体の不自由な暗殺者達が俺の命を狙うのはどう考えてもお前らが悪い! その22 の続きです。初めての方は その1 からどうぞ。
部長に車椅子を押してもらって今度は階段を下りる。これは上りの時に比べてかなりの恐怖体験だったが、なんとか無事にエレベータの所までたどり着く事ができた。5階に戻ると部長の病室へと戻り、ここから自分の病室まで一人で戻った方が良いと部長が言う。俺は部長に別れを告げて部長の病室を後にした、三日後にまた屋上で会う約束をして。
自分の力で車椅子を漕ぐのは痛みを伴ったが、俺はにやりと笑ってそれに耐える。しかし再びエレベーターまで戻る直前、俺は廊下をうろつく姉の姿を見つけた。姉はどうやら寝起きの様だった… この姉はいつも寝起きみたいな格好をしているけど。
姉「ともくん、こんな所で何をしてるの?」
俺は姉に自分の病室まで連れて行って欲しいと頼もうとした。
俺「ちょうど良かった。姉ちゃん悪いけど…」