目次

喪185

モテないし自由に席を選ぶ

基本情報

収録巻 20巻
英題
ページ数 11

あらすじ

2学期になり、3年5組では席替えが行なわれた。今回が最後なので、生徒が相談して自由に席を決めて構わないことになった。黒木智子も座りたい席を選び、表に書き込んだ。

登場人物

黒木智子 荻野先生 鈴木くん 和田くん 清田良典 田村ゆり 根元陽菜 内笑美莉 伊藤光 小宮山琴美 田中真子 吉田茉咲 南小陽 二木四季 黒髪ロングさん 糸目さん 井口朱里 加藤明日香 岡田茜 ゆい

名言

だが間に合ったな(黒木智子)

半径5m以内なら同室にいるのと一緒だし気配は感じられると思う(内笑美莉)

まさかまこっち―― 裏切らないよね――(南小陽)

この席でぼっち(ひとり)で後ろから教室見てみたいって初めて思ったし…(黒木智子)

アニメとラノベ主人公の席だしな(黒木智子)

補足

図書室のシーンで智子が読んでいた小説『ラムネなか』の元ネタは『千歳くんはラムネ瓶のなか』(裕夢)だと思われる。ちなみに、同作品のコミカライズ作品(作画:ボブキャ)が本作品も掲載されているマンガアプリの『マンガUP!』(スクウェア・エニックス)で連載されている。また、喪12で登場した茶髪の女子(ゆい)と眼鏡をかけた短髪黒髪の男子が再登場しており、前者は読んでいる本の元ネタが共に綿矢りさ氏の作品であるという共通点もある1)

本話において新たに赤坂・菊地・高沢・前田・三島の男子生徒5名の名字が明かされた(但し、いずれかが廣畑くん、また所属未確定であるが小宮山クラスメイトの姓である可能性もある)。この5名の中で、菊地は2017年にコンディショニングコーチを、2018年にストレングストレーナーを務めた菊地大祐氏に因むと考えられるが、残りの4名は不明。強いて挙げるなら、赤坂は2010年から2シーズンのみフィジカルコーチを務めた赤坂守氏、高沢は1992年に現役引退後2009年まで打撃コーチを務めた高沢秀昭氏、三島は2008年に退団した三島輝史氏に因むか。前田は複数候補があり、1995年退団の前田幸長氏、2005年引退の前田浩継氏が挙げられる(Wikipedia調べ)2)

研究ノート

本話において高校生活最後の席替えが行われたが、席替え後の推定座席表は以下の通り。なお、3年5組の研究ノートで学年初めの5組生徒数は33名と考察されているが、座席希望表では廊下側から5・6・6・5・5・5の計32名になっており、喪186(前編)でもそのように描かれている。もっとも、席替え直後の描写における座席希望表は窓側2列が他より1席多くなっていたりと、総合的にどう解釈すべきかは今後の課題だが、仮に学年初め33名→2学期32名スタートだとすると、球技大会後から夏休み開けの間に1名が5組から去ったことになる。

教卓
二木 快+ 三家+ 初芝
 田中 吉田
菊地 三島 赤坂
高沢 田村 根元 岡田 加藤 前田
智子 小宮山 伊藤 清田
和田 鈴木

※印は希望表にもとづくが、競望等が起きて実際とは異なる可能性も残る。
☆印は喪188に、★は喪201(前編)の扉絵に基づく。
+印は喪187の扉絵が席替え後の様子だと解釈した場合の推測(確証はまだ無い)。
→少し分かり辛いが、喪190にも快と三家(←彼女の三つ編みから推定可)の後ろ姿の描写がある(荻野先生が「HR始めるから」と言うコマ)のでほぼ確定。南の前の右側にいる。
?席は存在の有無が未確定。

外部リンク


喪184(後編) 特別編113)

喪184(後編) 喪186(前編)4)

1)
喪12では『インストール』、本話では『生のみ生のままで』
2)
オリオンズ時代に遡れば、1973年退団の前田康介氏や1975年に引退後1981年まで守備コーチを務めた前田益穂氏も候補となるが、千葉に拘っているとすればちょっと考えにくい
3)
ガンガンONLINE掲載順
4)
単行本20巻掲載順