モテないし2年生の終わり
収録巻 | 12巻 |
英題 | I'm not popular, so I'll greet the end of the second year. |
ページ数 | 10 |
初出 | 2017年7月6日 |
2年生3学期末の日常を描いた短編回エピソード。
満員の通学電車で黒木智子と密着した宮崎さんが、学校でそのことを雌猫の間グループの友人たちに話していると内笑美莉がどこの駅での出来事かを聞き出してきた。翌日、うっちーが反対方向から昨日の出来事があったというJR稲毛駅へ向かおうとしていると…?
友人たちの前で得意の物真似を披露する根元さん。清田良典から「このクラスの誰かできたりすんの?」と聞かれて智子の物真似をしたところ…?
「プロ」の続き。智子の物真似をしたら友人たちにウケたという話題を智子本人と加藤明日香に話す根元さん。すると、それを聞いた加藤さんが…?
※本項目では、上記以外の登場人物を挙げる。
黒木智子(扉絵)
うっせーキバ子… 歯 矯正すんぞ……(黒木智子)
凄いな黒木さん ゆりとは付き合い長いのにあんな顔見たことない……(田中真子)
ガチレズさんはガチレズさんで なんかレズ思いにふけってない?→ガチ●ズさんはガチ●ズさんで なんか●ズ思いにふけってない?(黒木智子)
まあ少しだけ似てるけど… 本人はもっと声低そうで高くて暗くてキモいよ で キモさの中に蠱惑さがあって…(内笑美莉)
うぇーい! やったね(根元陽菜)
…こいつ…なんで中学の私を……!!?(黒木智子)
えー 似てるけど言わなくない?(加藤明日香)
「密着」でのうっちーのモノローグに「稲毛だと 幕張【がっこう】こえて二つ……」とあることから、彼女は中央・総武緩行線のJR幕張本郷駅以遠のどこかの駅より千葉方面へ乗車したことがわかる。使用車両の描写については喪138の研究ノート「智子の居住エリアについて」を参照。
「密着」は電車内で智子と宮崎が接触する最初の話。続編的な内容は喪145。通学中の内とゆりの接触もこのあたりから本格的に描かれるようになる。
「あらためて……」での伊藤さんの最後のセリフは、ガンガンONLINE初出時では発言扱いだったが、単行本12巻では収録時に吹き出しのしっぽが修正されたことでモノローグ扱いへと変更された。なお、当該セリフは初出時より発言時と異なるフォントが使用されていたため、吹き出しのしっぽを描きあやまった可能性が高い。
小宮山さんの言うクラスメイトの「伊藤さん」と、小宮山さんといつも一緒にいる友人は、初登場回(喪48)以降、同一人物であるかはっきりしていなかったが、今回ようやく確定した。また、吹奏楽部であることと、小宮山さんとは1年次からの付き合いであることも判明した。
「知らない顔」の最終コマに記載されている智子のモノローグは、単行本12巻収録時に伏せ字(レズ→●ズ)が入る修正が施された(名言の項目も参照)。
「一緒」にて清田良典の下の名前が「良典【よしのり】」と判明したことでフルネームが確定した。また、彼は根元さんから「よっちゃん」というあだ名で呼ばれていることも判明し、二人の仲の良さが窺える。
原作担当がインターネットラジオ番組『松本誠治のWe Come One』(2019年6月4日放送分)へゲスト出演した際に、ファンからの「橘田いずみさんが(テレビアニメ版の智子の)声優(を)やったことで、その後もこっちに変化がありましたか?」という質問メールに対し、原作担当は本話「プロ」の内容に言及する形で「(作中に)ネタで入れたくらいで、他のキャラクター(うっちー)が(智子は)声が高い、みたいなやつを言わせたとかはありますね」「軽いイメージであの声(橘田氏)でいっか」(大意)と返答している(公式サイトによる放送回のアーカイブページ)。
「覚えてる」にて根元さんが披露した智子の物真似は、智子が原幕の入学試験時に右隣の席に座っていた黒髪の女子中学生へ向けて行ったグータッチのポーズや発言(喪110)を忠実に再現したものであったことから、件の女子中学生は根元さん本人であることがほぼ確実となった。
ゆりと廊下を歩く智子の横顔
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