モテないしモテなされる
収録巻 | 25巻 |
英題 | |
ページ数 | 10 |
初出 | 2024年3月7日(アプリ) |
前話「高いレベル」から続く、里崎希心と平沢雫の様子を描いたエピソード。
きーちゃんと内笑美莉が会話していた時、雫のスマートフォンに黒木智子からのメッセージ通知が入り、「雫のクラスへ向かう」というメッセージの内容を確認したきーちゃんと雫は1年7組に戻ることにした。1年7組の出し物は雫が提案した1)「韓国アイドル風メイド喫茶」だが、当の本人は相変わらず仲間外れにされたことで出し物に全く参加させてもらえないありさまだった。雫がとある希望を抱いていることを知ったきーちゃんは、いきなり彼女のクラスメイトに話しかけるが…?
デブのおやつ? アメリカの揚げバターのパクリみたいなやつ?(黒木智子)
美少女集めて美少女撮るのもある意味監督の力(田村ゆり)
私達はメガネちゃん推しだから(成田美保)
やっぱり学生は健全じゃなくちゃね(小宮山琴美)
琴【ふけんぜん】がしゃべってる…(伊藤光)
雫が出し物のアイデア(事実上の発案者は智子)を提案した時はクラスメイトから好感触を得ていたものの、出し物に決定したとは言い切れないような描写がみられたが(喪192(前編)2) )、本話の描写から正式に出し物として決定したことがわかる(智子が提案したエロ要素がどこまで反映されているのかは不明)。また、店舗(出し物)の名称が「めいどりむ」であることも明らかにされた。
韓国アイドル風メイド喫茶というコンセプトから「めいどりむ」には韓国語が使用されているが、作中にて黒板および立て看板に記載されている韓国語「귀여운 카페」の意味は「かわいいカフェ」、智子たちが目にしていたメニューに記載されている韓国語「메뉴」の意味は「メニュー」となる。
本話にて1年7組の女子生徒がメイド喫茶を訪れた智子たちに「いらっしゃいませー お嬢さまー」と声掛けしていたが、この場合の「お嬢さま」はメイド喫茶における女性客の呼び方である。ちなみに男性客の呼び方は、メディアなどで目や耳にする機会も多い「ご主人さま」となる。
チーズハットグは2010年代に韓国で流行したもの。韓国ではホットドッグをアメリカンドッグの名称としても用いる。その発音は「ハットグ」。(喪220(前編)もアメリカンドッグの話)
伏字は秋元康、やすし。大学中退、作詞、小説などから特定できる。
喪219にて小宮山琴美が2年4組の演劇についての意見書を生徒会に提出しようとしていたが、本話での彼女の「キスシーンがなくなっていい感じに修正されてたね」という発言から、意見書を生徒会に提出し受理されたことやそれを受けてシナリオの修正を余儀なくされたことがわかる。