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岡さん

基本情報

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本名 岡(おか)
あだ名 この誰だかわからない女
英語表記
初登場 喪23
肩書き 高校生
家族 不明
所属 原宿教育学園幕張秀英高等学校
1年10組
3年5組
名前の由来 岡大海

概要

原宿教育学園幕張秀英高等学校の女子生徒で黒木智子の1・3年次のクラスメイト。3年次の席替えエピソード(喪144)にて名字が判明したが、名前は明らかにされていない。

特徴

二重まぶたと大きな目、右側のおでこを大きく見せるように分けている前髪が特徴。髪の色はスクリーントーンが貼られているが、3年次の席替えエピソード(前述)にて一度だけ無色で登場したことがあった1)。 

身長のデータは明らかにされていないが、作中の描写から165cm(単行本18巻特装版小冊子)である吉田茉咲よりも背が低いことがわかる(喪150扉絵)。

ウサギに関するものを好んでいるようで、自身のスマートフォンにウサギの耳のような飾りが付いたケースを装着しており(喪2534)、ウサギに関するものを身に付けることもあった(喪131。詳細は後述)。

身体能力については作中では具体的に描かれているシーンはないが、クラスメイトから高く評価されている描写から身体能力は高いことが窺える(詳細は後述)。

温厚な性格で作中では笑顔を見せていることが多く、3年次の球技大会では女子ソフトボールメンバー中、岡さんだけが笑顔で小宮山琴美からの提案を聞いていた(単行本15巻おまけ「喪150その後…」)。クラスメイトとは男子・女子分け隔てなく接しているようで(「友人」の項目も参照)、1年次のクリスマス会では男子2名と一緒に待ち合わせ場所へ向かっていた(特別編2)。3年次では女子の友人2名と行動を共にすることが多いが、清田良典と会話しているシーンも見られる(喪144)。智子との関係性は二人の会話シーンが描かれていないため親しい間柄ではないと思われるが、1年次のクラス順は自身のひとつ後であり、3年次の清田くんとの会話や内笑美莉からの質問に対する反応(後述)を見る限りでは、智子の存在自体については1年次よりきちんと認識していることがわかる。また、智子も岡さんの存在を認識しているようなふしがあり、3年次では自身の想像の中に登場させている(喪224(中編))。

高校卒業後の進路は明らかにされていない。

高校1年次の岡さん

原幕へ入学し、所属する10組では智子・根元陽菜岡田茜・清田くん・和田くん鈴木くんたちがクラスメイトになった。後に描かれた智子の回想シーン(1年次の自己紹介時)では、岡田さんと智子の間の席に座っている姿が描かれており(喪39)、根元さんの回想シーン(原幕入学時)においても智子の前の席に座っている姿が描かれている(特別編82) )。

初登場回(喪23「心理テスト」)では、教室でクラスメイトの女子生徒2名に対して心理テストを出題している(上記「基本情報」の画像)。なお、その時の心理テストの質問は以下の通り。  

夢の中で野道を歩いていて途中で道が二手に分かれています
片方は林でもう一方は森

1. 林に行く
2. 森に行く
3. 怖いので帰る

さぁどれ?

※選択肢の結果・判定は本ページ下部の脚注3)を参照。

日常のシーンでは、体育の授業でクラスメイトの女子生徒2名(2名とも心理テストの時とは別の人物)とバスケットボールのチームを組もうとしている様子(喪25)や、新学期の席替えで机と椅子を持ち運ぶ様子・休み時間にスマホを持つ様子(喪34)が描かれている。

高校2年次の岡さん

2年生に進級するが、作中では2年次の様子は描かれておらず、所属クラスも明らかにされていない。

高校3年次の岡さん

3年生に進級し、所属する5組では1年次の6名と再びクラスメイトになった。クラスメイトの女子生徒2名(彼女たちについては「研究ノート」の項目を参照)と親しくなったようで、三人で行動を共にすることが多い(詳細は後述)。

席替えで智子の右隣の席になった時は、智子の右斜め前の席になった清田くんの「ここ! 1-10のメンバーそろってね? 岡さんと和田さん4)と俺と黒木さんでしょ」という発言に対して笑顔で「そうだね」と答えている(喪144)。

