特別編5
| 収録巻 | 9巻 |
| 英題 | Special chapter 5 |
| ページ数 | 6 |
| 初出 | 2015年12月17日 |
黒木智子2年次のクリスマス一週間前の様子を描いたエピソード。
下校途中に寄り道していたブックオブを出た智子は、街の様子を眺めながらクリスマスが近くなってきたことを感じていた。そして自宅にて今年のクリスマスはどういう日になるかを考える。クリスマスに予定のない智子は誇らしくないと感じつつも、家族でフライドチキンやお寿司を食べた自分はまだマシな方なのではないかと思っていた。翻ってクリスマス一週間前の平日にブックオブで立ち読みをしている人たちはどうなのか?悲惨なのではないか?と考えるが、5年後…21歳になった自分の姿がブックオブの客に重なり、さらに昨年のクリスマス会(特別編2)では智子自身もブックオブで過ごしていたことも思い出して嫌な予感が強まる。
ほら…やっぱりクリスマス 誰かと過ごすって地味に難しいんだよ… 恋人でも友達でもよほど好きじゃない限り 一緒に過ごせないし…(黒木智子)
そこに優劣をつけるのは間違いだ… ある意味ブックオブにいたからこそ そこに気がつけたかもな……(同上)
やっぱクリスマス一人でいる奴って 人間的に問題あるんじゃねーの……?(同上)
本話は毎年の恒例となった、12月の第三木曜日に公開されるクリスマス関連のエピソードであると共に2015年の最終更新となった。智子2年次のクリスマスエピソードは、友モテトリオがカフェで会うエピソード(喪100)を経て、本話にて成瀬優が要望していたクリスマスパーティーを行うエピソード(特別編7)へと繋がっている。
本話冒頭のコマにはクリスマスツリーと共に「World Business Carden」と書かれているが、スクリーントーンを使用した関係でGの文字をCへと修正した痕跡が明確になっている。「World Business Carden」については研究ノートの項目も参照。
智子の回想から「サンタさんからのクリスマスプレゼント」として現金を渡されていたことが判明した。なお、クリスマスの年度は明らかにされておらず、昨年(1年次)のクリスマスエピソード(特別編→特別編3→特別編4)ではプレゼントについて言及されていない。
修学旅行直前のエピソード(喪69)にて初登場以降、長らく氏名不詳の状況が続いていた田村ゆりの友人の名前が「真子」であることが判明した。なお、本話ではゆりの発言(後述)にて言及される形での登場となる(真子の顔イラストに名前を記載した注釈が入っている)。真子についての考察は研究ノートの項目を参照。
ゆりは昨年のクリスマスについて「真子とクラスの何人かで遊んだけど」と発言していたが、それが誰のことを指しているのかは明らかにされていない。人物についての考察は翌年のクリスマス前日談エピソード(特別編111) )のページも参照。
智子が昨年の12月23日にブックオブで立ち読みしていたというエピソードは、クリスマス会への参加をクラスメイトと合流する直前に断念した彼女が時間潰しのために行っていたことである(特別編2)。
ガンガンONLINE初出時の次話は2016年最初の更新となる喪90だが、単行本9巻には体育祭編直後の巻末に収録されている。
冒頭に登場した「World Business Carden」(前述)はロゴの形状やオブジェのデザイン・背後の大木からWorld Business Garden(ワールドビジネスガーデン)(千葉市美浜区)がモデルになったと考えられる。本話でも描かれたクリスマスシーズンは「マクハリイルミ」(詳細は特別編11のページを参照)の対象となっており、大木にイルミネーションが飾り付けされたクリスマスツリーもみることができる。
前述した通り本話にて真子の名前が判明しており、本話までの彼女は初登場話含めた都合9エピソードに登場しているのだが、そのなかには修学旅行前に彼女のとある行為が原因で一時険悪な関係となっていたゆりとの関係修復の様子(喪77)や、智子・吉田茉咲と一時的に行動を共にした様子(喪79。このことが後に友人になるきっかけのひとつとなった)が描かれた重要エピソードも含まれていたにもかかわらず、これまで氏名についていっさい言及されていなかったのは、当初は名無しのモブキャラクターとして構想されていた可能性や単に作者が名前を設定し忘れていた可能性が考えられる。