単行本5巻111ページ目(喪45:モテないし暇つぶし)にあるもこっちのセリフ。
夜、自宅で暇を持て余していたもこっちは、ふと思いつきで智貴に嘘をつく事を考えます。
もこっち「よーし… 弟に 嘘でもつきにいくか…」
どういう思考を経ればこうなるのか解りませんが、またもや智貴が犠牲者に選ばれてしまいました。
もこっち「最近さー 彼氏できてさー… あっゲームじゃなく本物な」
もこっち「ごめんな…」
智貴「………」
もこっち「でさ 南校舎と北校舎の間に目立たないけど通り道があってな あそこでよく一緒にご飯食べてんだ」
智貴「そうか」
もこっち「ほとんど毎日そこで食べてるから見に来たりすんなよ」
智貴「わかった」
もこっち「とか言っときながら本当来んなよ!」
智貴「OK」
もはや「うざい」とさえ言わない智貴。しかし話はしっかりと聞いていたようで、数日後にようやく言われた場所に行ってみる事にします。
するとそこには待ちかねてすっかり気を緩めていたもこっちが昼食を食べていて、智貴を見て立ち上がり、「ドッキリ」と書かれた紙をポケットから取り出して高らかに宣言します。
もこっち「いえー 引っかかったー ドッキリでしたーー!! ひゅーーー!!」
ある面では確かに成長が見られるものの、別の面では幼児化の進むもこっち。それなりに楽しそうなもこっちは見ていてとてもかわいらしいのですが、同時にこんな所で一人弁当を食べる姉ちゃんを目撃してしまった智貴の心情を考えると少し切なくなってきます。