ユーザ用ツール

サイト用ツール


野良猫

野良猫

基本情報

kouenneko.jpg
本名
あだ名 猫 野良猫
英語表記
初登場 喪18
肩書き 野良猫
家族 不明
所属
中田沙奈枝
名前の由来

概要

黒木智子の自宅の近くにある「千葉県立1) ○×公園」を住みかにしている野良猫で、本サイトにおいても便宜上「野良猫」と呼称する。

特徴

二毛猫で性別は雄(喪18)。作中では左耳付近などの体色がスクリーントーンで表現されている。左目の上あたりにはまるであざのような濃い色の模様が付いていることも特徴のひとつ。

智子は名前を付けておらず、単に「猫」(喪18ほか)もしくは「野良猫」(喪85)と呼んでいる。

「○×公園」でのお気に入りのスポットは智子と初めて出会った場所(喪18)でもある特定のベンチの付近で、ベンチ下で寝ていることもある(喪143)。大抵は昼夜問わずここにいるようだが、猫らしく気まぐれなのかどこかへ行ってしまい、不在になる場合がある(喪167)。

食べ物の好き嫌いは特にないようで、与えられたものは全て口にしている。智子と出会った当初は、彼女からおにぎり(喪18)やスナック菓子(喪40)といった人間向けの食べ物(後述)ばかりを与えられていたが、それらを食した時に体調が悪くなることもなく、その後も元気に過ごしている。

作中では鳴きわめいたり機嫌を損ねるような描写がみられないことから温厚な性格だと思われる。また、自身が雄だからなのか智子や成瀬優といった「人間の異性」に対して懐くことが多く、野良猫であるにもかかわらず前述の2名とも初対面の時点ですんなり受け入れていることから、人慣れしているようなふしがある(この件についての考察は「研究ノート」の項目を参照)。

智子1年次の野良猫

夜の「○×公園」にて「男と一緒にはくちょう座流星群を見たい」と願う智子の前に草むらから姿を現したのが本編での初登場となった。彼女からおにぎりを半分もらったことが嬉しかったのか彼女に懐き、左足にすりすりしている。これに乗じて彼女は野良猫の身体を触りまくった後に抱きかかえるが、この時に雄だと判明したことで変則的な形ではあるものの、彼女の願いがかなえられる結果となった(喪18)。

智子2年次の野良猫

智子が昼間の「○×公園」にてまんが雑誌を読んでいた傍らで、彼女から分けてもらったスナック菓子の「おっおっお」2)を食していた(喪40)。

とある事情から「男子に頭をポンポンされる」ことを願う智子と昼間の「○×公園」で出会い、彼女から「白缶」3)というキャットフード(猫缶)を与えられていた。その後、野良猫が誤って猫缶を落としてしまった様子を見かねた彼女が拾った際に頭をポンポンしたことで、またもや変則的な形で彼女の願いがかなえられる結果となった。なお、この時に初めて「野良猫」と呼ばれている(喪85)。

智子3年次の野良猫

智子・ゆうちゃん・小宮山琴美の三人で勉強会を開いた後、智子が夜の「○×公園」にて猫好きのゆうちゃんに野良猫を紹介した。ゆうちゃんは「うん かわいいね」と喜びながら野良猫をなでていたが(上記「基本情報」の画像)、野良猫も初対面だったゆうちゃんに対しても普通に懐いており、その後抱きかかえられていた。なお、小宮山さんも同行していたが野良猫に対して特に反応を示すことはなかった(喪143)。

夏休みの夜、智子がコンビニへ買い出しに行く途中に「○×公園」の前を通りがかった際にはいつもの場所にいなかった模様で、彼女も「今日は猫いないかな」と思っていた(喪167)。

蛍輝祭1日目では智子の想像という形ではあるが、前回の登場(喪143)から5年9ヶ月ぶりに本編への再登場を果たした。とある事情から自身が監督を務めた映画の上映が間に合わず、時間稼ぎをしていてももう限界…というシチュエーションで、この時に助っ人として川本さん薙刀女子4)と共に姿を現したが、智子からは「猫!?」と呼ばれており、特定の名前を付けられていないことがここでも確認できる。人間ではないので当然ながらセリフはなく「ニャー」と鳴いたのみ。智子からは前述の2名と合わせて「今まで私に関わった全ての人大集合」というカテゴリでくくられているようで、「この3人5)なら二十分くらいなんとかなる!!」と発言していることから、昔なじみの存在であり戦力としても頼りにしていることが窺える(喪224(中編))。

登場回

喪18 喪40 喪85 喪143 喪167(言及のみ) 喪224(中編)(智子の想像)

本編外での登場

テレビアニメ版喪9「モテないし、夏が終わる」に登場。原作(喪18)通り、夜の公園で智子の前に姿を現す。二毛猫(アニメでの体色は茶色と白色)なのは原作と同様だが模様の付き方は原作と異なり、顔は白一色である。顔立ちも原作と異なり、どちらかというと雌に近い。智子からおにぎり6)を半分与えられ、それを食すくだりはアニメでもそのまま描かれている。

補足

野良猫は公園に住み着いている特徴から、一部のファンからは「公園猫」と呼ばれることもある。

野良猫はかつて智子から人間の食べ物を与えられていたが、喪143の補足にあるとおり、猫に人間の食べ物を与えることは命に係わる危険な行為であり、近年では厳禁とされている。その関係からか(智子が事情を認識したのかどうかは不明だが)、作中の描写においても智子からキャットフードが与えられる様子が描かれるようになっている(喪85)。

研究ノート

野良猫が人慣れしている描写について

野良猫は首輪を装着しておらず、智子も「野良猫」と呼んでいるため、飼い猫ではないようだが、それにしては初対面である智子に身体を触らせたり、同じく初対面であるゆうちゃんに撫でられたり抱かれていた描写がみられたことから、妙に人懐っこいふしがある。おそらく、幼少期から近所の住民に世話をされていた地域猫であるか、捨て猫もしくは迷い猫から野良猫になったと思われる。いずれにせよ、智子の住む地域の治安が良いことが窺える。

1)
喪85143での銘板表記より。その一方で、野良猫初登場回(喪18)では「千葉市立」らしき文字が記載されていたり、智子3年次の夏休み(喪167)では「千葉県(空白)市」とも記載されており、表記が一定しない。ちなみに本作品では銘板の表記が明確に記載されない描写が多く、他のケースでは黒木智貴の出身中学校や初期の原宿教育学園幕張秀英高等学校などが挙げられる
2)
おっとっと」(森永製菓)と顔文字「(^ω^)おっおっおっ」が元ネタだと思われる。ちなみにこのスナック菓子は学校の友人が欲しかった智子がクラスメイトへアピールするために教室で食べていたものである
3)
「黒缶」(アイシア)が元ネタだと思われる
4)
本サイトの当該ページで便宜上呼称している「薙刀女子1」(ショートカット)のみ登場
5)
この表現では野良猫も人間扱いされていることになるが、理由は明らかにはされていない
6)
ただし原作と異なり、海苔は巻かれていない
野良猫.txt · 最終更新: by syumote