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智子父

智子父

基本情報

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本名 黒木(くろき)
あだ名   お父さん 親父
英語表記 Mr. Kuroki
初登場   特別編
肩書き   社会人
家族 黒木智子
黒木智貴
智子母
所属 
岩崎了

概要

黒木家の大黒柱で黒木智子黒木智貴きょうだいの父親。名前は明らかにされていないため、本サイトでは便宜上「智子父」と呼称する。

特徴

黒木家で唯一、初登場時から全体の素顔が描かれたことが一度もないが(原作のみ。アニメは後述)、釣りに行くエピソード(喪121。後述)では目元の一部分のみが明らかにされている。智子父の目元は智子と智貴のそれに似ており、彼の特徴は子どもたち(特に智貴。後述する補足の項目も参照)にもしっかりと受け継がれていることがわかる。

子どもたちをそれぞれ「智子」「智貴」(喪121ほか)と呼んでおり、智子母を「お母さん」(喪121)と呼んでいる。一方、智子父自身は智子母・智子・かつての智貴からは「お父さん」(喪38・121ほか)、中学時代(13歳)以降の智貴からは「親父」(単行本5巻おまけ「少しずつ仲が悪くなった理由②」)と呼ばれている。

上記「基本情報」の画像のようにスーツを着用している描写から勤め人であると思われるが、具体的な職業は作中では明らかにされていない(ただし、作者の構想では商社勤務とされている。補足の項目も参照)。時には帰宅が遅くなる場合もあるようで(特別編)、自宅に栄養ドリンクの「ユ●ケル」(ユンケル」が元ネタ)を備えている(喪30)。

普通自動車免許の保有者で、高校2年次の修学旅行に出発する智子をJR海浜幕張駅へ送り届ける時(喪71) 1)や趣味の釣りへ出かける時(後述)に自家用車を運転している。

趣味は釣りで、休日になると自家用車2)を運転して川へ出かけている。かつては智子(小2もしくは小3まで)と智貴(中学生に上がるまで)も連れて行き、子どもたちと共に釣りを楽しんでいた。智子の「この釣った魚 どうせ戻すんでしょ」というセリフ(喪121)から、釣った魚は持ち帰らずその場でリリースしていることがわかるが(ただし、持ち帰り用のクーラーボックスは持参している)、ここから釣果よりも釣れるまでの過程を楽しむタイプであることが窺える。

写真共有アプリケーションのインスタグラムを知っており、自分が魚を釣ったていで写真を撮ろうとした智子に「撮ってどうすんだ? インスタか?」と尋ねているが(喪121)、智子父自身がアカウント保有者であるかは不明。

本作品では稀な喫煙者3)で、愛飲しているたばこの銘柄は「Marlbaro」(喪82。「Marlboro」が元ネタ)。

ふち付きの眼鏡を保有しており、そのことを知っていた智子にドレスアップの素材として無断で借用されてしまったことがある(喪1)。智子父の視力については言及されていないが、自家用車を運転しているシーンでは眼鏡を掛けていないことがわかる(喪71・121)。

本人が花粉症なのか、もしくは家族のために用意していたのかは言及がないため不明だが、花粉症対策用のサングラスを購入しており、花粉症である智子は智子母の勧めでこのサングラスを使用していた(喪38)。

娘が悪ふざけしたり反抗的な態度を取った際には説教したり容赦なく叱りつける描写(高校1年次では時に手を上げることすらあった)がしばしばみられる智子母と異なり、智子父は初登場時よりそのような描写がみられず、家族には穏やかな口調で話しかけている。ただし中学2年生だった頃の娘が「変なCD4)」を購入するためにクレジットカードを使用したことが発覚した際にはさすがに凄く怒ったようである(『私の友達がモテないのはどう考えてもお前らが悪い。』喪12「ぬけ殻」。直接の描写なし)。娘がハンディマッサージ機を持ちながらBLゲームをして寝落ちしてしまった所や(特別編。上記「基本情報」の画像)、同じくハンディマッサージ機を持ちながら上半身裸の男性イラストが描かれている乙女ゲー福笑い5)をプレイしている所(喪33「一人遊び」)を目撃した時も多少動揺こそしていたものの、内向的な娘の性格を慮ってか面と向かって咎めるようなことはしていない。また、寝落ちした娘を抱きかかえて自室のベッドまで運んでやったり(特別編)、渡し忘れていたお年玉をあらためてきちんと渡そうとしていたこと(喪33「一人遊び」)からも優しい性格であることがわかるが、それが影響してか娘からは25歳までニートでいても見逃してくれそうだと思われている(喪63)。

