単行本6巻116ページ目から117ページ目(特別編3)にかけての一連のシーン。
単行本2巻の特別編で、クリスマスイブの晩にマッサージ機を使いながらBLゲーをやってそのまま寝落ちしたもこっちは、夜12時を回ってクリスマスとなった午前2時過ぎに目を覚まします。
ふと横を見るとスマホにゆうちゃんからメールの着信があり、もこっちが言うには「クリスマスイブのゆうちゃんの監視のために18時から30分ごとにメールを送っていた」とのこと。まったくひどいストーカーもいたものですが、メールの着信履歴を確認するともこっちが寝落ちする直前に送った最後のメールの返信だけが約3時間も遅れて返って来ていました。
ゆうちゃんは「友達とカラオケに行っていた」と言っていますが、彼氏がいる女子高生がクリスマスイブの晩に友達と過ごすなんておかしい、この3時間の空白は彼氏とホテルに行って処女を喪失していたからではないか、ともこっちは推論を立てます。
唯一の友達に先を越された敗北感か喪失感か解りませんが勝手な推測で勝手に傷ついたもこっちは、妙な体勢のまましばらくぐったりとした後、「ゆうちゃんは一体どんなことしていたのだろう?」と部屋にあったぬいぐるみを相手に一人でセックスのロールプレイを始めます。
「ゆう シャワー浴びてこいよ」
~ 入浴後 ~
「気持ちいい? ゆう どうなのゆう?」
「ほら ゆう もう駄目? じゃあ ごめんなさい負けましたって言ったら許してやるよ」
~ 3時間後 ~
だいたい3時間か… やはり……
そうか…… ゆうちゃんは私が変態BLゲーやって寝てる間こんなことしてたんだ…
大人のクリスマスなんて夢も希望もないな… 欲と現実しかない……
どうしてもこっちが男役なのか、マッサージ機を使う必要は本当にあったのか、など疑問とツッコミどころは他にもありますが、こんな事に熱中して明け方近くまで3時間もぬいぐるみと変態プレーを楽しんでいたもこっちを想像すると本当に笑えます。しかも最後には賢者モードみたいになってるし(笑)。
あと湯上りにタオルを頭に巻いて寝間着の裾をズボンに入れたもこっちの絵はとてもかわいいですね。個人的な嗜好の話をすると、裾は隠れてしまいますがこれで腹巻きをしていたら完璧だったと思います。
結局、メールの添付画像でゆうちゃんは本当に友達とカラオケに行っていた事を知ったもこっちは、ゆうちゃんがまだ「ゆうさん」になっていない事に安心しつつも、自分自身のクリスマスを冷静に振り返って愕然とするのでした。