アリジゴクに誘導して一網打尽にしてやるぜ

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単行本2巻19ページ目(喪11:モテないし少しだけ占いを信じる)にあるモノローグ。

体育の授業で、先生から「みんな好きなことしていいよ」と言われたもこっち。他のクラスメートはそれぞれ仲良し同士集まっているのに、もこっちは一人でアリの行列をアリジゴクに誘導して遊んでいます。「小学生かよ」とツッコミたくもなりますが、それなりに楽しそうなもこっちが一層悲しみを誘う光景でもあります。

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こんなの熊以外飲めないよ…

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単行本2巻12ページ目(喪10:モテないし無表情になる)にあるモノローグ。

無表情を保ったままの下校時、以前から憧れていた「カフェでの勉強」を実行しようと思ったもこっち。タリーズらしきカフェに入り、カプチーノのグランデを頼んでまずそのサイズにびっくりします。

デブが頼むコーラかよ

その後、足の高い椅子の不安定さにおっかなびっくりしながら、初めてのカプチーノを味わい、思っていたよりも苦く感じて甘さを足そうとしてハチミツを入れます。しかし慣れていないためにグランデの大きなカップにあふれんばかりのハチミツを注いでしまい、一口飲んだ後に「こんなの熊以外飲めないよ…」と、カフェで勉強するという目的を果たせないまますっかり打ちのめされてしまいます。

そして「こんな所、二度と来ねえ…」と椅子から立ち上がろうとした瞬間、カバンを椅子にひっかけ、カプチーノのカップごと転んでしまい、顔を真っ赤にしながら泣きじゃくるもこっち。

もこっちには悪いですが、ここまでの流れが絶妙すぎて、単行本2巻の中ではこのエピソードのもこっちが一番かわいいと思います。ただかわいいというだけでなく、ダメな子供を一人でおつかいにいかせる親のような切ない気持ちと同時に得も言われぬ愛情が湧いてきてしまいますね。

その後、家に帰って放心状態のまま大の字にうつぶせになるもこっちもなかなか良い味を出しているとおもいます。

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おっと…これ以上考えると無表情を保てないぞ! 何も考えるな!

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単行本2巻7ページ目(喪10:モテないし無表情になる)にあるモノローグ。

無口で無表情なキャラがアニメなどで人気がある事に気づき、これなら自分でも真似できるんじゃないかと思ったもこっち。しかし誰も話かけてくれないので、まったく意味が無い事に気づいてしまいます。

無表情キャラはともかく、無口キャラは演じなくても口を開く機会がないから完璧だな…

でも無口キャラって関わるキャラがいるから無口というキャラが立つわけで…
一人きりだと無口なことが当たり前だから別に特別なことでもなんでもないんじゃ…

おっと…これ以上考えると無表情を保てないぞ! 何も考えるな!

うっすらと涙目になるもこっちがかわいいですが、もこっちの想像上ではいったいどんな感じの人気者になれると期待していたんでしょうかね。

個人的な妄想ですが、参考にしたキャラの元ネタが涼宮ハルヒシリーズの長門だと仮定した場合、ハルヒみたいな人物がいないと人間関係が成立しないですよね。でもハルヒってもこっちの天敵みたいに思えるので、もこっちと良い友人関係を築けるようには思えません。でも正直、ハルヒみたいな傍若無人キャラに振り回されて涙目になっているもこっちも見てみたいような気もします。

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こりゃホンマ勃起もんやで…

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単行本1巻117ページ目(喪8:モテないし見えないとこに気を遣う)にある台詞。

ゆうちゃんと一緒にかわいい下着を買いに行く事になったもこっち。この時点で「友達と買い物に行く」というリア充イベントが起きているのですが、もこっちはそんな事には気づきません。

ゆうちゃんと一緒に入ったPALGO (PARCO?) の下着屋さんのあまりのかわいらしさに、一瞬我を見失ってひとしきり興奮した後、自分が場違いな事に気づいて急激にテンションが下がります。そして自分で下着を選ぶこともできないので、ゆうちゃんにパンツを選んでもらうもこっち。

ゆうちゃんがフロントにリボンとフリルのついたかわいらしいパンツを選ぶと、もこっちは親父と化します。

こんなかわいい娘が
あんなかわいい下着はいて
あんな短いスカートはいて
きっと定期的にパンチラして
こんな娘の彼氏だったら…

こりゃホンマ勃起もんやで…

結局買ったパンツをもこっちがはく事はなかったわけですが、もこっちのモノローグいわく「アレを平気ではけるようになったらきっとその時わたしは… ゆうちゃんみたく…」

いやいや、元々は自分に自信をつけるために買ったパンツでしょう。そのパンツをはく自信もないなんて、「服を買いに行く服がない」のと同じ無限ループ地獄じゃないですか。今度はパンツではなく靴下あたりからチャレンジしないとダメでしょうね。

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逆にかわいいパンツをはけば 自分に自信がもてて きっと友達ができて 彼氏もできるんじゃ…

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単行本1巻110ページ目(喪8:モテないし見えないとこに気を遣う)にあるモノローグ。

衣替えの季節になり、クラスメートの女子のブラが透けている事に気づいたもこっち。高校生にもなってタンクトップを着て、お母さんに買ってきてもらったパンツをはいている自分はダサいのではないかと思い、かわいい下着を買うことを決める。

もこっちにしては珍しく、あまり的外れではない思いつきですね。何事も最初は形や外見から入って、その後で中身がついてくるもんだと思います。さらに下着ならば他人に気づかれることなく自分の自信だけをつける事ができるので、この計画が上手くいっていればその後はもこっちもそれなりに自分に自信が持てていたのではないでしょうか。

まあ作品的には失敗してくれなきゃダメなんですけどね。

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