モテないしそれぞれの舞台(後編)
収録巻 | 27巻 |
英題 | |
ページ数 | 12 |
初出 | 2025年3月13日(アプリ) |
黒木智子 成瀬優 里崎希心 加藤明日香 内笑美莉 優の友達(黒髪セミロング) 優の友達(明るいツインテール) 黒木智貴(きーちゃんの想像) 智子母(きーちゃんの想像)
「悪魔的発想」の続き。智子はきーちゃんの発言に不思議がったゆうちゃんにきーちゃんを紹介した。初対面だった二人は自己紹介を交わすが、そこに原幕組メンバーが次から次へと…。
一方、黒木智貴は姉を捜しに3年5組の教室を訪れたが、あいにく本人は不在だった。智貴は自身の存在に気付いた美馬サチ・吉田茉咲・田村ゆりに姉の行方を尋ねる。そして今江恵美はゆりからの情報がきっかけとなり、とある事実に気付いてしまう。
「サンドバック」の続き。教室を後にした智貴はきーちゃんと出会った。そして二人の視界の先にはマクゾーが…。
その頃、1年7組の教室では接客担当の平沢雫が来店客の男子生徒にSNSのIDを伝えようとしていた。クラスメイトが男子生徒に声掛けしたことで防がれたが、同じく来店客であるとある人物がその一部始終をじっと見つめていた…。
※上記各短編「登場人物」の項目を参照。
生ゆーちゃんいるし ワンセク(ハラ)かましたいけど(黒木智子)
もしくは私自身が黒木と成瀬優との出会いによって生まれた別の人格なのかもしれない…(内笑美莉)
ただまぁ あのバカ殴っていいのは自分だけなんで……(黒木智貴)
試合でちんちんにされた相手に 今度は自分の彼女がちんちんされそうな所を僕は黙って見ているだけなのか…(雫彼氏)
本ページの登場人物の項目には記載していないが、「悪魔的発想」にてゆうちゃんの友人(明るいツインテール)が顔イラストという形で加藤明日香の友人1)について言及しており、これまでの作中で絡みが見られなかった二人の関係性が窺える描写となっている。
智子は成瀬優を「ゆうちゃん」と呼んでいるが、「悪魔的発想」では「生ゆーちゃん」と呼んでいるシーンが存在する。また、うっちーも「成瀬優」とフルネームを口にしている様子が初めて描かれたことから直接呼んではいないものの、ゆうちゃんの氏名自体はきちんと認識していることがわかる。
「サンドバック」は「サンドバッグ」の誤記だと思われるが、本話が収録された単行本27巻でも修正されていない。
「気になる」に登場したマクゾーは絡んできた智貴に対して心の中でツッコミを入れていたが、中身の人物が誰なのかは明らかにされていない(風船を手にしていた描写から生徒会メンバーのうちの誰かだと思われる)。
「全方位ntr美少女」にて、雫の彼氏がGW中のエピソード(喪142「落ちる」)以来となる、約6年5ヶ月ぶり2)に再登場した。本話では彼の顔(目はアップのみ)が明らかとなり、前回の登場回では見られなかった雫と二人で会話しているシーンや黒木きょうだいとそれぞれ出会うシーンも描かれている。なお、本話が収録された単行本27巻では短編題の「ntr」(小文字)の箇所が「NTR」(大文字)に変更されており、本話の続きとなるエピソードも描き下ろされた。詳細は27巻おまけのページを参照されたい。
「全方位ntr(NTR)美少女」では雫の彼氏は智貴を「原幕の9番」と認識しているが、作中で智貴の背番号が「9」に変わったのはGW中の試合(喪141「苦手」・142「落ちる」)だったので、この時のことを指しているものと思われる。また、雫の彼氏のモノローグからGW中の試合は練習試合だったことが判明した。
「全方位ntr(NTR)美少女」では雫の彼氏が「ちんちん」というワードを口にしているシーンが存在するが、語彙から真っ先に思い浮かべることが多いだろうという意味ではなく、発言の文脈から「こてんぱん」や「けちょんけちょん」という意味合いで使用したことが考えられる。ただ、なぜこんな言い回しになったのかは不明。ちなみに「ちんちん」は本項目の内容と全く違う意味になる方言として使用されている地域が存在する。詳細は各自でご確認いただきたい。
GWのエピソード(喪142「落ちる」)での雫の彼氏はただベンチを温めているだけとも取れるような描かれ方をされていたが、雫には試合を見に来てくれと伝えており(喪142「落ちる」)、「全方位ntr(NTR)美少女」での彼のモノローグをふまえると何らかの形で試合に出場できたものの智貴の相手にならず、こてんぱんにやられてしまったために即ベンチへ下げられてしまったという可能性も考えられ、ベンチでうなだれていたのは智貴にやられた結果であることも窺える。いずれにせよ、レギュラー落ちしてしまった雫の彼氏の実力はお察しレベルだったであろうが…。