遠足では友人2名とお揃いのウサ耳カチューシャを装着しており(喪131「モブとサブキャラと主人公」)、ここからもウサギに関心があることが窺える。また、この時もウサギの耳のような飾りの付いたスマホ(前述)を左手に持っている。なお、この時の岡さんたちは漫画研究部の男子部員たちから「資料写真」の名目で盗撮されている5)。その後部員たちと別れた初芝くんがひとりでスケッチしている時に題材として岡さん6)を描いている(喪131「モブとサブキャラと主人公」)。

球技大会では女子ソフトボールに参加しており(喪150扉絵・151)、一回戦の試合が終わった後に岡田さんと共に男子サッカーの試合の様子を見に来ていた(喪150)。また、事実上の監督兼選手7)である小宮山さんが二回戦前にチームメイトを集めたミーティングを行った時に示したオーダー案では岡さんは「1番・遊撃手」として起用されており、小宮山さんの起用理由(打順は「足とミート力がある順」で守備は「内野守備重視」)や遊撃手という難しいポジション8)から、小宮山さんから身体能力について高く評価されていることがわかる(単行本15巻15巻おまけ「喪150その後…」)。全大会終了後の表彰式では、三種目で総合3位となった5組のクラス代表として表彰を受けている清田くんに飛ばした鈴木くんの野次(ツッコミ)を聞きながらくすくす笑っていた(喪154)。

3限目になっても智子が不在だったことにおかしいと感じたうっちーから智子の行方を尋ねられた際は、荻野先生から智子と吉田さんが謹慎処分を下されたという報告を事前に聞いていたため「黒木さんは謹慎だからいないよ」と答えている。なお、この時にうっちーは岡さんのことを心の中で「この誰だかわからない女」と呼んでおり、岡さんもうっちーのことを「誰だろ?」と思っていたので、二人はお互いに面識がなかったことがわかる(喪157)。

蛍輝祭の準備編では5組の出し物のひとつである清田・岡田組の映画『バカッコイイ日常。』にキャストとして友人2名と共に参加している(喪206・単行本22巻表紙 表)。岡さんは黒髪の男子生徒とカップルという設定で、登場シーンを撮影していた日に三家さんが手作りの洋菓子を差し入れてくれた際には三人で喜んでいたが、洋菓子を食べた後に撮影参加メンバーと共に無言で佇んでしまう。その後、それが原因で体調不良になってしまったらしく、翌日に友人やカップル役の男子生徒たち14名と共に学校を欠席してしまった(喪207)。なお、前述のシーンは2日間で計86回もNGを出す程(喪207)の難易度の高さから撮影が完了しておらず、出演不能となった2名については代役(女装した和田くんと鈴木くん)を立てた上で後日再撮影されたが(喪210(中編)「お祭りさわぎ」)、岡さんの登場シーンは全て撮り直しとなったわけではないようで、完成作品にも登場している(喪217(前編)9) )。

蛍輝祭開幕後は1日目に5組の教室で行われた清田・岡田組映画の仮打ち上げに参加していた(喪217(前編))。その後、和田くんが参加しているイベント「ミス原幕10)」を友人2名・鈴木くん・小宮山クラスメイトと共に観覧しており、拍手数で決勝戦進出が決まる投票では和田くんに拍手していた(喪220(中編)11)「見ながら食う」)。2日目は友人2名たち12)と共に出し物の受付・案内係を担当している。上映開始前には来場者にまもなく映画上映が始まることを告げ(喪227)、機器操作を担当する根元さん・田村ゆりに「(来場者を)もう入れちゃって大丈夫ーー?」と確認しており(喪231)、上映終了後は来場者を出口へ誘導していた(喪231)。

登場回

喪23 喪25 特別編2 喪34 喪39(回想) 喪131 喪144 特別編8(過去編のみ) 喪150 15巻おまけ 喪154 喪157 喪164(扉絵) 喪187 喪201(前編)(扉絵)13) 喪206(清田・岡田組映画の映像) 喪207 喪217(前編)(清田・岡田組映画の映像) 喪217(中編) 喪220(中編) 喪224(中編)(智子の想像) 喪227 喪231

