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20巻おまけ

文書の過去の版を表示しています。


20巻おまけ

20巻おまけ

基本情報

収録巻 20巻
英題
ページ数 2

あらすじ

1年次の美馬サチ南小陽の思い出の一コマを描き下ろしたおまけエピソード。

1年の時 小陽ちゃんとの思い出

ある日の朝、制服に着替えていたサチはテレビから「とある高校生男子が度胸試しと称して全裸のままローラースケートで高速道路へ侵入し、事故で死亡した」というニュースを知り、ニヤリとしながら「すごいバカ……」と思っていた。

そして、サチ・南さん・田中真子田村ゆりの四人グループで学校へ向かっていた途中、南さんが件のニュースについての話題を振ってきた。笑顔の南さんは「マジバカじゃないあれ!超ウケた」と大声で言いながら面白がっていたが、それを聞いたサチは心の中で、確かに面白かったけど死亡事故をネタにしてもいいのかという違和感を覚え、南さんに「そういうの笑うはよくないよ……」と諫めていた真子と、それに納得がいかない様子の南さんを見ながら「まあ普通そうだよね…」と思っていた。

場面が変わって放課後。南さんに一緒に帰ろうと誘ったサチは自分から件のニュースについて切り出し、登校時に南さんが発したコメントについて「あれ私もウケた」と笑顔で伝えると、南さんは大喜び。そして二人は、亡くなった高校生男子をネタにしながら、言いたい放題なおしゃべりに花を咲かせるのであった…。

登場人物

名言

すごいバカ……(美馬サチ)

補足

1年次の思い出ということで、サチ・南さん・真子・ゆりの髪型は1年次仕様で描かれている。また、カーディガンやベストを着用していることが多い南さんのブレザー姿が拝見できる貴重なエピソードのひとつである。

ゆりは同じグループの南さんと行動こそ共にしているものの、登校時の話題に加わっておらず無関心な様子だったことから(顔すら向けていない)、二人の関係性が窺える。

本話1コマ目のニュースリーダーによるセリフは「侵入し…」の部分で切れているため、高校生男子の結末には言及していない形になったが、2コマ目の友人生徒のコメントや後のサチのモノローグから、彼は事故で亡くなったことがわかる。

研究ノート

本話の時間軸について

喪191扉絵では桜の木のそばで会話しているサチ・南さん・真子・ゆりの様子が描かれており、時期的に入学して間もない頃なのが窺えるが、「ネクタイの締め方」という視点から見ると、サチと南さん(ゆりはアングル的に判別不能)はネクタイを緩めていたが、本話ではネクタイをきちんと締めているのでそれよりも更に前の時間軸で発生したエピソードなのかもしれない。

外部リンク

1)
単行本20巻では喪192
20巻おまけ.1669463324.txt.gz · 最終更新: by syumote