喪196
モテないし映画作りは進まない
基本情報
収録巻 | 21巻 |
英題 | |
ページ数 | 9 |
初出 | 2021年9月2日(アプリ) |
あらすじ
ある日の放課後、根元陽菜は黒木智子に映画について尋ねるが、彼女からの返事がなく呆然としていたことから、以前の蛍輝祭で当時の3年生が撮った映画のデータを岡田茜の友人から入手したので観ようと誘った。それから田村ゆり・内笑美莉も加わった四人でビル内のコーヒーショップへ向かい、件の映画を観た。そして15分程で映画が終了すると、智子はとある自信をみせたのだが…。
登場人物
名言
ゆりちゃん 水?(黒木智子)
ヤクザ映画(田村ゆり)
ドキュメンタリー撮るなら 私に任せて(内笑美莉)
終わりに向かってはじまってた…(黒木智子)
補足
本話はガンガンONLINEアプリの不具合のため、次話公開日の前日である2021年9月15日に一度非表示となり、直後に先読み扱いとして再度表示された際に、非表示前の「コメント」「いいね」「閲覧状況」(閲覧時に閲覧済みフラグが立つ)がリセットされるというトラブルが発生した。また、次話についても公開時に本話の「コメント」「いいね」「閲覧状況」が反映されるという形で影響を及ぼしている。その後、ガンガンONLINEの運営は「トラブル発生後~次話公開1時間前の間に本話を閲覧したユーザー」へ向けてのポイント補償を含む修正対応を行った。詳細はアプリ内「運営からのお知らせ」2021年9月17日付けのエントリを参照されたい。
本話で根元さんが岡田さんの友人について言及していたが、性別などの詳細や動画のデータを入手した経緯については明らかにされていない。
以前の3年9組の出し物だった映画「HA LA LAND【ハ・ラ・ランド】」は2016年7月にアメリカで公開された後、日本でも2017年2月に公開されたミュージカル映画『LA LA LAND【ラ・ラ・ランド】』が元ネタだと思われる。なお、ラ・ラ・ランドのストーリーは女優の卵とジャズピアニストの恋愛模様を描いているが、ハ・ラ・ランドのストーリーは「ハラマク3-9合唱団【グリークラブ】」誕生までのいきさつを描いたものとなっている。
根元さんが発言していた「こうカチンってやる道具」の正式名称はカチンコである。映像作品の撮影でテイクの始まりを周知させるためにカチンコ係と呼ばれるスタッフがこれを鳴らしており、日本でのカチンコ係は「サード」「フォース」と頭に付いている末端の助監督が担当している。
うっちーが想像していた「キモフェッショナル 黒木の流儀」はNHK総合にて不定期に放送されているドキュメンタリー番組『プロフェッショナル_仕事の流儀』が元ネタだと思われる。
研究ノート
本話に登場した店舗のモデルについて
本話で智子たちが訪れた聖地(舞台)は、ビルの外観・独特の天井・看板の「DO」という文字(DOUTORのDO)・円形の店内看板(ただし作中からは少々わかりづらい)・根元さんの「ド●ール」というセリフ・観葉植物などの特徴からDOUTOR ドトールコーヒーショップ 幕張テクノガーデン店がモデルになったと考えられる。また、夏休みに根元さんは岡田さんと共にここを訪れており(喪173「性優」)、本話でも智子へ説明していたことから、根元さんにとっては以前より馴染みのある店舗だったことがわかる。
「HA LA LAND」を撮影した3年生について
本話で根元さんが入手した映画のデータはスタッフロールの描写から3年9組が制作したことがわかるが、3年生の世代については根元さんは「前の文化祭で~」とのみ語っているため、明確にはされていない。しかし普通に考えると「前=前回」ととることができ、その場合は智子1年次の蛍輝祭当時の3年生(ぼっち卒業生の学年)が該当すると思われる。-