本編外での登場

単行本22巻の表紙 表(カバー下)に友人2名と共に登場。映画撮影中のオフショットのような雰囲気。岡さんは笑顔で「5」14)と記された紙を手にしている。

テレビアニメ版アニメ喪3「モテないし、悪天候」に登場。担当声優は不明15)。原作での初登場時と同じくクラスメイトの女子生徒に心理テストを出題するが、心理テストは「前日に見たテレビの内容」という旨の説明が追加され(原作では言及なし)、登場シーンも教室から体育館(体育の授業中)へ変更されている。キャラクターとしての原作との相違点は、髪の色が黒くなり髪型も若干異なっているほか、モブキャラクター扱いからなのか目が描かれていない。

友人

3年次ではクラスメイトの女子生徒2名と仲が良く、遠足(喪131「モブとサブキャラと主人公」)や他のクラスメイトがいない時間帯の教室(喪164扉絵)や単行本22巻の表紙 表のように、三人で一緒にいるシーンが度々描かれている。その他、清田くんたちのグループともそれなりに親しく接しているようで、こちらに関しても度々描かれている(前述)。

補足

本作品の初期から登場していたものの氏名不詳だった状況が長らく続いていた人物のひとりで、名字が明らかにされるまでは初登場時に心理テストを出題していた描写から一部のファンより「心理テストさん」と呼称されており、本サイトにおいても便宜上「心理テストさん」と呼称されていた。

研究ノート

3年次の友人である女子生徒2名について

岡さんと行動を共にしている彼女たちは作中で名字を呼ばれているシーンは存在しないが、3年5組のページでは女子ソフトボールのオーダー案(単行本15巻おまけ「喪150その後…」」)および生存者一覧(喪207)での描写をふまえた上で名字と顔を一致させており、黒髪ロングの子を「島さん」、シニヨンのように髪を小さくまとめた子を「松田さん」としている。彼女たちは前述通り岡さん絡みで度々登場していたことから、今後も岡さんと共に登場することが予想される。

1)
ガンガンONLINE初出時のみ。その他の特徴が一致していることからトーンの貼り忘れだと思われ、単行本15巻収録時に修正されている
2)
ガンガンONLINE初出時は「BOOK☆WALKER特別編」というサブタイトルだったが、単行本15巻収録時に改題された。詳細は当該ページを参照
3)
3を選んだ人は非処女、1は処女で2は童貞
4)
ガンガンONLINE初出時。記載ミスだったようで、単行本15巻収録時に「和田」と修正されている。この件に関するエピソードは喪144のページを参照されたい
5)
部員の「ネズミーいいな みんな写真撮ってるから資料写真撮ってても全然怪しまれない」というセリフから罪の意識は低く資料集めに没頭している様子が窺えるが、被写体や第三者からすれば立派な盗撮である
6)
作中の描写から件の資料写真を参考にしていた訳ではなく、彼女の顔を覚えていたと思われる
7)
小宮山さんが周囲の空気を読まずにひとりガチの全力プレーに興じるあまり、チームメイトにもガチで指示(南さん曰く「わけわかんないこと」)を出しているだけで、正式な役割ではない
8)
遊撃手は守備範囲の広さや他ポジションとの連携プレーおよびフォローに入る機会が非常に多い内野の守備の要であるため、高い守備能力と身体能力、そして判断能力が要求される
9)
単行本25巻には前中後編がまとめられた喪217として収録
10)
「ミス」と銘打っているが、MCの森さんが「男の娘」と発言していることからもわかる通り、女装した男子生徒のコンテストである
11)
単行本25巻には前中後編がまとめられた喪220として収録
12)
根元さんたちに尋ねる直前の描写から彼女たちと男子生徒1名の姿が確認できる
13)
アプリでの公開時には描かれていなかったが、単行本22巻収録時の加筆修正によって描き足された
14)
友人2名がそれぞれ手にしている紙は「3」「年」と記されていることから、3年5組の「5」であることがわかる
15)
同話エンディングでのクレジットでは「女子生徒」名義で黒瀬ゆうこ氏(根元陽菜役)と浅井彩加氏(岡田茜役)の2名が記載されており、どちらかが担当したものと思われる