほど無色で登場したことがある(喪134特別編171) )。

目の上瞼からまつげが一本飛び出すように描かれていることも特徴。

2年次ではクラス最後の打ち上げ(喪119)・3年次では蛍輝祭の出し物運営(喪197扉絵)といったクラスのイベント時には友人の大隣凪と一緒に幹事を務め、中心的存在となって進めていく機会が多い。

友人の(わがままによる)希望をかなえるためには自らが一歩引くことも辞さず、別行動していてもグループ内のトラブルが発生した際はすぐに合流して心配そうな表情で成り行きを見守っていること(後述)から、友人思いで優しい性格の持ち主であることがわかる。

作中の登場人物のセリフから、本作品に登場する女子生徒では数少ない彼氏持ちであることが明らかになっている(その件の考察については研究ノートの項目を参照)。

内笑美莉以外のグループメンバーが3年次の途中より智子や彼女をとりまく人物たちに対する関心を抱きだし、各自がそれぞれ彼女たちとの距離を少しずつ縮めていくような描写が散見されるようになる中、なつさんは楓さんと共に比較的智子との接点が少ない部類に入るが、気になっていることは本人へ直接尋ねており(喪152)、彼女との絡みを避けているわけではない。

高校卒業後の進路については明らかにされていないが、大学進学を希望しているグループメンバーが青山学院大学のオープンキャンパス(喪140)や冥光ゼミナール主催の夏合宿(喪171)に参加する中、なつさんは楓さん共々どちらにも参加しなかったため、大学進学以外の進路を模索している可能性もある。

高校1年次のなつ

原幕へ入学。作中では1年次の様子が描かれておらず、所属クラスも明らかにされていない。

高校2年次のなつ

2年生に進級し、所属する4組では智子・うっちー・宮崎さんかよ・凪さん・楓さんたちとクラスメイトになった。このうち智子を除くメンバーとは学校生活で行動を共にする仲(雌猫の間グループ)となり、その様子が作中で度々描かれている。

作中で初登場となった修学旅行では、二日目の夜に旅館の廊下で「カズキ」という男子生徒と会話していた(描写なし)。その後、グループメンバーが集まった「雌猫の間」において左隣に座った凪さんよりその件について追及されており、「え? 大したことじゃないよ」と前置きしつつ「明日(自由行動日)どう…」と返事しようとした所、クラスメイトの吉田茉咲が隣の「蝙蝠の間」で騒ぎを起こしたために会話が一時中断する形になってしまったが、その後追及が再開された際は「や 別になんでも」と返している(喪77)。なお、なつさんはカズキくんに三日目の予定を尋ねていたと思われるが、結局彼女はメンバー共々お揃いの服装に身を包みながら縁結びの神様として有名な野宮神社を訪れており、顔を真っ赤にさせながら願いごとを書いたと思しき絵馬を手にしていた(喪79扉絵。上記「基本情報」の画像)。凪さんとは帰りの新幹線でも隣同士で座っており(喪80)、この頃より二人は親密な関係だったことが窺える。

正月休み明けの新学期初日では、グループメンバーに北海道土産のお菓子「真白い恋人2)」を配るうっちーに「北海道のどこ(へ)行ったのー」と尋ねている(喪105)。

バレンタインの友チョコイベントでは、グループメンバーと共に凪さんの席の周りに集まって友チョコを交換し合っており、楓さんに「どこで買ったの?」と尋ねている。なお、登校してきた智子は偶然この様子を目撃しているが、友人同士で友チョコを交換する風習を知らなかったために彼女たちの行為を不思議がっていた(喪112)。

高校3年次のなつ

3年生に進級し、所属する3年4組では雌猫の間グループのメンバー5名・楠夏帆美馬サチノリマキと引き続きクラスメイトになった。クラス発表の際はメンバー全員が同じクラスになったことを喜んでいたが、その直後、智子と違うクラスになったことを知ったうっちーがショックのあまり地面に寝転がりながら泣き喚いてしまうと、その様子を無言で眺めていた(喪122)。グループメンバーとは引き続き良好な関係を築いてあり、その様子は教室のベランダで一緒にじゃれあいながらかよさんのスマートフォンで動画らしきものを撮影していることからもわかる(喪152扉絵)。

