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井口朱里

基本情報

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本名 井口朱里(いぐちあかり)
あだ名   ちん子ちゃん チンチン妹
英語表記 Akari Iguchi
初登場   喪25
肩書き   中学生 高校生
家族 
所属  中学校
原宿教育学園幕張秀英高等学校
1年10組
2年7組または4組
変態姉妹
佐藤奏美
名前の由来 井口資仁

概要

原宿教育学園幕張秀英高等学校の女子生徒で黒木智貴の1・2年次のクラスメイト。与田紗弥加とは中学時代からの友人関係。中学時代から智貴に片思いをしている。智貴の姉である黒木智子とは中学時代に顔を合わせており、高校入学後は同じく智貴に片思いをしている小宮山琴美とあわせて変態姉妹と認識され、様々なあだ名で呼ばれている。

本作品の初期より登場している人物のひとりで、初登場時(喪25)以降はしばらくの間氏名不詳の状況が続いていだが、高校1年次のエピソード(喪83)にて自己紹介という形でフルネームが判明した。

中学時代の井口朱里

紗弥加・智貴・彼の友人たちと同じ中学校に通っているが、学校名は明らかにされていない1)。制服はセーラー服を着用しており、髪型は現在とほぼ同様だが髪の量が若干多く、表情は現在よりも幼い印象を受ける。3年次は紗弥加・智貴とクラスメイトだった(喪25・特別編4)。

智貴が体調不良のため学校を休んだ際には、紗弥加と一緒に学校のプリント2)を智貴へ届けるために黒木家を訪れた。この時応対に出た智子に対する反応から彼女とは初対面であると思われ、彼女からたどたどしい口調で智貴が寝ていることを伝えられると「あっじゃあ帰ります」と伝え、黒木家を後にしている。この直後の紗弥加とのやりとりから、現在へ繋がる朱里の性格や紗弥加がこの時より積極的に朱里の背中を押していることがわかる(喪25)。なお、智子は学食で朱里を見かけた際に二人が黒木家へやって来たことを思い出したため(喪83)、後に変態姉妹が結成されるきっかけのひとつとなった。

クラスイベントのクリスマス会では、一次会終了後に帰宅しようとする智貴の背後に紗弥加と一緒にいる姿が確認できる。この時は智貴に向かって指をさしている紗弥加から何かを伝えられていたことに対して、顔を真っ赤にさせながら手を横に振っている様子がわかるが、テキストが記載されていない会話風景だったためこの時のやりとりの内容は明らかにされなかった(特別編4)。

原幕を志望した理由や受験に関するエピソードについては作中では描写されていない。

高校1年次の井口朱里

紗弥加・智貴・彼の友人たちと共に原幕へ入学し、所属する1年10組では智貴とクラスメイトになった(喪83)。

ちん子以前

喪41では調理実習で作ったクッキーを智貴とその友人達に渡している。

頻繁に登場するようになるのは喪83からで、朱里と同じく智貴に片思いをしている小宮山さんがついた「自分が智貴の姉である」「智貴は年上が好き」という嘘により、しばらく智子と智貴の仲を疑ってライバル意識を持つようになる。またこの時の朱里の発言から、高校でも智貴と同じクラスである事が確認できる。

喪91では朱里、小宮山さん、智子、智貴が一堂に会し、嘘がばれると思ってテンパリ気味の小宮山さん、智貴を前にして緊張気味の朱里に対して、打ち解けた雰囲気で智貴と会話する智子への対抗心から「私も見てみたいな黒木くんのちんちん」と発言してしまう。これに対し智子が「あんま弟のちんちん付け回すなよ変態姉妹」と発言した事により、小宮山さんの嘘がバレると共に、これ以後小宮山さんと朱里は智子から「変態姉妹」と呼ばれる事となった。

10巻おまけではこの直後のエピソードが描かれ、朱里と小宮山さんの恋のライバル関係が成立している。

喪94では直接登場しないが、智貴が食事時の智子との会話を回想するシーンで智子が「そういや 昨日ちん子ちゃん見たぞ」と朱里に言及している。

ちん子以後

喪95では紗弥加と一緒に廊下を歩いている所に智子と出会い、先日のちんちん発言は誤解だと訂正しようとするが、朱里の恋を応援する紗弥加の暴走によって結局誤解が強化される結果となった。

