原宿教育学園幕張秀英高等学校の男子生徒で黒木智子の2年次のクラスメイト。本名は明らかにされていないため、本サイトでは便宜上「二人三脚イケメン」と呼称する。

黒の短髪で本サイトにおける仮称の由来通り端正な顔立ちをしており、男子生徒の中では高身長の部類に入る。顔がかわいい女子には目がない性格のようで、智子から成瀬優の画像を見せられた際には凄い勢いで食い付き、自分の彼女にするべく智子に紹介してもらおうとしていた(喪120)。

学校での人間関係は男女分け隔てなく接するタイプで、2年次の最後の打ち上げイベントではクラスメイトながら会話機会が皆無だった智子¹⁾にも気軽に話しかける(喪120)ほどの気さくな人物である。同性の友人(「友人」の項目を参照)のほか、異性に関しては2年次のクラスメイトだった加藤明日香とはある程度親しい関係性であることが会話の様子から窺える(喪120)。また、加藤さんの友人である成田美保とも親しく会話する関係性だが、彼女は二人三脚イケメンの性格を理解しているからか彼のことを軟派な男だと認識しているふしがある(喪189)。智子に対しては、体育祭の二人三脚でペアを組むことになった際に笑顔を見せており、友人たちがツーショット写真を撮ろうとすると「マジとってとって」とせがんだ(喪86)ことからもわかる通り嫌悪感や偏見をいっさい抱いておらず、彼女がHR中に取ったとある行為について気になっていたことが後に判明した(後述)。

作中では1年次の様子は描かれておらず、所属クラスも明らかにされていない。

2年生に進級し、所属する4組では智子や加藤さんとクラスメイトとなる。

体育祭では男女混合二人三脚に参加しており、クラスメイトかつ参加メンバーのひとりである根元陽菜が発案したグーチョキパーで決めた結果、智子とペアを組むことになった(喪86)。直後のツーショット撮影時にはウェーイと言いながらピースサインを出しており、ノリの良い所を見せている。競技中は会話こそなかったものの特に問題もなく二人一緒にゴールしたが、智子は借り物競争時のイケメン先輩に続き2連続で同年代の男子と密着したことでメンタルが崩壊してしまった(喪86・87)。

4組最後の打ち上げイベントにて一次会の席替え後に智子の左隣に座った時には、智子が火の勢いに驚いた際に取ったリアクションで笑ったことがきっかけで自分から「黒木さん 俺 覚えてる?二人三脚で…」と話しかけ、智子も覚えていたことで返事している(ただし、体育祭での自己紹介がなかったため彼の本名は認識していない)。そして「最後だからあえて聞いとこうと思うんだけど」と前置きした上で、智子が一学期のHR中にスマートフォンでお●んちんの画像を見ていた件(喪43)について尋ねている。智子は一瞬動揺するも「別の学校の友達(ゆうちゃん)がイタズラで送ってきた」と嘘をついて上手くごまかそうとするが、二人三脚イケメンが「そんなこと言って趣味で見ていたんじゃないの?」となおも食い付いてきたため、やむなくゆうちゃんの画像を見せた所「うわ超かわいい! この子彼氏いる? 紹介して」と大喜びしつつ智子に頼んだことで話題をそらすことに成功した。彼は智子の右隣にいた加藤さんにも「みてみ 黒木さんの友達めちゃくちゃかわいい」と教え、画像を見るよう勧めている。

3年生に進級するが、所属クラスは明らかにされていない。

2学期に友人と訪れたコーヒーショップで美保さんや佐々木風夏と一緒に勉強していたゆうちゃんと偶然出会った際には「あのさ どこかで出会ったことある?」と話しかけるが、美保さんからは「くそみてーなナンパしてる……」と言われてしまった挙句、ゆうちゃん本人も覚えがなかったために嘘を付いているとみなされてしまう。その後「ゆうちゃん＝智子の友人」だということを思い出し、2年次の打ち上げで智子から画像を見せてもらった件を伝えたことでゆうちゃんも反応し、会話²⁾を交わすことができた(喪189)。

喪86 喪87 喪120 喪189

単行本9巻のカバー 裏に登場。智子とペアで二人三脚をしている様子が描かれている(「理想」「現実」共に)。

本名不詳・目なしの男子生徒2名(無色短髪および黒の短髪)と仲が良く、体育祭での彼らは二人三脚イケメンと智子のツーショットをスマートフォンで撮影していた(喪87)。また、ゴール直後に無色短髪が二人三脚イケメンとハイタッチを交わしている。3年次も無色短髪との交友関係が続いているようで(黒の短髪は不明)、二人でコーヒーショップへ訪れている(喪189)。