喪22
モテないし写真を撮る
基本情報
収録巻 | 3巻 |
英題 | I'm not popular, so I'll get my picture taken. |
あらすじ
プリクラを使えばかわいく取れるのではと考え成瀬優と智貴を誘うが、誘いに乗ってこないためひとり利用することになる。プリクラの指示にうまく従うことができず、散々なシートが出来上がる。これらを誘いに乗ってこなかった弟への嫌がらせに利用する。
登場人物
名言
いやいい(黒木智貴)
研究ノート
智貴の部屋のカレンダー?
智貴の部屋の壁には2か月分の月表カレンダーのようなものが飾られている。これがカレンダーだとすると、月の明示はないが、本喪話が2学期文化祭後の話であること、一方の月が30日で終わっていること、その月には2週連続で祝日か休日になっている同じ曜日があることから9月と10月のカレンダーだと分かる。それによると、9月17日と23日が祝日か休日で、18日と30日が平日になっていて、23日の六曜が先負、24日と30日が仏滅になっている。ところが、17・23・30日が同じ曜日になっているのはおかしく、正しくは16日が祝日か休日、17日が平日とならなければならない。そこから、印刷所がカレンダーとしてあってはならないミスを犯した欠陥品を智貴自身か黒木家の誰かが入手し、それを飾っていると考えられるが(この場合、9月17日(正しくは16日)が祝日か休日とされている点や六曜表記も疑わしくなり、23日の秋分さえ怪しくなる)、カレンダーを模したデザインのポスターか何かである可能性も考えられる。
ところで、これがかりにカレンダーであって祝日表示や六曜は正しいものとすると、上記条件に該当する年は9月16日が休日になりえる昭和48年(1973年)以降だと、昭和49年(1974年)が最初で次は令和15年(2033年)である。本作(私モテ)は昭和の話とは思えないので、そうすると智子の高校生活は最も早い場合でも令和15年から始まることになるが、欠陥カレンダーなので当てにならないし、繰り返すがただのポスターか何かの可能性もあって断定はできない(黒木智子の研究ノートも参照されたし)。