喪101では小宮山さんの協力のもと図書室に智子を呼び出し再び自分のちんちん発言の誤解を解こうとするが、「智貴くんも智貴くんのあそこも好き」「自分の気持ちに嘘をつきたくない」と開き直った小宮山さんの裏切りもあり、智子と小宮山さんの二人に追及されて「私は… 智貴くんの… …が 好きです…」と言わされてしまう。

喪108では智貴から挨拶をされて浮かれる小宮山さんに出会い、その浮かれように少しイラつきながらもそのストレートな喜び様に敗北感も感じている。その後智貴から小宮山さんがどんな人かを聞かれ、はじめは小宮山さんの悪口を智貴に言おうとするが思いとどまり「すごく純粋な人かな」と答えている。

喪113では智貴にバレンタインのチョコを渡すように小宮山さんを説得し、チョコ作りから後片付け、さらにはチョコを手渡しする所まで真剣にサポートしている。なお本人はこの前の段階ですでに智貴にチョコを渡している。

登場回

喪25 喪41 特別編4 喪83 喪88 喪91 喪94(回想) 喪95 10巻おまけ 喪101 喪108 喪112 喪113 喪141 喪142 喪145 15巻おまけ(声のみ) 喪153(回想) 喪154(扉絵) 喪156 喪162(扉絵) 喪164 喪168 喪169 喪173 喪185 喪192(後編) 喪199(後編) 喪204(前編) 喪204(後編) 喪205 喪210(前編) 喪210(後編) 特別編153) 喪213(前編) 喪213(中編) 喪217(前編) 喪217(後編) 喪219 喪220(前編) 喪221 喪222(前編) 喪222(中編) 喪222(後編) 喪223 喪224(後編) 喪226(中編) 喪228 喪232(前編) 喪232(後編) 喪233 喪234(後編)

本編外での登場

単行本10巻のカバー表(表紙)に智子・智貴・小宮山さんと共に登場。初表紙。黒木きょうだいを指さしながら、隣の小宮山さんに何やら訴えている。

単行本20巻特装版小冊子の描き下ろし特別編である「モテないし人気投票」に紗弥加・小宮山さん・伊藤光と共に登場。小宮山さんに頭上の数字が「9」(第9位の意味)であることを伝えるが、彼女のわざとらしい謙遜アピールに対して内心では「ウザ…」と感じていた。第24位だった紗弥加からは「やっぱり朱里は凄いね 私より上だよ」と声をかけてもらうも、紗弥加とほぼ同じ順位だった結果について内心思う所があった模様(「下位」)。

単行本24巻(紙媒体版)のメロンブックス購入特典のイラストカードに智貴・紗弥加・眼鏡監督澤村さんと共に登場。練習の合間にインスタントカメラで撮影されたと思われる写真には、衣装姿で智貴とのツーショットの様子が映されており、余白の箇所にはジト目さんが書いたと思われる「Prince and Princess」というキャプションが入っている。

友人

与田紗弥加とは中学時代からの友人である。しかしながら、以前からのちんちん発言からそろそろグーでいこうかと思うようになる(喪156「噂」)。

小宮山琴美とは智貴をめぐる恋のライバル関係であるが、喪113で小宮山さんが智貴にチョコを渡すのに協力するなど二人の関係は悪くはない。またこの時二人が携帯番号を交換している事が確認できる。

補足

本名が判明する前は、一部のファンからクッキーのエピソードにちなんだ「木炭さん」と呼ばれていた。

「黒木智子交遊録!」(単行本18巻時点での智子3年次の人物相関図)によると、朱里から智子は「智貴くんのお姉さん」・智子から朱里は「変態シスターズの妹」、朱里から智貴は「大大大好き」・智貴から朱里は「ちょっとヤバイ同級生」、朱里と小宮山さんはお互いに「智貴をめぐっての恋のライバル」、朱里から紗弥加4)は「親友」・紗弥加から朱里は「恋を応援」という関係性である(単行本18巻特装版小冊子)。

本作品の連載10周年を記念して2021年6月3日~7月1日まで開催されたキャラクター人気コンテストでは、697ポイントを獲得し第22位にランクインした(単行本20巻特装版小冊子)。

研究ノート

1)
学校そのものは外観が登場しているが、学校名が記載されているはずの銘板は「中学校」より前の箇所が空白になっていたり、セリフの吹き出しで隠れている(喪35)
2)
原作では内容が明らかにされなかったが、テレビアニメ版では学級通信らしきものであることがわかるシーンが存在している(アニメ喪3)
3)
ガンガンONLINE初出時はナンバリングなし
4)
この時点では名字が明らかにされていなかったため「紗弥加」名義