勤め人のため子どもたちとすれ違いになることが多いせいか、作中で見る限りでは智子と釣りに出かけるエピソードまでは子どもたちとの会話シーンが描写されていなかったが、子どもたちとは幼少期の頃から一緒に釣りを楽しんだり(前述)、智子が幼少期に一緒に銭湯へ行ったことを思い出している描写(喪68「お風呂シチュ」)から、コミュニケーション自体はきちんと取れていることがわかる。ただ、やはり年頃の娘である智子のことは気になるようで、智子との会話では卒業まであと一年となった高校生活について質問したり、智子母から報告された内容(後述)を本人に明かしている(喪121)。その一方で、息子の智貴との会話シーンは未だに描写されていない。

夫婦間の話し合いの中で、智子母より学校の成績が右肩下がりだった智子を予備校に入学させようとする提案6)を受けたり(喪44)、智子が学校に行きたくない・休みたいと言わなくなったことを本人からではなく智子母より知らされたこと(喪121)などから、少なくとも子育てについては智子母に主導権があるような描写が多々みられる。

隙が多いのか優しさに付け込まれているのかは不明だが、娘に自身の持ち物(クレジットカード・眼鏡・栄養ドリンク・たばこ)を無断で使用されてしまうことが多い(前述)。

登場回

喪1(言及のみ) 特別編 喪30(言及のみ) 喪33 喪38(言及のみ) 喪44 5巻おまけ(言及のみ) 喪63(言及のみ) 喪68(言及のみ) 喪71 喪82(言及のみ) 喪121 特別編22(言及のみ)

本編外での登場

単行本4巻のカバー裏に登場(言及のみ)。智子母がバレンタインデーにもらってきた智子父のチョコを娘に渡そうとしている様子が描かれている(「現実」)。

テレビアニメ版アニメ喪4「モテないし、ちょっといい夢見るわ」に登場。担当声優は岩崎了7)。原作でのエピソード(特別編)と同じく夜に帰宅するが、上半身のみ描かれていた原作と異なりアニメでは全身が描かれている。また、手にしていたケーキはアニメでは仕事の取引先の人物から渡されたことになっており、智子の部屋を訪れた際も「智子、ケーキあるぞ。食べないか?」「入るぞ」というセリフが追加されている。その後、アニメの独自要素として智子を抱きかかえた時に原作では見切れていた顔が描かれており(ただし目の辺りに影がかかっており、目そのものも描かれていない)、口元にシワがみられることからアニメではそれ相応の年齢である様子が窺える。

補足

前述通り、智子父の趣味は休日に釣りに出かけることが喪121にて明らかにされたが、黒木家の名前の元ネタとなった元千葉ロッテマリーンズ投手で2023年シーズンよりマリーンズの一軍投手コーチに就任した黒木知宏氏の趣味も釣りである

智子父のパーソナリティについては、連載開始より10年以上経った2023年現在においても未だ明らかにされていない点が散見されるが、『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 公式ファンブック 喪8)』(スクウェア・エニックス)151ページにて、「(両親の)設定などはあるのですか?」という読者からの質問に対して作者9)が「父はぼんやりですが、商社勤務的な。」と返答している。また、続けて智子父の顔についても「顔が決められないですね……。」と前置きした上で「たぶんどちらかというと弟みたいな、普通でまともでかっこいい父親ではないですかね。」と言及していることから、智子父の設定そのものはある程度まで構想されていることが窺える。その後、顔については喪121にて(ほんの一部だが)初めて描写されたことで作者の構想がようやく形になりつつある状況となり、今後の再登場が期待される。

研究ノート

1)
この時のモデルになった車種はトヨタ・パッソ(現在は販売終了)だと思われる
2)
モデルになった車種はトヨタ・プリウスα(現在は販売終了)と思われる
3)
主人公が女子高生かつ学生(未成年)の登場人物が多いこともあり、喫煙描写自体が極めて少ない(喪32)
4)
タイトルは『メチャLOVE彼氏とイチャイチャHしてその後監禁されて罵倒されちゃうCD』(『友モテ』喪12「そっとする」)
5)
「女子専用乙女マガジン」の新年特別付録のひとつ。ちなみにもうひとつは乙女ゲーすごろくで、智子はこちらもひとりでプレイしていた
6)
この時に盗み聞きしていた智子が予備校入りを回避するべく勉強したことで中間試験の平均点をクリアした結果、予備校行きは免れた模様である
7)
当時の原作では名前が明らかにされていないため、エンディングのキャストクレジットには「智子の父」名義で記載されている
8)
正確には○(マル)の中に喪
9)
原作担当または作画担当のどちらが回答したのかは不明だが、「あんまり深くは考えていないですね。」という回答の内容から前者の可能性が高い
智子父.txt · 最終更新: by syumote