遠足ではグループメンバーに同行しなかったが、彼氏と一緒に回っていたことが凪さんのセリフによって判明した(喪129)。

球技大会では、グループメンバーのうち唯一なつさんだけが姿を見せていなかったが、そのいきさつはうっちーが(智子と試合をしたいがために)どうしても卓球をやりたいとわがままを言った結果、グループメンバーは女子卓球に参加することになったものの、当時のメンバー6名に対して女子卓球のチーム定員が5名だったため、なつさんがうっちーの気持ちを汲んで(かよさん曰く「空気を読んで」)、ひとり女子ソフトボールに参加しており、後にそのことがかよさんのセリフによって判明している(喪152)。

女子卓球の試合終了後になつさんはグループへ合流したようで、うっちーと仲違いした件について反省したかよさんが謝罪しに彼女の元へ訪れた際は他のメンバー共々付き添っており、心配そうな表情を見せていた(喪152)。その後、智子の発言3)が原因でうっちーが泣きながら立ち去ってしまうと、うっちーの言動・行動がおかしくなった件には智子が絡んでいるとうすうす感じていたメンバーが次々に質問を智子に浴びせる中、なつさんも「黒木さんから見てうっちーってどんな感じ?」と質問していた(喪152)。智子の返答と2年次の友チョコイベントでのうっちーの発言が繋がったことで、なつさんは楓さんに「うっちーが言ってた気になる人って…男子じゃなくてもしかしてあの人(智子)…?」と尋ねている(喪152)。

智子と吉田さんが謹慎処分を受けた時は、智子を捜しに行ったうっちーの行方を楓さんに尋ねている(喪157)。

蛍輝祭の出し物準備では前述通り凪さん・楓さんと共に幹事を務めており、凪さんのプレゼンテーションを見守っていた(喪197扉絵)。コーヒーカップ(試作機)の運転実験に二人と共に立ち会った際は、特に問題なく稼働している様子を見て喜んでいた(喪203)。

蛍輝祭開幕後は宮崎さん・かよさんたち4)とお揃いのTシャツを着用し、1日目上映の黒木組映画『こういう青春』を鑑賞している(特別編17)。

登場回

友人

雌猫の間グループ

グループメンバー間の仲は良好だが、楓さんとの会話シーンが多く(喪112・152・157)、凪さんとも修学旅行の一件(前述)での描写からこの2名と特に親密な関係であることが窺え、共にイベントごとの幹事を務める機会が多いこと(前述)も三人の関係を裏付けている。

補足

初登場以来、長らく氏名が不詳だった人物のひとりで、あだ名が明らかになるまでの本サイトでは便宜上「雌猫(前髪ぱっつんグラデ)」と呼称されていた。

研究ノート

彼氏について

なつさんは遠足(喪129)でうっちーがグループに回収される際に「ナツは彼氏と回ってるし」と言及されているが6)、「彼氏」が具体的に誰を指しているのかは明らかにされなかった。なつさんは2年次の修学旅行中(喪77)にカズキくんと「明日どうする」的な会話を交わしていてこの時点ではつきあっていたようなので、遠足時の「彼氏」もカズキくんである可能性がある。

呼び方について

千葉ロッテマリーンズの一軍現役選手中に「ナツ」と略されうる名字は見当たらない7)ので(2022年12月6日現在)、この「ナツ」は名前に由来する愛称と思われる。

1)
両話ともガンガンONLINE初出時。スクリーントーンの貼り忘れだと思われるが、前者は単行本14巻収録時でも未修正だったのに対し、後者は単行本24巻収録時に修正された
2)
元ネタは「白い恋人」(石屋製菓)だと思われる。詳細は喪105のページを参照
3)
うっちーとグループメンバーが仲直りするためにヘイトが自分に向くよう憎まれ役を買って出たのだが、彼女の思惑通りには行かなかった
4)
サチのセリフのふきだしに隠れてしまっているが、なつさんの左隣にもグループメンバーとおぼしき人物がかすかに描かれていることがわかる
5)
ガンガンONLINE初出時はナンバリングなし
6)
発言者は不明であるが、場面の描写や吹き出しの位置から凪さんと思われ、修学旅行での会話(喪77。前述)もこの推定を裏付ける
7)
もしマリーンズ縛りを考慮しない場合、ロッテオリオンズ時代の選手だった長松【ながまつ】純明氏が該当する
なつ.1715519391.txt.gz · 最終更新: by syumote