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喪227
モテないしきぐるみフレンズ
基本情報
| 収録巻 | |
| 英題 | |
| ページ数 | 13 |
| 初出 | 2024年12月12日(アプリ) |
あらすじ
前話に引き続き、蛍輝祭(文化祭)2日目の様子を描いたエピソード。
再びマクゾーの中に入った黒木智子は、今江恵美に抱き着いた際に彼女を守ろうとした涌井美月のグーパンチを左脇腹に食らってしまい(喪226(後編)「思い」)、痛さのあまりその場でのたうち回ってしまった。今江さんと加藤明日香は智子マクゾーを気遣うが、そんな素振りを見せない涌井さんが笑顔で放った言葉とは…?そして、騒ぎを起こしたことでこの場が目立っている状況を懸念した根元陽菜は、智子マクゾーを別の場所で休ませるために田村ゆりと共に連れていった。その様子を眺めていた今江さんはマクゾーの中身が誰なのかを気にしていたが…。
登場人物
名言
よっ今日もドスケベだな 生徒会長!(麗奈)
あーーー…… それなんだけどよー 一応 興味あるていうかなんていうか(吉田茉咲)
そこの君 今ならこっちのお化けが屋敷でサービスするぞ!(佐々木風夏)
初対面の着ぐるみだからこそ 話せることもあるやろがい※筆談(黒木智子)
わんちゃんの甘やかしじゃないですか(里崎希心)
補足
本話のサブタイトルである「きぐるみフレンズ」は、里崎希心が愛好しているアニメ作品の『け●のフレンズ1)』(喪141)に智子がマクゾーの着ぐるみに入っていることを掛けたものだと思われる。
蛍輝祭の開催回数についてはこれまで言及されていなかったが、本話にて垂れ幕に「第0X回 蛍輝祭」と表記されている描写がみられたことで開催回数そのものはカウントされていることが判明した。しかし、前述の通り今回が何回目の開催なのかは明らかにされていない。
吉田茉咲は夏休みの終盤(夏果)にて今江さんと再会した際に、やりたいことがないという悩みごとを吐露していたが(喪182)、本話ではその続きとなる今江さんから「やりたいことは見つかった?」と尋ねられた吉田さんが(内容は不明ながら)気になっていて興味があることを報告していた内容が描かれたことで、智子の助言(喪159)から普通自動車運転免許を取得したことと合わせて、吉田さんが進路について前向きになっていく様子が窺える。
きーちゃんのモノローグで「ら●まのパンダみたい!」とあるのは、高橋留美子氏のまんが作品『らんま1/2』での作中描写が元ネタだと思われる。当該作品では主人公の父親がとある事情により水を被るとパンダになる2)体質になっており、パンダ時はしゃべれないため他の登場人物との会話では筆談で意思表示している。また、本話の感想では「しゃべれない」「筆談で意思表示」という共通点がある東京ヤクルトスワローズの球団マスコットキャラクター「つば九郎」に言及しているファンも見受けられた。
智子マクゾーがちらし3)の裏に記載した「(前略)話せることもあるやろがい」の「がい」は兵庫県南西部で使用されている播州弁で、感嘆を表す終動詞のことである。なお、標準語では「(前略)話せることもあるだろう」となる。また、近年では「●●やろがい」というワードが大川ぶくぶ氏のまんが作品『ポプテピピック』の登場人物のセリフやAdo氏の楽曲『うっせぇわ』の歌詞や紗耶華氏4)が配信している動画のタイトルなどで使用されていることから、全国的に目や耳にする機会が増えてきている。
