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野良猫
基本情報
概要
特徴
智子は名前を付けておらず、単に「猫」もしくは「野良猫」と呼んでいる。左耳付近が濃い色になっている二毛。
智子1年次の野良猫
夜の「○×公園」にて「男と一緒にはくちょう座流星群を見たい」と願う智子の前に草むらから姿を現したのが本編での初登場となった。彼女からおにぎりを半分もらったことが嬉しかったのか彼女に懐き、左足にすりすりしている。これに乗じて彼女は野良猫の身体を触りまくった後に抱きかかえるが、この時に雄だと判明したことで変則的な形ではあるものの、彼女の願いがかなえられる結果となった(喪18)。
智子2年次の野良猫
学校の友人を作るためにひとりでスナック菓子「おっおっお」2)を食べながらまんが雑誌を読む行為を繰り返していた智子が、昼間の「○×公園」へ移動しまんが雑誌を読んでいた傍らで、彼女から分けてもらった「おっおっお」を食していた(喪40)。
とある事情から「男子に頭をポンポンされる」ことを願う智子と昼間の「○×公園」で出会い、彼女から「白缶」3)というキャットフード(猫缶)を与えられていた。その後、野良猫が誤って猫缶を落としてしまった様子を見かねた彼女が拾った際に頭をポンポンしたことで、またもや変則的な形で彼女の願いがかなえられる結果となった。なお、この時に初めて「野良猫」と呼ばれている(喪85)。
智子3年次の野良猫
喪143では夜の公園にて、智子から成瀬優(と小宮山琴美)に紹介され、ゆうちゃんにも普通に懐いた。
夏休みの夜、智子がコンビニへ買い出しに行く途中に「○×公園」の前を通りがかった際にはいつもの場所にいなかった模様で、彼女も「今日は猫いないかな」と思っていた(喪167)。
蛍輝祭1日目では智子の想像という形ではあるが、前回の登場(喪143)から5年9ヶ月ぶりに本編への再登場を果たした。とある事情から自身が監督を務めた映画の上映が間に合わず、時間稼ぎをしていてももう限界…というシチュエーションで、この時に助っ人として川本さん・薙刀女子4)と共に姿を現したが、智子からは「猫!?」と呼ばれており、特定の名前を付けられていないことがここでも確認できる。人間ではないので当然ながらセリフはなく「ニャー」と鳴いたのみ。智子からは前述の2名と合わせて「今まで私に関わった全ての人大集合」というカテゴリでくくられているようで、「この3人5)なら二十分くらいなんとかなる!!」と発言していることから、昔なじみの存在であり戦力としても頼りにしていることが窺える(喪224(中編))。
登場回
本編外での登場
テレビアニメ版喪9「モテないし、夏が終わる」に登場。原作(喪18)通り、夜の公園で智子の前に姿を現す。二毛猫(アニメでの体色は茶色と白色)なのは原作と同様だが模様の付き方は原作と異なり、顔は白一色である。顔立ちも原作と異なり、どちらかというと雌に近い。智子からおにぎり6)を半分与えられ、それを食すくだりはアニメでもそのまま描かれている。
補足
野良猫は公園に住み着いている特徴から、一部のファンからは「公園猫」と呼ばれることもある。
野良猫はかつて智子から人間の食べ物を与えられていたが、喪143の補足にあるとおり、猫に人間の食べ物を与えることは命に係わる危険な行為であり、近年では厳禁とされている。その関係からか(智子が事情を認識したのかどうかは不明だが)、作中の描写においても智子からキャットフードが与えられる様子が描かれるようになっている(喪85)。

