特別編(ガンガンONLINE初出時はナンバリングなし)→特別編17(単行本24巻収録時)
収録巻 | 24巻 |
英題 | |
ページ数 | 1 |
初出 | 2023年8月24日(アプリ) |
黒木組映画の途中休憩中の一幕。美馬サチ・南小陽・かよがそれぞれ映画に対する感想を語る中、後ろに座っているノリとマキが…?一方、黒木智子からの依頼(喪215)で海に行っていた田村ゆりと田中真子の様子は?
クゥハルちゃん ギャグゥスゥンスなういんじゃない?(美馬サチ)
本話のサブタイトルはガンガンONLINE初出時では「特別編」のみで、他の特別編と区別するため便宜上「特別編18」と呼称していたが、単行本24巻で「特別編17」と確定した。なお、単行本では収録順がガンガンONLINE初出時より変更され、特別編16と共に巻末に収録されている。
上記「基本情報」内の初出日は本編の更新予定日であったが、作画担当が新型コロナウイルスに感染したことに伴い更新を翌週に延期する措置を取っており、その代替として本話が無料公開された。また、原作担当はX(旧Twitter)で作画担当の件の報告および更新延期を予告する旨のポスト1)を8月4日に投稿している。
ガンガンONLINE初出時のアオリ文2)には「臨時掲載!次回本編再開!!」と記載されており、その通り次回の更新にて本編が再開された。単行本24巻の「あとがき」(2ページの描き下ろしまんが)には、作画担当の様子(新型コロナに感染した直後~発症から10日後)が原作担当とのやりとりを交えながら描写されている。
ガンガンONLINE初出時ではなつさんの髪の色が無色で描かれていたが、単行本24巻収録時に本来の髪の色へ修正されたことから彼女が髪の色を変えたわけではなく、スクリーントーンを貼り忘れたものと思われる。
サチがあごを出しながら発言していた理由は特別編10「それぞれの夏休み」のページを参照のこと。
本話でノリとマキは多少ギクシャクしても仲直りしたように見える。喪210(後編)「回転する時間の流れ」で元南ちゃんグループ4人組の罵り合いは「サチvsノリマキ」の二対一と捉えられるので、ノリマキコンビの再結成はサチへの対抗心からかもしれない。
黒木監督映画上映会の箸休めとして掲載された本話だが、よく見るとサチ・南さん/ゆり・真子がそれぞれのペアでふざけ合っているという構図になっている。20巻掲載で1年次のサチ・南さん・ゆり・真子の4人グループが扉絵となっている「喪191:モテないし“繰り返す”」、4人の各々との関係性が浮き彫りになったり新たな波紋が生まれたりした最近のエピソード、4人が1年初期に薄っぺらく歪で欠けたグループを組んでいたところが描かれた文化祭直前掲載の特別編21、そしてそこから沢山の変化と成長した部分と、成長できなかった部分を携えて文化祭当日に入った4人。彼女達の文化祭での邂逅はもうそこまで来てるのかもしれない。